ラベル 海外事情 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 海外事情 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2018-11-20

2018インドネシアPartⅢ/O・B社会の中でA型チームが作ったステキな学校

ジョクジャカルタで見つけた"本当の学校"


今回のインドネシアの旅のもう一つの目的は、学校のリサーチでした。それは半年前のある日、「バリ島に"世界で一番素晴らしい学校"と言われているところがあるよ」と、知人から聞いたことに始まります。

早速インドネシアのホリィさんに聞いてみると、彼女もその学校については知っていると言います。
「そんなに有名になるほどいい学校なら、やはり見学しなくては…」

私は早速、ホリィさんに手配してもらうことに。すると、エヴァさんからも、一緒に見学したいとの申し出がありました。エヴァさんは、インドネシアの小さな町に血液型保育を取り入れた幼稚園を作りたい!という大きな夢を持っています。もちろん、それが実現したら私にとってもこんな素晴らしいことはありません。
そんな事で、私たちはバリ島のGreen Schoolを訪ねたのでした。


世界的に有名になっているだけに、各国からたくさんの人々が見学に訪れているようです。写真のように、校舎はすべて竹でできていて、別名「竹の学校」とも呼ばれています。学校は幼稚園から大学まですべて揃っており、少人数で授業が行われています。教室という閉ざされた部屋は無く、どの部屋も開放的で、黒板もありません。生徒たちは先生を囲んで輪になって、あぐらをかいたり、チョコレートをかじったり、寝そべったりもOKの、まったく自由な姿勢とスタイルで授業に参加しているのです。

そしてこの学校のもうひとつの理念はECO。自然に触れ、自然から学び、地球環境を大切にする心を育てていこうという試みです。温暖な陽気と、穏やかな人々が暮らす楽園バリ島の地にあって、とても美しい、まさに理想的な学校モデルと言えそうです。

ところが、難点があります。授業料が高すぎるのです。生徒たちは、恵まれている一部の家庭のお子さんたちばかり。インドネシアのバリ島にありながら、ヨーロッパやオーストラリアからの移住者らが半数以上を占めているようでした。これでは、現地の人々にとっては夢のまた夢となってしまいます。

エヴァさんと私は、少々テンションが下がり気味…。
「うわぁ~あんなステキなお家に住めたらいいな~~えー?10億円?そんなのハナから無理じゃん!」という時の気分と、同じかな…。

するとしばらくして、エヴァさんが言い出します。
「ジョクジャカルタに、貧乏の人が行く同じような学校があるよ」

何と、彼女はその学校のことを以前から知っていたというのです。
「見学できるかどうか、すぐに連絡をとって下さい!」
私は即座にそう言いました。

=======
そして、やってきました。
ジョクジャカルタにある、貧乏な人のための学校へ。そこは田んぼの真ん中にある、小さな小さな学園(ホームスクール)でした。
そんな小さな学園に、幼稚園から高校生までの生徒さんが通っています。授業が始まる前の子どもたちは、みんなそれぞれに遊んだり、本を読んだり、木登りしたり…。その一人一人の瞳はキラキラ輝いて、どの子もハニカミながらも優しい笑顔で私たちを迎えてくれています。

しばらくすると、学長さんがきました。A型の男性です。そして学長さんは、私たちに学校の説明をしてくれました。その理念や方針の内容は、まさに、私が思い描いている通りのもの!詳しい内容について、今回ここでは書ききれません(こちらの学校については、改めてご紹介すると思いますので…)が、何よりも私が共感したのは、『観察』を非常に大切にしているというところでした。

"自由に育てよ" ”個性を伸ばせよ”と、ずっと昔から言われてきてはいますが、だからと言って、自由奔放、野放しにして良いというわけではないはずです。子ども自身が自らの"個性"や"能力"に目覚めることができたら、子どもは自ら学んだり自制したり、理解したりすることができるのでは?そして、そのためには何が必要なのか、と考えたとき、『観察』すること…その力を身に着けることが、まず大切なのではないだろうか?『観察』する力が、物事の理解につながるのでは?そんなふうに、私は考えていたのです。そしてこの『観察』する力は、血液型人間学においても、非常に重要になってくるのです。

私はこの学園について、もっと詳しく知りたくなりました。エヴァさんの幼稚園作りの夢も、この学園をモデルにしてみることで、より実現の可能性が見えてきそうです。

学長さんのお話が終わるころ、この学園のオーナーだという女性が部屋に入ってきました。小柄のとても穏やかそうな女性です。血液型は学長と同じA型でした。O型とB型パワー全開のインドネシアの中で、子どもたちの教育を一生懸命考え、静かにひっそりと、小さな学園を運営していたのは、A型チームだったようです。

最後にオーナーが、この学園について書かれているという本をくださいました。
そして一言。
「この学園の基になっているのは、"窓ぎわのトットちゃん"なんですよ」

「え?そうなんですか?」
私はオーナーから出た意外な言葉に、驚きを隠せませんでした。窓ぎわのトットちゃんとは、黒柳徹子さんが通われた学校について書いた、有名なベストセラー本です。はるばるインドネシアの地で訪れた学校に、いたく感激していたら、何と、その原型は日本にあったというわけなのです。

私は日本に戻ると、早速、窓ぎわのとっとちゃんを取り寄せました。当時、あまりにも話題になった本なので、読んだ気もするのですが、何せ私はまだ二十歳前後。教育にそう関心があったわけではなく、一応手に取ってみた、というぐらいの記憶しかありません。

この本に出てくるのは、トモエ学園という小林宗作氏が創設した小学校。非常に自由な教育方針でリトミック教育法を実践したことでも知られているそうです。そして小林氏の教育もまた、『観察』を何より大事にしていたということが、本を読むとよく分かります。

それにしても、こんなにも子どものことを考えた方がおり、それを実現させた学校が、日本にあったという事実。それを、海を越えたインドネシアの地で、改めて知らされた私は、嬉しいのか?寂しいのか?もどかしいのか?何やら言いようのない複雑な気持ちです。

トモエ学園は、東京大空襲で焼失し、わずか8年しか運営することができず、その後も再校することは叶わなかったそうです。日本で、トモエ学園の教育を受け継ぐような学校は、以後、表れていないのでしょう。
ところが、海の向こうのインドネシアで、このトモエ学園の教育法を研究し、実に素晴らしい形で実現させている学園があるのです。

そうしてみると、日本には、世界のモデルになるような原型が、実はいろいろあったりすることが、多いような気がします。ところが、それが実際に活用され、花開くのは、海の向こうの地であったりするのです。インドネシアでエヴァさんの幼稚園が実現するなら、『血液型人間学』もまた、あるいはそうなるのかもしれません。

-------
愛を込めて。



2018インドネシアPartⅡ/先生たちの行動観察しました!

血液型的行動は先生方にもバッチリ表れました!


主催者プラノヲさんの計らいで、今回のイベントは全て血液型グループに別れて行って下さるという、本当にありがたい観察のチャンスをいただきました。

写真の奥から、O型(緑リボン)、AB型(黄色リボン)、B型(赤リボン)、A型(青リボン)の順で並んでいます。スタッフを兼ねている先生もいてメンバーが入れ替わるため人数は正確ではありませんが、各血液型のおよその分布は、O型14名、B型9名、A型8名、AB型4名ほどとなります。O型が一番多く、B型とA型は同じくらい、そしてAB型の順です。

さて、今回のイベントはペットボトルが主役。このペットボトルを利用して工作を作ろうということで、グループごとに2種類の課題で自由制作にとりかかりました。

O型グループは一致団結!ハートで埋め尽くした作品に!

こちらの写真はO型グループ。O型は人数が多いので2つのグループに分かれました。
こちらのグループはハートの形をたくさん作ってボトルにどんどん貼り付けています。どのグループより作業の取り掛かりが早いです。一人が直感的に行動を起こすと他のO型もすぐにそれに同調して一致団結します。もうひとつのO型グループも同じようなスピードでした。
普段は個性豊かで独自性を追求したがるO型ですが、グループでの作業や競争となると即座に団結できるのがO型チームなのです。




あれ?作業半ば頃になってきたら、なぜか輪の中にお菓子が出現~
私が半分冗談で「これは作品に使うのですか?」と聞きましたところ、「食べるんですよ~ハハハ~」と全員で大笑い。
とまあ、こんなところも、とってもO型さんらしいところです。




少し全体が見えにくいですが、ハートのボディーに羽をつけて蝶々になりました。
このO型グループ、最初は丁寧に作っていたのですが、だんだん他のグループが仕上がってきて時間が無いと感じたあたりから、一気に仕上げようとするあまり、少々最後が雑な感じでもったいない気が…。これはO型さんによくあることなのです。



見よ、A型ならではの作業の美しさ~

こちらはA型グループです。
2つ目のテーマでの作品ですが、何と、設計図が書かれています。他のグループはどこも試行錯誤で作品を仕上げている中、こんな段取りをしたのはA型さんたちだけでした。
しかも、作業場がいつもきれいに整っています。

ひとりがチョキチョキと折り紙を切ると、他の誰かがそのすりから片付けているという感じ。


他のグループは切り刻んだ折り紙が散らばっているのに、A型さんグループは作業が終わったとたんにゴミひとつ無い状態に!A型の仕事の美しさには脱帽ですね~

ただ、終了までに一番時間がかかっているのもA型でした。O型のように一番に仕上げようとして慌てるようなことはありません。こういう時のA型はマイペースにすら見えるほど自分の納得のいく手順で丁寧に進めます。これもA型グループの特徴ですね。

(写真は左がA型、右はB型の作業場です。)

打合せを全くしないでクリエイティブ度の高いモノが出来上がっちゃうB型



この観察が始まる前に、ホリィさん(B型)がこんな話をしてくれました。
ホ「B型は市川さんの言う通りホントに打合せしないですね~。私は従妹と妹の3人1組でバティックを作るコンテストに出ました。3人ともB型です。スタートして誰も何も言わずに自分の描きたい絵を布に3方から描き始めました。しばらくして私は言いました。"私たちは何を描こうとしてるんでしょう?"しかし、3人とも分かりません。だんだん時間が無くなりました。あと5分というところで、3人がそれぞれ勝手に描いた絵柄を見て、じゃあ、コレにしましょう。と、私がその中の一つに決めて、何とか一つの絵になるように工夫して完成させました。」
私「何を描こうか?という相談をまったくしなかったの?」
ホ「はい、まったくありませんでした」
それでも出来上がったものは、それらしくなったのだそうですから、何とも不思議。

そんな会話の後でのB型グループ観察です。
するとどうでしょう。ホリィさんの報告と同じ状況がここでも起こっています。
B型先生たちは、ひとりはボトルを四方八方から切り刻んでみたり、ひとりはボトルを潰してみたり…。それぞれが無言の中で勝手に試行錯誤を繰り返している様子です。「何作ろうか?」などという相談は一切行われておりません。他のグループはだんだん形になり始めていて、A型などは既に設計図が描かれているわけですから、何を作ろうとしているのかは一目瞭然。ところがB型グループだけは、上の写真のような状態で、何にも進んでおりません。さて、いったいどうなるのかしら?

と思いきや…。
いつの間にかこんな可愛いお魚さんが完成してしまいました。
グループのそれぞれが勝手にいろいろ作ってみる中で、その一人の作品がなかなか良く出来ている…そして最後の方で「あなたのそれにしよう!」ということになり、みんなで仕上げを手伝ったという経緯のようです。つまり、ホリィさんの経験と、まったく同じことが進行したというわけなのです。




そして面白いことに、作品としては一番クリエイティブ度が高いユニークな作品に仕上がっている気がするではありませんか!?

やはりAB型は中道を行く?

写真はAB型の創作作品です。
さてAB型は、どんな手順で作業を進めるのでしょうか?

これが実に面白いことに、A型とB型の各エッセンスを取り出したような作業手順だったのです。
まず、B型と違って全く話し合いがないということではなかったようです。
「何作る?」
「ちょっと作ってみるね」
「あ、そう。じゃあ、僕もアイディアあるからちょっと作ってみるね」
「ふんふん、なら、2つ作ってみて、よく出来た方を選んで出品しよう」
というような感じです。
AB型は4人いましたが、そのうちの2人がそれぞれ自分の作品を懸命に作り始めました。この時の2人は、すっかり自分の世界に入り込んで子どものように夢中~♪他の2人は「君たちに任せた!」とばかり、さっさと他のお手伝いに…。
そして結果、写真の彼の作品を出品することにしたというわけです。

==============
また、この作品作りで、プラノヲさんが1つの課題を出しました。それは、「ペットボトルを観察して思いついたワードを全て書き出して下さい!」というものです。
それにおいてもそれぞれの傾向が表れたのですが、まず、最もたくさんのワードを抽出したのはB型グループでした。「軽い」「透明」「音がする」「円柱」…etc。この、観たまんまを観察する能力というのはB型が得意とすることろで、これは右脳的思考によるものだと認識しています。またB型とは逆にAB型は、最もこれらワードの抽出が少なかったようです。こうした課題ではボギャブラリーが少なくなりがちなのはAB型にある傾向なのですが、おそらく複雑に考えすぎてしまうのではないかと予測します。分析が得意なAB型の一方にある弱点だとも言えます。
O型が面白かったのは、ボトルの観察とは関係のないワードが続出していたことです。「ハート」「愛」「可愛い」など、感情に付随するワードが多かったのもO型さんらしいです。


=============
いかがでしょうか?
それぞれの特徴が如実に表れていることが分るのではないでしょうか。これらの傾向は、子どもの観察でも、日本の数々の過去の観察においても、ほとんど同じ形で表れている内容です。
子どもも大人も同じ~♪国が違っても同じ~♪

そしてこうした現象を目のあたりにするたびに、「血液型体質、侮るなかれ!」と、私は心の中で呟いているのでした。
そして私は、考えざるを得ません。

例えばB型。そもそも「相談」とか「話し合い」とか、そうした集団行動では当たり前のことと考えられてきたことが、指導側の大人のB型先生でさえ、その感性を、実は持ち合わせていないというのが、この観察でも実証されているのです。だとすれば、現社会の多くのB型たちは、表面的にそのやり方に合わせているだけなのかもしれません。"合わせているだけ"の人生なんて、その本来の能力など、出せるはずもありません。
あるいは、このケースではたまたまB型が例にあがりましたが、他のタイプも、それぞれに仕方なく"合わせているだけ"の部分があるに違いないのです。

人間たちが、何れかの社会で、その枠に子どもを収めてしまおうとするならば、その子の本来の力はどれだけ削がれてしまうことか…。社会や集団としてまとまる必要があることも分かる。しかしだからといって、もしも真の能力の、その半分も出さずに生涯を終えていく人生が大多数となっているとしたら、それは個人の生命にとっても、社会にとっても、正しいことなのだろうか?

今回の旅には、実はもう一つの目的がありました。それは、エヴァさんの「インドネシアに幼稚園を作りたい!」という夢を実現させるための調査です。
私たちは、このイベントの後、ジョクジャカルタである学校を訪ねることになりました。そこで見た子どもたちの笑顔。その素晴らしい学校の原型とは!?
その報告は、後日掲載いたします。


-------
愛を込めて。

2018-11-07

2018インドネシアPartⅠ/O&Bパワー全開!

今年も行ってきました!INDONESIA


インドネシアの人々は写真を撮るのが大好きなのです!始めは数人で撮ろうとしていても、私も~私も~と、どんどん集まってきて、いつも結局こんな大人数で撮ることになってしまいます。

インドネシアでの啓蒙活動は、今回で5回目となります。
毎回行くたびに彼らのパワーに圧倒されているのですが、今回は、私自身がイベントに参加するという新たな挑戦をしてまいりました。

このイベントは写真の中央に写っている男性、プラノヲ(Pranowo)さんが主催しています。彼の血液型はB型。
プラノヲさんは幼稚園の先生方をトレーニングするため、数々のイベントを開催しています。幼稚園の先生方は、こうしたイベントでさまざまなゲームや歌や踊りを学び、自分の園に戻って子どもたちにそれらを教えることになります。

今回は、プラスチック削減活動を推進するイベントでもありました。
インドネシアは熱帯の国ですが、生水が飲めない上に2億人の人口を抱えているわけですから、ペットボトルの消費はものすごい量になります。ところがプラスチック再生処理やその意識がまだ追いついておらず、大きな環境問題にもなっているのです。そして小さな子どもたちにそうした意識を啓蒙するために、ペットボトルを利用した工作やゲームを提案しているのだということです。

とにかく、イベント大~好きなインドネシアの人々です。
先生方が、まるで幼稚園児のようにはしゃぎまくる楽しい輪の中に、私もすっかり巻き込まれてしまいました。
「イチカワさんは日本人なのに、みんなとイベントの全てに参加してパワフルですね~」
と褒められたのですが、私が写真を撮るために彼らに近づいていくと、「こっちへ来い~!」「あなたもやれ~」と引っ張り込まれ、結局すべて参加してしまったというのがホントのところ。
つまり、単にムードに流されたAB型のワタシだったというわけです。

O型とB型が集まると、誠に、にぎやかになるわけです。O型さんなどは、ピョンピョンとウサギさんが飛び跳ねてるような感じ!(オーバーじゃないよ)そういうムードが普通になると、A型さんのタガもはずれて素直にそれに同調します。すると、A型のサービス精神も加わって、一番騒いでいるのはA型さんだったりすることもあるのです。そしてクールなAB型でさえ、この流れに抗うことはできないのでしょう。
集団のムードというのは、血液型構成でも変わってきます。

とにかく楽しそう~♪
 

このペットボトルは椅子になります。
(最左からエヴァさん、ホリィさん…)
※今回、先生方の血液型観察も記録しましたので、後日の記事でご報告いたします。

2017-11-23

O型はやっぱりスキンシップが大好きな人たちだった!

O型と会うとなぜかハグしたくなる不思議!?

インドネシアの人々は写真撮影が大好きです。た~くさんの人たちと”フォト”を撮りましたwww

O型がスキンシップが好きだということは、能見正比古の研究以来、長年伝えてきたことです。
日本の子どもたちを観察していても、O型の子どもはホントに先生やお母さんにベタベタくっついている子が多いのです。
でも日本の場合、他国のようにスキンシップ的な挨拶の習慣がないせいか、大人になると表面はそれほど目立って感じないのですが、それでも聞いてみると、みなさん「はい、そうですよ」と肯定する人が多いのです。

インドネシアはO型の多い国。
そして南国ということもあって、人々は実に陽気でまんまる笑顔。
大人も子どもも、O型パワー中心に、誰もがスキンシップな友好関係を築いているように感じました。
行く先々で役所や会社なども訪問したのですが、それはそれはリラックスして仕事をしている雰囲気です。

写真は、突然の豪雨のため、仕事中の男性たちが雨宿りをしているところです。
皆が座っている細長い椅子らしきものは、スペースがたっぷりあるのですが、なぜか皆、一カ所にひっついて座っているんです。(いや、もっとこっちに座れば?みたいな…)
そして背中をくっつけて押し合ったりしながら、冗談を言い合って、ひたすら笑い転げています。
見ているだけで楽しそうでした。
人間観察目線で歩いていると、こんな風景が、あちこちに見受けられるんです。

今回、カリマンタン島へは、二度目の訪問です。
昨年会った方たちとの再会も、幾人かありました。
それで、改めてしみじみ思ったのですが、相手がO型だと、なぜか自然~とハグしたくなるんですね。
お互いに、目が合ったとたんに、ごく自然に、肩を抱き合うという、そういう挨拶になるのです。
ところが、同じこの地の人との再会でも、これが他の血液型だと、そういうわけでもないのです。

私はAB型です。AB型は本来、スキンシップがそれほど好きというわけでもありません。
私はたまたま他国の人々との交流が多かったせいもあり、割と気軽にする方かもしれませんが、それでも自ら進んで…というほどではなく、だいたいは、相手次第で相手のムードに合わせているところが多分にあります。すると、もうこれは、はっきりと、O型とO型以外では違う、というのが分かるのです。
相手がO型だと、なぜかしら…。お互い遠くから両手を広げ(自然とアクションまでオーバーになります)、まるで磁石にでも吸い寄せられるように抱き合い…感動の再会、となるわけです。

これはまったくのところ、O型魔法にかかったかのようです。(私が魔法にかかりやすいのかもしれませんが)
まあ、つまり、O型たちが、とても自然にスキンシップな人々なので、相手側も抵抗なく、それに馴染むことが出来るということなんでしょうね。

血液型特性の表れ方というのは、血液型の分布バランスと、その土地の気候風土などによって多少異なるところがあるだろうな、と思えます。
インドネシアの場合、O型多数にプラスして、この温暖で開放的な空気が、O型の大らかさを助長させているのかもしれないですね。

注)だからといって、O型が全員、ハグ好き、スキンシップ好きというわけではないのですよ。もちろん嫌がるO型さんだっているに違いないで、むやみに抱きつかないようにしてください。…www

2017-11-05

Terima Kashi ! インドネシア2017年 Vol.7

美しい島アンボン(Ambon)島にて


インドネシアは広いです。
世界最多の島々を抱え、人口は2億4千万で世界第4位。
その広域の東方にあるマルク諸島の端っこに、アンボン島という小さな島があります。
小さいけれど、インドネシア東部の最大の都市でもあるということです。

カリマンタン島でのゼミの旅が一段落しそうだったので、私はひとりで数日間、オラウータンのいるジャングルでリフレッシュ。そしてジャカルタに戻ることにしました。
当初、エヴァさんの故郷、トラジャなど、他に2カ所程の開催を予定していたようですが、準備が間に合わずにやむなくキャンセルになったといいます。
ところが、ホリさんが言います。
ホリ「イチカワさん、もしかしたらまだゼミがあるかもしれませんよ」
私「今から他を準備してるんですか?」
ホリ「はい、エヴァさん、さっき一生懸命に、電話で相談していましたから」

ということで決まったのが、アンボン市のゼミでした。
エヴァさんは、以前に一度、アンボン市でゼミをやったことがあるとのこと。そしてアンボン市の市長さんに交渉したらしく、市長さんが賛同して下さったので、話は一気に、トントン拍子に進んだようです。
そういうわけで、ゼミはアンボン市の主催で開催して下さいました。

左が市長さん。当日は出張でおりませんでしたがO型と聞きました。隣に映っているのが市長夫人(O型)で、彼女が仕切って下さいました。

およそ1週間前に決定し、数日前に日にちが確定したわけですが、日本では決してあり得ないスピードですよね。(笑)
アンボン島へは、ジャカルタから飛行機でおよそ3時間半。
市のスタッフらが迎えに来て下さり、夕食をしながらミーティング。

写真はアンボン島の名物料理だそうです。
葛湯みたいな感じですが触感がなかなかいいです。お皿に盛って魚介スープをかけて食べます。とても美味しかったですよ。


市が主催で呼びかけたとあって、1000人もの、幼稚園や小学校の先生方が集まりました。

この島は、昔は香辛料の島と呼ばれたそうで、オランダや中国など、他国の介入が多かったとのこと。そのせいでしょうか?他のインドネシア諸島に比べるとクリスチャンが多めですね。

今回の旅で、最後のゼミです。
少々疲れ気味の私でしたが、市長夫人やスタッフの温かい歓迎に心も和んだので、気合を入れなおしてテンションを上げることにしました。

ゼミでは、私が話すだけではありません。主催者の挨拶やエヴァさんの話など、いろいろな流れがあります。
ところが、インドネシア語の解らない私には、当然ですが、その流れがつかみづらいのです。
それで私は、ホリさんに聞きます。
「今、何を話してますか?」
するとホリさん
「ただの挨拶だけですよ」
と、実に…エヴァさんに負けず劣らずのB型っぷり。

私も、何もかもホリさんひとりに通訳させるのは申し訳ないという遠慮があったので、「まあ仕方ないか」と、これまでは諦めていたのですが、最後のゼミぐらいはしっかり締めたいところ。
「ただの挨拶でも、全部通訳して下さいね」
と念を押し、いちいちしつこく聞くことにしました。
AB型の私としては、やはり前後の流れがよく理解できた方が、その空気に入っていけるのです。
そういう感覚があまり無いB型ホリさん。
渋々顔で、やっとこさっとこ通訳してくれました。(笑)


O型の市長夫人。
颯爽として、とてもカッコイイ女性でした。
たった数日間の少ない会話の中でも、ポイントを外さないので人の気持ちをつかむのが実に上手いです。
さすが、O型姉御肌。

「血液型のことをよく知って子どもの教育にしっかり役立てて下さい」と、話してくれているそうです。



インドネシアの大きなイベントでは、最初に必ず、祈りの時間があります。
クリスチャンも多くいるアンボンでは、イスラム教と、キリスト教、両方の祈りがありました。(普通はイスラム教の祈りだけのようです)


エヴァさん。
彼女のスピーチは素晴らしいです。
何を話しているのかは分かりませんが、会場の盛り上げ方といい、話のリズムといい、なかなかのエンターティナーです。
皆さんいつも、エヴァさんの話に大爆笑!

ホリさんいわく
「エヴァさんの話はインドネシアの冗談が多いから通訳するのが難しいんです」
残念だけど、それは仕方ないですね。

後日、エヴァさんと笑いました。
「コメディアンになってテレビに出て、それで血液型の話をすれば、一気にインドネシア中に広がるね~」

アンボン島のゼミは、とてもいい感じで終わりました。
私としても、前後の流れをよ~く分かることができたので、安心して話すことができました。

やはり相手(B型)に、合わせてばかりではいけない、ということが、よく分かりました。(分かるのが遅い?)
その血液型なりの、自分なりの、最も適切で楽な"やり方"というのがあるものですよね。
相手とリズムを合わせながらも、自分のやり方で進む…。
これって、かなり難しいですね。
誰もが悩んでいるところだと思いますが、その最適なバランスを、見つけていきいたいところです。
今回の、私自身の反省と課題となりました。

アンボン市の皆様、本当にありがとうございました!

ジャカルタから日本へ帰国する日、ここアンボン市で大きな地震があったと知らされました。私たちがゼミを行った6日後の出来事です。会場はシティーモールで行われましたが、その天井が剥がれ落ちたと聞きました。日本ではニュースが伝わりにくいですが、おそらく今現在、大変な作業に追われていることと思います。市の皆さんのご無事を祈っております。


Terima Kashi ! インドネシア2017年 Vol.6

不思議!?わずか10分で血液型は人々に伝わる


バリクパパン(Barikpapan)は空港のあるシティ。
つまりカリマンタン島の玄関口です。
そのせいで外国人も多く滞在し、ムスリムムードもやや薄れるようです。
腕出し足出しファッションも、許される雰囲気があります。
洋食風のレストランもたくさんあり、カリマンタン島はどの店もアルコール類は一切置いていませんが、ここでは久しぶりにビールを飲むことができました。

ここでもゼミを行いました。
ゼミの前日に、市の文部省にご挨拶に連れて行かれました。
なぜか、エヴァさんは、いつも文部省へ行きたがります。(笑)
日本の感覚からすると文部省なんてオーバーな、と思ってしまうのですが、どうやらインドネシアはジャワ島などの中心地以外の離島では、政府と市民の密着度が強いようです。
すると、文部省から推薦してもらえば、先生方も「了解!」という感じで集まってくれるのだそうです。(文部省といっても、日本で言うなら市の教育課みたいな感じでしょうかね。)
そしてインドネシアは、日本に対して非常に友好的な国です。
建国記念日の国の儀式の際には、日本の国旗も掲げてくれるんですよ!
インドネシアの独立を日本が支援してくれたという歴史的認識があり、今でも義理堅く思ってくれているのです。
日本はイイ国、先進的でスマートで見習いたい国、というイメージが今でも根強くあるようです。(日本人は、こうした事情も少し知った方がいいですよね)
そういうわけで、”日本人が来るよ”というのは、結構アピールになるみたい。(私でいいのか?笑)

さて、文部省室の席に着いたとたん、いきなり話し始めるエヴァさん。

私: 「エヴァさんは何を話してるんですか?」
ホリ:「 明日のゼミに先生方を呼んでくださいと言ってます」
私: 「もしかして、彼女は今日初めて彼に会うの?」
ホリ:「 はい、そうですよ。だから彼は、"え?ゼミは明日?そんなに急に無理でしょう?"と言ってます」
私: 「そりゃそうでしょ、今日の明日は、さすがに無理なお願いでしょう~笑」

でもエヴァさん、「そこを何とかお願い〜!」という感じで、お願いポーズで省長に懇願している様子…。
そして突如、私からも何か話せとふってきました。
(オイオイ。何て言えばいいんだ?)
仕方ないので、研究について説明しました。(お願いはしないよ)


とまあ、いつものごとく、状況をあまり理解しないまま、事は進んでいきました。
しかし、省長さんもB型のせいでしょうか?
私たちの突然の訪問に、珍しさもあったからかもしれませんが、嫌な顔は少しも見せずに、エヴァさんの話も興味津々で聞いてくれています。

他にも省長の側近ら、A型男性とO型男性、A型女性が同席していましたが、エヴァさんの血液型の話をしばらく聞くうちに、話がだんだん盛り上がり始めます。

エヴァ「 だって、こうして座ってるのを見るだけでも分かるでしょ?A型の2人はきちんと座ってるけど、私なんかB型だから、ほら、全然違うでしょ?」

A型男性: (O型男性を指して…)「そうだね、私は彼のようにはたくさん発言しないよ。いつも静かだよ」

エヴァ:「私はO型の旦那と離婚しようと思っていたのよ。でも血液型の事を知って、O型の事が分かったから離婚しなくて済んだの。私の旦那、食べる事ばっかり考えてるの。それがO型の特徴だって分かって大笑いよ」

A型男性:「私の妻もそうだよ、毎日食べることばっかり考えてるよ(笑)私もO型の妻と問題あるよ(笑)イスラムは4人まで妻をもらえるから他の血液型とも結婚してみようかな」

私: 「4人なら丁度いいですね、全部の血液型の女性と結婚できますね」

A型男性「私の妻は毎日文句ばっかり言ってるよ」

私: 「O型の人は脳と口が直結してるから、思考に上ったことは口にしないと気が済まないのです」

A型男性:「そうでしょ。一度、黙ってろ!って怒ったことがあるよ。彼女は喋らないように我慢してたけど、すぐにストレスがたまって爆発しちゃったよ」

ホリ: 「省長さんはサッカープレイヤーだそうです」

私 :「ポジションはどこですか?」

省長:「 真ん中です」

私: 「ミドルプレイヤーはB型に合ってるんですよ」

O型男性: 「私はストライカーだよ!O型はそうでしょ?」

私:「 そうですね、O型はストライカーが得意です。そしてA型はゴールキーパーなどの守りのポジションで活躍しますよ」

A型男性:( ガッツポーズ!)

省長: 「さあ、皆んなで食事に行きましょう!カニの美味しいレストランにご案内しますよ」

そして、A型男性がスマホをいつまでもいじってるのを見て言います。

省長:「いつまでそれいじってるの?みんな待ってるんだよ」

A型: 「きちんと最後までやるから時間がかかるんですよ。私はA型ですよ」

手前から、A型女性、B型省長さん、O型男性。左からA型男性、エヴァさん、ホリさん。
皆、笑い転げてとっても楽しそうですね。


彼らは今初めて、血液型の話を聞いたんです。
エヴァさんが、血液型の説明をし始めてわずか十数分!
それでこの盛り上がりようです!

血液型は民族や国の違いに、あまり関係ありません。
人間共通の、ヒトの素材要素として、行動特徴に表れているからです。

とはいえ、特にカリマンタンの人々には、血液型の話がすぐにピンとくるようで、反応がものすごく早い気がします。
なぜでしょうか…。
ここの人々は、あるがままを受け止める素直な目が、失われていないのかもしれないですね。
それにやはり、4つの血液型が揃っていることは大切なことです。
彼らは既に、日々の暮らしの中で、人々の行動の違いを肌で感じています。
血液型は単にそれを確認するだけのことなのです。


美味しい蟹をご馳走になりました。
突然の訪問、誠に失礼いたしました。
そして、ありがとうございました。








Terima Kashi ! インドネシア2017年 Vol.5

カリマンタン島で一番大きな街サマリンダでA型&B型の最強コンビに遭遇!

サマリンダはカリマンタン島で最も賑やかな街です。
市街の中心には巨大なイスラムの聖堂があり、大きなモール、カラフルで立派な家々が建ち並びます。
この市の中心には海のようにも見える大きな川(マカハム川)が流れています。

ここでのゼミはB型プラノオ(ニックネームしか分からない)さんとA型ヘレンさんの、2人の協力で行われました。
彼らはビジネスパートナーだそうで、するとA型×B型の最強コンビということになりますね!
AとB、お互いの力を分かち合った時、非常に優れたプロジェクトが成し遂げられることは、日本においてもたくさんの成功例があります。
B型プラノオさんは幼稚園から大学までのさまざまな先生方のために、ユニークなコミュニティを作っていて、楽しいイベントをいろいろ開催しているということです。

ゼミの前日に2人がホテルに訪ねて来ました。
エヴァさんはサマリンダでのゼミの準備を、彼らに全て委ねていたらしく、電話でやりとりしただけだったということで、この時初めて彼らと会うといいます。
ところがプラノオさんとエブァさん、さすがB型同士ですね~挨拶もそこそこに、直ぐに意気投合した様子。
さっそく大いに話が盛り上がり(会話の中身は全然分からないけどね)、瞬く間に、その場は笑いの渦が広がってゆきます。

プラノオさんは言います。
「明日はたくさんの先生方が来るよ。だから学校は休みだよ!」

サンガタやベンガロンのゼミの時もそうだったらしいのですが、ゼミに先生方がみーんな来てしまうので、学校が休みになっちゃうのだそうです。そしてここでも、やはり学校はお休みになっちゃったんですね…。(恐縮です)

さてそして、ゼミの当日です。
B型プラノオさんの司会で始まったゼミは、何だかとっても楽しい雰囲気♪
そのうちに、みんなでカワイイ歌なんかを歌い始めています。
「エー」とか、「ベー」とか、「オー」とか歌ってるから、たぶん血液型の歌のような気がするんだけど、そんな歌がインドネシアにあるの、、??
みんなで指文字なんか作って、大合唱なんですけど、これはいったい何だろう?

隣のホリさんを見ると、一緒に楽しそーに歌ってるけど…どうやら状況を通訳してくれそうには、ない…かも?(笑)
よく分からないけど、とっても楽しそ~。笑笑
とりあえず皆んなを真似て、私もやってみました。

後になってようやく教えてもらったのですが(また後になってか?)、プラノオさんは、前日にエヴァさんと話したあとで、即興で替え歌を作ったのだそうです。
歌はインドネシアの人なら誰でも知っている歌なのだそうで、そこに上手く血液型を差し替えたようです。
ナンタラカタラでエー(A)♬
ナンタラカタラでオー(O)♬
みたいな感じです。
そしてついでに指文字も加えました。
歌の効果は絶大で、会場は見事に1つになり、大いに盛り上がったというわけです。

B型さん、即興アイデア得意です。
プラノオさんは100パーセントB型性を発揮してらっしゃるような方でした。
ゼミの後、「各血液型に合わせたゲームを考えてみるよ!」と言っていたそうです。
せひ、お願いします。楽しみですね!

プラノオ(Pranowo)さんの活動はFacebookで見ることができます。

写真の方が「Pranowo Pranowo Pranowose」(←リンク先です)トレーナーのB型さんです。

先生と子供たちが楽しめる面白いゲームなど、遊びながら学べるものなどを開発・創造して提供したりしているようですね。

右からA型ヘレさん、隣がB型プラノオさんです。

A型ヘレさんは、急遽決定したこのゼミをたった2週間でアレンジしたそうです。そしてゼミはなかなか良い感じで”大成功!”市の文部省長もしっかり同席しました。さすが~A型の仕事は抜かりないですね。


Terima Kashi ! インドネシア2017年 Vol.4

カワイイ園児たちに癒されました!


この旅で、私が何より楽しみにしていたのは子どもたちに出逢えることでした。
実際にはゆっくり観察したり、会話を交わしたりすることは、それほど多くは出来なかったのですが、何か所かの幼稚園を訪ねて、先生方ともお話することが出来ました。

●サンガタの幼稚園では、血液型グループに分かれて絵を描いてもらうなど、少しだけ行動実験を行ってくれました。
子どもたちが血液型別に座っています。
写真だと少し分かりにくいですが、指示待ちをしている間の子供たちの様子の違いをご覧ください。
O型です。
何となく動きたがっています。
笑ったり、隣の子とベタベタしたり、指示待ちの間も作業の間も、皆で輪になりたがるのが興味深かったです。

A型です。
皆、前をちゃんと向いて静かに座っていますね。
動きがほとんどありません。
何するの?っていう、ちょっぴり警戒する感じもあるのかな?
B型です。
O型グループのようにおしゃべりは多くありませんが、何となくキョロキョロしている感じでした。
B型先生の方がノリノリ?
1人、放浪する男子がいて、先生が何度も連れ戻しに行きました。
AB型です。
A型さんと同じように、ちゃんと前を向いて指示を待っています。
AB型の子は、このグループ分けには案外興味深々なんです。
なのでつまらなそうには見えないですよね。




●サンガタの別の幼稚園では、園長先生らにインタビューをしました。
エヴァさんから血液型のことを教えられて、数年前から子供たちと血液型の目を通して接するようになったといいます。
右が園長先生(A型)、左は園の男子先生(B
型)
園長先生は、血液型を知ってから、子どもたちと接するのが本当に楽になったし、面白くなったと言います。
私が「我々の研究を活用して下さって本当に嬉しいです」と伝えると、
「お礼を言いたいのは私の方です。本当に感謝しています」とおっしゃってくれました。(正比古先生と俊賢先生が喜んでいるわぁ…)
そして、一緒にインタビューに答えて下さったB型先生。
以前は、A型園長と少々不具合があったそうなのです。
しかし、血液型の事を理解したことで、お互い歩み寄ることが出来て、今は問題が無くなったのだと話してくれました。
私が適当な時間でインタビューを終わらせようとすると、「まだ話したいことがあります」と園長先生。
この血液型人間学を、本当に役立てて下さっているのだというのが、心から伝わってきました。(感謝~涙~)

●アンボンという市でも、いくつかの園や学校に子どもたちを訪ねる機会を下さいました。
インドネシアのスケジュールは、急に決まったり変更になったりします。
学校を訪ねるというのも、実は前日の夜に市長夫人が決定して下さったので、たぶん…「今日、行きますよ!準備して下さい!」って感じなんだと思うのです。
"市長夫人が日本人を連れて来る”ということで、きっと慌てて準備を整えてくれたことでしょう。
大変お騒がせ致しました…。
アンボン市の子どもたちは、血液型を調べていない子も多かったようです。
それで、その日のその場で、血液型検査を行ってくれちゃいました。(笑)

泣きわめいて拒否する子が1名おりました。
ホリさん「あの子は何型でしょう?」
私「あんなにオーバーに怖がるなんてO型かもね」
そしてやはり、O型でした。

B型とAB型の子たちは、”痛そう”という怖さより興味深々という感じで待っていました。
A型さんは、じっと耐えて指を差し出して、何とも健気な様子です。
他の学校では、「調べたよ~」ってことで、検査用紙を張り付けて皆で出迎えてくれました。
こういう歓迎の仕方って、うちの研究しかあり得ないですよね。
何だか、ほんとにユニークというか、感無量というか、しみじみ…。(笑)

子どもたち、先生方、皆々様、本当にありがとうございました!
TERIMA KASHI

2017-11-04

Terima Kashi ! インドネシア2017年 Vol.3

フルハウス!ベンガロン(Bengalon)&サンガタ(sangata)セミナー




ベンガロンはサンガタから北へ車で2時間ほどのところにある隣の市です。
朝7時にホテルを出発しましたが、途中でもう一台、別の車が合流し、誘導してくれるらしく、2台で目的地へ行くようです。
数日前の雨のせいだとかで、舗装されていない道はデコボコで、ぬかるんでいるので大変な悪道です。
少し走ると前の車が急に止まりました。
すると中から男性が2人出てきて、ぬかるんだ道をスタコラと歩いてこちらへ向かってきます。
私がとりあえず車のウィンドウを下すと、握手を求めて手を差し出してきました。
服装からすると、役所関係の人?
分からないけど、とにかく笑顔で握手!

「どなたですか?」と後部座席のホリさんに聞くと
「私も分からないんですよ、たぶん…文部省の人」と、頼りない返事のホリさん。

後で分かったことですが(出来れば始めから知りたかったですが)、この方はサンガタ市の文部省の省長殿。
彼が、ベンガロンとサンガタのゼミを全て仕切って下さったのだそうです。
そのおかげで、会場はフルハウス!
幼稚園から小学校や中学校などの、先生方がたくさん集まって下さいました。
省長さんは、またもやB型です。

それにしても、悪道をアトラクションさながらに走っている道中で窓越しに挨拶って…(笑)
きっと、早く挨拶しよう、顔を合わせとこう、って思って下さったのでしょうね。
その気持ちにはとっても嬉しくなりますけど、誰だか分からず握手して、しかもゼミの為に準備を取り仕切ってくれた省長殿だったと後から知った私としては、何だか申し訳ない気分です。
挨拶を避けたがるB型…。せっかちに挨拶するB型…。いずれにしてもB型さんの挨拶って、ヘンテコですよね。
ベンガロンでは850人もの先生方が集まって下さいました!

こんな素敵な民族ダンスで歓迎して下さいました!

サンガタでも会場にはたくさんの先生方集まりました。
こちらの男性が、その省長殿。
血液型の話をとても気に入って下さったようで、省長ご挨拶の時には、自分のB型についていろいろ楽しいお話をしてくれていたようです。(話の内容は分かりませんが、会場が盛り上がっていたのでたぶんそうだと思います。)

いつものように会場の皆さんに血液型を尋ねます。
「B型の人」というと、省長さんが真っ先に手を挙げて会場を盛り上げて下さいます。
ほんとにとっても陽気な方でした。

ありがとうございました!!
心の底から感謝しております。