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2019-09-20

血液型でこれまでの政界をちょっと眺めてみました(おまけ)

A型小泉純一郎とB型安倍晋三がとった対照的な選挙手法?

21世紀に入る頃、『世紀末論』のようなものが世界中で噂されていましたが、預言者たちのいうような"終わり"には実際はならず、がっかりしたような、ほっとしたような。けれど、21世紀に入ってしばらくした今、あらためて振り返ってみれば、やはり次の時代に入ったのは、間違いなさそうです。

例えば日本の政界を眺めれば、戦後から20世紀終わり頃までは、"派閥政治"というのを中心に政治は行われ、良くも悪くも、それはそれで日本の政界を安定させていました。ところが21世紀に入ると、小泉純一郎先頭に、あらゆる構造改革や派閥の解体が始まったのでした。
その時人々は、単に、積み重なった目の前の問題を解決するための、少々大胆な政策というぐらいにしか捉えることはできませんでしたが、今考えれば、それは日本丸が大きく舵を切る、方向転換だったといって良いのかもしれません。そしてそれは恐らく、世界各国の流れと共に起こったものでもあるのでしょう。

インターネットによる情報の拡大、株式市場などに見られる金融取引、グローバリズム。世界は(といっても欧米主導の先進国が中心ではありますが…)、あるひとつの方向に向かい始めました。そういう大きな変化の中で、さまざまな不安や懸念材料が沸き上がりましたが、それでも大きな川の流れが止められないのと同じように、行くところへ行くしかないのだろうと、人々は流されてきたように思います。

ところが今、その流れを遮るかのような出来事が次々に起こり、世界中のどこもかしこもが足踏みしている状態になっています。遮っているのは、多くは自然災害です。あるいは米国の9.11事件も、そのひとつだったのかもしれません。まるで、「そっちに行ってはいけない!」と、天が少々荒々しいやり方で警告しているかのように思えてならないのです。

日本の政治をみても、今までのやり方がもう機能しなくなったのは分かっても、じゃあどうすれば良いのかは、政治家たちにも分からないのでしょう。小手先の政策をいろいろこねくり回そうとしているのですが、どれも大した成果が得られたとは思えないし、逆に政策を断行すると、その効用より歪の方が大きくなっている気がします。もっと根本的何か…政治家がよく言う"抜本的な"というような構造的なものとも違う、日本人の生き方そのものを見直さなければならないような、そんな気さえしてきます。

言葉で表現するなら、今必要なのは、「変化」ではなく「変容」ではないかということです。(話題が血液型とは遠く離れて、何やら違う方向にいってしまいそう…)
…前回の記事で、中島岳志大学教授の政治見解に触れましたが、彼が面白いことを言っていたのでちょっと紹介します。

選挙にはいくつかの戦略的な手法があるのだそうです。
ひとつは小泉純一郎の行った方法で、政治や選挙に無関心な人々を引き込み、投票率を上げることで票を集めようとするものです。そのため、郵政改革を推し進めたい小泉純一郎は「自民党をぶっ壊す!」と言い放ち、古い体制の派閥政治を解体するといい、天下りを無くすといい、「郵政改革」を明確に掲げて関心を集め、多くの人々を選挙に向かわせたのだといいます。

そしてもうひとつは、投票率を上げないようにする手法で、それには、できるだけ政策や他党との論点を曖昧にして、人々を無関心のままにしておくのが良いのだそうです。この手法が功を奏するのは、今のように一党が数の上で圧勝していて野党はバラバラという状態で、すると組織票を集めれば十分だということになり、今回の参議院選挙は、まさにその典型だったのだといいます。

小泉元首相の時代というのは、バブルは崩壊し国民は意気消沈。派閥政治による問題や汚職問題も次々と表面化し、うんざりしていた国民は、小泉純一郎の改革が何かいい方向に変えてくれるのではないかと大きな期待を持ったのです。小泉純一郎は、大方は「なるようになれ」というA型的な開き直りで、一か八かの戦法に出たのではないかと思います。ところが、A型が開き直ったときというのは案外成功することが多いのです。A型の場合、めちゃくちゃなように見えても、やはり土台の部分は慎重に積み重ねているものがあるわけで、この時も、ある程度は国民の総意を得ていると感じとったからこそ大胆になれたのだという気がします。

一方、今回の参議院選挙の安倍政権の場合、現在行おうとしている消費税増税は国民が歓迎しているわけではなく、憲法改正にしても微妙すぎる問題なわけで、できれば曖昧にして、野党とも積極的に論争を戦わせず、国民の投票意欲を失わせるよう煙に巻いてしまう方がよかったということでしょうか。なるほど、そういう戦略もあるわけですね。B型は、策を弄するところが多分にありますが、今回その策略が成功したということなのでしょうか…。

それぞれのお2人、血液型に対してのみなさんのイメージとは少し違うように見えるかもしれません。しかし「血液型人間学」的には、まさに血液型どおりに行動しているお2人です。その時の政治情勢によって戦術は変わるとはいえ、おそらく、安倍晋三は小泉純一郎がおこなった時のようなやり方はしないだろうし、小泉純一郎も安倍晋三がとった戦法はとらないだろうなと、思うのであります。

それにしても、その状況に合わせて、それに適した役者がちゃんと居るとも思えるこの現象、つくづく、世の中は不思議なものだと感じます。



2019-08-18

血液型でこれまでの政界をちょっと眺めてみました④

日本を2つに分かつ道


時代の大きな変化を迎えている今、21世紀に入ってからのおよそ20年の日本政治を3回にわけて振り返ってみました。果たして日本という船は、どこへ向かおうとしているのか?

今年2019年の7月に、参議院議員選挙が行われました。結果は自民・公民で過半数を上回り勝利。しかし改憲発議に必要な2/3議席はとれませんでした。投票率は過去2番目に低い48.8%です。予測通りの展開といえばそうでもありましたが、今回の選挙、新しい風が吹いてきていることを感じさせるものでもありました。新しい風の要になったのは、山本太郎率いる「れいわ新選組」の登場です。

山本太郎は、タレントとして芸能界入りをした後、俳優として活躍していました。彼の話によりますと、それまでは政治などにまったく関心がなかったそうで、しかし3.11東北大震災をきっかけに、「このままではあかん!」と、目覚めたのだと言います。

その後の彼の行動は実に精力的で、2011年4月には反原発運動を開始します。市民運動では何も変えられないと実感した彼は、翌年の2012年12月に行われた衆議院議員選挙に立候補します、しかし落選。それでも7万票を獲得しました。更に翌年の2013年、彼は諦めずに参議院議員選挙に出馬。そしてみごと666,684票を獲得して当選を果たします。

議員になってからの彼の行動も非常に積極的で、国会で各省の大臣や安倍首相を問い詰めるシーンが話題になっているのか、YouTubeには多くの動画が上がっています。山本太郎は、国会議員になる明確な目的を明言しています。
「自分の政党を作って政権を取りに行く!」そして「総理大臣なる!」そして「ひとりひとりを幸せにする日本にする!」

今回の選挙で、彼は非常にユニークな戦略を立てました。まず政党を立てるための選挙運動に必要な資金は、全て寄付によって賄われました。およそ4億円の寄付が集まったということです。山本太郎自身を入れて10名の候補者を立てましたが、それぞれが大へん個性的なだけでなく、共通するのはどの候補者も現場の当事者であるということです。

ふなごやすひこ(重度障害者)当選
木村英子(重度障害者)当選
やすとみ歩(女装することで自分らしさを発見したという東大教授)
はすいけ透(反原発を訴える元東京電力社員)
三井よしふみ(フランチャイズ規制法を訴える元コンビニオーナー)
大西つねき(お金の真のしくみを啓蒙する元外資系銀行為替ディーラー)
辻村ちひろ(環境保護職員)
渡辺てる子(シングルマザー・女性労働問題研究員)
野原ヨシマサ(公明党連立に反対し公明党候補に対立する創価学会員)

というように、現場を経験した人たち。血液型は山本太郎以外、残念ながら不明です。
れいわ新選組公式ホームページ
 
また、今回、政党要件を満たし国会に新風を吹かせるために立てたもうひとつの戦略は、特定枠を利用して重度障害者のお2人を国会に送り込むというもの。れいわ新選組のうわさは徐々に広まり、7月に入ると、東京の新橋や新宿の駅前ひろばは、山本太郎の演説を聞くために何百人もの人々が集まりました。また、この騒ぎ、若い人々が面白がっているだけかと思えばけしてそうではなく、ご年配の方々の支持も多く見られます。選挙後の分析結果では、投票者は40代、50代が一番多かったとのことでした。

最終的にフタを開けてみると、れいわ新選組としての比例区の得票数は2,280,252票。特定枠の2人が無事当選し、政党要件を満たすことになりました。しかし3番目に位置していた山本太郎は、比例区において991,756票という最大得票数を獲得しながら落選となってしまいます。ただ、落ちたことは残念なことではあったけれど、重度障害者の2人を国会に送り込めたことは大きな意味があり、自分は代表として活動もでき、次回の衆議院選挙に備えることもできるとし、それなりの手ごたえを実感しているようです。

さて、政界に永く君臨する与党議員たちは、この現象をどう見ているのでしょう。最初は山本太郎というタレントあがりの空気を読まない変わった議員、という程度の目線でしかなかったかもしれませんが、今回は、多くの市民を動員しているという事実を、明らかに垣間見せるものになったのは間違いないことです。これまでも、"政界の異端児"と呼ばれるような人物は時々現れたでしょうが、しかしそれも、同じ箱の中での異端だったろうと思うのです。ところが山本太郎の場合は、これまでの政界セオリーの箱には入らない、全く異質な方法で国会に挑んでいるのです。
 
この山本太郎現象を、「ポピュリズム」だとする学者もいるようです。ただし「ポピュリズム」については間違った解釈をしている人も多いとのこと。今回の選挙について日本記者クラブがフォーラムを行った中、中島岳志大学教授が現在の政治動向について分かりやすい分析を披露し、そのあたりの説明をしているので次にリンクを紹介します。

中島岳志教授は、山本太郎現象は日本だけで起こっているものではなく、米国で近年一定の支持を集め続けているバーニー・サンダース大統領候補の名をあげ、山本太郎は彼と同じ立ち位置にいるとも指摘。今後の新しい政治スタイルとして、欧米諸国では注目されつつあるのだと言っています。

山本太郎について、中島岳志教授は別のサイトでも特集しているようです。
(中島岳志教授は、山本太郎に興味シンシンのようですね。)

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山本太郎はA型です。
彼の猛進ぶりは「石橋を叩いても渡らない」イメージのA型からは、だいぶ遠い存在にも見えますが、A型は覚悟を決めて一度思い切れば、誰よりも、猪突猛進にも変人にもなれるところがあります。

また、通常の血液型的セオリーで考えるなら、古い体制をぶち壊し(ぶち壊すを提唱したのはN国で山本太郎ではありませんが)、改革を唱えようとするのは、どちらかというとB型的ではないだろうか?とも思えます。しかしB型は、同じ壊すのでも案外、山本太郎のような熱のある戦法は取らないことが多いのです。それは"壊しや"と呼ばれている小沢一郎(B型)を見ても分かります。

さて、この山本太郎旋風は、ホンモノになるのでしょうか。血液型的に分析したとき、彼がA型であることが、実現する可能性を高めるかもしれません。日本がA型社会であり、社会システムもがっちり固められています。そういう中では、どんなに新しい良いアイディアを持ったB型が現れたとしても、いつの間にか弾かれてしまうのです。そしてそのB型は、どうして弾かれたのかさえ分からないことが多いことも。

実際、A型日本社会で成功したB型の方々というのは、100%と言ってもいいくらい、A型の支援者やフォローがあって初めて成し遂げているのです。けれど、A型的感性を理解している同じA型がそれに対峙しようとするなら、どうすればその隙間に食い込むことができるのか、どうすると弾かれるのか弾かれないのか、分かることができるということです。

そしてまた、スポーツと違ってヒーローになるだけでは人々を動員することは出来ません。山本太郎が人々と同じ目線で「力かしてくれよ」と訴え、兄貴的なリーダーシップを取ろうとするスタイルは、シャイな日本の人々を動かすのに向いているような気がしています。これもまた、A型が成功しやすいリーダーシップの取り方といえます。

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今回の、選挙の成り行きを眺めながら、日本に今、2つの道が見えているように感じています。

安倍首相率いる現、政界も、日本を思い、変化に対応しようと舵取りをしています。しかしそれは、これまで乗ってきた船を新しく塗り替え、装備を整えようとしている感じです。一方では、その船には、あまり乗る気にならない人々がいます。だからといって、別の船も今までは見当たらなかったのですが、そこに「こっちに乗ろうよ」と、新しい船を用意したのが山本太郎率いる、れいわ新選組なのかもしれません。どちらの船も、今のところまだ行き先が見えてきません。あるいは、もっと別の、第三の船が必要になるかもしれません。政治の混迷は、今しばらく続きそうな気配がいたします。


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(関連記事)


2019-08-15

血液型でこれまでの政界をちょっと眺めてみました①

21世紀、グローバルリズムの流れ


「人間を研究観察する仕事をしています」などと言っておきながら、叱られそうですが
政治のことなど、一生書くことはないだろう…と思っていました。
そもそも苦手で関心も薄く、幸い私がこの研究の代表を受け継いでからというもの、政治に関するコメントを求められたことはなく(以前はたまにありました。)、万一求められても、「断ってしまおう」なんて、思っていたくらいなのです。

しかし、今回行われた参議院選挙の際、誰に投票すべきかと調べているうちに、これまでとは、何か異なる、大きな変化の兆しを感じました。
もしかしたら日本国の政治は、今、重要な局面にきているのかもしれない。
だとすれば、記録に残しておかなければならないと、重い腰を上げたというわけなのです。

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さて、現在の安倍内閣、7年目という長期政権に突入していますが、少し過去にさかのぼりながら、近年の政治動向と同時に主要な政治家の血液型を挙げていきたいと思います。

経済の視点で眺めるなら、日本は高度成長期から1980年代のバブル期を経て、1991年頃にはバブル崩壊。その後は期待されるような景気回復には至らず、多少の上下を繰り返してはいても、この20年ほどはデフレから脱却できずに下降し続けているとのこと。
また同時に、21世紀に入った頃には世界中でグローバリズムが唱えられ、良い悪いは別にして、金融商品取引への外国人参入なども含め、国内経済の質自体が変化していったようです。

それは時代の流れだったのかもしれませんが、そうした変化の中で、象徴的な存在になったのは、郵政民営化を推し進めた小泉純一郎元首相です。

■小泉内閣(2001年4月~2006年9月)

小泉純一郎=A型

彼は異色ともいわれた総理大臣で、多くの政治家がとるような慣例的な行動をあまりせず、一匹オオカミ、あるいは”変人”などとも呼ばれていました。しかし一方で、総理になる以前まで従事していた福田赳夫(O型)、そして福田派に対する忠誠心の強さは周囲にもよく知られていたということですから、党内でも「変わり者だが筋のあるやつ」ぐらいの一定の評価は得ていたのでしょう。
血液型的見方をするなら、ヤルと決めたら断行してしまう、ある意味"破滅型タイプ"のA型なわけですが、一本筋が通っているだけに、周囲も一目置くようなところがあるのです。

その頃、バブル崩壊から10年経つというのに、派閥などに縛られてぐずぐずしている日本の政治に閉塞感を感じていた一般大衆にとって、小泉純一郎の清々しさや潔さは大へん好感を持たれ、日本中に「小泉旋風」を起こしました。何と、当時は最高値で、87%もの支持率があったとのことです。
「彼なら何かを変えてくれるかも?」と、人々は大きな期待を寄せたのです。

実際、小泉内閣は、「聖域なき構造改革」を掲げ、郵政民営化や労働者派遣法の規制緩和などを始めとする官から民への"小さな政府"、あるいは銀行の不良債権処理などを、急速に実現させていったのでした。
また、それらの立役者ともなった人物は、政府のシンクタンク的存在として活動していた竹中平蔵でした。

竹中平蔵=O型

(2001年~2006年/経済財政政策大臣、総務大臣などを務める)

学者ならではのロジックや、(O型らしい)一言多い発言などもあり、時おり周囲からひんしゅくを買ったりしていましたが、盤石内閣のA型小泉首相の下にあったことで、5年にわたって手腕を振るうことになりました。

これはA型上司とO型部下のおもり関係が上手く働いた例になると思います。
鳴り物入りで入ったはいいけれど、政界の内情もよく知らず、周囲からやや冷やかな空気を感じていたことでしょう。
O型はハツモノには弱いところがあり、場慣れするまではだいぶ余分な力が入りがちになります。しかしボスがA型だと、O型はフォローしてもらえる安心感を持ちます。小泉首相は"思い切りの良いA型"です。首相に「頼むよ!」と言われれば、「よ~し、やっていいんですね!」という気持ちになったのではないかと思います。
学者が自分のロジックを頭で考えるだけでなく、実際の行動で実現できるというのは、冒険でもあり、大きな喜びでもあったはずです。まして目的志向性の強いO型なら、尚のこと燃えたに違いなく、しかもそれが国政舞台です。野心家の(たぶん)竹中平蔵にとっては、またとないチャンスだったに違いありません。

ただしこの「小泉・竹中改革」は、当初から賛否両論があり、最近では否定論の方が目立っているようにも感じます。
日本は改革、改革と言いながら、なかなか物事が動かない、という現象が実際よく見受けられます。そして「誰か思い切ってやってくれないのかねえ」というジレンマが蔓延するわけですが、そんなときに現れたヒーロー(?)が小泉純一郎だったのです。
それに答えるには、少々強引でもスピード感をもって推し進める必要があったのでしょう。

もちろん現在問われている問題は、そこではなく、"小さな政府"(緊縮財政)や”グローバルリズム”に向かう政策が、果たして良かったのかどうかというところにあるようです。
竹中平蔵は、当時の米国的理論(※現在のトランプ政権は反グローバリズムで異なる政策である。)を日本の財政政策に持ち込んだわけですが、それを日本の体質に合うように精査したかどうかは問われるところです。

いずれにしても、小泉首相が総理辞任と共に政界引退を表明したことで、「小泉・竹中改革」も一旦区切りをつけ、次の安倍晋三にバトンタッチされることになったのです。

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(関連リンク)
血液型でこれまでの政界をちょっと眺めてみました②




2018-11-20

2018インドネシアPartⅢ/O・B社会の中でA型チームが作ったステキな学校

ジョクジャカルタで見つけた"本当の学校"


今回のインドネシアの旅のもう一つの目的は、学校のリサーチでした。それは半年前のある日、「バリ島に"世界で一番素晴らしい学校"と言われているところがあるよ」と、知人から聞いたことに始まります。

早速インドネシアのホリィさんに聞いてみると、彼女もその学校については知っていると言います。
「そんなに有名になるほどいい学校なら、やはり見学しなくては…」

私は早速、ホリィさんに手配してもらうことに。すると、エヴァさんからも、一緒に見学したいとの申し出がありました。エヴァさんは、インドネシアの小さな町に血液型保育を取り入れた幼稚園を作りたい!という大きな夢を持っています。もちろん、それが実現したら私にとってもこんな素晴らしいことはありません。
そんな事で、私たちはバリ島のGreen Schoolを訪ねたのでした。


世界的に有名になっているだけに、各国からたくさんの人々が見学に訪れているようです。写真のように、校舎はすべて竹でできていて、別名「竹の学校」とも呼ばれています。学校は幼稚園から大学まですべて揃っており、少人数で授業が行われています。教室という閉ざされた部屋は無く、どの部屋も開放的で、黒板もありません。生徒たちは先生を囲んで輪になって、あぐらをかいたり、チョコレートをかじったり、寝そべったりもOKの、まったく自由な姿勢とスタイルで授業に参加しているのです。

そしてこの学校のもうひとつの理念はECO。自然に触れ、自然から学び、地球環境を大切にする心を育てていこうという試みです。温暖な陽気と、穏やかな人々が暮らす楽園バリ島の地にあって、とても美しい、まさに理想的な学校モデルと言えそうです。

ところが、難点があります。授業料が高すぎるのです。生徒たちは、恵まれている一部の家庭のお子さんたちばかり。インドネシアのバリ島にありながら、ヨーロッパやオーストラリアからの移住者らが半数以上を占めているようでした。これでは、現地の人々にとっては夢のまた夢となってしまいます。

エヴァさんと私は、少々テンションが下がり気味…。
「うわぁ~あんなステキなお家に住めたらいいな~~えー?10億円?そんなのハナから無理じゃん!」という時の気分と、同じかな…。

するとしばらくして、エヴァさんが言い出します。
「ジョクジャカルタに、貧乏の人が行く同じような学校があるよ」

何と、彼女はその学校のことを以前から知っていたというのです。
「見学できるかどうか、すぐに連絡をとって下さい!」
私は即座にそう言いました。

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そして、やってきました。
ジョクジャカルタにある、貧乏な人のための学校へ。そこは田んぼの真ん中にある、小さな小さな学園(ホームスクール)でした。
そんな小さな学園に、幼稚園から高校生までの生徒さんが通っています。授業が始まる前の子どもたちは、みんなそれぞれに遊んだり、本を読んだり、木登りしたり…。その一人一人の瞳はキラキラ輝いて、どの子もハニカミながらも優しい笑顔で私たちを迎えてくれています。

しばらくすると、学長さんがきました。A型の男性です。そして学長さんは、私たちに学校の説明をしてくれました。その理念や方針の内容は、まさに、私が思い描いている通りのもの!詳しい内容について、今回ここでは書ききれません(こちらの学校については、改めてご紹介すると思いますので…)が、何よりも私が共感したのは、『観察』を非常に大切にしているというところでした。

"自由に育てよ" ”個性を伸ばせよ”と、ずっと昔から言われてきてはいますが、だからと言って、自由奔放、野放しにして良いというわけではないはずです。子ども自身が自らの"個性"や"能力"に目覚めることができたら、子どもは自ら学んだり自制したり、理解したりすることができるのでは?そして、そのためには何が必要なのか、と考えたとき、『観察』すること…その力を身に着けることが、まず大切なのではないだろうか?『観察』する力が、物事の理解につながるのでは?そんなふうに、私は考えていたのです。そしてこの『観察』する力は、血液型人間学においても、非常に重要になってくるのです。

私はこの学園について、もっと詳しく知りたくなりました。エヴァさんの幼稚園作りの夢も、この学園をモデルにしてみることで、より実現の可能性が見えてきそうです。

学長さんのお話が終わるころ、この学園のオーナーだという女性が部屋に入ってきました。小柄のとても穏やかそうな女性です。血液型は学長と同じA型でした。O型とB型パワー全開のインドネシアの中で、子どもたちの教育を一生懸命考え、静かにひっそりと、小さな学園を運営していたのは、A型チームだったようです。

最後にオーナーが、この学園について書かれているという本をくださいました。
そして一言。
「この学園の基になっているのは、"窓ぎわのトットちゃん"なんですよ」

「え?そうなんですか?」
私はオーナーから出た意外な言葉に、驚きを隠せませんでした。窓ぎわのトットちゃんとは、黒柳徹子さんが通われた学校について書いた、有名なベストセラー本です。はるばるインドネシアの地で訪れた学校に、いたく感激していたら、何と、その原型は日本にあったというわけなのです。

私は日本に戻ると、早速、窓ぎわのとっとちゃんを取り寄せました。当時、あまりにも話題になった本なので、読んだ気もするのですが、何せ私はまだ二十歳前後。教育にそう関心があったわけではなく、一応手に取ってみた、というぐらいの記憶しかありません。

この本に出てくるのは、トモエ学園という小林宗作氏が創設した小学校。非常に自由な教育方針でリトミック教育法を実践したことでも知られているそうです。そして小林氏の教育もまた、『観察』を何より大事にしていたということが、本を読むとよく分かります。

それにしても、こんなにも子どものことを考えた方がおり、それを実現させた学校が、日本にあったという事実。それを、海を越えたインドネシアの地で、改めて知らされた私は、嬉しいのか?寂しいのか?もどかしいのか?何やら言いようのない複雑な気持ちです。

トモエ学園は、東京大空襲で焼失し、わずか8年しか運営することができず、その後も再校することは叶わなかったそうです。日本で、トモエ学園の教育を受け継ぐような学校は、以後、表れていないのでしょう。
ところが、海の向こうのインドネシアで、このトモエ学園の教育法を研究し、実に素晴らしい形で実現させている学園があるのです。

そうしてみると、日本には、世界のモデルになるような原型が、実はいろいろあったりすることが、多いような気がします。ところが、それが実際に活用され、花開くのは、海の向こうの地であったりするのです。インドネシアでエヴァさんの幼稚園が実現するなら、『血液型人間学』もまた、あるいはそうなるのかもしれません。

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愛を込めて。



2018インドネシアPartⅡ/先生たちの行動観察しました!

血液型的行動は先生方にもバッチリ表れました!


主催者プラノヲさんの計らいで、今回のイベントは全て血液型グループに別れて行って下さるという、本当にありがたい観察のチャンスをいただきました。

写真の奥から、O型(緑リボン)、AB型(黄色リボン)、B型(赤リボン)、A型(青リボン)の順で並んでいます。スタッフを兼ねている先生もいてメンバーが入れ替わるため人数は正確ではありませんが、各血液型のおよその分布は、O型14名、B型9名、A型8名、AB型4名ほどとなります。O型が一番多く、B型とA型は同じくらい、そしてAB型の順です。

さて、今回のイベントはペットボトルが主役。このペットボトルを利用して工作を作ろうということで、グループごとに2種類の課題で自由制作にとりかかりました。

O型グループは一致団結!ハートで埋め尽くした作品に!

こちらの写真はO型グループ。O型は人数が多いので2つのグループに分かれました。
こちらのグループはハートの形をたくさん作ってボトルにどんどん貼り付けています。どのグループより作業の取り掛かりが早いです。一人が直感的に行動を起こすと他のO型もすぐにそれに同調して一致団結します。もうひとつのO型グループも同じようなスピードでした。
普段は個性豊かで独自性を追求したがるO型ですが、グループでの作業や競争となると即座に団結できるのがO型チームなのです。




あれ?作業半ば頃になってきたら、なぜか輪の中にお菓子が出現~
私が半分冗談で「これは作品に使うのですか?」と聞きましたところ、「食べるんですよ~ハハハ~」と全員で大笑い。
とまあ、こんなところも、とってもO型さんらしいところです。




少し全体が見えにくいですが、ハートのボディーに羽をつけて蝶々になりました。
このO型グループ、最初は丁寧に作っていたのですが、だんだん他のグループが仕上がってきて時間が無いと感じたあたりから、一気に仕上げようとするあまり、少々最後が雑な感じでもったいない気が…。これはO型さんによくあることなのです。



見よ、A型ならではの作業の美しさ~

こちらはA型グループです。
2つ目のテーマでの作品ですが、何と、設計図が書かれています。他のグループはどこも試行錯誤で作品を仕上げている中、こんな段取りをしたのはA型さんたちだけでした。
しかも、作業場がいつもきれいに整っています。

ひとりがチョキチョキと折り紙を切ると、他の誰かがそのすりから片付けているという感じ。


他のグループは切り刻んだ折り紙が散らばっているのに、A型さんグループは作業が終わったとたんにゴミひとつ無い状態に!A型の仕事の美しさには脱帽ですね~

ただ、終了までに一番時間がかかっているのもA型でした。O型のように一番に仕上げようとして慌てるようなことはありません。こういう時のA型はマイペースにすら見えるほど自分の納得のいく手順で丁寧に進めます。これもA型グループの特徴ですね。

(写真は左がA型、右はB型の作業場です。)

打合せを全くしないでクリエイティブ度の高いモノが出来上がっちゃうB型



この観察が始まる前に、ホリィさん(B型)がこんな話をしてくれました。
ホ「B型は市川さんの言う通りホントに打合せしないですね~。私は従妹と妹の3人1組でバティックを作るコンテストに出ました。3人ともB型です。スタートして誰も何も言わずに自分の描きたい絵を布に3方から描き始めました。しばらくして私は言いました。"私たちは何を描こうとしてるんでしょう?"しかし、3人とも分かりません。だんだん時間が無くなりました。あと5分というところで、3人がそれぞれ勝手に描いた絵柄を見て、じゃあ、コレにしましょう。と、私がその中の一つに決めて、何とか一つの絵になるように工夫して完成させました。」
私「何を描こうか?という相談をまったくしなかったの?」
ホ「はい、まったくありませんでした」
それでも出来上がったものは、それらしくなったのだそうですから、何とも不思議。

そんな会話の後でのB型グループ観察です。
するとどうでしょう。ホリィさんの報告と同じ状況がここでも起こっています。
B型先生たちは、ひとりはボトルを四方八方から切り刻んでみたり、ひとりはボトルを潰してみたり…。それぞれが無言の中で勝手に試行錯誤を繰り返している様子です。「何作ろうか?」などという相談は一切行われておりません。他のグループはだんだん形になり始めていて、A型などは既に設計図が描かれているわけですから、何を作ろうとしているのかは一目瞭然。ところがB型グループだけは、上の写真のような状態で、何にも進んでおりません。さて、いったいどうなるのかしら?

と思いきや…。
いつの間にかこんな可愛いお魚さんが完成してしまいました。
グループのそれぞれが勝手にいろいろ作ってみる中で、その一人の作品がなかなか良く出来ている…そして最後の方で「あなたのそれにしよう!」ということになり、みんなで仕上げを手伝ったという経緯のようです。つまり、ホリィさんの経験と、まったく同じことが進行したというわけなのです。




そして面白いことに、作品としては一番クリエイティブ度が高いユニークな作品に仕上がっている気がするではありませんか!?

やはりAB型は中道を行く?

写真はAB型の創作作品です。
さてAB型は、どんな手順で作業を進めるのでしょうか?

これが実に面白いことに、A型とB型の各エッセンスを取り出したような作業手順だったのです。
まず、B型と違って全く話し合いがないということではなかったようです。
「何作る?」
「ちょっと作ってみるね」
「あ、そう。じゃあ、僕もアイディアあるからちょっと作ってみるね」
「ふんふん、なら、2つ作ってみて、よく出来た方を選んで出品しよう」
というような感じです。
AB型は4人いましたが、そのうちの2人がそれぞれ自分の作品を懸命に作り始めました。この時の2人は、すっかり自分の世界に入り込んで子どものように夢中~♪他の2人は「君たちに任せた!」とばかり、さっさと他のお手伝いに…。
そして結果、写真の彼の作品を出品することにしたというわけです。

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また、この作品作りで、プラノヲさんが1つの課題を出しました。それは、「ペットボトルを観察して思いついたワードを全て書き出して下さい!」というものです。
それにおいてもそれぞれの傾向が表れたのですが、まず、最もたくさんのワードを抽出したのはB型グループでした。「軽い」「透明」「音がする」「円柱」…etc。この、観たまんまを観察する能力というのはB型が得意とすることろで、これは右脳的思考によるものだと認識しています。またB型とは逆にAB型は、最もこれらワードの抽出が少なかったようです。こうした課題ではボギャブラリーが少なくなりがちなのはAB型にある傾向なのですが、おそらく複雑に考えすぎてしまうのではないかと予測します。分析が得意なAB型の一方にある弱点だとも言えます。
O型が面白かったのは、ボトルの観察とは関係のないワードが続出していたことです。「ハート」「愛」「可愛い」など、感情に付随するワードが多かったのもO型さんらしいです。


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いかがでしょうか?
それぞれの特徴が如実に表れていることが分るのではないでしょうか。これらの傾向は、子どもの観察でも、日本の数々の過去の観察においても、ほとんど同じ形で表れている内容です。
子どもも大人も同じ~♪国が違っても同じ~♪

そしてこうした現象を目のあたりにするたびに、「血液型体質、侮るなかれ!」と、私は心の中で呟いているのでした。
そして私は、考えざるを得ません。

例えばB型。そもそも「相談」とか「話し合い」とか、そうした集団行動では当たり前のことと考えられてきたことが、指導側の大人のB型先生でさえ、その感性を、実は持ち合わせていないというのが、この観察でも実証されているのです。だとすれば、現社会の多くのB型たちは、表面的にそのやり方に合わせているだけなのかもしれません。"合わせているだけ"の人生なんて、その本来の能力など、出せるはずもありません。
あるいは、このケースではたまたまB型が例にあがりましたが、他のタイプも、それぞれに仕方なく"合わせているだけ"の部分があるに違いないのです。

人間たちが、何れかの社会で、その枠に子どもを収めてしまおうとするならば、その子の本来の力はどれだけ削がれてしまうことか…。社会や集団としてまとまる必要があることも分かる。しかしだからといって、もしも真の能力の、その半分も出さずに生涯を終えていく人生が大多数となっているとしたら、それは個人の生命にとっても、社会にとっても、正しいことなのだろうか?

今回の旅には、実はもう一つの目的がありました。それは、エヴァさんの「インドネシアに幼稚園を作りたい!」という夢を実現させるための調査です。
私たちは、このイベントの後、ジョクジャカルタである学校を訪ねることになりました。そこで見た子どもたちの笑顔。その素晴らしい学校の原型とは!?
その報告は、後日掲載いたします。


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愛を込めて。

2018-07-01

【2018 FIFA World Cup】第3戦、親日国ポーランドの血液型分布は?

試合よりお互いの国民気質が気になってしまった第3戦

第3戦は6月28日に行われました。
スタメン選手の顔ぶれは大幅に変更された模様です。
【スタートメンバー】
GK_川島 永嗣 (O)
DF_酒井 高徳 (A)
DF_長友 佑都 (O)
DF_槙野 智章(O)DF_吉田 麻也 (O)
DF_酒井 宏樹 (A)
MF_柴崎 岳 (B)
MF_宇佐美 貴史 (B)
MF_山口 蛍 (A) 
FW_岡崎 慎司 (O) 
FW_武藤 嘉紀 (A) 

岡崎➡大迫/宇佐美➡乾/武藤➡長谷部



【試合結果】🏆ポーランド(1) × ジャパン(0) JFA,JP公式サイト参照

日本チームはポーランドに負けたのですが、一方のコロンビアと対戦したセネガルと日本が2位で並び同得点になったため、唯一フェアプレイポイントで上回る日本が決勝進出になったという経緯です。

3戦目のこの試合は、勝つかあるいは引き分けならば決勝進出。しかし日本がポーランドに負けた場合は…
①セネガルが勝つ➡日本は2位で出場決定
②コロンビアが勝っ➡日本はセネガルと同得点➡フェアプレイポイントの差で出場決定
③セネガル×コロンビアが引分け➡日本はコロンビアと並ぶが得失点で下回るので3位敗退
ということだったようです。

両試合は同時に行われていました。試合開始の時点ではどういう展開になるかは分からなかったことではありますが、サッカーの場合、こうした数々のパターンを想定しながら試合を進めるのでしょうか?「とてもデリケートな試合になるだろう」と、西野監督が試合前のインタビューで言っていたのはこういうことだったのですね。
とにかく、試合はなんだかゆる~く、スローペースで進んでいたような気がします。なにせ、2戦目のセネガルチームとのスピード感溢れる試合を、たった数日前に見たばかりだったので、「選手を大きく入れ替えたせい?」「ポーランドが動きが鈍くて、それに日本も合わせてるの?」「日本はひたすら守りを決めこんでるの?」などと、素人的憶測でブツブツ思いながら、動きの少ない両チームを眺めていたのでした。
前半は、何度もポーランドにゴールを攻められながら、川島GKはよく頑張って守ったのですが、後半、10分そこそこを経過したところで、とうとう1点を許してしまうことになります。
そして、ここからの試合の運びが、それがサッカー文化なんだと、サッカー通の人は言うようですが、なかなか意味深なものになったのでした。日本はとにかく、点を取らせないという守りの姿勢を更に強めたわけですが、「まだ残り30分もあるんだから、とにかくがむしゃらに1点頑張って入れようよ!」というのは、どうやらド素人な考え…? その上、ポーランドチームの方も積極的に2点目をとりに行くという雰囲気があまりない…?この時点では③のパターンです。
そうこうするうちに、残り15分ほどとなり、すると一方の「コロンビア×セネガル」の戦況に動きがありました。コロンビアが1点を得点したので、②のパターンに入ったわけです。すると日本選手たちは、もうボールを送るだけで試合を進める気がありません。ポーランドチームもそれを了解済みの様子で、自分たちの勝ちは決まり、3敗退場という最悪は逃れたわけだし、あとは日本チーム決勝進出のためにむしろ暗黙の協力をしようというような、紳士的な振る舞い?だったということのようです。

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ポーランドの血液型分布!
まあとにかく、次のステージに行けたことをヨシとしましょう。
それよりも、この試合を観ながら、ポーランドのことが気になったので血液型分布を確認してみました。

O型=35% A型=38% B型=19% AB型=8%

欧州国にしてはB型とAB型がちゃんといますし、日本(31%,38%,22%,9%)の分布と比べても、O型が少々多い分B型が少ないという感じで、血液型バランスの、よい国だったのですね。
そういえば、ポーランドとはどんな国だったか?聞いたことはあっても具体的なことは何も知らなかったのだと思い、ポーランドについて検索をしてみました。

※ポーランドについての概要➡Wikipedia
※ポーランドの人々は日本に感謝しているほどの親日国なのだそうです。➡MAG2NEWS「なぜポーランドの人々は日本に感謝し続けるのか」
戦争当時の混乱や悲惨さがどれほどか、今世代の私たちには想像できませんが、それにしてもそんな以前のことを、義理堅く今も感謝し続けて下さっているなんて、今となっては我々日本人の方こそ、お礼を言いたいぐらいですよね。こうした日本人の武勇伝は世界中のいろいろな国で耳にするのですが、当の日本人はあまり知らないことが多いものです。今の日本人にも、当時の日本人の心意気が残っていることを切に願います。
今回のサッカーの試合での、ポーランドチームの紳士的協力?は、こうした親日感情の良さも加わっているのかもしれません。それに私の知る限りですが、日本と血液型分布が似ている国は、なぜか友好的なことが多いようです。友好的というより、何となく相手国のことがわかるから気が合う…というような感じかもしれません。
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西野監督のA型らしさ全開!

西野監督については、以前の記事で少し触れました。
試合やイインタビューで西野監督の姿を拝見しながら、「A型らしい人だなあ」というのはずっと思っていました。振る舞いも、とてもダンディです。今回のポーランド戦で見せたリスクをできるだけ避ける慎重さも、A型的な決断のような気がします。その上更に、A型らしさを物語る記事を発見しました。


ダンディー西野監督の素顔「選手たちとのきめ細かすぎるつきあい方」(文春オンライン)

西野監督の情報収集は非常に細かい。とりわけ選手の情報については、コーチやトレーナーからこと細かく聞いている。選手の中には試合に出たいがゆえに、ちょっとした怪我や病気を隠そうとするケースがある。試合に影響しなければいいが、多くの場合は問題が起こり、選手の交代時間が早まったり、怪我が重症化したり、チームに影響が出てしまう。そのために選手を観察し、情報を仕入れ、ちょっとした変化すら見逃さない。

興味のある方は、全文を読んで下さるのがいいのですが、西野監督は、選手たちの挙動や会話によく耳を傾け、情報を集め、選手たちの状況を常に事細かに把握しているのだそうです。
監督や上司に立ったときのA型というのは、まさにこうしたやり方をするのです。優秀なA型上司は、それとない、気さくで穏やかな上司という印象を与えながら、部下の細かい情報を驚くほど細かく収集し、部下を把握しようとします。だから『人事のA』と我々は呼んでいるのです。

さて、次のステージは、ベルギーとの戦い。ベルギーの血液型分布は(O型=46%, A型=43%, B型=8%, AB型=3%)と、イギリスに近い血液型分布でO型色がやや強いようです。
試合は7月2日(日本時間は3日午前3時)となります。



2018-06-26

【2018 FIFA World Cup】第2戦、血液型目線で選手を観察してみた

W杯!日本代表のサムライっぷりを応援しよう♪(第2節)


W杯、2戦目に対するのはセネガルでした。

(※セネガル=西アフリカ、サハラ砂漠西南端に位置する。共和制国家)

試合が日本時間で深夜0時からだったので、リアルタイムでTV観戦できる人は少なかったかもしれません。

実は、サッカー観戦をするのはずいぶん久しぶりで、前回観たのはいつだったのか、対戦相手はどこだったのか、思い出せないぐらいなのです。しかし久しぶりに腰を据えて観てみると、日本チームのプレーは格段に上達して洗練されているというのが、素人目にもよく分かります。久しぶりに観たからこそ、その歴然たる差を感じたのかもしれませんが、何というか、その進化ぶりを観れただけでも感無量という気分。

さて、スタートメンバーは第1戦目と同じ構成でした。

セネガル(2) × ジャパン(2) JFA,JP公式サイト参照
【スタートメンバー】
GK_川島 永嗣 (O)
DF_昌子 源 (AB)
DF_長友 佑都 (O)
DF_吉田 麻也 (O)
DF_酒井 宏樹 (A)
MF_柴崎 岳 (B)
MF_原口 元気 (O)
MF_香川 真司 (A) 
MF_乾 貴士 (A)  ※得点1(34分)
MF_長谷部 誠 (O)
FW_大迫 勇也 (O) 

【選手交代】
香川真司(A)➡本田圭佑(AB) ※得点1(78分)
原口元気(O)➡岡崎真司(O)
乾 貴士 (A)➡宇佐美貴史(B)

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試合経過
・試合開始後11分、ゴールぎわで川島がボールをガード、しかしそのボールを相手選手に跳ね返されて得点されてしまいます。川島選手、悔しそうです。
・日本チーム、長友が乾に渡して、乾が少し態勢を整えてシュートを決めます。前半34分で同点にしました。
・日本はこの勢いに乗って前半にあと1点入れられたら最高です。原口→柴崎→大迫とシュートの流れができましたが、大迫選手の足が間に合いませんでした。大迫選手、チャンスを逃して無念!
・同点のまま後半戦へ進みます。
・そして後半、71分でセネガルのムッサ・ヴァゲ選手に得点されました。セネガルチームがシュートの流れを形成しようとする中で日本チームも即座に防御を固めますが、こういうシチュエーションになった場合、彼らの手足の長さや足の速さを抑えきるのは少々難しそうです。残り時間20分というところで2対1に追い込まれました。
・ここで香川から本田に選手交代です。
・本田が入ってチームのちょっとガッカリなムードが変わるでしょうか…と、数分後、日本チームがゴールに迫り、揉み合いはじかれたボールを乾がゴール前のいいところへ送り込み、本田はそれに絶妙なタイミングを合わせてシュートを決めました。
・これで同点。残りおよそ10分、可能であるならあと1点追加して勝ちたいところでしたが、試合終了となりました。
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セネガルチームはやはりスピードが違います。風のようにササッと走ってきてボールを持っていかれる感じです。しかしセネガルチームは後半少々疲れが出ていた気配もありました。日本選手たちはしがみついてよく防御していたと思います。得点のチャンスを作りながら何度か逃しているので少し残念ですが、しかし全体的にはチームワークを常に乱さず攻撃モードで攻めていた印象でした。

長友選手がいつも的確な位置にいて良い態勢づくりをしているというのがシロウトの私にも分かります。彼のブレない落ち着きはチームのムードづくりに重要な役割を果たしているのではないでしょうか。経験値の高いO型の人というのは、その人がそこに居るだけで周囲に大きな安心感を与えます。

にわかサポーターなので上手く説明できませんが、B型の柴崎選手の動きは他の選手たちとちょっと違う、ある種の天才性を感じます。せめぎ合いで誰もが一瞬、ボールの行方が分からなくなっているような状況でも、柴崎選手は冷静にボールを把握して捉えているという場面が何度かありました。

本田選手はスタメンからは外れていますが、交代選手として1戦目も、今回の2戦目も、得点に貢しました。ボールのタイミングをつかむのが的確でとにかく巧いんですね。本田選手の場合スタミナが足りないところがあると聞いているので、スタメンでの起用よりこういう形の方がいいのかもしれません。AB型がある分野で高い技術を身に着けるとき、AB型的なセンスでそれがより高い精度で洗練され、そしてサラッと結果を出してしまったりするのですが、本田選手のシュートはまさにそんな感じです。

それにしても、スタミナが足りない…というのは、いかにもAB型らしいです。しかしこれは仕方のない面があります。たとえばO型の長友選手のようなタフさやスタミナを、AB型の本田選手に求めるのは無理があるのです。それぞれの機能と特性に合った鍛え方、使い方をするのが一番良いことで、今のところ西野監督の采配は成功しているようです。



次回、第3戦目に対するのはポーランドです。
(6月28日、日本時間23時キックオフ)


2018-06-25

【2018 FIFA World Cup】A型西野監督率いる"SAMURAI BLUE"

W杯!日本代表のサムライっぷりを応援しよう♪(第1節)


2018,FIFA(Federation Internationale de Football Association)サッカーワールドカップが開催中です。血液型を通してサムライ・ジャパンの活躍を追っていきたいと思います。

コロンビアとの初戦が行われたのは6月19日(火曜日)PM9時~。その日の夕方、私はいくつかの会合のために都内をウロウロしていたのですが、「この店、今日はめずらしく空いてるねえ」「今日はサッカー観るから早く帰っちゃったよ」などという会話が、行く先々で交わされておりました。

日頃サッカー好き人口が、日本にそんなに多いという実感はあまりないのですが、しかし21世紀以降の高視聴率歴代上位のそのほとんどが、FIFAワールドカップ観戦時だということなので、その日、東京の夜の街がガランとしても(渋谷以外!)、不思議ではないのかもしれませんね。今回のコロンビア戦も、瞬間最高視聴率は55.4%に達したのだそうです。
(過去W杯の視聴率)
・1998年W杯 クロアチア×日本(63.7%)
・2002年W杯 ロシア×日本(66.1%)
・2010年W杯 パラグアイ×日本(57.3%)

それにしても今大会、直前になって突然の監督解任劇なんかがあり、なにかと波乱含みで始まったわけで、選手たちも、決して完璧な状態で初戦に挑んだわけではなかったろうにと想像します。ところがそんな、誰もが「どうなることやら」と気がかりになったことで、勝利の女神が同情したのかしら?と思いたくなるくらい、試合開始後たった3分でコロンビア側のMFが退場、それが日本チームの得点につながり、しかもその後は10人対11人で試合を進めるという、日本側にしてみればなんともラッキーな展開となったのでした。
とにもかくにも、すったもんだの騒ぎの状況で初戦に勝ったことで、「え?勝ったの!?」と、サッカーにあまり興味のない人までも注目することとなり、今大会、なかなかの盛り上がりを見せてくれそうな気配。

以下は、日本代表の血液型リストです。

※選手のコメントはJFA,JPに紹介されている内容の一部を転載させていただきました。

チーム全体の血液型分布は、世界大会のような短期戦の場合、チームのムードを左右するので案外意味を持ちます。今大会は「O=10,A=7,B=3,AB=3」ですが、O型が少し多めにいることでチームの活力が強まりますから、なかなか良いバランスではないかと分析しています。

※対コロンビア戦は以下のメンバーで試合が展開しました。

コロンビア(1) × ジャパン(2)🏆 JFA,JP公式サイト参照
【スタートメンバー】
GK_川島 永嗣 (O)
DF_昌子 源 (AB)
DF_長友 佑都 (O)
DF_吉田 麻也 (O)
DF_酒井 宏樹 (A)
MF_柴崎 岳 (B)
MF_原口 元気 (O)
MF_香川 真司 (A) ※得点1(6分)
MF_乾 貴士 (A)
MF_長谷部 誠 (O)
FW_大迫 勇也 (O) ※得点1(73分)
【選手交代】
香川真司(A)➡本田圭佑(AB) ※アシスト(大迫の得点)
柴崎岳(B)➡山口蛍(A)
大迫勇也(O)➡岡崎真司(O)


2戦目のセネガル戦は次回の記事で更新します。
以下は今大会にまつわる追記のコラムです。
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日本サッカーのジレンマ
サッカーというゲームが日本に伝わったのはだいぶ昔のことでしょう。しかしサッカーというものが、日本の子どもたちの間に広く定着したのは1990年代で、まだ最近のことです。
学校の体育の授業や放課後なんかには、誰でも遊んだことのあるような馴染みやすいスポーツでもあったのですが、多くの学校は校庭のスペースを野球部やらテニス部やらが既に占めていて、サッカーまでの余裕はないのです。だから少年たちがサッカーに深く触れる機会が少なかったわけですが、そんなジレンマを打開するため、日本サッカー協会がプロリーグを設立したことで、一気に人気スポーツとなっていったという経緯があります。(日本サッカー協会/沿革)

とはいえ、日本のプロチームが、順風満帆にその道を突き進んできたというわけではないかもしれません。どんなことであれ、新しいことを始めるとなると、必要以上に世間の目は厳しいし、冷ややかだし、批判的なものなのです。馬鹿だ、チョンだ、弱っちいだとか、いろいろ言われながら頑張ってきたのではないかと思います。そういう紆余曲折を繰り返しながら、少しずつ層が厚くなり、技術レベルも上達し、FIFAの決定する世界ランクも、何と一度は9位に昇ったことさえあるのだとか。(日本代表FIFAランキング)

ところが最近、海外チームで活躍できるような選手も育っている一方で、サムライ日本としての成績は今一つのようです。まあ、このFIFAランキングというのは、ポイントのつけ方も複雑らしく、あくまで目安と考えればいいそうなのですが、それでも現在61位という位置づけは、選手もファンも、決して納得のいくレベルではないはずです。

そしてまた、サッカー後進国だった日本が世界レベルに進化するには、やはり欧州の指導者を呼ばねばダメだということで、これまでもサムライチームを率いてきた監督は、ほとんどが日本人ではなかったわけです。たしかに、試合の展開やサッカーセンスに関して言えばその通りなのですが、やはりそこには言葉の壁があり、しかも日本人特有の性質を理解する難しさなど、監督も選手も、そして協会も、双方にあったのではなかろうかと思います。

それでも過去歴代の、トルシエ氏も、ジーコ氏も、ザッケローニ氏も、そして今回の騒動のハリルホジッチ氏も、どの指導者たちも、日本と日本チームをとても愛してくれていたのだと、サッカーに精通していない私でさえ感じます。そして彼ら指導者が口を揃えて言っていたのは、「日本の選手とチームは着実に上達して優秀になっている。それなのに実力に応じた結果が出ていない」というものでした。だから彼らは尚更、指導者としてのプライドにかけて日本チームを何とか勝たせたいと思い、一生懸命になってきたのではないかとも思えるのです。

こうして、海の向こうからやってきた監督たちは、純粋にそのように思っているわけですが、"日本サッカー協会"っていうのは、全くもってニッポン的な組織でありますし、いろいろと事情も複雑になり、道理も、仕事の進め方も、監督たちとはさぞすれ違うことだろうと予測できるわけです。

"日本的A型気質"を再確認した監督解任劇
そんな背景の中でおこったのが、今回のワールドカップ出場権を勝ち取ったハリルホジッチ監督の、あまりに意表を突くような解任劇でした。これはもう、ハリルホジッチ本人だけではなく、誰の目にも「?」マークがいっぱいで、未だに不可解なくらいですが、マスコミや人々の勝手なウワサや憶測が飛び交うのを尻目に、コトは淡々と進められていたようです。後任に西野朗氏が就任することがすぐに発表され、協会はまるで何事もなかったかのごとくに、この件をさっさとリセットしてしまったというのが、私の正直な印象です。

さて、後任の西野朗監督の血液型はA型です。
こうした不可解な騒動の後始末を、シラっと収めるには、A型は最適任といえます。
A型はこんな時、余計なことは一切言わず、ひたすら寡黙にコトを進めていきます。ときとして周囲はその沈黙を、逆に不審がったり、恐れたり、独裁的だと捉えたりすることもあるのですが、A型的な感覚では、あちこちのほころびを取り繕っているうちに他のほころびが出てきて収拾がつかなくなるくらいなら、どう誤解されようがどう批判されようが、黙って行動するのが最もスピーディーだと考えるのです。実際その通りでもあります。

ただ、今回ふと思ったのは、それは確かにA型的な性質ではありますが、日本人のA型に、特に見受けられる特徴かもしれない、ということです。
なぜそういう思いに至ったかというと、今回の解任騒動の当事者ハリルホジッチ氏の血液型は解っていないのですが、彼の指導ぶりなどを聞いた限りでは、彼も高い確率でA型のような気がしています。そしてハリルホジッチさんは、最後の記者会見で次のように正直な気持ちを伝えました。
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「西野とのコミュニケーションは少なかったかもしれない。彼に意見を求めたが、あまり多くを語らない人だった。いつも『良かった』と言ってくれた。会長には解雇権があるので、解雇は問題ない。私がショックを受けたのは、前もって情報をくれなかったことだ。何の相談もなかった。西野にしても田嶋にしても、『ハリル、問題があるぞ』となぜ言ってくれなかったのか。一度も言われたことはなかった。私の得意分野である『最後の詰め』という仕事をさせてもらえなかった」(Wikipediaより
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これを読んで、ハリルホジッチさんに、私は同情したい気持ちになります。
ハリルホジッチさんが、多少頑固者で融通のきかないところはあっても、誠実に責任感と忠誠心で仕事を完遂させたいA型だったとしたら、それはほんとうに悔しかったに違いないのです。しかも彼には、今回のような、いかにも日本的な体質のやり方は全く理解できません。だから純朴に、まるでキツネにつままれたかのようなショックを受けたのでしょう。

ABO血液型は人類共通なので、どの国どの人種においてもABO遺伝子としての性質は同じなのですが、そこから派生する二次的性質には、その土地の文化歴史による特有のものが少なからずあるのも事実。今回の一連の出来事を眺めながら、それを日本の特異的な性質といったらよいのか、日本的A型の性質といったらよいのか、あるいはそういうのを総じてサムライ的な性質というべきなのか、正直、何とも判断がつかないところではあるのです。
とにもかくにも、A型西野監督は、その全てを背負っての出陣なんだろうと思います。A型が使命感のもとに崖っぷちに立たされたとき、開き直って本来の度胸と負けん気が顔を出します。西野監督は、なかなかの強さを見せてくれるのかもしれません。


2018-06-17

"オネエ系"タレントの血液型をリストアップしてみた

日本の"オネエ文化"を牽引してきたのはA型なのか?


現在、日本では、"オネエ系"と呼ばれるタレントやアーティストの活躍が目立ちます。

"オネエ系"とは造語でしょうが、みなさんもご存知のように、男性としてこの世に生を受けたものの、「ハートは女なのです」とか、「心身ともに女性に生まれ変わったのです」とか、「女性の装いと美を愛します」とか、「男ですけど男を愛します」とか…etc。まあ、とにかく、さまざまなパターンがあるようでして、以前は"ゲイ"とか、"ニューハーフ"とか、"オカマちゃん"とか、呼び分けようともしてみたのですが、どうも分け方が難しい。それにやはり、セクシュアリティのことはご本人のとてもナイーブなことですし、周囲で勝手に決めつけるのも失礼だわよね。と、そんな紆余曲折を繰り返す中…ならばむしろ、その辺をぜ~んぶひとくくりにしちゃった方が、当たり障りないんじゃない?ってことで生まれたカテゴリー(言葉)が、"オネエ系"なのだと思われます。

そして彼ら(彼女ら?)は、たんに目立っているだけでなく、アーティストとしてもその道を大へん極めている方が多くいらっしゃるのです。
そんなわけで、世の中にこれだけオネエ系人口が増加中なら、そろそろ血液型分布なんかを調べてみようかと、以下にリストアップをしてみました。


日本中のオネエ系人口を調べることは不可能なわけで、リストは主にTV出演している方たちです。つまり彼ら彼女らは、何らかのタレント性を売りにしており、そして公然とカミングアウトをした人たちということでもあります。
そしてリストを眺めると、なかなか興味深いことが見えてきて、「う~ん」と唸ってみたりしながら、少々困惑ぎみになったりもしました。

まず、数値上では一見A型が多いように見えますが、33名という母数では統計的に少ないので、現段階でA型が多いと言うことはできません。つまり、今の段階ではどの血液型だからオネエ系になりやすいというような偏りをいうことはできません。
そうではあるのですが、やはりA型リストに注目してしまいます。
三輪明宏からピーターまでの6名は、ずっと以前から女装男優やタレントとして知名度の高い面々。オネエ系のパイオニアたちはA型に勢ぞろいしています。それに加え、近年新たに出現して人気支持率を保ち続けているマツコ・デラックスやIKKOらもA型…。
もしかして日本のオネエ系の歴史って、A型がリードしてきたの?と言いたいくらいなのです。

●美意識の高さがオネエ系へ走らせる?
「A型男子は女装好き?」
そんなフレーズが頭に浮かびながら、いつだったか、友人のA型男性が化粧っ気のない私の顔をまじまじと見ながら、こう言ったのを思い出しました。
「オレがもし女だったら、完璧に化粧して徹底的に美を追求するね」
そこで私はつかさず切り返しました。
「別に女じゃなくたって、化粧なら今すぐできるわよ」
友人は笑っていましたが、まんざらでもない様子?

私が思うに、A型の場合、その完璧主義的な性質が、「美」を意識し、「美」に魅せられたりする中で、「女装」や「女性化」につながっていくことがあるのかもしれないなと。見方によっては一種のナルシストともいえるのですが、だって、あの三島由紀夫(A型)も、「完全美」を追求し過ぎての、あの身体、あの思想、あの行動だったと言えるのです。

●開き直ってカミングアウトするA型の強さ
もうひとつ、A型オネエ系について言及したいことがあります。
25年ほど前のことですが、20代の男子たちにアンケートをとりました。その中に「自分って"オカマ"かも?と思ったことがある」(Yes , No)という質問があり、Yesと答えたA型は何と、0%でした。
A型の性質というのは、白黒ハッキリさせたいところがあります。そしてこの頃の時代背景では、まだオネエ系を社会が受け入れていなかったというのが多分にありました。するとそういう社会通念の中でのA型の判断基準というのはとてもキッパリしてくるので、「0%」なんて極端な数値を打ち出してしまったわけです。
そしてまた、これは逆のパターンなのですが、「自分は"オネエ系"なのだ」と自ら認めた時、今度はA型は開き直り、キッパリと世間にカミングアウトしてしまう、ということなのです。

こうした事情が、リストにA型が目立っている理由ではなかろうかと、今のところ分析しているのです。
①完璧主義のA型男性は美意識が高く、それが女装を主とするオネエ系に向かう。
②白黒ハッキリさせたいA型は、社会に認めさせ己もケジメをつけるため、カミングアウトする。(A型の開き直り)

B型➡生まれながらの両生類?
また、他の血液型についてコメントするなら、B型のオネエ系の場合、いつものごとくA型とは対照的で、そもそもオネエ系だとか何だとか、自分のセクシュアリティについて深く考えたことがあまりなく、「気づいたら自然とそうだった」とか、「そもそも男でも女でもどちらもこだわっていない」など、ケジメの無い発言をしている人が目立っています。前出のA型の例で説明した同じアンケートでは、「オレってオカマかも~」にYesと答えたB型は、30%近くもいたのです。

O型➡戦って勝ち取ったセクシュアリティ
そしてO型のオネエ系を見ていると、小さい頃からずいぶん悩んだりいじめられたりしながら、自分と戦った末に思い切って性転換をした方などが目立ち、全身全霊で事にぶつかっていく、いかにもO型的な性質を垣間見る気がします。

AB型➡セクシュアリティもスイッチひとつで切り替えられそう?
そしてAB型オネエ系です。AB型の場合、B型とやや似てて、深刻さはあまり見られず、何となくそうなったという感じがあり、しかも、いつでも元の"男"に戻ることだって出来そうな気配。こう言ったら失礼かもしれないけれど、どこか趣味的な雰囲気もないではない、という感じです。


※このデータに関しては、今後も追加修正があると思われます。
また、修正すべきデータ、あるいは新データなど、お気づきの点があればお知らせ下さると大変ありがたく思います。


2018-02-22

平昌オリンピックを血液型であれこれ~スピードスケート

A型のホントの強さを見せてくれた小平選手に拍手

オリンピックなどの世界大会で日本人が表彰台に上るとき、いつも思うことがあります。
たぶん、同じ日本人は、みんな感じていると思うのです。
「小さいんだな」

1992年、オリンピックの申し子と呼ばれた橋本聖子(B型)さんが、スピードスケートで、冬季オリンピック日本人女子初の銅メダルを獲得しました。彼女は東京オリンピック開催の数日前に産まれたことで聖子と名付けられたそうですが、その期待どおりにメダルを手にしたのです。娘が表彰台に上る姿に、それは感極まったであろう名付け親のお父上ですが、その時ふと漏らした言葉も、「小さいんだな」だったそうなのです。

日本人が海外勢の、特にスポーツ大国である米国や欧州の選手たちと共にメダルを掲げるとき、まさまざと、その体の大きさの違いを見せつけられます。
「この人たちに勝てたんだ!」
そして改めて思うのです。ここに立った選手たちは、本当に凄い選手たちだと。

今大会の平昌オリンピックでも、同じようなシーンを幾度となく見ることが出来ました。いや、今回は、あの時からとてつもなくパワーアップして、スピードスケートだけでも500mの金、1500mの銅、1000mでは2人並んで銀と銅。その上、団体パシュートの金!
表彰台を日本勢が占領してしまいまいた。
「小さいのに凄いよ、まったく!」

今回はそのヒロインのひとり、小平奈緒選手に注目したいと思います。
小平選手は、試合前のどのインタビューを見ても、何にも動じない平静さが常にありました。リキんでもいないし、気負ってもいない。高揚もしていない。
「この選手はやり遂げるかも」
実は私、普段テレビを観ないし、話題のニュースを取得するのも苦手なので、今回のオリンピックについてもあまり知らなかったのです。しかし、たまたまつけたTVでインタビューを受けている小平選手を見た瞬間、思わず見入ってしまい、私の直感がそうつぶやきしました。そしてこの落ち着き、この平静さ、この、芯が一本通ったようなこの感じ…。A型に違いない…と。そして急いで調べてみると、やはりA型とありました。A型と知って、私は益々、興味深々になったのです。

彼女の最初の種目は1500m、6位入賞。そして1000mでは銀メダルを獲得。2つの競技を終えたインタビューでも、小平選手は始終落ち着いています。実に平静で、平常心なのです。むしろ、ややテンション高めにマイクを向ける記者たちを、彼女が落ち着かせているかのようです。どうやらこの2種のレースについては、本命の500mに向けたステップで良し、とも考えていたようでした。

そして、いい形で心身を整えながら迎えたいざ500m。何と、オリンピックレコードを更新しての見事な金メダルを、しかと手にしてしまいました。余裕の勝利です。
「やった!すごい、小平選手!」
私は、そう声に出したのと同時に、「そうよ、これが本来のA型よ!」と、心の中で強く思ったのです。
感無量ー。
私は今まで、これほどオリンピック選手を称え、感謝したいと思ったことはないかもしれません。

血液型については、多くの誤解があります。
誤解、というより、知識不足、理解不足といった方が正しいかもしれません。世の中に知られている情報が、決してウソとかインチキばかりというわけでもありませんが、そのほとんどは、表面的な、つまり上っ面をすくっているようなものが多いのです。仕方がないと言えば仕方のないことです。それは血液型に限らず、どんな事も、深く知るにはそれなりの時間も意欲も必要なのですから。けれど、その誤解の中で、私が一番気になっていたのはプレッシャーに関することです。

時として、プレッシャーということが安易に扱われることがあります。
たとえばB型はプレッシャーに強い、A型はプレッシャーに弱い…云々。困ったことに、A型自身が、そう思い込んでいることさえあるのです。

プレッシャーとはつまり、外部からの圧力により物理的、精神的に負荷が大きくなることなのですが、能見正比古は、これについて情緒的な側面から分析し、その揺れ動きを「情緒の波」として、各血液型の特徴を示してきました。(血液型とエモーション)
結論を言えば、「それぞれに情緒の揺れ動き方には特徴的な傾向があるが、決してどのタイプが強くてどのタイプが弱いというような、単純なものではない」というものです。ところがどう説明しても、なかなかその真意を理解するのは難しいようです。それに実際のところ、この波を上手く扱える人は、どのタイプにもそういないのです。なぜかというと、このプレッシャーというものが、体質的なことに深く根差しているからなのです。つまり、気力や気概というような、脳で処理するだけではコントロールが難しいものだからです。

外部からかかる負荷の大小は、私たち人間の自律神経を左右します。体を緊張させる交感神経と、リラックスさせる副交感神経のバランスがシーソーのように揺れ動くのです。それは考える脳で処理するというよりも、体が自然に反応する生体制御です。これが血液型と深い関係がありそうなのですが、自律神経の研究をしていた医学博士の安保徹さん(2016年死去)が、その一端を示してくれています。彼の研究によると、A型とAB型は交感神経に傾きやすく、O型とB型は副交感神経に傾きやすいというのです。

それはこれまで行ってきた我々の観察とも大いに一致します。たとえばスポーツをする上で、対照的な性質を持つA型とB型をみた場合も、自律神経による体質差は顕著に表れるのです。世界舞台で競い合うアスリートたちは、極限状態まで力を出し切ろうとするわけですが、その状態は要するに、交感神経側に一気に傾くときで、筋肉や骨格筋、血管などは収縮、緊張をして、硬くなります。そしてA型とB型が同じ極限状態に置かれたとすれば、A型の方がB型より、より強力に交感神経側に傾く傾向にあると考えられるのです。

もちろんB型も、その状況では交感神経が最大に優位になっているはずですが、本来が副交感神経優位タイプのB型の場合、その硬くなった緊張状態からリラックスモードへ戻していくのも容易いのです。ところが一方のA型の方は、交感神経側に傾き過ぎたバランスを戻すのに、時間がかかってしまうのです。
するとどういうことがおこるでしょうか。そんな大舞台では、当然気持ちも緊張しています。A型の体は更に硬くなる方向へ向かい、緊張とリラックスのバランスは完全に崩れて、結局思い通りのプレーが出来ないという結果になりやすくなってしまいます。

これはどんな分野のスポーツでもよく聞くことですが、A型の選手は、練習では非常によく仕上がっていても、本番になると上手くいかないという悩みを抱えていることが多いのです。そして、「自分はプレッシャーに弱いんだ」「気持ちが弱いのだろうか」と、精神的な弱さと捉えてしまうこともままあるのです。しかしA型性のしくみを理解せずに、単に精神論で解決しようとすると、むしろ逆効果になってしまう可能性があります。気持ちを強くして力めば力むほど、交感神経は強力に働き始めるからです。

それらの多くはA型的な体質によるものであり、単に”プレッシャーに弱い”というような、一言で片づける類のものではないということを知ってほしいのです。そして私は、そういうA型的な体質をよく理解したなら、そんな悪循環に陥らないで済むのはもちろんだし、その体質に上手く対処する方法があるのだと、どこかで証明したかったのです。
今その願いが、叶ったような気分です。小平選手が、それをやってのけてくれたのです。彼女の強さはどこにあり、どうやってここまでの進化を遂げたのでしょうか。

小平選手が13年間指導を受けてきたのは、結城コーチです。結城コーチは最初、「何でこの子はスケートがこんなに下手なんだろう」と思ったといいます。もちろん小平選手は、その時すでに全日本ジュニアで優勝を果たしており、その才能は開花し始めていたのですが、結城コーチのその言葉を素直に受け止めたと言います。
「どうしたら速くなれるか知りたかったから、そう言われてむしろスッキリした」のだそうです。小平選手のこの、「どうして?」「知りたい!」という、純粋で素直な問いかけが、成功の扉を開けたように思います。
A型は、子どもの頃、質問少年質問少女が実に多いのです。
お母さんや先生に「なぜ?」「どうして?」を連発しては、辟易させたりもします。ところが大抵、大人たちは忙しいものだから、「後にして」とか「そんなこと分からない」とか、適当に答えてしまうことが多くなり、それが結局、A型の子の純粋な「なぜ」を封じ込めることになってしまうのです。だから小平選手が、そのA型的な純粋さを持ち続けていたことは、とても意味のあることなのです。

その後彼女は、結城コーチの指導を素直に実行し、着実に力をつけていきます。そしてバンクーバーオリンピック初出場では入賞を果たし、団体パシュートで銀メダルも手にします。
さて、その4年後のソチオリンピック。今度は個人種目でのメダルを狙っていました。練習はきっちりやってきた。自分のスタイルも完成してきたし、日々力もついてきている。彼女は自分の成長に実感があったはずです。ところが蓋をあけてみたら500mは5位入賞どまりで、1000mでは13位。
「なぜだろう?」
「どうしたら速くなるのだろう?」
納得がいかなかったのだと思います。それは彼女が、これ以上ないというくらいの練習をしてきたからこその疑問です。出来ること、やるべきことは全てやってきた。ならこれ以上速くなるにはどうしたらよいのか?そして答えを見つけるために、単身でオランダに渡ることになります。

オランダの2年間が、彼女をバージョンアップしたのは間違いないのでしょう。日本とはまるで違う性質を持つ国です。日本の人にとって…特に協調性があり過ぎるくらいのA型にとっては、オランダの人たちが、自分の意見をあまりにはっきり述べることに、最初は戸惑うだろうと思います。オランダの人々は、本当に小さい頃から、自分の考えと自分の責任で、何でも発言し、何でもするのです。彼女はたった2年間で、ほとんど完璧なオランダ語を身に着けたといいます。
「知りたい」「学ぶために来たのだ」という意識を生真面目に持っていた彼女は、オランダ流のその感覚も、しっかりと身に着けたに違いありません。周囲に流されることのない「自分は自分」という、個を保持する考え方は、同調しやすい日本的な、あるいはA型的でもある思考特性からの脱皮となり、一流のアスリートとして大きな精神的成長にもなったことでしょう。

とにかく「なぜ?」を追及する小平選手は、ひとつひとつ納得するまで、そして新たに学んだことが自分のものとして自分自身に同化するまで、根気よくコツコツと、取り込んでいったのだろうと思います。それは本当にA型らしい学び方なのです。

オランダから戻った小平選手をみて、結城コーチは、「違う考え方を身に着けてきた」と思ったそうです。
結城コーチとの二人三脚の訓練が再会しました。コーチ独特のアイディアで行われる練習プログラムは、微妙な筋肉を鍛えるものや、コーナーをいかに速く回るかというような、0.1秒でも早く滑るために組まれた地道な訓練です。小平選手は、それを決して飽きることなく、積み重ねていったのでした。そしてその成果は確実に結果に現れ始め、世界最速記録を次々と更新していったのです。結果が出れば、また練習に精を出すことができます。
A型の人は、我慢強い反面、実は飽きっぽいところもあり、頑張り続けるためには日々成長している実感を求めたがります。それだけ、人の何倍も精魂込めて取り組んでいるわけだから、A型にしてみれば、当然の得るべき報酬なのですが。

結城コーチと小平選手の息は、ピッタリと合っていて、非常に上手くいったのでしょう。むろんそれは、小平選手がコーチの指導を忠実に、素直に実行したからですが、2人の信頼関係は揺るぎのないものになったに違いありません。練習も順調。結果も出てきた。コーチとのコミュニケーションも問題ない。盤石な土台がどんどん敷かれていきます。

A型の人は、目標を掲げて何かを成し遂げるとき、1%の不安も残したくないと考えます。
「この部分はまだちょっと不安が残るけど、まあ行っちゃえ」というようなことは、したくないのです。
出来る限り準備は万全を期して、それに臨もうとします。それが日々の日常的なことなら、少々心配症過ぎるんじゃないかということにもなるのですが、オリンピックの大舞台で一発勝負の勝利を目指すとなれば、万全であればあるほどいいに決まっています。
そしてそれが、練習の積み重ねによって可能なんだということを、彼女は身をもって実感してきたのです。小平選手がこのオリンピックに臨んだとき、「やれることは全部やった」という、万全の気持ちだったというのは、インタビューの答えを聞いていてもよく分かります。

さあ、そしていざ本番。あとは、気持ちを平常心に保つだけです。
「平常心」というのは、A型にとっての最適な座右の銘となるかもしれません。以前、九重親方(元横綱千代の富士、2016年死去)の部屋に行ってお話を伺ったことがあるのですが、幕内優勝31回を果たしたA型横綱が常に掲げていた言葉は「平常心」だったといいます。当時の相撲界の力士たちは寝ても覚めても練習の鬼だったそうで、練習は、やればやっただけ身になっているものなんだ。しかしその力を本番で出さなければならない。それには平常心で臨むことが一番重要なんだと。

ここで話を、A型的体質の交感神経優位に戻します。交感神経に傾きやすいA型は、格闘技や筋肉を使う競技スポーツでは、強い筋肉を必要とするので、その点では、決して不利ではないのです。むしろその硬さは、身体能力の高さにも繋がっています。ところが、それが必要以上に硬くなってしまった時には、体中がガチガチになり、身動きがとれなくなってしまいます。本番の気持ちの緊張は、それを助長して悪循環に陥りやすいのです。だから気合を入れすぎるのは、A型にとっては致命傷になりかねないということです。

充分な練習を重ねた体は、既に最適な動きを記憶しているのだから自然に動いてくれるはず。後は、それ以上の負荷を体にかけないようにすることが大事になってくるのです。それには周囲の動向に動かされることなく、平常心で臨むこと。それが一番だということです。

小平選手が、そのA型的体質を充分過ぎるほどに鍛え抜き、スピードだけではなく、細かな動きに至るまでのテクニックを磨き上げ、万全を期したのはいうまでもなく、そしてその上で、「平常心」を手に入れたことが、勝利の全てだったのだと確信します。それがA型の、最もA型らしい勝利への道になるのです。

時々A型の人は、O型のように大胆になりたいとか、B型のように気楽になりたいと考え、そうなれたらもっと凄いことが出来るんじゃないかと思ったりします。けれど、A型の緻密さ、正確さ、完成度の高さ、積み重ねた訓練の賜物、そういう盤石さを備えて尚、おごるでも高ぶるでもなく、平らな気持ちでいられたのだとしたら、向かうところ敵なし。パーフェクトです。おそらくそれは、他の血液型には、どう努力してもなることが難しい、A型だけが味わえる境地です。

私は、ABO血液型というような遺伝子的な性質を、人間は乗り越えられると信じています。それは、自分と違う血液型のようになるということではなく、自分の性質を100%使いきるというところから始まります。小平選手も、そして他の選手たちも、自分の持てるツールを最大限に活用しようと努力してきました。体の大きさや体力の違いも、最終的にはあまり問題ではないのです。
活躍する日本選手たちを眺めながら、感嘆のため息とともに改めてそう思うのでした。