ラベル スポーツ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル スポーツ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2022-02-09

2022冬季オリンピック~氷の祭典を血液型で観察してみる



冬のオリンピックが開催されています。

まずは日本代表選手たちの血液型データを、一部ですがご紹介します。

----------------------

◆フィギュアスケート

(男子)
羽生結弦(B型)
宇野昌磨(B型)
鍵山優真(O型)
補欠:三浦佳生A/友野一希B/三宅星南A

(女子)
坂本花織(B型)
樋口新葉(A型)
河辺愛菜(O型)
補欠:三原舞依A/宮原知子B/松生理乃B

(ペア)
三浦璃来(O型)
木原龍一(A型)

(アイスダンス)
小松原美里(B型)
小松原尊(O型)

◆スピードスケート
(男子)
新濱立也(A型)
森重航(?)
村上右磨(B型)
小島良太(?)
一戸誠太郎(B)
小田卓朗(A )
土屋良輔(AB)

(女子)
小平奈緒(A型)
高木美帆(O型)
郷亜里砂(A型)
佐藤綾乃(A型)
高木菜那(A 型)
押切美沙紀(O型)
小坂凛(O型)
堀川桃香(B型)

◆カーリング女子
(ロコ・ソラーレチーム)
藤澤五月(A型?)→(O型?)
吉田夕梨花(A型)
鈴木夕湖(O型)
吉田知那美(A型)
石崎琴美(B型)

----------------------

※今後の競技を観察しながら、コメントを書き加えていきたいと思います。


-----------------------------------

◎その後のご報告が遅くなってしまいましたが、選手たちの活躍をピックアップして以下にまとめます。


▶アイスホッケー女子

B型美女はアイスホッケーがお好き?


日本のアイスホッケーチームは不利な環境条件がありますし、まだまだ強くなれないというイメージがありましたが、今回の女子チームは想像以上に活躍してくれました。

興味深かったのは、B型率が異常に多かったことです。

血液型人数分布
O627.27%
A731.82%
B940.91%
AB00.00%
合計22100%
血液型不明の人数1

なんと、日本人平均から想定される倍の人数です。アイスホッケーは消耗が激しいために選手が次々と入れ替るのだそうですが、先行メンバーにはやはり強豪選手がスタンバイすることが多いらしく、すると、GK以外は100%B型という試合もありました。

さて、これはいったい…?それで、研究メンバーの意見などを聞きながらいろいろ考察してみました。

Q.B型はアイスホッケーを好むのか?あるいは得意なのか?

確かにB型は、一般的には少々珍しいような、マイナーなことに関心を持つことは多いのです。ただし、全国のアイスホッケーチームの構成をざっと見たところ、中にはO型が半数以上のチームなどもありましたので、全体象は見えませんでした。つまり今の段階では、アイスホッケー女子チームにB型が多いとは言い切れません。

Q.B型がアイスホッケー競技と同調する特性があるとすればどんなところが考えられるか?

スピード感が…でしょうか。B型は、音楽などでもリズムカルで速いスピードを好む傾向があります。ノリが良いのが好きなんですね。アイスホッケーのように目まぐるしく展開が速いのは、好みかもしれません。また、B型の物おじしない積極性なども、こうした激しいスポーツでは生かされそうです。

結論は、今大会の選抜チームにおいて、監督・コーチ陣が、積極的に得点できる選手を抜擢していったら、結果的にB型がこんなに多くなった、ということだと思います。チームワークより得点することを重視したんですね。(そもそもアイスホッケーとはそういう競技なのかもしれませんが。) ちなみに、GK3名の血液型はA型2名とO型1名した。この大会では特にA型GKが活躍したようです。これもまたA型らしい配置です。監督・コーチの選抜が、功を奏したということで、それが結果的に血液型の偏りとして現れていたということでしょう。

それにしても、アイスホッケー女子チーム、美人さんが多いのです。ヘルメットを被っているので競技中は一切お顔が見えないのですが、実は…!という感じであります。


▶カーリング女子

AOチームの明るい結束力で銀メダルを手にしたロコ・ソワーレ


チームのリストは前出してありますが、藤澤五月選手の血液型が公式にないのではっきりしません。しかしおそらく、A型とO型のチームであることは間違いないでしょう。

度々ご紹介しているように、目的が明確であるときのチームワークということに関しては、A型とO型はすばらしい結束力を発揮できます。そもそも”集団性”に対する観念に共通点があるので、合わせやすいのです。それに加えてロコ・ソワーレの場合、ミスがあっても、たとえ追い込まれていても、常に笑顔でポジティブにいようとする姿勢が、目に見えるカタチでも見えないカタチでも、非常に良く働いていると感じます。

A型スポーツ選手が、自分の弱点を克服しようとするとき、まず取り組むことはミスしたときの回復力でしょう。それが独りスポーツの場合、A型にとってそれなりの試練になりますが、こうしたチームの場合は、お互いの痛いところが分かり合えるので、「いいよ~」「大丈夫だよ~」と、上手くフォローし合うことができます。ロコ・ソワーレチームは、その術を身につけているんですね。


▶スピードスケート

O型エネルギーが全開だった高木美保選手のパワー

今大会の高木美保選手の活躍には驚きでした。
500m-銀メダル、1000m-金メダル、1500m-銀メダル、そしてパシュートにも出場して銀メダルを獲得しています。その他にも、6位入賞でしたが3000mにも出場したんですね。ひとりが5種目も出場したのは男女共に高木選手だけ。もしかすると日本史上初めてかもしれません。(過去に橋本聖子さん(B型)が4種目出場しました。)

なぜにこんなにパワフルなのか。O型だからと言ってしまったら、大へんにヒンシュクを買いそうですし、もちろんそう単純なことではありません。とはいえ、O型でなければ成し遂げられなかったもしれないな、というのは正直あります。

実際に、O型が他よりエネルギー代謝が旺盛であることは、生物学的にもある程度の割合でわかっています。つまり、その分ハードな運動にも対応できるということです。そしてまた、O型の筋肉の質にも関係していると考えています。O型の筋肉なら、耐えられるということを証明したのではないでしょうか。

おそらくA型やAB型の硬くなりやすい筋肉では、何種目も出場するのは不可能でしょう。今回は残念ながら良い結果を出せなかった小平奈緒選手(A型)ですが、しかし小平選手はものすごい頑張り屋さんで、現在のスピードスケート女子界を引っ張ってきたともいえる存在です。そんな小平選手でさえ出場種目は最小限にしています。


▶スノーボード

宙を舞うのは怖いもの知らずのO型とB型?


スノーボードというと、わたしぐらいの世代にとっては、”若者の好む遊び”というイメージが離れません。観ていてもとにかく楽しそうで、「若かったらなあ、やってみたかったなあ」なんて思ってしまうのは、わたしだけでしょうか。かといって、AB型のわたしにとって体質的に耐えられるかどうかは、分からないところでもあります。

今大会に出場した選手たちのリストを見ると、血液型が判らない選手も2割ほどいるので正確なところはいえませんが、A型が案外多くいます。ところが成績の良かった選手は、O型とB型でした。

村瀬 心椛 B型 銅メダル(ビッグエア)
富田せな O型 銅メダル(ハーフパイプ)
平野歩夢 O型 金メダル(ハーフパイプ)

技術的に益々高度になっている現在、空中で体を回転させる動作が多くなっています。すると体のバネ(この表現は正しくないかもしれませんが)が良く効く必要性を感じます。あるいは柔軟度もあった方が良さそうです。するとやはり、O型やB型の体質の方が力を発揮しやすい気がします。

定められた距離の中で得点をとれるパフォーマンスを見せていかなければならないので、どのようなパフォーマンス構成にするかも大事になってくるようです。O型の平野歩夢選手は、その場の競技の成り行きをみながら構成を組み立てることが出来るのだそうで、そこはO型の勝負師性を発揮できるところだと思います。今大会の平野選手の挑戦は、とても素晴らしかったです。


▶スキージャンプ

”形”の美しさを競うなら、A型に敵うものはいない!

ヨーロッパ諸国に比べたら温暖な気候の日本において、冬のスポーツが活性するのは少々不利というもの。しかしそれに風穴をあけてくれたのがスキージャンプでした。時は1972年の札幌オリンピック。笠谷幸生選手を始めとする日本選手たちが、金、銀、銅をみごとに獲得し、日本中が大喜びをしたのを覚えています。(残念ながら、選手たちの血液型が不明です。)

そのせいで、日本が積雪に不利な条件は変わらないにも関わらず、やけに期待してしまうことろがありました。しかし以後はあまり活躍できずにいたわけですが、1998年の船木和喜選手が久しぶりに金メダルを獲得し、今回は24年ぶりの金メダルを手にしたことになります。

小林 陵侑(A型)ノーマヒル(金メダル)、ラージヒル(銀メダル)

スキージャンプは、飛距離と形の美しさ、2点で競うことになります。とてもシンプルな競技なので、練習には本当に、根気が必要だと思います。そして形の美しさを追求するとしたら、A型に適う者はいないのではないでしょうか。日常生活の中の普通の人々の中でも、A型の動作や振る舞いの美しさは際立っているように思います。




ー*-*-*-*-*-*

【関連動画】

・(2018年)平昌オリンピックを血液型であれこれ~フィギュアスケート







2021-08-11

【2020東京オリンピック】58個のメダルおめでとう!そして東京オリンピックを血液型的に総括してみた!

 

日本史上最多のメダル獲得!!選手たちありがとう!

昨年からの一年延期に加え、今年になっても世界的パンデミックが収まらず、一時は開催を危ぶまれていた東京オリンピック。誰のせいとは言えませんが、右往左往の渦中におかれた選手たちの心情を思うと、もっと最善の進め方があったのでは?と思ってしまいました。

そうであるにも関わらず、選手たちは、本当に力を尽くして下さいました。選手たちは「自分たちが一生懸命頑張ることで、大会を開催して良かったと日本の人々に思ってもらわなければ」という、悲壮感さえあったのではないかと察します。そんなプレッシャーの中で、こんなに頑張ってくれたことに、深く感謝したいと思います。

とにもかくにも、大きなアクシデントもなく、無事に終えた東京オリンピック。まずは安堵したいところ。そして、今大会を振り返りながら、血液型視点で気づいたことのいくつかを、ご紹介していきたいと思います。


メダル獲得者を見れば、相変わらず多いのはB型!?


過去のオリンピックでも、このブログや他のメディアなどで取り上げてきましたが、オリンピックのメダル獲得者は、毎回と言っていいほど、B型選手が多いのです。ただ、全ての選手の血液型が公開されているわけではないので、正確な数値を示すことはできません。とはいえ、B型は、日本人の2割ほどであることを考えると、やはりメダル獲得者はB型の独壇場といっても良さそうなのです。

(*1)血液型別メダル獲得延べ数
O11
A8
B13
AB3
延べ合計数35
*血液型判明者の人数34名
*血液型不明の人数18名

上記のとおり、B型が4割を占めております。また、個人競技とダブルスにおける金メダル数においても、【O型=5個、A型=3個、B型=6個、AB型=2個】ということで、B型が最も多く取得しています。

大舞台においてのB型は、緊張して硬くなってしまうということが、本当に少ないのです。もちろん、B型が緊張しないということではなく、あくまでも他のタイプとの比較において言えることです。そしてそれは精神論的なこと以前のものであり、体質的に硬くなりにくいといっていいかもしれないのです。

またB型の、周囲の動向をあまり気にしないでいられる、マイペースさや、楽観性というのも起因するのでしょう。B型たちは、大舞台になるほど、「よし、やってやるぞ」という気持ちの勢いが高まり、そのプレッシャーに緊張するより、むしろ気分が乗ってワクワクしてくるという、他のタイプからすれば、大へん羨ましい性質を持っているのです。

B型アスリートたちに聞いてみたら、それは言い過ぎで、「いや、すごく緊張してるよ」というかもしれません。それでも、他のタイプのアスリートたちは、充分に練習を積み上げてきていながら、気持ちとは裏腹に、体が練習どおりに動かなくなってしまう人が多いに違いないのです。

なぜB型が、世界舞台にこれほど強いのか?という、これらのことについては、さまざまなところで、既に何度も何度も、言及してきました。しかしこのように、ほとんど例外がないほど、お決まりの結果を幾度も見せつけられてしまうと、研究者としては、深く考えさせられてしまいます。人間の進化を考える上で、私たちはB型から、何かを学ばなければならないのかもしれません。


【B型メダル獲得者】*個人及びダブルス競技のみ
安藤美希子/ウェイトリフティング(銅メダル)
荒賀龍太郎/空手(銅メダル)
大橋悠依/競泳400個人メ・金メダル)(200個人メ金・メダル)
本多灯/競泳(銀メダル)
阿部詩/柔道(金メダル)
廣田尚里/柔道(金メダル))
野中生萌/スポーツクライミング(銀メダル)
野口啓代/スポーツクライミング(銅メダル))
水谷隼/卓球(ダブルス・金メダル)
渡辺勇大/バドミントン(ダブルス・銅メダル)
東野 有紗/バトミントン(ダブルス・銅メダル)
池田尚希/上(競歩・銀メダル)



観客が居ないと燃えないB型!反対に落ち着いてプレーできるA型!


今大会で、最も残念なことだったのは、無観客だったということです。本来なら、日本中、世界中から人々が集まり、会場は拍手と声援で熱気に包まれるはずだったのは、いうまでもありません。

私は、観客のいないガランとした会場風景をテレビで観ながら、ふと頭をよぎったあることに、つい笑ってしまいました。
「もしかしたら、観客の声援がないことで気持ちが盛り上がらず、成果を出せないB型選手が出てくるのではないかしら?」

そして実際、少なからずそんなB型選手がいたに違いないと、密かに思っているのです。もちろんB型本人は、「どうして気持ちが盛り上がらなかったんだろう?」と、自分の不調の原因が分からなかったとは思うのですが。

これにはちょっと、名前をあげるのを恐縮しますが、たとえば、ゴルフの松山英樹選手(B型)は、今年の春、アジア人で初めてのマスターズ・トーナメントで優勝しました。彼は何かのインタビューで、「観客が多いほど気持ちが盛り上がる」と話していたことがあります。

これまでも、B型ゴルファーたちから似たような話をよく聞いています。あるB型ゴルファーは、ギャラリーたちの声援で気分を盛り上げたり、ミスしても冗談を言い合うことで気分転換したりしているのだそうです。しかし今大会のオリンピックは、まるで練習のときのように、淡々とした雰囲気であったことでしょう。すると今回、メダルを逃した松山プロ。気分の方は、今ひとつだったのかもしれません。

そしてもうひとつ興味深いのは、一方の女子ゴルフで見事に銀メダルを獲得した稲見萌寧選手です。彼女はA型です。稲見選手は、2018年にプロ転向したばかりで、コロナ禍の影響もあり、まだ経験の浅い選手でもありますが、これまで以上の落ち着きで、非常に良いプレーが出来たのではないかと思います。

稲見プロは、自分について「究極に追い込まれると力を発揮するタイプ」と言っていたのですが、それはとても、A型らしい持ち味でもあります。A型は、最後の最後に開き直ることで、いつも以上の力を発揮することができるのです。そんなA型ゴルファーからしばしば聞くことは、B型とは反対に、「ギャラリーの声が気になって集中できない」ということなのです。A型の人は、神経のアンテナが八方に広がっているせいで、いろいろなものをキャッチしてしまうのでしょう。

ところが今大会は、そうした余分な雑音が入らなかったはず。稲見プロは、自分自身と静かに向き合いながら平常心を保ち、「清水の舞台から飛び降りる」気持ちで開き直ることができ、自分らしいプレーできたのかもしれません。あくまで私の、血液型視点で眺めた憶測にすぎませんが、A型とB型の正反対の性質が、あらわになったようで、とても興味深く思ったのでした。

【A型メダル獲得者】*個人及びダブルス競技のみ
稲見 萌寧/ゴルフ(銀メダル)
五十嵐カノア/サーフィン(銀メダル)
永瀬貴規/柔道(金メダル)
ウルフアロン/柔道(金メダル)
素根輝/柔道(金メダル)
芳田司/柔道(銅メダル)
中山楓奈/スケートボード(銅メダル)
萱 和磨/体操(あんま・銅メダル)


格闘技ならパワフルなO型がやっぱり頼りになる!


O型が、自分の有り余るエネルギーを何に向けるかは、そのO型によってそれぞれですが、肉体的に恵まれたO型なら、それがスポーツに向かうことはごく自然なことに思えます。したがって、スポーツ界で活躍するO型は多いのですが、中で最も活躍するのは、格闘技のようです。

相手と向かい合い、勝つか負けるかの白黒がはっきりした一対一の勝負。O型は、目標や目的が明確であるほど、集中力を高めることができるのです。

以下は、今回、個人競技においてメダルを獲得したO型選手たちです。

【O型メダル獲得者】*個人及びダブルス競技のみ
喜友名諒/空手(形・金メダル)
阿部一二三/柔道(金メダル)
大野将平/柔道(金メダル)
新井千鶴/柔道(金メダル)
渡名喜風南/柔道(銀メダル)
乙黒拓斗/レスリング(金メダル)
開心那/スケートボード(銀メダル)
村上菜愛/体操ゆか(銅メダル)
伊藤美誠/卓球(個人・銅メダル)(ダブルス・金メダル)
梶原悠未/自転車(銀メダル)

格闘技系の競技で活躍した選手たちは、他の血液型もたくさんおります。特に柔道界は、ほとんどの選手が勝利したという快挙でした。また、同じように活躍が目覚ましかったレスリングにおいては、血液型不明者が多いので、データとして示すことができません。それでも、上記にあがったO型選手はいずれも、技だけでなくパワーを備えた選手たちであることが伺えます。

ただ、O型選手たちは、その集中力の高さやエネルギーの大きさを考えれば、本当は、もっと活躍できるのではないだろうか?という思いが、実はあります。その起因は、以前からずっと言及しているように、O型が、場所や雰囲気に慣れるのに少し時間がかかり、初体験に弱さを持つところがあるせいかもしれません。


勝負に執着できないAB型は巧みな技でそれを補う!


そもそも、B型より更に少数派であるAB型です。スポーツの大舞台でAB型選手を見かけることは、とても少なくなります。しかもAB型はその性質からして、勝負に徹底して執着するということが難しいのです。そんな中で時々、異彩を放つスマートな選手が出現することがあります。そうしたAB型のほとんどは、その恵まれた身体能力に加えて、巧みな技や優れたバランス感覚、あるいは素早い分析力などで、その地位を獲得しています。

今回の大会で勝利したAB型選手も、そろってそのような選手だったと言って良さそうです。各選手に対する一般の評価を見ても、それが一目瞭然です。

【AB型メダル獲得者】*個人及びダブルス競技のみ
高藤直寿/柔道(金メダル)※多彩な技と変幻自在な柔道が持ち味。
清水希容/空手(形・銀メダル※美しさとスピードが強み。
堀米雄斗/スケートボード(金メダル)※ボディバランスが良く、ボードさばきが巧い。

近年、スポーツ界の各分野は、益々レベルが向上していますが、そういう中で、肉体的な鍛錬や精神論だけでは、対応しきれない面があるでしょう。そうなったとき、AB型の活躍の場は、増えてくるのかもしれません。


そしてアスリートから私たちが学べること


スポーツ観戦が好きな人たちは多いでしょう。けれど、ただカッコイイから、スカッとするからという、娯楽的な楽しみだけで終わらせてしまうのは、もったいない気がします。「人間学」としてアスリートたちを眺めたとき、彼らほど、自分の肉体や精神と真摯に向き合い、その進化に励んでいる人々は、居ないだろうという気がするのです。

私たちの多くは日々、生活の豊かさや安定した暮らし、ややこしい人間関係など、自分自身のこととは離れた外界のことに、多くの時間を費やしているのではないでしょうか。しかし彼らアスリートたちは、自分自身と向き合うことに、たくさんの時間と知力や体力を使っているのです。そうして磨かれた自分自身の全てを、赤裸々にといっていいくらい、惜しみなく私たちに披露してくれています。

そして血液型を通して眺めれば、いかに鍛え抜かれたアスリートといえども、それぞれの『基質』があっての心身であり、それらをどう克服し、どう生かすかという工夫を凝らしているのが垣間見えます。彼らが見せてくれているのは、肉体を持つ人間としての、私たち人類の可能性であり、彼らはそれを体現してくれているのでしょう。

そんな彼らに、深く感謝しながら、更なる活躍を楽しみにしたいと思います。


==========


2021-08-09

【2020東京オリンピック】日本史上初のメダルを獲得した女子バスケの立役者はA型たちだった!

 


バスケットチームにA型が多いのには理由がある!


バスケットボールというのは、学校の体育種目にもなっているので、多くの人が、一度はこのスポーツを体験したことがあるでしょう。とはいえ、日本のチームが世界の中で対等に戦えるなど、私の学生時代は、夢のまた夢だったように思います。

第一のハンディは、身長がどうしても足らなすぎるのです。最近は日本人選手も大きくなったとはいえ、欧米諸国の強豪たちは、175~200cmという高さがあり、それに比べて日本選手たちは、現在においても160~185cmという、身体的な違いがあるのです。

それでもここ10年ぐらいは、アニメの影響にも助けられてか、若者たちにバスケケットブーブームが巻き起こるのと相まって、選手たちの力も徐々についてきたということらしいのです。とはいえ、メダル獲得までに進化しているとは、思いもよりませんでした。お見事ですね!!

今大会のバスケット選手たちのリストを眺めていて興味深かったのは、A型選手がとても多いことでした。多くのチームスポーツでは…もちろん、日本の場合に限りますが、血液型分布の大きな偏りは少なと言いながらも、O型選手がやや多めになることが多くなります。そもそもA型とO型はチームスポーツを好むのですが、大会に選抜されるとなると、パワーや勢いのあるO型選手が選出されることが多くなるからでしょう。

今大会のバスケットチームの血液型構成をご紹介します。

(男子チーム)合計12名
O=2名 A=6名 B=1名 AB=2名 不明=1名

(女子チーム)合計12名
O=3名 A=5名 B=1名 AB=3名 不明=0名


さて、その理由は?
もちろん、バスケットボールを理解している方にとっては、当然のことかもしれませんが、得点能力の高い選手、つまりシュートの確実さが、最も求められるからですね。

そうであるならA型選手が多くなるのは、しごく納得できることです。どんなスポーツ競技でも、スポーツに限らずどんな技においても、”正確さ”において最も秀でるのは、A型が多くなるのです。

今大会で銀メダルを手にした女子チーム選手の得点順位は以下のようになります。

(全試合総合得点)
1.高田真希(A型) 84点
2.宮沢夕貴(AB型)69点
3.林咲希(A型)  68点
4.赤穂ひまわり(O型)56点
5.町田瑠唯(A型)43点

AB型の宮沢選手も頑張りました。AB型もまた、A型に準じてシュートの巧さがあるのかもしれませんね。ただAB型の場合は、正確さや確実性を追求するというより、技術的な巧さの方が際立つように思います。


日本バスケットチームの更なる躍進のためには?


もう一方の、男子チームについても考えてみたいと思います。今大会は、健闘したとはいえ、残念ながら全試合敗戦となってしまいました。男子選手は女子選手より、更に体力的な差が大きくありそうな気がします。するとやはり、シュートの正確さだけでは足らず、パワーもアップしなければならないということかもしれません。

あるいは、パワーだけに焦点をあてるのではなく、もっと別の、パワーに対抗できるような方法もあるのかもしれません。日本には、O型、A型、B型、AB型という、異なる特性を備えた選手たちがいます。それは、他の国にはあまり見られない、特殊な多様性でもあります。こうした日本ならではのチーム特性や、各タイプの持ち味を研究し、実践することができたなら、新しい道が開けるのかもしれません。


================






2021-08-08

【2020東京オリンピック】新競技で活躍したB型ウーマンたち~スポーツクライミング


スポーツクライミングはB型に向いている?


今大会から競技に加えられたスポーツクライミング。その起源は、ヨーロッパ諸国では古くから盛んな、ロッククライミングを競技化したものです。山の多い日本でも、案外、愛好家は多かったのだそうです。そして10年ほど前から、オリンピック競技に加えられることが検討されていたそうですが、なかなか決まらず、ようやく今回の大会に登場したということです。

しかし、自然の山岳を登るシーンは映像などで見かけるものの、それを人工的壁面で競技化するとなると、いったいどんな状況になるのやら、興味深々ですね。しかも、日本選手たちは、これまでの世界選手権で立派な成績を残しているらしく、メダルを期待されているのだと聞きました。そこで、選手たちの血液型を見てみると…。

楢󠄀﨑智亜(男子)B型
原田海 (男子)不明
野口啓代(女子)B型
野中生萌(女子)B型

なんとまあ、血液型不明の原田選手をのぞいて、みなさんB型だということが分りました。

もともと、新しいことや、まだ誰もやっていないことが好きなB型とはいえ、日本代表選手にまでなるには、それだけの資質や技術力が備わっていなければならないわけで、にも関わらず、これだけB型が揃ってしまうとなると、私としては理由を考えざるを得ません。

そんなわけで、いったいどんなふうに競技が進められるのか、じっくり観察することに致ししました。

さてさて、競技舞台に備えられた壁を見るなり、フツウの人なら、これは無理だと降参するのではないでしょうか。それは壁の角度です。それがさぞ急斜面であろうことは容易に想像できますが、それどころか、鋭角に倒れ込むような角度で設置されているのですから。しかも、足や手の置き場となるホールドの間隔はかなり長めにとってあり、それらの難題をこなしていくには、飛び跳ねたり、ぶら下がったりしなければ進むことができそうにありません。

解説者の説明によると、このスポーツクライミングに必要な能力というのは、次のようなものがあるようです。

◎体の柔軟性
距離のあるホールドをつかんでいくためには、足を広く開脚したり、無理な姿勢をとらなければならないため。

◎腕力や指の強さ
持ちづらい形や滑りやすい造形などのホールドをつかんだりぶら下がったりする必要があり、また、その状態を保持しなければならないため。

◎柔軟な発想力
頂上までどのようなルートで登るかは、途中の決められたポイントを保持していきさえすれば自由です。選手たちの柔軟な対応が求められるのです。


これらを考えると、体と発想力の柔軟性という点では、B型の性質が大いに生かされるように思います。また、そもそも無理難題な課題を与えられているため、時間内に全てを達成できる選手は少ないらしく、自分の体力と相談しながら、適度なところでの諦めも必要になってくるようです。そうした割きりの良さや楽観性なども、B型には向いている競技かもしれません。


そしてみごと銀メダルを手にしたB型女子選手たち!



結果は、みなさん既にご存知のように、野口選手、野中選手のお2人がメダルを手にしました。

金メダル (スロベニア) ヤンヤ・ガルンブレト(Garibret Janja)
銀メダル (日本) 野口啓代
銅メダル (日本) 野中生萌

金メダルは逃したものの、日本勢2人がメダルに輝くとは、何と素晴らしいことでしょう!

今回のオリンピックを皮切りに、スポーツクライミングは益々進化していゆくことでしょう。野口選手は、この大会を最後に引退を表明されています。おそらく、今後は野口選手を追いかける若者たちが増えて来るに違いありません。その時の、選手たちの血液型にも注目していきたいと思います。


===========

【2020東京オリンピック】の関連記事

なでしこジャパンの血液型分布がスゴイ!

新競技で活躍したB型ウーマンたち~スポーツクライミング

日本史上初のメダルを獲得した女子バスケの立役者はA型たちだった!

58個のメダルおめでとう!そして東京オリンピックを血液型的に総括してみた!




2021-07-22

【2020東京オリンピック】なでしこジャパンの血液型分布がスゴイ!


A型高倉監督の大胆な挑戦


東京オリンピックが(どうにか…)始まりました!

血液型データと合わせて選手の活躍ぶりを観察していきたいと思います。初日の7月21日は、女子サッカーと女子ソフトボールが行われました。

=・=・=・=・=・=・=・=・=・

『なでしこジャパン』メンバー

高倉 麻子       A 監督

池田 咲紀子     GK
山下 杏也加    B GK
清水 梨紗       A DF
熊谷 紗希       A DF
南  萌華              DF
北村 菜々美    B DF
宝田 沙織              DF
宮川 麻都       B DF
中島 依美       O MF
三浦 成美       B MF
塩越 柚歩       A MF
長谷川 唯       B MF
杉田 妃和       O MF
遠藤 純          B MF
菅沢 優衣香    O FW
岩渕 真奈       O FW
田中 美南       AB FW
籾木 結花       O FW

合計18名
O型=5/A型=3/B型=6/AB型=1
不明=3

(バックアップメンバー)
平尾知佳(A)、林穂之香(?)、三宅史織(A)、木下桃香(A)

=・=・=・=・=・=・=・=・=・

B型が非常に多いですね。チームスポーツでは、A型とO型を中心にした方がまとまりやすいというのが血液型理論では定説です。ここ一番で活躍できるB型選手はとても重要ですが、果たして、これだけ多いとなると、どのような展開になるのでしょう。注目していきたいところです。

また、高倉麻子監督はA型です。A型から見るB型とは、A型的な一般常識からは逸脱することも多く、理解しずらい反面、その意外性や奔放さには、一種の憧れや期待があります。高倉監督、なかなかの太っ腹?大きな賭けに出たようですね。

(記:7月21日)

=・=・=・=・=・=・=・=・=・


準々決勝で敗退、残念!


試合結果は以下のようになりました。

【試合結果】

●一次ラウンド対カナダ

対 カナダ 引分け(1 - 1)/得点(岩渕)
対 イギリス 負(0 - 1)/得点なし
対 チリ 勝(1 - 0)/得点(田中)

●準々決勝

対 スウェーデン 負(1 - 3)/得点(田中)


総合的に得点が少なかったですね。3得点のうち、2得点はAB型の田中美南選手でした。

日本女子サッカーでは、少数派AB型の活躍も目立ちます。引退された澤穂希さんもAB型でした。澤さんは、米国滞在中に、彼ら(欧米諸国)のスタミナに対抗するには技術力を磨くしかないと考え、俊敏性や分析力、技巧など、AB型ならではの強みを磨いたようです。そんな、澤さんならではの技術力が、後輩に引き継がれているのかもしれません。

とはいえ、今回は残念な結果になってしまいました。B型選手たちの活躍はあまり見られなかったのかな。どうやら高倉監督のイメージ通りに、試合は進まなかったようです。

優秀なB型選手は、「ここぞ!」という時に、期待通りに活躍してくれることがよくあります。ところがそんなB型が、どうも気分が乗らずに活躍できない状況というのが、実はあるのです。その秘密は、以降の記事でご紹介していきたいと思います。

引き続き、オリンピックを追いかけてゆきましょう。


=・=・=・=・=・=・=・=・=・

【2020東京オリンピック】の関連記事

なでしこジャパンの血液型分布がスゴイ!

新競技で活躍したB型ウーマンたち~スポーツクライミング

日本史上初のメダルを獲得した女子バスケの立役者はA型たちだった!

58個のメダルおめでとう!そして東京オリンピックを血液型的に総括してみた!

2021-05-02

祝!松山英樹プロ、”初めて物語”にまたしても名を連ねたB型ヒーロー


ゴルフとB型と”初めて物語”


長引くコロナ騒動のおかげで、ど~んよりしている日本でありますが、先月は、久しぶりのわくわくニュースが飛び込んできましたね。

日本人初、アジア人初の、マスターズ優勝!松山英樹プロ、おめでとうございます。
(*マスターズ=米国ジョージア州、オーガスタナショナルクラブで開催されるゴルフのメジャー選手権)

私は、ゴルフをしないというのもあり、松山プロのプレーの内容などについては、まるで分っておりません。その上、この時期にマスターズが開催されていたことも、そして松山英樹さんが出場していたことさえ、知らなかったという始末。しかし、「松山プロ、日本人初のマスターズ優勝!」という情報を聞いた時は、咄嗟に、「おそらくB型ね」と、半ば、決めつけ的な血液型予測をしておりました。そうして、すぐにインターネットでプロフィール情報を検索し、「ああ、やっぱりB型ね」と、再び納得したというわけです。

何もこういう研究をしているからといって、血液型を当てるのを得意としているわけではないのです。むしろ普段は、考えすぎたり分析しすぎたりするせいか、はずれることの方が多いくらいで、「こういうのはクイズのように当てたりするものじゃなく、本人に聞くべきことです」などと、もっともらしい言い訳をしているのです。そうだというのに、"日本人初"というのを耳にしたとたん、そう思ってしまったのでした。

"日本初”とか、”世界で初めての日本人”とか、そういうことに挑戦したり、そしてみごとに勝ってしまう人々というのに、とにかくB型が多いのです。本来そうした固定観念を持つことは、研究者にあるまじきことなのですが、しかし今のところ、こうした現象に、B型がまるでセットのようにくっついている、というのも事実なのです。


B型プロたちの”初めて物語”は止まらない?


もしもこうした”初めて物語”を、語り始めようとすれば、各界、次から次へと、B型ヒーローたちの顔ぶれが並ぶことになるわけですが、ここではとりあえず、ゴルフ選手について、名を挙げてみましょう。

青木功 (1964年プロ入り)

  • 1975年/マスターズ前座試合「パー3コンテスト」で米国籍外選手として初の優勝。
  • 1983年/ハワイアン・オープンで、日本人初の米国PGAツアー優勝。
  • 2004年/日本人男性として初の世界ゴルフ殿堂入り。

岡本綾子 (1974年プロ入り)

  • 1981年/日本の女子選手で初めてアメリカLPGAツアーに本格参戦。
  • 1987年/アメリカ人以外で史上初のLPGAツアー賞金女王獲得。
  • 1987年/日本人選手として史上唯一、日米女子ツアー2戦連続優勝。

宮里藍 (2003年プロ入り)

  • 2010年/LPGAツアー史上5人目(日本人初)の開幕から2週連続優勝を達成。
  • 2010年/日本人初の世界ランキング1位獲得。
  • 2012年/「ウィリアム&モージー・パウエル賞」を日本人初受賞。

青木功プロをはじめ、みなさんB型です。当時はまだ、ゴルフといえばヨーロッパ社会の、しかも上流階級の愉しみのようなムードでいっぱいの頃で、参戦すること自体、日本人にとっては気が引けてしまう状況だったことでしょう。ところが青木プロは、そんなことは全く意に介せず、ワクワクして挑んでいったのでした。

それに青木プロ、英語もほとんど話せない。けれど、「言葉には困りませんでしたか?」という記者の質問にも、「いいや、別に困らんよ。そんなもん、何とかなるもんさ」と、むしろ通じない状況を楽しんでいた感じさえあったような回答をしていました。まさにこれを機に、青木功プロが、日本ゴルフ界の世界への道筋を創ったといえるでしょう。

しかし現実を見ると、青木プロの世界デビューから既に40年以上が経っているわけですが、その後も、"世界初"、"日本人初"、を果たしたのは、今回の松山英樹プロを含めて、結局全員が、B型だったということになります。


B型はそんなにゴルフに向いているのか?


これまでの話だと、「B型はゴルフに向いてるのか?」とも思いたくなりますね。ところが、コトはそう単純ではありません。実際、プロゴルファーの血液型分布を見ても、B型が特段多いということでもなさそうで、他のスポーツ界同様に、全体的にはO型がやや多めで、B型率は日本人平均か、むしろ少なめの傾向さえあるのです。

あえてB型とゴルフの相性を述べるなら、ゴルフがよく奥の深いスポーツだといわれますが、その奥深さが、B型の興味を飽きさせないだろうと予測できます。また、プロゴルフの場合は特に、全くの個人競技であるということも、マイペースなB型にとって取り組みやすいといえます。あるいは体質的な要素を付け加えるなら、ゴルフの理想的スイングは、できるだけ自然な円を描くことだと、どこかで聞きかじったことがあるのですが、そういう自然体な柔軟度となると、B型的体質は有利だろう、という仮説を立てることもできそうです。

参考までに、一昨年前の賞金ランキング上位10人の名前をあげてみます。
賞金ランキングにおいては、毎年入れ替わりも激しく、ゴルフというのが、精神的要素の強いスポーツといわれるだけあって、各々浮き沈みも大きいようです。その面でいうと、B型は、気分の揺れが激しい方で、賞金ランキングのように年間通して勝ち続けるのは、決して得意な性分ではないのです。

【2019年の日本における賞金ランキング】

(男子)
1   (AB)今平周吾/世界ランク34
2   (O)ショーン・ノリス/世界ランク80
3   (O)石川遼 世界ランク114
4   (B)チャン・キム /世界ランク77
5   (A)ハン・ジュンゴン/世界ランク102
6   (O)堀川未来夢/世界ランク139
7   (A)J・ジェーンワタナノンド/世界ランク59
8   (O)パク・サンヒョン/世界ランク127
9   (A)浅地洋佑/世界ランク211
10 (A)チェ・ホソン/世界ランク174

(女子)
1    (B)鈴木愛 世界ランク/14
2    (AB)渋野日向子 世界ランク/11
3    (A)申ジエ 世界ランク/25
4    (A)ペ・ソンウ 世界ランク/29
5    (B)イ・ミニョン  世界ランク/46
6    (O)河本結  世界ランク/60
7    (A)穴井詩  世界ランク/87
8    (A)小祝さくら 世界ランク/72
9    (A)上田桃子 世界ランク/62
10  (AB)勝みなみ 世界ランク/69


しかしなぜか、『世界大会』のような大舞台になると、俄然ヤル気が湧いてしまうのがB型です。松山プロはあるインタビューで、「観客が多い方が熱くなる」とも申しておりましたが、まさにそれこそが、世界舞台に強いB型の理由かもしれません。

かつて、元プロ野球スターの長嶋茂雄さんが、「プレッシャーはあるけれど、プレッシャーを楽しむことが大事」と、言っておりましたが、多くの人にとっては、”言うは易し…”のことです。ところがそれを、ケロリと出来てしまうのが、B型というわけです。

野球スターに触れたところで、ついでに書きますと、日本人初、アジア人初として、メジャーリーガーで活躍した投手といえば野茂秀雄(B型)さんです。(*日本人初大リーガーは、1963年村上雅則氏ですが、血液型は不明。村上氏の場合は本人の挑戦というよりチーム主導の野球留学という背景があった。)また、記憶に新しい、日本人初の打者として活躍したイチローさんもB型でした。


B型が世界舞台に強い理由


こうしてB型の名ばかりが並ぶと、「なぜ!?」と、羨ましさとジェラシーが相まって、声も大きくなるかもしれません。もちろん、今のところ私も、それに答えるだけの確かな証拠を持っているわけではありません。ですが、これがB型の初めて物語を後押ししているのではないか、と思える、いくつかの性質、体質を、あげておこうと思います。

  • 観客が多くて盛り上がっている方が気分が乗る。つまりB型は、大勢の観客に注目されることのプレッシャーよりも、観客の騒めきを自分の気分を盛り上げるツールとしている。
  • 緊張はするにはするが、そもそも体に柔軟性があり、硬直しない体質である。(副交感神経優位タイプ)
  • 周囲が期待しているからとか、どう思われるかとか、外国だからとか、言葉が分からないからとか、そうした外部要因は、自分が今熱中することに比べたら、二の次三の次となる。
  • 反骨精神旺盛、あるいはアマノジャク体質で、周囲に「無理だろう」と言われるほど、ヤル気が増す。
  • 良くも悪くもマイペース。


かつて能見正比古がよく言っていたのは、「B型は、どの分野においても、活躍する人数は決して多くはないが、時おりスーパースター級の逸材が出現する」ということでしたが、その考察は今も尚、証明され続けているようです。

ただここで、この現象を確認しているのは、今のところ日本においてだけだということも、付け加えておきます。血液型の特性は、世界中、どこの国、どの人種においてもほぼ共通だろうということを、ある程度確認しているものの、「日本人で初めて」というキーワードで盛り上がること自体、日本特有の現象かもしれませんし、そういう日本の中にいるB型ならでは、なのかもしれません。

また、では他の血液型には、そうした偉業は難しいのか?といえば、それも違うと思います。どの血液型も、どの人も、自分なりの、あるいは自分の血液型性を活かせる強み、というのがあります。それをどれだけ発揮させるかということですが、もしもB型に何かを倣うのだとすれば、”自分の興味にとことん熱中できるマイペースさ”というところではないかと、私は常々感じています。これはゴルフに限らず、全分野において、今後の重要な研究課題となりそうなのですが。


プロゴルファーたちは自分の血液型をどう見てる?


冒頭にも書いたように、私自身の知識の乏しさのせいで、プレーについてはあまり多くを語れないのですが、せっかくなので、『血液型とゴルフ』について、もう少し書き加えておこうと思います。ゴルフの血液型考察としては、能見親子が、『血液型ゴルファー学』というのを1982年に発表しております。

当時はちょうどバブル経済で、新しい娯楽が盛り上がる頃でもあり、ゴルフ人口も急増し、男性たちの多くが休日になると、「接待だ」と言い訳しながら、ゴルフに勤しんでいたのではないかと記憶します。とはいえ、データはまだそれほど多くはなく、この本も、プロゴルファーたちとの対談が主であり、プレーや、プロ人生への取り組み方などを知れる、読み物としての価値に焦点が置かれています。そしてさすがプロたちは、自分の弱点や強みをよく心得ており、それが血液型特性とよく一致しているのは興味深いことです。

「血液型ゴルファー学」1982年(サンケイ出版)
*絶版

「血液型ゴルファー学」1985年(青春出版社)
*上記の本を改定・データなど加筆したものです。絶版


能見親子のこうした活動の影響で、当時のゴルフ雑誌では毎週のように血液型記事が特集され、プロたちの中には、そのエッセンスをこっそり取り入れている方もいたのだと聞いています。残念なことに最近は、そうした報告をあまり聞かなくなり、ゴルフ界で、血液型の話がされることもめっきり少なくなってしまったようです。

それでもたまには、特集記事の監修を仰せつかうこともありましたので、ここ数年の記事の中から、プロたちのご意見などをピックアップしてみましょう。


O型プロたちの血液型インタビュー
■谷原秀人プロ「O型は考え過ぎちゃうとダメ」「意外と冷静に周りを見て分析してますよ」
■矢野東プロ「適当っぽいけど、メチャメチャ細かく考えるんですよ。でもO型は、難しく考えない方がいいよね。スイングが思い切りがいいのは強みだね」
■飯島茜プロ「常に前向き、失敗してもくよくよしません」
■谷口拓也プロ「普段は何とかなるさとのんびりしてるけど、ここぞという時は、ガッツリ勝ちにいきます」
■高山忠洋プロ「だいたいアバウト、でもこだわる部分はとことんこだわる」

A型プロたちの血液型インタビュー
■梶尾要プロ「ギャラリーがビニールガサガサしてるだけで気になる。いろんな事が気になり過ぎるよね」
■高橋竜彦プロ「几帳面なのでコースを熟知しておきたい。日頃から準備を大事にしてます」
■馬場ゆかりプロ「よくやさしいと言われますが、プロとしてもっと言いたいことをいうようにしたいな」
■立川光弘プロ「どうしても周りに気を遣っちゃうよな。エッ、だから勝てねえって?ウルセエ(笑)」
■細川和彦プロ「血液型はすごい関係あるよ!」

B型プロたちの血液型インタビュー
■白戸由香プロ「B型でしょう?って言われます。普段はアバウトですが、ゴルフには細かいです」
■川原由維プロ「気分の浮き沈みが激しい。周りのことは気にならない。典型的なB型ですね」
■今井克宗プロ「血液型なんて、ゴルフにはまったく関係なし!」
■久保谷健一プロ「B型はイケイケのタイプ。僕も調子がよければ何も考えずにうまくいくことが多い」
■星野英正プロ「ラウンドで音とか聞こえても仕切り直しはしない、自分の世界に入り込んでプレーしてる」

AB型プロたちの血液型インタビュー
■甲斐慎太郎プロ「強気になったり弱気になったり。乗ってれば難しいホールでもガンガンいける。だめなときは全ホールだめ」
■井上信プロ「どちらかというと気分屋」
■芹澤信雄プロ「バーディもボギーも出始めると止まらない。スコアの波が激しいのはAB型の特徴なの?」
■横峯さくらプロ「血液型はあまり気にしません。AB型は器用なんですか?私はそうでもありません」
■中道かおりプロ「AB型は二面性があると言われるけど、引き出しが多いと思うようにしてます」
■真坂潔プロ「血液型なんて関係ない!でも待てよ、オレが守りに入りやすいのはAが強いからか?」


いかがでしょう。インタビューしてみると、やはり多かれ少なかれ、血液型の特性が現れた回答をされているのではないかと思います。そしてそれら血液型的特性を、ご自分のプレーに応用しようとしている方も、O型やA型プロの中に、チラホラいらっしゃる気配もありそうです。

プロともなれば、ご自分の弱点も強みも熟知されているはず。そしてそれに血液型的攻略法を加えたら、きっと役に立つだろうと思います。研究者のワタクシとしては、全ての血液型の方たちに、ご自分の能力を100%出していただきたいと願っていますし、そうなったらどんなスゴイことになるだろうかと、興味シンシンでいるのです。万一、このブログを読まれて(その確率は限りなく0%に近いと思いますが…。)血液型の秘訣を聞いてみたいと思われたら、どうぞ遠慮なく、お問合せ下さいね。



◎最近の記事







2020-09-06

モンゴル力士とそしてB型天国モンゴル

活躍するモンゴル力士たち



モンゴル出身の力士たちが日本の相撲界で活躍するようになって、ずいぶん久しいように思います。最初に土俵をふんだのは、1992年3月初場所の旭鷲山(B型)ということで、以後、40名以上のモンゴル青年たちが日本の相撲部屋にやってきているのだそうです。

そして2003年、朝青龍がモンゴル人として初の横綱になって以来、モンゴル出身力士たちの躍進ぶりは目覚ましいものがあり、上位に昇る力士たちの顔ぶれときたら、これでもかというくらいモンゴル人力士が目立ちます。日本人の心情としてはさすがに情けなさを感じるところもあるのですが、それでもモンゴルからわざわざやってきて、日本人にとってだって大へんな相撲部屋で頑張っているモンゴル人力士たちを、応援する気持ちもやっぱりあります。

まあ、こうした状況を客観的に眺めていると、日本人って、ホントに差別意識が薄くて公平な民族なんだなとつくづく思ったりもします。ただ、そうした精一杯の公平精神はあるものの、モンゴル力士の相撲の取り組み方に対しては、批判やブーイングが時々起こっているのも事実。そして横綱として強くなるほど、その評価が厳しくなるのが、日本人的感性というか、価値観なのかもしれません。果たしてそこまで外国人力士に求めるのが、いいかどうか分からないのですが、まずは血液型的な観点で紹介したいと思います。

【モンゴル出身力士の血液型】
四股名血液型最高位
朝青龍O引退横綱(68代)
白鵬A現役横綱(69代)
日馬富士O引退横綱(70代)
鶴竜A現役横綱(71代)
照ノ富士O現役大関
朝赤龍B引退関脇
逸ノ城A現役関脇
旭天鵬O引退関脇
玉鷲AB現役関脇
旭鷲山B引退小結
時天空A引退小結
白馬O引退小結
東龍B現役前頭
荒鷲A引退前頭
鏡桜不明現役前頭
旭秀鵬A現役前頭
霧馬山O現役前頭
光龍A引退前頭
翔天狼O引退前頭
青狼不明引退前頭
大翔鵬不明現役前頭
貴ノ岩O引退前頭
千代翔馬O現役前頭
德瀬川B引退前頭
豊昇龍不明現役前頭
龍皇AB引退前頭
猛虎浪B引退前頭
鬼嵐不明引退十両
A現役十両
城ノ龍O引退十両
千昇O引退十両
大勇武AB引退十両
星風B引退十両
保志光O引退十両
水戸龍A現役十両
朝日龍不明引退幕下
玉正鳳不明現役幕下
旭天山A引退幕下
豪頂山不明引退幕下
大鷹浪O引退幕下
太牙O引退幕下
大翔地不明引退幕下
大天霄不明引退幕下
竜王浪B引退幕下

血液型判明者の分布は次のようになります。
血液型人数判明者の血液型分布その内の幕内力士モンゴル国の推定血液型分布(※)
O1441.1%945%
A1029.4%722%
B720.6%529%
AB38.8%24%
不明104
4427
(※)モンゴル国の推定血液型分布は[The Distribution of the Human Blood Groups and other Polymorphisms]を参考に算出。モンゴル国の主な部族とされるハルハ族を対象にした調査。

驚くことに、相撲部屋入りしたモンゴル人力士のおよそ6割が幕内に入っています。考えてみれば、そもそもモンゴルにはモンゴル相撲というのがあり、今でも子どもの頃から親しんでいるのだそうです。そんなふうに少年時代から足腰を鍛えている彼らと、昨今の日本男子…。既に基礎体力で負けていますよね。

血液型分布をみて大へん興味深いのは、モンゴルは日本と異なりA型が少なめだというのに、日本に来る力士においては、A型が多くなっていることです。逆に多いはずのB型はそうでもない。O型はそこそこにというところでしょうか。少数ながらAB型もちゃんといるんですね。

最初こそ、挑戦者としてやって来たのはB型旭鷲山でしたが、その後は…。モンゴル相撲と日本相撲のルールの違いや、日本相撲の堅苦しさを知るやいなや、もしかしたらB型は、「まっぴらごめん」と思うのかもしれません。そういう中でA型が多く来ているとすれば、やはりA型の方が、A型的日本の風習に合わせやすいということでしょうか。それにA型の場合、案外、日本の方が居心地がいいということさえありそう。日本に好んで移住する外国人は、A型やAB型が多いのじゃないかと、私は予測しているのです。

現在、数々の優勝記録、連勝記録を打ち出し続けているのはA型白鵬です。たしか数年前、やんちゃな朝青龍(O)が活躍しながらも物議をかもしていたころ、白鵬は日本人力士のようだとか、真面目だとか、褒められていたように記憶するのですが、横綱になってからは、やや風向きが違っています。横綱としての態度がアカン、取り組みに品格が無い、などなど、厳しいご意見を浴びているわけで、さすがにその辺りは、日本とモンゴルの「力」や「秩序」に対する価値観の違い、文化の違いなども、大いにありそうに思います。

とにかくこうして、相撲をとおして日本人にも身近になったモンゴルという国。実際、どんなお国柄なのでしょうか。最近、モンゴルについてとても分かりやすく書いてある本に出会ったので、こちらをご紹介させていただきながら、血液型視点で、改めて考えてみたいと思います。

モンゴルって、まるでB型の天国!?


著者は東洋史がご専門の宮脇淳子さん。YouTubeなどのメディアでも興味深いお話をたくさんされています。この本を読むと、モンゴル遊牧の民って、やはりB型の故郷なのだろうか?と、ますます思ってしまいます。
いくつかの記述を抜粋してみましょう。
日本人はいつもまわりを気にしてまわりに合わせようとするのに対して、モンゴル人はまず、他人とはつねに違うことをしようと考える
モンゴル人はかつては遊牧の民。一か所に長く滞在できない自然環境のため、家畜を連れて新しい草原にいくために住居を移動する遊牧の暮らしを選んだ。家畜に充分に草を食べさせるためには、別の人が放牧したところへは行ってはいけない。つまり、他人とはつねに違うことをしなければ生きていけなかったといいます。

また、その昔、遊牧生活では、男子は少年時代からひとりで羊の群れを連れて遠くまで放牧に行く。たとえ子どもでもその時の天気や方角は正しく判断しなければならず、他人に頼ってなどいられなかった。だから日本のように「とりあえずまわりに合わせる」という考え方はないのだともいいます。

B型の特徴には、自立性、独立心、独創性などがあげられます。しかも、アマノジャク的なところがあり、他の人がやるなら、他人がそう思うなら、あえて自分は反対をやろうじゃないか、と行動するのです。

モンゴルの伝統には「長幼の序」という考え方はない

かつて朝青龍(O)が横綱であったとき、力士として先輩の旭鷲山(B)に対して粗暴なふるまいをしたことで、マスコミからずいぶん叩かれたことがあります。しかしモンゴルの価値観では、先輩後輩が絶対ではなく、実力の方が敬われるのであって、横綱という地位に敬意を払わなかった旭鷲山の方にむしろ非があったのでは?と考えるのがモンゴル的なのだそうです。

チンギス・ハーンは、兄弟の中で彼が最も有能だったから君主になったのであり、長男だったからではないといいます。その証拠にチンギ・ハーンの2代目君主は3男のオゴディでした。日本では、長男が家を継ぐ者として大事にされてきた習わしがありますが、モンゴルにはそういう考えはなく、長男から順に結婚して家を出て行き、最後に残った末っ子が自然の成り行きで親の面倒をみることになるので、末っ子が親の残したものを受け継ぐのだそうです。

何でも、宮脇さんが調査をする中で、モンゴル人の昔々の家系図が見つかったのだそうですが、その家系図はなんと、両親を中心に放射状に描かれていたのだそうです。これでは誰が第一子かなどは分かりません。序列式の書き方に慣れている我々から見ると違和感があるかもしれませんが、よくよく考えてみると順番なんて関係ないのかも、と思えてきます。日本のB型さんが聞いたら、おそらく大いに共感して喜びそうな気がします。

そもそもB型の思考は、論理的にあらかじめ方向づけされた流れではなく、まさに放射状に広がる並行思考といえます。そういう感性はB型の人間関係にもつながっているようで、同級生であろうが、80歳のおじいちゃんであろうが、大学教授であろうが、ホームレスであろうが、実に幅広い友人関係を築いていたりするのをしばしば見かけるのです。


モンゴルの女は夫の学歴をまったく気にしない

モンゴルでは、夫の職業が運転手で、妻の職業が大学教授などのエリートであることはよくあることで、家が裕福でない場合、まずは女の子に高等教育を受けさせるのだそうです。理由は、男は肉体労働など何をしても食べていけるけれど、女はそうはいかない。だから教育が必要だと考えるのだとか。つまりモンゴルでは、"自立"や"独立"ということを、男女関係なく人間として重要に考えているのでしょう。これもやはり、B型的感性に非常にマッチングする考え方です。

また、モンゴル女性にとって魅力的な男性とは、学歴よりも判断力や独立心があり、運動能力に長けた男。そしてモンゴル男性の方も、強い性格の女性を好むのだそうです。これについては日本のB型男性に聞いてみたいところでありますが、私の知る限り、本人は「おしとやかな美人が好み」と訴えながら、実際にはとても強い女性と結婚して尻に敷かれているB型男性をしばしば見かけますので、さもありなんというところでしょうか。


夫婦喧嘩をすると夫が妻に向かって、「出ていけ」ではなく「オレは出て行く」 という

これもなんだか、日本のB型男性にウケそうな感じなのですが、まあこの場合は遊牧民ならではの理由があるようで、男手がなくなると放牧が困難になり途端に暮らしが成り立たなくなるからということで、夫の脅し文句になったのだそうです。結婚については、更にユニークな風習があるようです。

二千年前からモンゴルでは女に財産権があった

例えばある男女が結婚するとする。まずは男が女性側の家へ入り仕事を手伝う。そうやって2年ほど女性側の婿のように暮らし、親やお互いが認め合うと無事結婚となり、家財道具などの財産を2人に与えて独立する。現代は、男性も自分の仕事があるし娘の家に行って手伝うこともなくなっているので、男女は最初から独立して結婚するようですが、3年経っても離婚しないと分かるとそこではじめて、娘の家から2人に財産が分け与えられるのだそうです。つまり、そもそも女性側が財産を持ち込んで結婚するんですね。それは女性が不当に扱われないためのモンゴル人の知恵で、男女の公平な概念が古くから根付いていたということなのでしょう。

何といいましょうか。全てにおいて、思想や美意識のような、そうした表層のことよりも、実利と実質的であることが最優先という感じなのです。まさにB型的な発想です。しかもこういう風習的なもろもろのことは、絶対の形や決まり事というわけでもなく、臨機応変だといいますから、それこそB型的なわけなのです。この、何事においてもフラットな感性というのは、広い草原においてこそ培われるような気がしてきます。

前出の表を見ると、現在のモンゴル国の血液型分布は、O型が45%と半数近くを占めています。ただし中国側のモンゴル自治区となっている内モンゴルといわれる地域では、B型率が35%ほどになるというデータがあります。いずれにしてもO型とB型で7割を占めるのがモンゴルです。これは、日本がO型とA型で7割を占めるのと真逆の分布となります。モンゴルと日本が今後も友好を深めることは、お互いの良い刺激になって、何かいい結果を生むかもしれませんね。

そして、「周囲の目が…」なんてことを、ガラにもなく気にする日本のB型たちを見かけると、彼らがモンゴルで暮らしたなら、まさに天国。周囲からクサされることもなくのびのびと、広々とした草原の風に吹かれ…。さぞかし故郷にでも帰ったような居心地の良さがあるのじゃないかと、しみじみ想像してしまうのです。

補足になりますが、宮脇さんがおっしゃるには、モンゴルはチームワークで動くより、個人競技の方が断然強いと。それについてもB型気質の観察と大いに一致するのですが、するとなぜ、かつてモンゴル帝国は、世界征服寸前までに猛威を振るうことができたのか?そのあたりのことについては、宮脇さんが解説している動画をご紹介させていただくことにして、以下にリンクを貼らせていただきます。

「世界征服寸前?!モンゴル軍が最強だった理由!」宮脇淳子(チャンネルくらら)


主婦の友社さんが、以前こんな本を出してくれました。("B型天国"で思い出しました)
内容は、B型のごくごく身近な、実際にあったエピソードをマンガにしたものです。原稿を書いている最中、編集長から言われたことがありました。「市川さんはB型に優しすぎるなあ。もっとズバッと厳しいこと書いてよ…」

編集長はB型ですよ。「…ったくB型は~」と編集担当者と笑っていましたが、でも編集長のご意見は取り入れず、とても優しく書きました…。(笑)