2019-08-15

血液型でこれまでの政界をちょっと眺めてみました①

21世紀、グローバルリズムの流れ


「人間を研究観察する仕事をしています」などと言っておきながら、叱られそうですが
政治のことなど、一生書くことはないだろう…と思っていました。
そもそも苦手で関心も薄く、幸い私がこの研究の代表を受け継いでからというもの、政治に関するコメントを求められたことはなく(以前はたまにありました。)、万一求められても、「断ってしまおう」なんて、思っていたくらいなのです。

しかし、今回行われた参議院選挙の際、誰に投票すべきかと調べているうちに、これまでとは、何か異なる、大きな変化の兆しを感じました。
もしかしたら日本国の政治は、今、重要な局面にきているのかもしれない。
だとすれば、記録に残しておかなければならないと、重い腰を上げたというわけなのです。

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さて、現在の安倍内閣、7年目という長期政権に突入していますが、少し過去にさかのぼりながら、近年の政治動向と同時に主要な政治家の血液型を挙げていきたいと思います。

経済の視点で眺めるなら、日本は高度成長期から1980年代のバブル期を経て、1991年頃にはバブル崩壊。その後は期待されるような景気回復には至らず、多少の上下を繰り返してはいても、この20年ほどはデフレから脱却できずに下降し続けているとのこと。
また同時に、21世紀に入った頃には世界中でグローバリズムが唱えられ、良い悪いは別にして、金融商品取引への外国人参入なども含め、国内経済の質自体が変化していったようです。

それは時代の流れだったのかもしれませんが、そうした変化の中で、象徴的な存在になったのは、郵政民営化を推し進めた小泉純一郎元首相です。

■小泉内閣(2001年4月~2006年9月)

小泉純一郎=A型

彼は異色ともいわれた総理大臣で、多くの政治家がとるような慣例的な行動をあまりせず、一匹オオカミ、あるいは”変人”などとも呼ばれていました。しかし一方で、総理になる以前まで従事していた福田赳夫(O型)、そして福田派に対する忠誠心の強さは周囲にもよく知られていたということですから、党内でも「変わり者だが筋のあるやつ」ぐらいの一定の評価は得ていたのでしょう。
血液型的見方をするなら、ヤルと決めたら断行してしまう、ある意味"破滅型タイプ"のA型なわけですが、一本筋が通っているだけに、周囲も一目置くようなところがあるのです。

その頃、バブル崩壊から10年経つというのに、派閥などに縛られてぐずぐずしている日本の政治に閉塞感を感じていた一般大衆にとって、小泉純一郎の清々しさや潔さは大へん好感を持たれ、日本中に「小泉旋風」を起こしました。何と、当時は最高値で、87%もの支持率があったとのことです。
「彼なら何かを変えてくれるかも?」と、人々は大きな期待を寄せたのです。

実際、小泉内閣は、「聖域なき構造改革」を掲げ、郵政民営化や労働者派遣法の規制緩和などを始めとする官から民への"小さな政府"、あるいは銀行の不良債権処理などを、急速に実現させていったのでした。
また、それらの立役者ともなった人物は、政府のシンクタンク的存在として活動していた竹中平蔵でした。

竹中平蔵=O型

(2001年~2006年/経済財政政策大臣、総務大臣などを務める)

学者ならではのロジックや、(O型らしい)一言多い発言などもあり、時おり周囲からひんしゅくを買ったりしていましたが、盤石内閣のA型小泉首相の下にあったことで、5年にわたって手腕を振るうことになりました。

これはA型上司とO型部下のおもり関係が上手く働いた例になると思います。
鳴り物入りで入ったはいいけれど、政界の内情もよく知らず、周囲からやや冷やかな空気を感じていたことでしょう。
O型はハツモノには弱いところがあり、場慣れするまではだいぶ余分な力が入りがちになります。しかしボスがA型だと、O型はフォローしてもらえる安心感を持ちます。小泉首相は"思い切りの良いA型"です。首相に「頼むよ!」と言われれば、「よ~し、やっていいんですね!」という気持ちになったのではないかと思います。
学者が自分のロジックを頭で考えるだけでなく、実際の行動で実現できるというのは、冒険でもあり、大きな喜びでもあったはずです。まして目的志向性の強いO型なら、尚のこと燃えたに違いなく、しかもそれが国政舞台です。野心家の(たぶん)竹中平蔵にとっては、またとないチャンスだったに違いありません。

ただしこの「小泉・竹中改革」は、当初から賛否両論があり、最近では否定論の方が目立っているようにも感じます。
日本は改革、改革と言いながら、なかなか物事が動かない、という現象が実際よく見受けられます。そして「誰か思い切ってやってくれないのかねえ」というジレンマが蔓延するわけですが、そんなときに現れたヒーロー(?)が小泉純一郎だったのです。
それに答えるには、少々強引でもスピード感をもって推し進める必要があったのでしょう。

もちろん現在問われている問題は、そこではなく、"小さな政府"(緊縮財政)や”グローバルリズム”に向かう政策が、果たして良かったのかどうかというところにあるようです。
竹中平蔵は、当時の米国的理論(※現在のトランプ政権は反グローバリズムで異なる政策である。)を日本の財政政策に持ち込んだわけですが、それを日本の体質に合うように精査したかどうかは問われるところです。

いずれにしても、小泉首相が総理辞任と共に政界引退を表明したことで、「小泉・竹中改革」も一旦区切りをつけ、次の安倍晋三にバトンタッチされることになったのです。

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(関連リンク)
血液型でこれまでの政界をちょっと眺めてみました②




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