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2021-05-02

祝!松山英樹プロ、”初めて物語”にまたしても名を連ねたB型ヒーロー


ゴルフとB型と”初めて物語”


長引くコロナ騒動のおかげで、ど~んよりしている日本でありますが、先月は、久しぶりのわくわくニュースが飛び込んできましたね。

日本人初、アジア人初の、マスターズ優勝!松山英樹プロ、おめでとうございます。
(*マスターズ=米国ジョージア州、オーガスタナショナルクラブで開催されるゴルフのメジャー選手権)

私は、ゴルフをしないというのもあり、松山プロのプレーの内容などについては、まるで分っておりません。その上、この時期にマスターズが開催されていたことも、そして松山英樹さんが出場していたことさえ、知らなかったという始末。しかし、「松山プロ、日本人初のマスターズ優勝!」という情報を聞いた時は、咄嗟に、「おそらくB型ね」と、半ば、決めつけ的な血液型予測をしておりました。そうして、すぐにインターネットでプロフィール情報を検索し、「ああ、やっぱりB型ね」と、再び納得したというわけです。

何もこういう研究をしているからといって、血液型を当てるのを得意としているわけではないのです。むしろ普段は、考えすぎたり分析しすぎたりするせいか、はずれることの方が多いくらいで、「こういうのはクイズのように当てたりするものじゃなく、本人に聞くべきことです」などと、もっともらしい言い訳をしているのです。そうだというのに、"日本人初"というのを耳にしたとたん、そう思ってしまったのでした。

"日本初”とか、”世界で初めての日本人”とか、そういうことに挑戦したり、そしてみごとに勝ってしまう人々というのに、とにかくB型が多いのです。本来そうした固定観念を持つことは、研究者にあるまじきことなのですが、しかし今のところ、こうした現象に、B型がまるでセットのようにくっついている、というのも事実なのです。


B型プロたちの”初めて物語”は止まらない?


もしもこうした”初めて物語”を、語り始めようとすれば、各界、次から次へと、B型ヒーローたちの顔ぶれが並ぶことになるわけですが、ここではとりあえず、ゴルフ選手について、名を挙げてみましょう。

青木功 (1964年プロ入り)

  • 1975年/マスターズ前座試合「パー3コンテスト」で米国籍外選手として初の優勝。
  • 1983年/ハワイアン・オープンで、日本人初の米国PGAツアー優勝。
  • 2004年/日本人男性として初の世界ゴルフ殿堂入り。

岡本綾子 (1974年プロ入り)

  • 1981年/日本の女子選手で初めてアメリカLPGAツアーに本格参戦。
  • 1987年/アメリカ人以外で史上初のLPGAツアー賞金女王獲得。
  • 1987年/日本人選手として史上唯一、日米女子ツアー2戦連続優勝。

宮里藍 (2003年プロ入り)

  • 2010年/LPGAツアー史上5人目(日本人初)の開幕から2週連続優勝を達成。
  • 2010年/日本人初の世界ランキング1位獲得。
  • 2012年/「ウィリアム&モージー・パウエル賞」を日本人初受賞。

青木功プロをはじめ、みなさんB型です。当時はまだ、ゴルフといえばヨーロッパ社会の、しかも上流階級の愉しみのようなムードでいっぱいの頃で、参戦すること自体、日本人にとっては気が引けてしまう状況だったことでしょう。ところが青木プロは、そんなことは全く意に介せず、ワクワクして挑んでいったのでした。

それに青木プロ、英語もほとんど話せない。けれど、「言葉には困りませんでしたか?」という記者の質問にも、「いいや、別に困らんよ。そんなもん、何とかなるもんさ」と、むしろ通じない状況を楽しんでいた感じさえあったような回答をしていました。まさにこれを機に、青木功プロが、日本ゴルフ界の世界への道筋を創ったといえるでしょう。

しかし現実を見ると、青木プロの世界デビューから既に40年以上が経っているわけですが、その後も、"世界初"、"日本人初"、を果たしたのは、今回の松山英樹プロを含めて、結局全員が、B型だったということになります。


B型はそんなにゴルフに向いているのか?


これまでの話だと、「B型はゴルフに向いてるのか?」とも思いたくなりますね。ところが、コトはそう単純ではありません。実際、プロゴルファーの血液型分布を見ても、B型が特段多いということでもなさそうで、他のスポーツ界同様に、全体的にはO型がやや多めで、B型率は日本人平均か、むしろ少なめの傾向さえあるのです。

あえてB型とゴルフの相性を述べるなら、ゴルフがよく奥の深いスポーツだといわれますが、その奥深さが、B型の興味を飽きさせないだろうと予測できます。また、プロゴルフの場合は特に、全くの個人競技であるということも、マイペースなB型にとって取り組みやすいといえます。あるいは体質的な要素を付け加えるなら、ゴルフの理想的スイングは、できるだけ自然な円を描くことだと、どこかで聞きかじったことがあるのですが、そういう自然体な柔軟度となると、B型的体質は有利だろう、という仮説を立てることもできそうです。

参考までに、一昨年前の賞金ランキング上位10人の名前をあげてみます。
賞金ランキングにおいては、毎年入れ替わりも激しく、ゴルフというのが、精神的要素の強いスポーツといわれるだけあって、各々浮き沈みも大きいようです。その面でいうと、B型は、気分の揺れが激しい方で、賞金ランキングのように年間通して勝ち続けるのは、決して得意な性分ではないのです。

【2019年の日本における賞金ランキング】

(男子)
1   (AB)今平周吾/世界ランク34
2   (O)ショーン・ノリス/世界ランク80
3   (O)石川遼 世界ランク114
4   (B)チャン・キム /世界ランク77
5   (A)ハン・ジュンゴン/世界ランク102
6   (O)堀川未来夢/世界ランク139
7   (A)J・ジェーンワタナノンド/世界ランク59
8   (O)パク・サンヒョン/世界ランク127
9   (A)浅地洋佑/世界ランク211
10 (A)チェ・ホソン/世界ランク174

(女子)
1    (B)鈴木愛 世界ランク/14
2    (AB)渋野日向子 世界ランク/11
3    (A)申ジエ 世界ランク/25
4    (A)ペ・ソンウ 世界ランク/29
5    (B)イ・ミニョン  世界ランク/46
6    (O)河本結  世界ランク/60
7    (A)穴井詩  世界ランク/87
8    (A)小祝さくら 世界ランク/72
9    (A)上田桃子 世界ランク/62
10  (AB)勝みなみ 世界ランク/69


しかしなぜか、『世界大会』のような大舞台になると、俄然ヤル気が湧いてしまうのがB型です。松山プロはあるインタビューで、「観客が多い方が熱くなる」とも申しておりましたが、まさにそれこそが、世界舞台に強いB型の理由かもしれません。

かつて、元プロ野球スターの長嶋茂雄さんが、「プレッシャーはあるけれど、プレッシャーを楽しむことが大事」と、言っておりましたが、多くの人にとっては、”言うは易し…”のことです。ところがそれを、ケロリと出来てしまうのが、B型というわけです。

野球スターに触れたところで、ついでに書きますと、日本人初、アジア人初として、メジャーリーガーで活躍した投手といえば野茂秀雄(B型)さんです。(*日本人初大リーガーは、1963年村上雅則氏ですが、血液型は不明。村上氏の場合は本人の挑戦というよりチーム主導の野球留学という背景があった。)また、記憶に新しい、日本人初の打者として活躍したイチローさんもB型でした。


B型が世界舞台に強い理由


こうしてB型の名ばかりが並ぶと、「なぜ!?」と、羨ましさとジェラシーが相まって、声も大きくなるかもしれません。もちろん、今のところ私も、それに答えるだけの確かな証拠を持っているわけではありません。ですが、これがB型の初めて物語を後押ししているのではないか、と思える、いくつかの性質、体質を、あげておこうと思います。

  • 観客が多くて盛り上がっている方が気分が乗る。つまりB型は、大勢の観客に注目されることのプレッシャーよりも、観客の騒めきを自分の気分を盛り上げるツールとしている。
  • 緊張はするにはするが、そもそも体に柔軟性があり、硬直しない体質である。(副交感神経優位タイプ)
  • 周囲が期待しているからとか、どう思われるかとか、外国だからとか、言葉が分からないからとか、そうした外部要因は、自分が今熱中することに比べたら、二の次三の次となる。
  • 反骨精神旺盛、あるいはアマノジャク体質で、周囲に「無理だろう」と言われるほど、ヤル気が増す。
  • 良くも悪くもマイペース。


かつて能見正比古がよく言っていたのは、「B型は、どの分野においても、活躍する人数は決して多くはないが、時おりスーパースター級の逸材が出現する」ということでしたが、その考察は今も尚、証明され続けているようです。

ただここで、この現象を確認しているのは、今のところ日本においてだけだということも、付け加えておきます。血液型の特性は、世界中、どこの国、どの人種においてもほぼ共通だろうということを、ある程度確認しているものの、「日本人で初めて」というキーワードで盛り上がること自体、日本特有の現象かもしれませんし、そういう日本の中にいるB型ならでは、なのかもしれません。

また、では他の血液型には、そうした偉業は難しいのか?といえば、それも違うと思います。どの血液型も、どの人も、自分なりの、あるいは自分の血液型性を活かせる強み、というのがあります。それをどれだけ発揮させるかということですが、もしもB型に何かを倣うのだとすれば、”自分の興味にとことん熱中できるマイペースさ”というところではないかと、私は常々感じています。これはゴルフに限らず、全分野において、今後の重要な研究課題となりそうなのですが。


プロゴルファーたちは自分の血液型をどう見てる?


冒頭にも書いたように、私自身の知識の乏しさのせいで、プレーについてはあまり多くを語れないのですが、せっかくなので、『血液型とゴルフ』について、もう少し書き加えておこうと思います。ゴルフの血液型考察としては、能見親子が、『血液型ゴルファー学』というのを1982年に発表しております。

当時はちょうどバブル経済で、新しい娯楽が盛り上がる頃でもあり、ゴルフ人口も急増し、男性たちの多くが休日になると、「接待だ」と言い訳しながら、ゴルフに勤しんでいたのではないかと記憶します。とはいえ、データはまだそれほど多くはなく、この本も、プロゴルファーたちとの対談が主であり、プレーや、プロ人生への取り組み方などを知れる、読み物としての価値に焦点が置かれています。そしてさすがプロたちは、自分の弱点や強みをよく心得ており、それが血液型特性とよく一致しているのは興味深いことです。

「血液型ゴルファー学」1982年(サンケイ出版)
*絶版

「血液型ゴルファー学」1985年(青春出版社)
*上記の本を改定・データなど加筆したものです。絶版


能見親子のこうした活動の影響で、当時のゴルフ雑誌では毎週のように血液型記事が特集され、プロたちの中には、そのエッセンスをこっそり取り入れている方もいたのだと聞いています。残念なことに最近は、そうした報告をあまり聞かなくなり、ゴルフ界で、血液型の話がされることもめっきり少なくなってしまったようです。

それでもたまには、特集記事の監修を仰せつかうこともありましたので、ここ数年の記事の中から、プロたちのご意見などをピックアップしてみましょう。


O型プロたちの血液型インタビュー
■谷原秀人プロ「O型は考え過ぎちゃうとダメ」「意外と冷静に周りを見て分析してますよ」
■矢野東プロ「適当っぽいけど、メチャメチャ細かく考えるんですよ。でもO型は、難しく考えない方がいいよね。スイングが思い切りがいいのは強みだね」
■飯島茜プロ「常に前向き、失敗してもくよくよしません」
■谷口拓也プロ「普段は何とかなるさとのんびりしてるけど、ここぞという時は、ガッツリ勝ちにいきます」
■高山忠洋プロ「だいたいアバウト、でもこだわる部分はとことんこだわる」

A型プロたちの血液型インタビュー
■梶尾要プロ「ギャラリーがビニールガサガサしてるだけで気になる。いろんな事が気になり過ぎるよね」
■高橋竜彦プロ「几帳面なのでコースを熟知しておきたい。日頃から準備を大事にしてます」
■馬場ゆかりプロ「よくやさしいと言われますが、プロとしてもっと言いたいことをいうようにしたいな」
■立川光弘プロ「どうしても周りに気を遣っちゃうよな。エッ、だから勝てねえって?ウルセエ(笑)」
■細川和彦プロ「血液型はすごい関係あるよ!」

B型プロたちの血液型インタビュー
■白戸由香プロ「B型でしょう?って言われます。普段はアバウトですが、ゴルフには細かいです」
■川原由維プロ「気分の浮き沈みが激しい。周りのことは気にならない。典型的なB型ですね」
■今井克宗プロ「血液型なんて、ゴルフにはまったく関係なし!」
■久保谷健一プロ「B型はイケイケのタイプ。僕も調子がよければ何も考えずにうまくいくことが多い」
■星野英正プロ「ラウンドで音とか聞こえても仕切り直しはしない、自分の世界に入り込んでプレーしてる」

AB型プロたちの血液型インタビュー
■甲斐慎太郎プロ「強気になったり弱気になったり。乗ってれば難しいホールでもガンガンいける。だめなときは全ホールだめ」
■井上信プロ「どちらかというと気分屋」
■芹澤信雄プロ「バーディもボギーも出始めると止まらない。スコアの波が激しいのはAB型の特徴なの?」
■横峯さくらプロ「血液型はあまり気にしません。AB型は器用なんですか?私はそうでもありません」
■中道かおりプロ「AB型は二面性があると言われるけど、引き出しが多いと思うようにしてます」
■真坂潔プロ「血液型なんて関係ない!でも待てよ、オレが守りに入りやすいのはAが強いからか?」


いかがでしょう。インタビューしてみると、やはり多かれ少なかれ、血液型の特性が現れた回答をされているのではないかと思います。そしてそれら血液型的特性を、ご自分のプレーに応用しようとしている方も、O型やA型プロの中に、チラホラいらっしゃる気配もありそうです。

プロともなれば、ご自分の弱点も強みも熟知されているはず。そしてそれに血液型的攻略法を加えたら、きっと役に立つだろうと思います。研究者のワタクシとしては、全ての血液型の方たちに、ご自分の能力を100%出していただきたいと願っていますし、そうなったらどんなスゴイことになるだろうかと、興味シンシンでいるのです。万一、このブログを読まれて(その確率は限りなく0%に近いと思いますが…。)血液型の秘訣を聞いてみたいと思われたら、どうぞ遠慮なく、お問合せ下さいね。



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