2020-09-15

改めて安倍劇場の人間模様を血液型的に総括してみる

 安倍晋三を取り巻く人間関係を血液型相関図で読み解く


この度、長期政権に終わりを告げた安倍政権。大きな成果をあげたこともありましたが、成し遂げられなかったこともありました。では振り返って、何が長期安定政権に繋がったのか、どこに不足があったのか、あくまで血液型を通した人間関係やチームワークを眺め、考えてみたいと思います。

血液型で人間関係をみるときには、能見正比古の発見した「リード=おもり関係」を軸にします。



上の図が「リード=おもり関係の図」です。この図について簡単に説明します。4つの血液型は、お互いがある方向に関係し合います。それを図に表すと上記のような円と矢印を描くことができます。
  • 矢印は、向かう側に対してある種の働きかけが自然と行われていくのを示します。これを"おもりする"と表現していますが、「フォローする」「ケアする」というような意味合いと考えてください。おもりする側は、相手の言動が読み取りやすくなります。(A→O,O→B,B→AB,AB→A)
  • 逆に、矢印の反対側にいる場合、相手からおもり(フォロー)されながら行動面でリードをしていくような形になります。(例:O型はA型にフォローされながら行動ではリードし、お互いがひとつの方向に動きやすくなる)
  • 対面する血液型同士は、対照的な関係性になります。自分とは反対の性質を持っています。この関係では「リード=おもり」関係はあまり働かず、触発し合っていく関係となります。
  • 同じ血液型同士では、理解しやすいという点で協同しやすくなります。ただし似ているからこその反発も生じます。
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B型の安倍さんは、どのような人(血液型)たちと影響し合っていたのでしょうか。安倍政権下において、安倍さんの近くで関わってきたと思われる人々を挙げながら見ていきたいと思います。

安倍さんの育てた女性議員はB型ばかり?

まず、安倍さんは細田派というグループに属しています。
細田派からは女性議員の入閣も目立ちましたが、名前をあげてみるとB型ばかりが並びました。そしていずれの女性議員も、安倍さんは積極的に応援してきました。

稲田朋美(AB型)
橋本聖子(B型)
丸川珠代(B型)
杉田水脈(B型)

派閥では思想や政策などを一致させていかなければなりません。後輩にそれらを伝授していく場合、やはり同じB型同士の方が思考性の点でも共感しやすく、師弟関係を築きやすいのでしょう。かつてB型田中角栄さんも、B型後輩を多く育てました。また稲田さんはAB型ですが、AB型とB型は、行動面では協同しずらいところもありますが、考え方の点では一致することが多くなります。第一次安倍政権辞任後の5年間、安倍さんは多くの勉強会を行っていたそうですが、稲田さんはそうした勉強会を主導し、熱心に進めていたと思われます。「B→AB⇒」の関係が上手く働いていたのではないでしょうか。

一方、細田派における安倍さんの先輩たちには元総理大臣の名が連なります。2人とも引退していますが、少なからず影響があったということであげておきました。
森喜朗(O型)
小泉純一郎(A型)

安倍さんが信頼する政策仲間はA型ばかり?

安倍さんが、政策的にも心情的にも、同志的に親くしてきた関係には、不思議とA型が目立ちます。
麻生太郎(A型)
(故)中川昭一(A型)

A型とB型は、基質的には対極にあり、通りいっぺんの付き合いでは衝突しやすいのですが、政治のような闘争の激しい世界において、腹を割った真の友情が築かれると、お互い義理堅く人情に厚く、決して裏切らない相手となり得ます。A型とB型は、大義によって信条が一致すると、互いの異なる面より、むしろ双方の力を政策に活かすべく、より建設的な関係に発展するのです。

安倍政権が末期に近づき次期総理がささやかれる頃、一部のメディアは麻生さんがどこかで裏切るのではと、意地の悪い質問をしたことがありましたが、麻生さんは、「私が安倍総理を裏切ることは絶対ない」と、きっぱりと否定しました。また、麻生さんと共に親しかった中川昭一さんが亡くなられたことは、安倍さんにとって大きなショックだったろうと想像します。中川さんの死で、安倍+麻生の結束と政策実現の思いは、より一層強まったことでしょう。(見方を変えれば、中川さんの死が無駄にはならなかったということですね)

また、安倍さんや麻生さんとは派閥も異なりあまり表には出てきませんが、安倍さんの政策を応援し選挙では常に奔走してくれる力強い味方がいたとのこと。こうしたタイプのA型はとても頼りになるのです。
山口泰明(A型)


安倍さんを勢いづけたのはやはりO型だった!

また、安倍さん中川さんらは、拉致問題に積極的に取り組んでいましたが、それがきっかけとなって菅義偉(O型)(14日の投票で首相に決定しました)も仲間に加わりました。

第二次安倍政権を盛り立てたのは、これらの仲間たち、麻生さんと菅さんです。菅さんは、安倍さんに総理に再度挑戦するよう、何時間もかけて説得したといいます。A型とB型だけではどうしてもパワー不足ですが、O型が加わったことで活力が生まれ、より現実的に進むことになりました。それにB型は、案外自己主張は苦手だし、当時は前回の辞め方をずいぶん気にしていたという安倍さん。O型の菅さんが上手におだてたことで、ようやく気分が乗り出し、安倍さんのおしりに火をつけることになったのでしょう。話によりますと、「安倍さんは楽天家で普段はのんびりしている。ところが追い込まれて馬力を出すタイプ」だそうです。とてもB型らしいですね。

B型の気分を上げるのは、絶対的にO型が得意です。安倍さんの奥様、昭恵夫人もO型ですが、昭恵夫人はO型らしく、大らかでとても開放的な女性だと聞いています。B型安倍さんにとって、実に助けになる存在に違いありません。モリカケ問題の際も、他の血液型夫人だったら対処不能になってもおかしくないところ、昭恵夫人はその大らかさで乗り切った感があります。違う見方をすれば、大ざっぱなO型ゆえに巻き込まれてしまうことが多いかかもしれません。もしも慎重なA型夫人だったら、こんなことは起こらない可能性が高いのです。しかし総理大臣のような重圧を抱えるB型夫にしてみると、ミステイクは起こさないけど気分の乗らない妻より、おっちょこちょいだけど気分を大いに乗せてくれる妻の方が、よほどありがたい存在となるのです。

B型の敵はB型!?

第二次安倍政権以降、政権内で注目されていた主な人物をあげてみます。この度の安倍総理辞任、総理総裁選における主要人物に、2人のB型がいました。

二階俊博(B型)
現在の闇将軍とも囁かれる二階幹事長。幹事長とは選挙を牛耳ることとなり、議員たちにとっては政治生命を握られる大へん重要な存在です。そして実際、その経験値と政治力の点でも二階さんの力は大へん大きいのだとか。ところが安倍さんの政策と二階さんのそれは同じ自民党内であっても一致しているとは言えません。敵ではありませんが味方ともいえない、その微妙なバランスを調整することに、安倍さんは細かく配慮したと思われます。今回の辞任においても、それを決意した後、真っ先に知らせに行った先は、麻生さんや菅さんではなく、二階さんだったということです。まずは二階さんを立てて抑えなければ…ということですかね。日本の政治の世界って任侠の世界と同じなんですね。

石破茂(B型)
石破さんは、党を離脱したり入ったりなど、TVニュースが取り上げやすい言動が多いせいか、国民の知名度はあるでしょう。ところが、まさにB型的といえる非常にマイペースな性質がわざわいして、他の議員たちと協同できないという難点があります。実際に話してみると、柔軟性もありユニークなアイディアもあり、この変化の時にはいいのかも?と思わせる一面もあるのだそうで、ところが協調してくれるならその斬新さを活かせるものの、そうでなければ無謀となって何もかもブチ壊される恐れが…。安倍さんにとっては、決して侮れない存在でした。今回の総裁選挙においてもいろいろな力が錯綜し、そして議員票を集められずに3位という結果で、大敗北となってしまいました。

またここで、政党として対峙する野党にも目を向けてみます。

小沢一郎(B型)
小沢さんは、野党側の闇将軍と言われていますね。現在闇将軍と言われている小沢さんと二階さん、いずれも田中角栄の子分でもありました。みんなB型ですね。また、小沢さんの別のあだ名は「壊し屋」です。確かにB型は、世の中の凝り固まった枠を壊す役割を担いますが、果たして小沢さんの壊し方が良かったかどうかは、後世になってみなければ分からないところです。

枝野幸男(B型)
枝野さんは、野党第一党とされる立憲民主党の党首です。ことごとく、常に安倍政権と反対の思想、反対の政策を唱えてきました。

敵対する人物に、こんなにB型が居たとは驚きです。同じB型同士は、興味関心ごとが同じである場合、スムーズに共感し合うのは言うまでもありません。ところがそのポイントが一致しないとき、B型同士は全くかみ合わなくなるということは案外多いのです。政治の世界は「思想や信条の一致」という根本的な共感が必要となるわけで、基質は同じでも異なる方向を向いていたなら、交わることはないということでしょうか。磁石の同極が引き合わないのと似ているのかもしれません。

安倍さんが無意識だけどつい気になってしまうAB型?

安倍さんの任期が迫る頃から、次期総理についてはさまざまな憶測が飛び交いました。現在既に、菅さんが大勝して決定していますが、これまで名前が挙がっていた人物を、一応振り返ってみます。

岸田文雄(AB型)
安倍さんが最も押していた人物といわれています。今回の総裁選挙では、辛うじて2位となりましたが、なぜこんなに人気がないのか?それなのになぜ安倍さんは評価するのか?言論界からはずいぶん不思議がられていたようです。

岸田さんは名門派閥といわれる宏池会の代表です。この宏池会を盛り立てねばならない政治的な理由かあるのかもしれませんが、それは分かりかねます。また、岸田さんの基盤は広島県で、安倍さんは山口県。昔で言えば長州藩という、郷土的な親近感が、もしかするとあるのかもしれません。

そうしたことは別にして、血液型的な人間関係だけに焦点をあてます。「リード=おもり図」にあるように、B型とAB型ではB型がAB型をおもりする形になります。本来B型はマイペースで自主独立を良しとする考えなので、誰かをフォローして盛り立てたいという感性は薄くなります。ところが、この"おもり関係"というのは不思議な働きをし、B型であろうとそれには抗えず、なぜかAB型のことが気になってしまうという現象が起こるのです。だから安倍さんが岸田さんに「ぜひ頑張ってよ」と期待したのは分かる気がするのです。前出した稲田朋美(AB型)に対しても、似たような感覚がありそうです。

また実際、B型とAB型は考え方や話がよく通じ合います。双方が日本において少数派で、その点での共感しやすさもあるでしょうし、"B型族"同士という、B型的な感性や価値観を共鳴し合えるということもあります。B型とAB型は、日常で他の血液型と関わる時、何らかの異端児意識を持つことがしばしばあります。社会人になるにつれ多少なりともそれを馴染ませていくのですが、B型とAB型で会話するときは、そういう遠慮や配慮が必要なくなります。つまり、何を話しても通じ合う、気のおけない楽しい相手となるのです。

安倍さんは岸田さんを誘ってよく会食をしていたと言われていて、そんな事実が「安倍総理はやはり岸田を推したいに違いない」と、ウワサを増幅させたのかもしれません。しかし血液型的に見れば、安倍さんは岸田さんと話すのが純粋に楽しかったのではないかと想像します。力関係とか相手の意図や言葉の裏側とか、AB型と話す時はあまり考えなくて済むはず。またAB型は自己主張、自己表現は苦手ですが、思想や政策は柔軟で洗練されていることも多く、安倍さんが岸田さんに、何らかの期待を持つところもあるのでしょう。

その他には、次のような名前があがっていました。今後はO型菅政権のもとで、どのように育っていくのでしょうか。安倍政権下とは異なる進化の可能性もありますね。
河野太郎(O型)
茂木敏充(O型)
加藤勝信(A型)
西村康稔(B型)
小泉進次郎(AB型)

A型女性議員には嫌われちゃったね

また、B型と対照的な関係にあるA型は、やはり良い関係ばかりではありません。B型としては気配り上手な安倍さんでしたが、意思を通じ合わせることが難しい野党においてはA型がより強く反発していたのも見えてきます。特に女性議員が目立ったのですが、その理由は定かではありません。以下はさまざまな疑惑問題を掲げて発言していた野党女性陣の顔ぶれとなります。

蓮舫(A型)
森ゆうこ(A型)
福島瑞穂(A型)
石垣のりこ(O型)
辻本清美(B型)


まとめ

ここまで見てきたことを図にまとめてみます。


それぞれの関係性が、血液型を通してより鮮明に見えてきます。これらの顔ぶれは、安倍政権というひとつの舞台を演じた役者たちです。この舞台では、どの役者も必要な役割があったのかもしれません。

安倍政権に対する評価はさまざまですが、政策実現には結局のところ、民意が揃ってこないと難しいということがあります。日本の場合は特にそれが強いので、もし日本をもっと良くしたいなら、メディアに左右されずに国民ひとりひとりが自分の考えを認識することも大切だと、現在までを振り返りながら感じています。

そんな点も踏まえて思うところは、B型安倍さん率いる安倍政権は、PR戦略があまり得意ではなかったということです。国民が知る以上に、この8年間で安倍政権が成果をあげたことも多かったのですが、残念ながらあまり伝わってこなかった面もあります。特に後半は、反対派の役者たちに舞台を占拠されてしまった感さえあります。B型の人は、ユニークな存在でその能力を発揮することが多いので、目立ちたがり屋だと思われがちですが、本質的には表現力に長けている方ではありません。特に政治の場合は、より意識的なPR力が必要であり、それにはO型が、次いでA型の方が、ずっと巧いのです。

長期政権になってややパワー不足になっていたとしたら、O型の力がもう少し必要だったと考えられます。この図をみるかぎり、昭恵夫人は別にしてO型力を発揮していたのは菅さんひとりかもしれません。O型パワーが少ないと集団の活気や勢いが乏しくなるのです。最近ようやく茂木外務大臣や河野防衛大臣がO型的パワーを発揮するようになったようで、今後の活躍に期待するところですね。

また、安倍さんの不足不満をひとつ挙げるなら、「後継者を育てなかったことだ」という人もいます。それは血液型的に見ても納得できるのですが、そもそもB型は、部下を育てることが上手とはいえません。特に仕事師タイプのB型は、アレもコレも、自分でやってしまうからです。仕事を分配したくないと思っているわけではなく、そうした意識が希薄なため、自分がやるべき仕事と任せる仕事の線引きが不得意なのでしょう。これまでも「安倍の後が居ない」「他に居ないから安倍しかない」など、後継者不在が言われてきました。もっと先の将来、目をかけたB型女性議員たちが図らずも育っていく可能性はありますが、意識的に「繋いでいく」のは、B型は得意とはいえないでしょう。


いかがでしょうか。このように見ていくことは、人間関係やチームワークを考える上で、客観的な視点を与えてくれます。安倍政権を例にさせていただきましたが、自分の周囲にも置き換えて、「リード=おもり関係」をひとつの参考にしていただければと思います。





2020-09-14

3人の総理候補にUFOについて聞いたら血液型まる出しだった!?

米国防総省がついに開示したUFO情報


コロナ騒動の陰であまり話題にならなかったようですが、今年4月に米国政府がUFO(未確認飛行物体)の映像を3本解禁しました。

UFOについては1947年に米国でおきた「ロズウェル事件」が大きな話題になり、その後は日本でもオカルト的に「信じる?信じない?」の論争がおこなわれるようになりました。これについては、とても熱心に調べている人たちがいるようで、Wikipediaには数多くの目撃事例が紹介されています。

米国では以前から「情報を開示せよ」という国民の声がずっとあり、最近の大統領選挙などでは、「私が大統領になったらUFO情報を開示する」なんて発言をする大統領候補もいるくらいなのです。

これまでは、そうした声を無視してきた米国政府。ところが米国防総省が突如として機密解除したようです。ただし3本の映像だけで、この発表のコメント内容は、「米国がこれらの未確認飛行物体について長年調査してきたことを認める」とだけで、「UFO=エイリアンの乗り物?」というような、我々の関心どころに回答するようなものではありませんでした。それを受けてか、共和党上院議員の中から「機密組織UAP(未確認航空現象)の調査結果を発表せよ!」という要求が出されているとのことであります。

日本においても、実は多くの証言があります。最近話題になっていたのは元自衛隊空将の佐藤守さんの著書実録・自衛隊パイロットたちが目撃したUFO 地球外生命は原発を見張っている」です。いつも空を飛行しているご職業の方々は、そりゃあ目撃する確率は高くなるでしょうね。そして実際に遭遇しちゃったら、信じるも信じないも、ないということになります。しかし当時、佐藤さんがそれを正直に報告すると、全て「無かった」ことにされてしまったのだそうです。

未知のものに対するそれぞれの見解

2007年頃、米国のUFO論争が飛び火してきたのか、日本でも話題が広がり政府見解を求められるような事態になりました。そして当時の福田康夫内閣は、「UFOの存在は確認していない」と閣議決定したのでした。

これを発表したのは官房長官だった(故)町村信孝氏ですが、彼はこんなことも言いました。
「私は個人的には、UFOも宇宙人もいると思っている。そうでないとナスカの地上絵なんかを説明できないでしょう」

町村氏はA型でした。自分の信念を持っているタイプのA型ですね。そういうA型は、周囲に左右されずに誰よりもキッパリと発言します。保守派で知られた町村氏ですが、何事も自分の意見をはっきり言う議員さんだったと記憶します。UFOに対する自分の考えをお持ちだったのでしょう。

この発言がきっかけになったのか、記者は時々、政治家にUFOに対する見解を聞くことがあるようです。今回の総理候補を含め、彼らがコメントした内容がどんな感じか紹介してみます。血液型のカラーが見え隠れしているので興味深いです。

菅義偉 O型
「私は信じていないです。UFOは存在しないと思っています。目撃したこともないですよ(笑)」と、冗談まじりに笑い飛ばしました。

岸田文雄 AB型
「もちろん見たことはありませんが、それでも宇宙はこれだけ大きいし、私たちの知らない生命体が居てもおかしくないと思っています」

石破茂 B型
「自分はUFOを否定する根拠を何も持ち合わせていない」
また、彼が防衛大臣だった頃、「もしもUFOが来たらどうするんだ?」「もしもゴジラが来たらどうするんだ?」と、自衛隊幹部たちに大真面目に議論を持ちかけたことがあるとも聞きました。

安倍さん(B型)にも聞いたことがあるようですが、彼はその時(2014年)こう答えたそうです。
「総理大臣としてUFOの存在を信じているとは言えませんねえ」


以前、能見正比古が「ゆうれいを信じますか?」というアンケートを行いました。その内容に触れた記事を以前書いたことがあります。
とにかく、まず言えることは、O型は自分が見たもの体験したことを信じるというのが強くあります。もっと言うなら、見たもの体験したことしか信じないところがあります。大人になって社会経験を積むにつれてそれは増強され、超リアリストに成長していくことが多いのがO型の傾向です。子どもの頃のO型は、無防備すぎるほど素直なのですが。

そしてB型の場合、まだ解明されていない出来事などについては、「無いとは言えない」という発言が最も多くなります。科学的思考性の表れですね。石破さんもその通りの発言をされています。安倍さんの場合、総理大臣としては…。ということで、個人的な意見が聞けなかったのは残念ですが仕方ないですね。

岸田さんのコメントですが、そもそもAB型は、世にオカルト的と言われるようなテーマに対して関心の高い人が多いのです。超合理的な思考性の反面、神秘的現象に強く惹かれるのはAB型の不思議な特性です。また、AB型の多角的な見方が、B型と似た回答として表れています。

トランプ大統領は昨年、宇宙軍を発足させました。日本も類似の計画を持っていると聞いていますが、つい最近、河野防衛大臣(O型)からはこんな発言があったそうです。
「UFOに遭遇した場合のその対処法を検討し、間もなく方針を発表します」
何でも、エスパー国務長官とこれについて既に対談していて、日米で協力し合うなどの見解で一致しているのだそうです。さて、いったいどんな発表があるのでしょうか。

河野防衛大臣は現実第一のO型ですが、今まさに、「UFOは絵空事でない」という現実を見ているところのようです。

日本では今まで、このテーマについて真面目にとりあげられたことはありませんでしたが、既に、話はもっと先に進んでいるようです。今では米国の著名な学者たちからこんな発言を聞くことが多くなったとか。
「UFOを信じますか?」というのはバカげた質問だ。これは信仰ではない。正しい質問は「これは何ですか?」「どのように機能しますか?」と問うべきなのだ。

↑これって、「血液型人間学」にそのまま当てはめたいですね。
「血液型を信じますか?」というのはバカげた質問だ。これは信仰ではない。正しい質問は「これは何ですか?」「どのように機能しますか?」と問うべきなのだ。

さてさて、今後どんな展開になっていくのか…楽しみですね!




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※UFO情報の一部について、YouTubeの official sorakara を参考にさせていただきました。

2020-09-07

国会議員で大いに目立つ、壊れちゃったA型女史たち

男女共同参画の現状


日本は女性の社会進出に消極的だとずいぶん前から言われていました。そんな中、やっと重い腰をあげつつ、男女雇用機会均等法が成立し、そのうちにIT化が進んだりすることで女性雇用の場も広がり、いろいろな法案も整うようになったようです。

そういう中で少子化が深刻になってくると、家庭にいる女性を社会に進出させることで、働く人たちを増やそうという考え方が浮上し、よりそれらを促進する活動が進んでいきました。しかし、少子化問題と女性社会進出に同時に対処するのは、相当な環境整備を行わないと無理じゃないかと思うので、日本の場合、まだまだ問題は山積みなのかもしれません。

男女共同参画を推進している肝心の政府においても、それはあまり改善していないらしく、例えば国会議員の女性比率などをみると、現状はまだこんな感じなのです。


比較しているのは主に欧米諸国の一部ですが、このデータを、どのように参考にするべきかはよく分かりません。日本には日本ならではの進み方もあるので、一概に、欧米諸国に割合を合わせるのがいいとも限らないでしょう。ただ、それにしても日本の女性たちの、政治に関する関心の低さというのは、やはりあるのかな、というのは実感いたします。

では、そういう日本において、議員になる女性たちとは、どんな人々なんだろう、どんな活躍をしているのだろうと、ふと気になったので、ちょっと調べてみようと思いました。すると、「あれ?」と思ったことがありました。

とりあえず、国会でよく質問する女性議員、ネット上やツイッターで話題になっている女性議員が目に留まったわけですが、何といいますか、少々お騒がせな女性議員たちは、なぜかA型だった、ということなのです。

蓮舫 A型 (立憲民主党)
2009年、事業仕分けの際に仕分け人となり、「2位じゃだめなんでしょうか?」と発言したことで大へん話題になりました。これで話題の人になったせいもあるのでしょうが、その後は二重国籍を追及されるなどでひと悶着ありましたし、最近の国会でも、質疑では度々お顔を出しています。

森ゆうこ A型 (国民民主党)
外交防衛委員会ではスカートで議長のテーブルに飛び乗るという乱闘ぶりを披露。人々は唖然としました。その後も、彼女の暴言?によって、さまざまな騒ぎを起こしているようです。とにかく話題に事欠かないくらい、目立っています。

福島瑞穂 A型 (社会民主党)
福島女史は、人権派弁護士としてマスコミデビューした後に国会議員になったんですね。韓国の「慰安婦問題」において韓国側を擁護する形で当初から深く関与したそうで、特に保守派からは問題視されているようです。


次から次へと、みなさんA型ねと思っていたら、違う血液型の女性議員さんも発見できました。

石垣のりこ O型(立憲民主党)
最近では安倍首相の辞任についてのツイートで炎上し、訂正を求められたようです。"桜を見る会"における質疑でもよく発言されていました。

辻本清美 B型 (立憲民主党)
辻本女史も、森友問題やら桜を見る会などの国会質疑では、度々参上していたようです。


ああ、ニッポンの淑女たちはいずこへ?

それにしても、そもそもが女性議員の少ない中で、目立つ女性議員となれば更に少なく、その数人のスター級(?)の女性議員たちが、A型ぞろいなのには驚きました。森ゆうこさんなどは、かなりぶっ飛んだふうに思えますし、他2名のA型女性議員も、なかなかに、厳しかったり、激しかったり、過激だったりするのです。ただ、驚きの一方で、A型であることに納得するところも多分にあります。

一般的な社会人のA型は、多くの人がイメージするように、周囲と調和し、控え目なことも多いでしょう。ただそれでも「仕事」となると、やや厳しい面や、頑固な面も、場合によっては見受けられるかもしれないですね。上記A型3名の中で蓮舫さんなどは、A型イメージに近い方かもしれません。それでもやっぱりA型さんは、ふつうはそんなに荒くれて目立ったりは、敢えてしない気がします。

ところがA型は、周囲によく合わせる調和性の内側に、誰よりも激しさを抱えていることがあります。そしていつか抑制のカラをはずし、その激しさを表出したいという、変身願望を持っていることも多いのです。ある日、A型が、「思い切って開き直ってしまおう」。そう決めると、一気に内側の自分を表に出し、周囲から見たら180度違う人になることだってあるのです。

A型が開き直ったとき、それは最強で、誰よりもエネルギッシュになれるかもしれません。しかも、自分の信念には頑固に一筋という点では、本質的に変わりません。それまでと違うのは、周囲にどう思われるかなんて気にしなくなるという点だけ。そもそも、政治家として選挙で勝っていくなんてことは、なりふり構っていてはできないこと。それが、彼女たちA型女性議員だとするなら、納得できる現象でもあるのです。

そうはいっても、ひと昔前は、「A型女性は、日本の典型的な淑女です」と、定型文のように言うことができたのに、この現象をみていると、もはやそんなフレーズは、口にすることが出来なくなりそうですよね。

A型とB型の思わぬ逆転現象

上にあげた女性議員たちは、みなさん野党に属しているのですが、リベラル的な思想を掲げていて、日本の政治性からすると改革派を自負しているのだと思われます。そして面白い現象がもう一つあり、今度は一方の自民党。自民党は大所帯なだけに、同じ党の中でもいろいろな考えがあるとみえますが、中で、自ら保守だと明言する女性議員たちがいます。そういう方たちには、なぜかB型が目立つのです。

水田水脈 B型 (自民党)
丸川珠代 B型 (自民党)
稲田朋美 AB型 (自民党)
片山さつき O型 (自民党)

日頃、改革派路線を歩みたがらないA型が、政治の世界では活動家的方向に向かい、反対に、日常では変えることにためらいのないB型が、保守的な発言を披露しているのです。この逆転現象に、世の中や人間の面白さを、しみじみと感じてしまいます。

表面に表れる血液型の特性は、固定されたものではありません。時代の流れによっても、ダイナミックに変わるのでしょう。どのように社会が変化するのか…というより、私たちがどのような社会に変化させたいのか、というビジョンを持つことも大切になります。その上で、自分をどう表現するのかを、磨いていけたら良いのだろうと思います。

ここでご紹介させていただいた女性議員たちが、良いとか悪いとかではなく、各血液型の気質はそれぞれ持っているものの、場合によっては七変化もするという点など、参考になれば何よりです。



PS:女性議員の血液型リストを掲載するつもりだったのですが、それはまた別の日に調査しここに追加しようと思います。


2020-09-06

モンゴル力士とそしてB型天国モンゴル

活躍するモンゴル力士たち



モンゴル出身の力士たちが日本の相撲界で活躍するようになって、ずいぶん久しいように思います。最初に土俵をふんだのは、1992年3月初場所の旭鷲山(B型)ということで、以後、40名以上のモンゴル青年たちが日本の相撲部屋にやってきているのだそうです。

そして2003年、朝青龍がモンゴル人として初の横綱になって以来、モンゴル出身力士たちの躍進ぶりは目覚ましいものがあり、上位に昇る力士たちの顔ぶれときたら、これでもかというくらいモンゴル人力士が目立ちます。日本人の心情としてはさすがに情けなさを感じるところもあるのですが、それでもモンゴルからわざわざやってきて、日本人にとってだって大へんな相撲部屋で頑張っているモンゴル人力士たちを、応援する気持ちもやっぱりあります。

まあ、こうした状況を客観的に眺めていると、日本人って、ホントに差別意識が薄くて公平な民族なんだなとつくづく思ったりもします。ただ、そうした精一杯の公平精神はあるものの、モンゴル力士の相撲の取り組み方に対しては、批判やブーイングが時々起こっているのも事実。そして横綱として強くなるほど、その評価が厳しくなるのが、日本人的感性というか、価値観なのかもしれません。果たしてそこまで外国人力士に求めるのが、いいかどうか分からないのですが、まずは血液型的な観点で紹介したいと思います。

【モンゴル出身力士の血液型】
四股名血液型最高位
朝青龍O引退横綱(68代)
白鵬A現役横綱(69代)
日馬富士O引退横綱(70代)
鶴竜A現役横綱(71代)
照ノ富士O現役大関
朝赤龍B引退関脇
逸ノ城A現役関脇
旭天鵬O引退関脇
玉鷲AB現役関脇
旭鷲山B引退小結
時天空A引退小結
白馬O引退小結
東龍B現役前頭
荒鷲A引退前頭
鏡桜不明現役前頭
旭秀鵬A現役前頭
霧馬山O現役前頭
光龍A引退前頭
翔天狼O引退前頭
青狼不明引退前頭
大翔鵬不明現役前頭
貴ノ岩O引退前頭
千代翔馬O現役前頭
德瀬川B引退前頭
豊昇龍不明現役前頭
龍皇AB引退前頭
猛虎浪B引退前頭
鬼嵐不明引退十両
A現役十両
城ノ龍O引退十両
千昇O引退十両
大勇武AB引退十両
星風B引退十両
保志光O引退十両
水戸龍A現役十両
朝日龍不明引退幕下
玉正鳳不明現役幕下
旭天山A引退幕下
豪頂山不明引退幕下
大鷹浪O引退幕下
太牙O引退幕下
大翔地不明引退幕下
大天霄不明引退幕下
竜王浪B引退幕下

血液型判明者の分布は次のようになります。
血液型人数判明者の血液型分布その内の幕内力士モンゴル国の推定血液型分布(※)
O1441.1%945%
A1029.4%722%
B720.6%529%
AB38.8%24%
不明104
4427
(※)モンゴル国の推定血液型分布は[The Distribution of the Human Blood Groups and other Polymorphisms]を参考に算出。モンゴル国の主な部族とされるハルハ族を対象にした調査。

驚くことに、相撲部屋入りしたモンゴル人力士のおよそ6割が幕内に入っています。考えてみれば、そもそもモンゴルにはモンゴル相撲というのがあり、今でも子どもの頃から親しんでいるのだそうです。そんなふうに少年時代から足腰を鍛えている彼らと、昨今の日本男子…。既に基礎体力で負けていますよね。

血液型分布をみて大へん興味深いのは、モンゴルは日本と異なりA型が少なめだというのに、日本に来る力士においては、A型が多くなっていることです。逆に多いはずのB型はそうでもない。O型はそこそこにというところでしょうか。少数ながらAB型もちゃんといるんですね。

最初こそ、挑戦者としてやって来たのはB型旭鷲山でしたが、その後は…。モンゴル相撲と日本相撲のルールの違いや、日本相撲の堅苦しさを知るやいなや、もしかしたらB型は、「まっぴらごめん」と思うのかもしれません。そういう中でA型が多く来ているとすれば、やはりA型の方が、A型的日本の風習に合わせやすいということでしょうか。それにA型の場合、案外、日本の方が居心地がいいということさえありそう。日本に好んで移住する外国人は、A型やAB型が多いのじゃないかと、私は予測しているのです。

現在、数々の優勝記録、連勝記録を打ち出し続けているのはA型白鵬です。たしか数年前、やんちゃな朝青龍(O)が活躍しながらも物議をかもしていたころ、白鵬は日本人力士のようだとか、真面目だとか、褒められていたように記憶するのですが、横綱になってからは、やや風向きが違っています。横綱としての態度がアカン、取り組みに品格が無い、などなど、厳しいご意見を浴びているわけで、さすがにその辺りは、日本とモンゴルの「力」や「秩序」に対する価値観の違い、文化の違いなども、大いにありそうに思います。

とにかくこうして、相撲をとおして日本人にも身近になったモンゴルという国。実際、どんなお国柄なのでしょうか。最近、モンゴルについてとても分かりやすく書いてある本に出会ったので、こちらをご紹介させていただきながら、血液型視点で、改めて考えてみたいと思います。

モンゴルって、まるでB型の天国!?


著者は東洋史がご専門の宮脇淳子さん。YouTubeなどのメディアでも興味深いお話をたくさんされています。この本を読むと、モンゴル遊牧の民って、やはりB型の故郷なのだろうか?と、ますます思ってしまいます。
いくつかの記述を抜粋してみましょう。
日本人はいつもまわりを気にしてまわりに合わせようとするのに対して、モンゴル人はまず、他人とはつねに違うことをしようと考える
モンゴル人はかつては遊牧の民。一か所に長く滞在できない自然環境のため、家畜を連れて新しい草原にいくために住居を移動する遊牧の暮らしを選んだ。家畜に充分に草を食べさせるためには、別の人が放牧したところへは行ってはいけない。つまり、他人とはつねに違うことをしなければ生きていけなかったといいます。

また、その昔、遊牧生活では、男子は少年時代からひとりで羊の群れを連れて遠くまで放牧に行く。たとえ子どもでもその時の天気や方角は正しく判断しなければならず、他人に頼ってなどいられなかった。だから日本のように「とりあえずまわりに合わせる」という考え方はないのだともいいます。

B型の特徴には、自立性、独立心、独創性などがあげられます。しかも、アマノジャク的なところがあり、他の人がやるなら、他人がそう思うなら、あえて自分は反対をやろうじゃないか、と行動するのです。

モンゴルの伝統には「長幼の序」という考え方はない

かつて朝青龍(O)が横綱であったとき、力士として先輩の旭鷲山(B)に対して粗暴なふるまいをしたことで、マスコミからずいぶん叩かれたことがあります。しかしモンゴルの価値観では、先輩後輩が絶対ではなく、実力の方が敬われるのであって、横綱という地位に敬意を払わなかった旭鷲山の方にむしろ非があったのでは?と考えるのがモンゴル的なのだそうです。

チンギス・ハーンは、兄弟の中で彼が最も有能だったから君主になったのであり、長男だったからではないといいます。その証拠にチンギ・ハーンの2代目君主は3男のオゴディでした。日本では、長男が家を継ぐ者として大事にされてきた習わしがありますが、モンゴルにはそういう考えはなく、長男から順に結婚して家を出て行き、最後に残った末っ子が自然の成り行きで親の面倒をみることになるので、末っ子が親の残したものを受け継ぐのだそうです。

何でも、宮脇さんが調査をする中で、モンゴル人の昔々の家系図が見つかったのだそうですが、その家系図はなんと、両親を中心に放射状に描かれていたのだそうです。これでは誰が第一子かなどは分かりません。序列式の書き方に慣れている我々から見ると違和感があるかもしれませんが、よくよく考えてみると順番なんて関係ないのかも、と思えてきます。日本のB型さんが聞いたら、おそらく大いに共感して喜びそうな気がします。

そもそもB型の思考は、論理的にあらかじめ方向づけされた流れではなく、まさに放射状に広がる並行思考といえます。そういう感性はB型の人間関係にもつながっているようで、同級生であろうが、80歳のおじいちゃんであろうが、大学教授であろうが、ホームレスであろうが、実に幅広い友人関係を築いていたりするのをしばしば見かけるのです。


モンゴルの女は夫の学歴をまったく気にしない

モンゴルでは、夫の職業が運転手で、妻の職業が大学教授などのエリートであることはよくあることで、家が裕福でない場合、まずは女の子に高等教育を受けさせるのだそうです。理由は、男は肉体労働など何をしても食べていけるけれど、女はそうはいかない。だから教育が必要だと考えるのだとか。つまりモンゴルでは、"自立"や"独立"ということを、男女関係なく人間として重要に考えているのでしょう。これもやはり、B型的感性に非常にマッチングする考え方です。

また、モンゴル女性にとって魅力的な男性とは、学歴よりも判断力や独立心があり、運動能力に長けた男。そしてモンゴル男性の方も、強い性格の女性を好むのだそうです。これについては日本のB型男性に聞いてみたいところでありますが、私の知る限り、本人は「おしとやかな美人が好み」と訴えながら、実際にはとても強い女性と結婚して尻に敷かれているB型男性をしばしば見かけますので、さもありなんというところでしょうか。


夫婦喧嘩をすると夫が妻に向かって、「出ていけ」ではなく「オレは出て行く」 という

これもなんだか、日本のB型男性にウケそうな感じなのですが、まあこの場合は遊牧民ならではの理由があるようで、男手がなくなると放牧が困難になり途端に暮らしが成り立たなくなるからということで、夫の脅し文句になったのだそうです。結婚については、更にユニークな風習があるようです。

二千年前からモンゴルでは女に財産権があった

例えばある男女が結婚するとする。まずは男が女性側の家へ入り仕事を手伝う。そうやって2年ほど女性側の婿のように暮らし、親やお互いが認め合うと無事結婚となり、家財道具などの財産を2人に与えて独立する。現代は、男性も自分の仕事があるし娘の家に行って手伝うこともなくなっているので、男女は最初から独立して結婚するようですが、3年経っても離婚しないと分かるとそこではじめて、娘の家から2人に財産が分け与えられるのだそうです。つまり、そもそも女性側が財産を持ち込んで結婚するんですね。それは女性が不当に扱われないためのモンゴル人の知恵で、男女の公平な概念が古くから根付いていたということなのでしょう。

何といいましょうか。全てにおいて、思想や美意識のような、そうした表層のことよりも、実利と実質的であることが最優先という感じなのです。まさにB型的な発想です。しかもこういう風習的なもろもろのことは、絶対の形や決まり事というわけでもなく、臨機応変だといいますから、それこそB型的なわけなのです。この、何事においてもフラットな感性というのは、広い草原においてこそ培われるような気がしてきます。

前出の表を見ると、現在のモンゴル国の血液型分布は、O型が45%と半数近くを占めています。ただし中国側のモンゴル自治区となっている内モンゴルといわれる地域では、B型率が35%ほどになるというデータがあります。いずれにしてもO型とB型で7割を占めるのがモンゴルです。これは、日本がO型とA型で7割を占めるのと真逆の分布となります。モンゴルと日本が今後も友好を深めることは、お互いの良い刺激になって、何かいい結果を生むかもしれませんね。

そして、「周囲の目が…」なんてことを、ガラにもなく気にする日本のB型たちを見かけると、彼らがモンゴルで暮らしたなら、まさに天国。周囲からクサされることもなくのびのびと、広々とした草原の風に吹かれ…。さぞかし故郷にでも帰ったような居心地の良さがあるのじゃないかと、しみじみ想像してしまうのです。

補足になりますが、宮脇さんがおっしゃるには、モンゴルはチームワークで動くより、個人競技の方が断然強いと。それについてもB型気質の観察と大いに一致するのですが、するとなぜ、かつてモンゴル帝国は、世界征服寸前までに猛威を振るうことができたのか?そのあたりのことについては、宮脇さんが解説している動画をご紹介させていただくことにして、以下にリンクを貼らせていただきます。

「世界征服寸前?!モンゴル軍が最強だった理由!」宮脇淳子(チャンネルくらら)


主婦の友社さんが、以前こんな本を出してくれました。("B型天国"で思い出しました)
内容は、B型のごくごく身近な、実際にあったエピソードをマンガにしたものです。原稿を書いている最中、編集長から言われたことがありました。「市川さんはB型に優しすぎるなあ。もっとズバッと厳しいこと書いてよ…」

編集長はB型ですよ。「…ったくB型は~」と編集担当者と笑っていましたが、でも編集長のご意見は取り入れず、とても優しく書きました…。(笑)

2020-08-29

やっと解放されたB型安倍総理にお疲れ様

大へんお疲れさまでした!


昨日(8月28日)、安倍首相が辞任を表明されました。

数日前からその噂はあったものの、ご本人の体調のこととなれば誰にも事実を推し測ることはできず、むしろ「それはあり得ない」と否定する見解が多かったのですが、見事にあっさりくつがえされ、多くの国民が衝撃を受けることになりました。

特に、安倍総理や安倍政権を支持してきた人たちにとっては、「それはあり得ない」というより「それはあってはならない」という、希望的観測だったのかもしれません。

現状をみれば、そう思いたいのは無理もないことで、任期満了を残り一年に控え、オリンピック開催、拉致問題、憲法改正などの重要課題を残しているのに加え、コロナ終息への筋道と経済復活、緊迫する米中関係、強まる尖閣諸島の懸念、朝鮮半島の迷走、などなど、今年に入って日本を取り巻く環境は、益々不安定になるばかりです。

安倍支持者たちにしてみれば、「あと一年、政治生命をかけて一気に頑張れ!」という気持ちだったろうし、中には「いっそのこと4期やっちゃってもいいんじゃないの?」という声さえ上がっていたのですから。

普段、右だ左だの政治思想的なことを深く考えない私ですが、そんな私でも、さすがに近頃の諸問題には目が離せないところがあり、ここは何とか安倍総理に乗り切ってもらいたいと思っていたわけで、このニュースにはやはり驚き、「するとこの先、日本は…?」と、一抹の不安さえ、かすかに頭をよぎりました。しかし、そのあと始まった総理の記者会見を拝見しているうちに、残念な思いの一方で、「ああこれで、やっと解放されるんですね。本当にお疲れ様でした」というエールを送りたいような、一種、清々しい気分を、その様子から感じたのでした。

解放されてこそB型の本領発揮

安倍首相はB型です。

総理大臣というものは、それこそ不自由極まりない職務。発言も行動も、人間関係も、慎重に慎重を重ねなければならず、本来が、自由をこよなく愛するB型としては、人一倍ストレスが大きかったに違いありません。持病の潰瘍性大腸炎は、ストレスが最も悪化させる要因になるだろうと想像できるし、それを7年間もの長期政権の中でこらえてきたわけですから、このタイミングで思い切って解放されてもいいのじゃないかと、そんな風に思ったのです。

安倍晋三という方は、B型には珍しいくらい、実直、真面目な政治家のように思います。誤解のないように補足すれば、B型が真面目でないということではありません。しかしやはりその本質からすれば、ルールや秩序、常識などの枠組みから逸脱した柔軟性が大きな特徴であり、だからこそB型の良さが発揮されるのであって、多少の脱線には目をつぶって、凝り固まったものに変化を与え、解放させる役目がB型にはあるのです。

そうであるなら、総理という縛りの大きい立場を離れ、今後は一議員として政治活動をする方が、安倍晋三の本領を発揮できる可能性が高くなるのではないかと思うのです。実際、安倍総理は国内よりも海外での評価の方が格段に高く、「Abeは、世界歴代政治家リーダーの中でも超一流だ」と言われているのです。国内のさまざまなしがらみや圧力に対応するより、外へ出向いた方が力を発揮できるということなのかもしれません。

ホントはみんな、安倍総理が大好き?

それにしても、なぜ安倍総理は、野党やメディアから、そんなに批判を受けてきたのだろう…。ふと、考えてしまいます。そもそも彼らというのは、批判するのがその性質なのかもしれませんが、客観的に眺めると、「安倍おろし」が高じて「安倍イジメ」とも思えるくらいでした。長期政権になるにつれ、それは致し方ないことなのでしょうか。とにかく、野党勢力は何とか安倍を引きずり下ろしたいわけですが、安倍総理が案外、品行方正で、尻尾がなかなかつかめない。しかも思ったよりしぶとい。それで無理矢理いろんな案件を探し出してきたような感があります。

しかし、よくよく観察していると、もしかして、み~んな実は、安倍総理が大好きなんじゃないのかな?なんて、そんな気がしてくるのは私だけでしょうか。「好きだけど、やっぱり嫌い」みたいな、矛盾するけれど、それが人間の深層心理とも言えるのですから。

今、世界も日本も、大きく変わろうとしているのです。今回のコロナ騒動でも明らかになったように、こんなふうに世界が同時に騒めき動いたのは、第二次世界大戦以来ではないかと思います。変化の予兆は、既に数十年前から起こっていたわけですが、コロナ騒動は、その大変化を促すきっかけであるように感じます。そんなユニークな時代に立ったのが、安倍晋三であり、ドナルド・トランプであり、あるいは習近平であり、と、現在、世界各国のリーダーたちが、それぞれ修羅場をふんでいるのです。大変化は、決してすんなりとは進まないはず。人間も社会も、変わりたくない保守保身の不安感情と、変わって進化拡大したい期待感情との両方が、せめぎ合っているのです。

日本が変化する時には、おそらくB型的な、なにか起爆剤のようなものが必ず必要になると思われます。日本のようなA型的秩序正しい国民性においては、B型の変化を促進するパワーが不可欠になるからです。かと言って、明治維新の頃のように派手な改革はできないわけで、穏やかに収めつつ、時間をかけながら変化に対応するしかないのだとすれば、慎重さを身につけたB型安倍総理は、この時に適任だったといえそうです。政治家一族という環境と、そして第一次政権での失敗。それらの経験で政界の複雑さを知り尽くし、一方ではB型的な楽天性や柔軟性というその性質で、周囲の重圧を回避しながらも変化に対応していくという、なかなか尋常ではない役割を担ってきたのではと、今になれば、そう思えるのです。

時代の流れで出るべくして出たのが安倍総理だとするなら、誰もが、「変わりたくないけど変わりたい」という、期待と不安に揺れ動く矛先を、安倍総理に一心に向けてしまったのかもしれません。B型には、何かそんな、得体のしれぬ可能性のようなものを、人々に感じさせるオーラがあるのです。そんなふうに考えると、つまるところ、支持者も批判者も、みんな結局、いろんな意味で安倍総理が大好きなんじゃないのかな、と思ったのです。

なぜかお腹が弱いB型

とにもかくにも、重圧任務から解放された暁には、潰瘍性大腸炎というやっかいな病気から、少しでも早く回復されて、今後は総理大臣とは違う立場から、日本のためにやり残したことを思う存分やっていただければと思います。

ところで安倍総理、この難病と50年あまりも付き合ってきたとのことですが、悪化した時の症状を聞くと、とてもじゃないけど長時間の国会などの激務には耐えられないと想像できます。さすが「病気に強いB型、病気と共存できるB型」と、言わざるを得ません。

この病気に関するデータはありませんので安易なことはいえませんが、少しだけ言及しておきたいことがあります。これまでの我々の観察によるところでは、「どうもB型はお腹を壊しやすい…」という現象が、あるという事実です。感染免疫学の藤田絋一郎先生も、「B型はなぜかお腹が痛い…」という本の中で次のように触れていました。

B型血液型物質を持つ細菌には、サルモネラ菌や大腸菌がありますが、いずれも私たちの身近にいる細菌で、腹痛を引き起こすものですね。B型が他の血液型に比べてこれらの菌に感染しやすいということは、残念なことですが科学的に実証されています。(引用:「B型はなぜかお腹が痛い…」藤田絋一郎著/三五館)

ただし潰瘍性大腸炎の場合、一般の細菌感染とは区別されるものだとし、原因ははっきり分かっていないとのことですから、単純にB型と結びつけたいわけではありません。ですが、B型が、どこか腸内細菌と不調和を起こしやすい傾向が、少なからずあるやもしれない、ということは示唆しておいていいかと思います。病気と血液型の関係が、もっと研究されることで、より適切な薬の開発が可能になるかもしれないですよね。

「美しい国、日本」を夢見て

私のしごく個人的なことですが、私が安倍総理から影響を受けた言葉があります。それは最初の政権でかかげた「美しい国、日本」というスローガンです。彼は、日本は美しい国であり、その日本の美しさを取り戻したいのだと発言しました。それを聞いた時、もちろん言いたいことが分らなくはなかったけれど、では、「日本の美しさとは、いったい何だろうか?」四季の豊かなこの日本の景色や風土を言うのだろうか?それとも、日本人らしい心を言うのだろうか?ぼんやりとはイメージできても、これこそがという核になるものが今ひとつ見いだせず、私の中でモヤモヤとした気持ちだけが残ったのでした。

戦後の教育によって、日本の誇りや日本人らしさは失われたと言われていますが、まさに戦後生まれの私にとっては、"日本の美しさ"などは過去のおとぎ話にも似た感があったのかもしれません。しかしそれからというもの、私の頭の片隅からその言葉が離れることはなかったように思います。安倍総理の言葉は、私が日本という国や日本人というものを、改めて見つめ直すきっかけとなったのでした。

それから14年あまりの月日が過ぎ、私もいい歳になり、そのせいも多分にあるでしょうが、「美しい国、日本」とは何ぞや?というところが、少しは分かってきたように思います。そもそも子どもの頃から変わり者の私は、あまり人々の中に溶け込むことができず、まして日本のような集団性の強い国では、暮らしにくいところがままあったわけで、日本を無条件で愛することが少々難しかったのも事実でした。しかし今は、日本に生まれた意味とか、世界における日本という国の役割とか、日本が大切にするべきこととか、日本の美しさとか、日本を慈しむことの諸々を、ようやく感じられるようになりました。これについて、安倍総理には、深く感謝の念を抱いております。

そう書きながら思い出したので、ついでに少々の悪態を申し上げます。昨日の記者会見を観ていて気になった、記者の方たちの質問や対応です。目の前で話されたのは、日本の総理大臣であり、現在、病と闘わなければならず、志半ばで辞任することは痛恨の極みであると国民に頭を下げています。前回の辞任の件もあり、批判を浴びるのは当然の覚悟で、しかし日本国の将来をよくよく考えたら、このタイミングしかないと決断されたのは、ある意味、非常に勇気がいることだったと想像できます。

ところが記者たちは、感謝や思いやりの言葉を添える人はほとんどおらず、相変わらずこの場に相応しくない質問ばかり繰り返していたのでした。それを聞いていて、これが美しい国の人たちなのだろうかと、心底がっかりしたのでした。もっと心のある質問や、日本の将来を本気で案じるような質問を投げかけたなら、安倍総理から、もっと意義のある話が聞けただろうに。多くの国民が、固唾をのんで観ているだろうこの会見で、国民の気持ちを代表して「長い間お疲れさまでした」と労ってくれたら、観ている人々はどんなに心が温まっただろうか…。

ああ、安倍総理の「美しい国、日本」が蘇るのは、果たしていつになることでしょうか。