ラベル 研究・活動報告 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 研究・活動報告 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2017-11-05

Terima Kashi ! インドネシア2017年 Vol.6

不思議!?わずか10分で血液型は人々に伝わる


バリクパパン(Barikpapan)は空港のあるシティ。
つまりカリマンタン島の玄関口です。
そのせいで外国人も多く滞在し、ムスリムムードもやや薄れるようです。
腕出し足出しファッションも、許される雰囲気があります。
洋食風のレストランもたくさんあり、カリマンタン島はどの店もアルコール類は一切置いていませんが、ここでは久しぶりにビールを飲むことができました。

ここでもゼミを行いました。
ゼミの前日に、市の文部省にご挨拶に連れて行かれました。
なぜか、エヴァさんは、いつも文部省へ行きたがります。(笑)
日本の感覚からすると文部省なんてオーバーな、と思ってしまうのですが、どうやらインドネシアはジャワ島などの中心地以外の離島では、政府と市民の密着度が強いようです。
すると、文部省から推薦してもらえば、先生方も「了解!」という感じで集まってくれるのだそうです。(文部省といっても、日本で言うなら市の教育課みたいな感じでしょうかね。)
そしてインドネシアは、日本に対して非常に友好的な国です。
建国記念日の国の儀式の際には、日本の国旗も掲げてくれるんですよ!
インドネシアの独立を日本が支援してくれたという歴史的認識があり、今でも義理堅く思ってくれているのです。
日本はイイ国、先進的でスマートで見習いたい国、というイメージが今でも根強くあるようです。(日本人は、こうした事情も少し知った方がいいですよね)
そういうわけで、”日本人が来るよ”というのは、結構アピールになるみたい。(私でいいのか?笑)

さて、文部省室の席に着いたとたん、いきなり話し始めるエヴァさん。

私: 「エヴァさんは何を話してるんですか?」
ホリ:「 明日のゼミに先生方を呼んでくださいと言ってます」
私: 「もしかして、彼女は今日初めて彼に会うの?」
ホリ:「 はい、そうですよ。だから彼は、"え?ゼミは明日?そんなに急に無理でしょう?"と言ってます」
私: 「そりゃそうでしょ、今日の明日は、さすがに無理なお願いでしょう~笑」

でもエヴァさん、「そこを何とかお願い〜!」という感じで、お願いポーズで省長に懇願している様子…。
そして突如、私からも何か話せとふってきました。
(オイオイ。何て言えばいいんだ?)
仕方ないので、研究について説明しました。(お願いはしないよ)


とまあ、いつものごとく、状況をあまり理解しないまま、事は進んでいきました。
しかし、省長さんもB型のせいでしょうか?
私たちの突然の訪問に、珍しさもあったからかもしれませんが、嫌な顔は少しも見せずに、エヴァさんの話も興味津々で聞いてくれています。

他にも省長の側近ら、A型男性とO型男性、A型女性が同席していましたが、エヴァさんの血液型の話をしばらく聞くうちに、話がだんだん盛り上がり始めます。

エヴァ「 だって、こうして座ってるのを見るだけでも分かるでしょ?A型の2人はきちんと座ってるけど、私なんかB型だから、ほら、全然違うでしょ?」

A型男性: (O型男性を指して…)「そうだね、私は彼のようにはたくさん発言しないよ。いつも静かだよ」

エヴァ:「私はO型の旦那と離婚しようと思っていたのよ。でも血液型の事を知って、O型の事が分かったから離婚しなくて済んだの。私の旦那、食べる事ばっかり考えてるの。それがO型の特徴だって分かって大笑いよ」

A型男性:「私の妻もそうだよ、毎日食べることばっかり考えてるよ(笑)私もO型の妻と問題あるよ(笑)イスラムは4人まで妻をもらえるから他の血液型とも結婚してみようかな」

私: 「4人なら丁度いいですね、全部の血液型の女性と結婚できますね」

A型男性「私の妻は毎日文句ばっかり言ってるよ」

私: 「O型の人は脳と口が直結してるから、思考に上ったことは口にしないと気が済まないのです」

A型男性:「そうでしょ。一度、黙ってろ!って怒ったことがあるよ。彼女は喋らないように我慢してたけど、すぐにストレスがたまって爆発しちゃったよ」

ホリ: 「省長さんはサッカープレイヤーだそうです」

私 :「ポジションはどこですか?」

省長:「 真ん中です」

私: 「ミドルプレイヤーはB型に合ってるんですよ」

O型男性: 「私はストライカーだよ!O型はそうでしょ?」

私:「 そうですね、O型はストライカーが得意です。そしてA型はゴールキーパーなどの守りのポジションで活躍しますよ」

A型男性:( ガッツポーズ!)

省長: 「さあ、皆んなで食事に行きましょう!カニの美味しいレストランにご案内しますよ」

そして、A型男性がスマホをいつまでもいじってるのを見て言います。

省長:「いつまでそれいじってるの?みんな待ってるんだよ」

A型: 「きちんと最後までやるから時間がかかるんですよ。私はA型ですよ」

手前から、A型女性、B型省長さん、O型男性。左からA型男性、エヴァさん、ホリさん。
皆、笑い転げてとっても楽しそうですね。


彼らは今初めて、血液型の話を聞いたんです。
エヴァさんが、血液型の説明をし始めてわずか十数分!
それでこの盛り上がりようです!

血液型は民族や国の違いに、あまり関係ありません。
人間共通の、ヒトの素材要素として、行動特徴に表れているからです。

とはいえ、特にカリマンタンの人々には、血液型の話がすぐにピンとくるようで、反応がものすごく早い気がします。
なぜでしょうか…。
ここの人々は、あるがままを受け止める素直な目が、失われていないのかもしれないですね。
それにやはり、4つの血液型が揃っていることは大切なことです。
彼らは既に、日々の暮らしの中で、人々の行動の違いを肌で感じています。
血液型は単にそれを確認するだけのことなのです。


美味しい蟹をご馳走になりました。
突然の訪問、誠に失礼いたしました。
そして、ありがとうございました。








Terima Kashi ! インドネシア2017年 Vol.5

カリマンタン島で一番大きな街サマリンダでA型&B型の最強コンビに遭遇!

サマリンダはカリマンタン島で最も賑やかな街です。
市街の中心には巨大なイスラムの聖堂があり、大きなモール、カラフルで立派な家々が建ち並びます。
この市の中心には海のようにも見える大きな川(マカハム川)が流れています。

ここでのゼミはB型プラノオ(ニックネームしか分からない)さんとA型ヘレンさんの、2人の協力で行われました。
彼らはビジネスパートナーだそうで、するとA型×B型の最強コンビということになりますね!
AとB、お互いの力を分かち合った時、非常に優れたプロジェクトが成し遂げられることは、日本においてもたくさんの成功例があります。
B型プラノオさんは幼稚園から大学までのさまざまな先生方のために、ユニークなコミュニティを作っていて、楽しいイベントをいろいろ開催しているということです。

ゼミの前日に2人がホテルに訪ねて来ました。
エヴァさんはサマリンダでのゼミの準備を、彼らに全て委ねていたらしく、電話でやりとりしただけだったということで、この時初めて彼らと会うといいます。
ところがプラノオさんとエブァさん、さすがB型同士ですね~挨拶もそこそこに、直ぐに意気投合した様子。
さっそく大いに話が盛り上がり(会話の中身は全然分からないけどね)、瞬く間に、その場は笑いの渦が広がってゆきます。

プラノオさんは言います。
「明日はたくさんの先生方が来るよ。だから学校は休みだよ!」

サンガタやベンガロンのゼミの時もそうだったらしいのですが、ゼミに先生方がみーんな来てしまうので、学校が休みになっちゃうのだそうです。そしてここでも、やはり学校はお休みになっちゃったんですね…。(恐縮です)

さてそして、ゼミの当日です。
B型プラノオさんの司会で始まったゼミは、何だかとっても楽しい雰囲気♪
そのうちに、みんなでカワイイ歌なんかを歌い始めています。
「エー」とか、「ベー」とか、「オー」とか歌ってるから、たぶん血液型の歌のような気がするんだけど、そんな歌がインドネシアにあるの、、??
みんなで指文字なんか作って、大合唱なんですけど、これはいったい何だろう?

隣のホリさんを見ると、一緒に楽しそーに歌ってるけど…どうやら状況を通訳してくれそうには、ない…かも?(笑)
よく分からないけど、とっても楽しそ~。笑笑
とりあえず皆んなを真似て、私もやってみました。

後になってようやく教えてもらったのですが(また後になってか?)、プラノオさんは、前日にエヴァさんと話したあとで、即興で替え歌を作ったのだそうです。
歌はインドネシアの人なら誰でも知っている歌なのだそうで、そこに上手く血液型を差し替えたようです。
ナンタラカタラでエー(A)♬
ナンタラカタラでオー(O)♬
みたいな感じです。
そしてついでに指文字も加えました。
歌の効果は絶大で、会場は見事に1つになり、大いに盛り上がったというわけです。

B型さん、即興アイデア得意です。
プラノオさんは100パーセントB型性を発揮してらっしゃるような方でした。
ゼミの後、「各血液型に合わせたゲームを考えてみるよ!」と言っていたそうです。
せひ、お願いします。楽しみですね!

プラノオ(Pranowo)さんの活動はFacebookで見ることができます。

写真の方が「Pranowo Pranowo Pranowose」(←リンク先です)トレーナーのB型さんです。

先生と子供たちが楽しめる面白いゲームなど、遊びながら学べるものなどを開発・創造して提供したりしているようですね。

右からA型ヘレさん、隣がB型プラノオさんです。

A型ヘレさんは、急遽決定したこのゼミをたった2週間でアレンジしたそうです。そしてゼミはなかなか良い感じで”大成功!”市の文部省長もしっかり同席しました。さすが~A型の仕事は抜かりないですね。


Terima Kashi ! インドネシア2017年 Vol.4

カワイイ園児たちに癒されました!


この旅で、私が何より楽しみにしていたのは子どもたちに出逢えることでした。
実際にはゆっくり観察したり、会話を交わしたりすることは、それほど多くは出来なかったのですが、何か所かの幼稚園を訪ねて、先生方ともお話することが出来ました。

●サンガタの幼稚園では、血液型グループに分かれて絵を描いてもらうなど、少しだけ行動実験を行ってくれました。
子どもたちが血液型別に座っています。
写真だと少し分かりにくいですが、指示待ちをしている間の子供たちの様子の違いをご覧ください。
O型です。
何となく動きたがっています。
笑ったり、隣の子とベタベタしたり、指示待ちの間も作業の間も、皆で輪になりたがるのが興味深かったです。

A型です。
皆、前をちゃんと向いて静かに座っていますね。
動きがほとんどありません。
何するの?っていう、ちょっぴり警戒する感じもあるのかな?
B型です。
O型グループのようにおしゃべりは多くありませんが、何となくキョロキョロしている感じでした。
B型先生の方がノリノリ?
1人、放浪する男子がいて、先生が何度も連れ戻しに行きました。
AB型です。
A型さんと同じように、ちゃんと前を向いて指示を待っています。
AB型の子は、このグループ分けには案外興味深々なんです。
なのでつまらなそうには見えないですよね。




●サンガタの別の幼稚園では、園長先生らにインタビューをしました。
エヴァさんから血液型のことを教えられて、数年前から子供たちと血液型の目を通して接するようになったといいます。
右が園長先生(A型)、左は園の男子先生(B
型)
園長先生は、血液型を知ってから、子どもたちと接するのが本当に楽になったし、面白くなったと言います。
私が「我々の研究を活用して下さって本当に嬉しいです」と伝えると、
「お礼を言いたいのは私の方です。本当に感謝しています」とおっしゃってくれました。(正比古先生と俊賢先生が喜んでいるわぁ…)
そして、一緒にインタビューに答えて下さったB型先生。
以前は、A型園長と少々不具合があったそうなのです。
しかし、血液型の事を理解したことで、お互い歩み寄ることが出来て、今は問題が無くなったのだと話してくれました。
私が適当な時間でインタビューを終わらせようとすると、「まだ話したいことがあります」と園長先生。
この血液型人間学を、本当に役立てて下さっているのだというのが、心から伝わってきました。(感謝~涙~)

●アンボンという市でも、いくつかの園や学校に子どもたちを訪ねる機会を下さいました。
インドネシアのスケジュールは、急に決まったり変更になったりします。
学校を訪ねるというのも、実は前日の夜に市長夫人が決定して下さったので、たぶん…「今日、行きますよ!準備して下さい!」って感じなんだと思うのです。
"市長夫人が日本人を連れて来る”ということで、きっと慌てて準備を整えてくれたことでしょう。
大変お騒がせ致しました…。
アンボン市の子どもたちは、血液型を調べていない子も多かったようです。
それで、その日のその場で、血液型検査を行ってくれちゃいました。(笑)

泣きわめいて拒否する子が1名おりました。
ホリさん「あの子は何型でしょう?」
私「あんなにオーバーに怖がるなんてO型かもね」
そしてやはり、O型でした。

B型とAB型の子たちは、”痛そう”という怖さより興味深々という感じで待っていました。
A型さんは、じっと耐えて指を差し出して、何とも健気な様子です。
他の学校では、「調べたよ~」ってことで、検査用紙を張り付けて皆で出迎えてくれました。
こういう歓迎の仕方って、うちの研究しかあり得ないですよね。
何だか、ほんとにユニークというか、感無量というか、しみじみ…。(笑)

子どもたち、先生方、皆々様、本当にありがとうございました!
TERIMA KASHI

2017-11-04

Terima Kashi ! インドネシア2017年 Vol.3

フルハウス!ベンガロン(Bengalon)&サンガタ(sangata)セミナー




ベンガロンはサンガタから北へ車で2時間ほどのところにある隣の市です。
朝7時にホテルを出発しましたが、途中でもう一台、別の車が合流し、誘導してくれるらしく、2台で目的地へ行くようです。
数日前の雨のせいだとかで、舗装されていない道はデコボコで、ぬかるんでいるので大変な悪道です。
少し走ると前の車が急に止まりました。
すると中から男性が2人出てきて、ぬかるんだ道をスタコラと歩いてこちらへ向かってきます。
私がとりあえず車のウィンドウを下すと、握手を求めて手を差し出してきました。
服装からすると、役所関係の人?
分からないけど、とにかく笑顔で握手!

「どなたですか?」と後部座席のホリさんに聞くと
「私も分からないんですよ、たぶん…文部省の人」と、頼りない返事のホリさん。

後で分かったことですが(出来れば始めから知りたかったですが)、この方はサンガタ市の文部省の省長殿。
彼が、ベンガロンとサンガタのゼミを全て仕切って下さったのだそうです。
そのおかげで、会場はフルハウス!
幼稚園から小学校や中学校などの、先生方がたくさん集まって下さいました。
省長さんは、またもやB型です。

それにしても、悪道をアトラクションさながらに走っている道中で窓越しに挨拶って…(笑)
きっと、早く挨拶しよう、顔を合わせとこう、って思って下さったのでしょうね。
その気持ちにはとっても嬉しくなりますけど、誰だか分からず握手して、しかもゼミの為に準備を取り仕切ってくれた省長殿だったと後から知った私としては、何だか申し訳ない気分です。
挨拶を避けたがるB型…。せっかちに挨拶するB型…。いずれにしてもB型さんの挨拶って、ヘンテコですよね。
ベンガロンでは850人もの先生方が集まって下さいました!

こんな素敵な民族ダンスで歓迎して下さいました!

サンガタでも会場にはたくさんの先生方集まりました。
こちらの男性が、その省長殿。
血液型の話をとても気に入って下さったようで、省長ご挨拶の時には、自分のB型についていろいろ楽しいお話をしてくれていたようです。(話の内容は分かりませんが、会場が盛り上がっていたのでたぶんそうだと思います。)

いつものように会場の皆さんに血液型を尋ねます。
「B型の人」というと、省長さんが真っ先に手を挙げて会場を盛り上げて下さいます。
ほんとにとっても陽気な方でした。

ありがとうございました!!
心の底から感謝しております。


Terima Kashi ! インドネシア2017年 Vol.2

”挨拶抜き”で始まる、いかにもB型的再会


サンガタ空港にはイファンさんとコンラッドくん(ホリさんのご主人と3歳の息子)と、エヴァさん、そして現地の人らしい女性が迎えに来てくれていました。

"現地の人らしい女性”が笑顔で握手を求めてきます。
私もとりあえず、笑顔で握手。
(どなたでしょう?)
私はエヴァさんを探しますが…どこへ行ったのか?
どうやら、空港に知り合いがいたらしく、他の人と会話しています。
そしてイファンさんが一言。
「この方はスポンサーです」
…?スポンサーって…?

この旅のスケジュールさえ、何も知らない私は、全く意味がわかりません。
(エヴァさん、ちゃんと紹介して下さ~い!)
それに、私の気分としては、エヴァさんにハグしたいくらい、真っ先に挨拶をしたかったのに、当のご本人はあっちを向いています。
仕方なく、「エヴァさん」と声をかけて握手を求めると、エヴァさんが恥ずかしそうに、やっとこちらを振り向き、ようやく再会の印となりました。

B型の人が、挨拶が苦手、というのはよくあることです。
ガチっと正面を向き合って言葉を交わすのが、どうも照れくさいらしいのです。
恋人同士で、デートで待ち合わせても顔を見たとたんに意地悪なことを言ってみたり…。
せっかくのデートが台無しに、なんて話もよく聞くことです。

それにしても先ほど握手を交わした女性は、誰なのか?
事情が気になるAB型の私。
結局、その後の食事の際に、私がホリさんに根掘り葉掘り、経緯を聞き出して、やっとのことで状況を理解しました。

ここサンガタは、主に炭鉱で成り立っている市ですが、そしてKPCという大きな会社がその多くを担っているとのことです。
エヴァさんは、以前KPCに看護師として勤務していたことがあり、その繋がりで今回のゼミの一部を支援して下さったのだというのです。
サンガタの多くの市民はKPCで働く人々なので、市民の福祉事業も広範囲に支援しているのだとか。
空港で出迎えて下さった女性は、その部署の担当者でした。

後日、KPCにご挨拶に伺いました。

写真中央の男性は、福祉課?の課長さん。
こちらの方もB型さんです。(写真の課長さん。何だか不機嫌そうに写っていますが、私が話している最中なので、何を言っているか分からないからでしょうね。不愛想なムードがB型っぽいですね。でも実は、心優しい方なのです。)

彼が福祉事業に関連する写真集を見せてくれたのですが、それがとても素晴らしいものでした。
私が「いい写真ですね」と伝えると、全て自分が撮った写真だといいます。彼は作業現場に何日も泊まり込み、従業員たちと一緒に過ごしながら撮影したのだそうです。
さすがB型!凝り性ですね。どうみてもプロ並みの腕前。
光の入り方がとても優しくて、人々の笑顔が美しいです。課長さんの心も一緒に映し出された素敵な写真集です。
私が感動して見入っていたら、その写真集をプレゼントして下さいました。

まあ、とにかく、今回も何だかチグハグなムードで始まったこの旅行。
果たしてどうなることやら…。

(つづく)

Terima Kashi ! インドネシア2017年 Vol.1


インドネシア2017旅の始まり


昨年に続いて、今年もインドネシア、カリマンタン島に行って来ました。

カリマンタン島で血液型人間学の啓蒙活動をしてくれているのはエヴァさん。
B型のとてもパワフルな女性です。
彼女の精力的な活動ぶりに、今回も私は圧倒されっぱなしでした。

(写真右、エヴァ(Eva)さんB型/中央、私AB型/左、ホリ(Holy)さんB型)

インドネシアはO型B型色の強い国。A型の多い日本とは、まったくもって感性が異なる、といっていいかもしれません。
その上、南国の、いろんな意味での大らかさも加わるとなると、ここで起こることは、私にはほとんど予測不可能…。
それは前回でも十分学んだことでした。
何かと準備万全に整えたがるのが"A型族"。そのやり方に馴染んできたAB型の私ではありますが、今回は1ヶ月の長旅を息切れせずに完走するためにも、前回にも増して、ケ・セラ・セラの心持ちを忘れずに、全て流れに任せてゆく覚悟でやってきました。

それにしても、なぜか?
エヴァさんのこのイベントに関わる人々は、B型が実に多いのです。
カリマンタンにはB型しか居ないの?って思ってしまうほどです。
(実際は、O型が最も多くて4割を占めます。そしてB型、A型、AB型の順です)
とにもかくにも、今回もまた、B型主導で進行したこの旅は、とてもパワフルでユニークなものとなりました。
私は良くも悪くも振り回され続け、時々機能不全になったりもしましたが、何とか無事に終えることとなりました。

エヴァさんの拠点は、東カリマンタン州にあるサンガタ(Sangata)というところです。
東カリマンタンは石油や石炭などの天然資源が豊富なところですが、特にサンガタ近辺には大きな炭鉱もあり、人々の生活はそれらで成り立っているのだそうです。
なんと、東カリマンタンの石炭の5割前後は日本に輸出されてるらしいのですが、私たち日本人はそんなこと、あまり知らないですね。

サンガタへは、ジャカルタから飛行機を乗り継いで行きます。(ジャカルタ→バリクパパン→サンガタ)
途中バリクパパンで一泊してプロペラ飛行機に乗り換え、日本を発つこと26時間後、ようやくたどり着きました。
インドネシアの人たちは、ホントに人懐こくて親切なのです。行く先々の空港で迷っている私を、手取り足とり、何かとお世話してくれるのでした。
この人懐こさは、O型が多いという理由が多分にあるように思います。
ガードマンも税関人も、男性も女性も、みんな満面の笑顔で異国人の私を出迎えてくれました。

そして、大小合わせて合計9回のセミナーを行い、およそ3000人あまりの方々に話をしたことになります。
この後、「インドネシア2017年シリーズ」として、この旅の記録をブログに更新していきます。

とんでもなく破茶滅茶だけど、とんでもなくパワフルな様子は、日本とはまるで次元が異なるかのようです。
そしてO型とB型の国と、A型とO型の国の、やり方の違いを理解することにもなるでしょう。
国や民族を超えて私達人間が1つに繋がるために、血液型の知識はひとつの手がかりを与えてくれるに違いないのです。

※地図は、今回訪れた場所を印してあります。




2017-07-25

左右脳の使い方を知ると実現化パワーが増大する


しくみを理解せずに引き寄せの法則を使ってはいけない!


あなたの夢や願いを実現させよう!

それは『引き寄せの法則』という表現でここ最近までよく言われてきたものです。この概念は、2000年あたりから米国で燃焼し始め、その後日本に上陸したのではないかと思います。

しかしこれは、特に新しい発見という訳ではないのです。私たちは、日々の生活の中で、似たようなことをたくさん経験しています。「あ〜、イヤだ」って思ってたら、お腹が痛くなっちゃった、とか、起こらないで欲しいなぁ…ということに限って、起こってしまったりとか。

私は中学生のとき、あるネガテイブな自分の考えがそのまま目の前に現れたのを見て、恐れを抱き、「これからは決して悪い事を想像したりしない!」と自分に言い聞かせたのでした。それからというもの、よく大人達が言うような…「そんな事するとバチがあたるから」、などの脅し文句のたぐいも「そう信じなければいいのだ」という信念でことごとく無視してきました。それが果たして私の人格形成上、良かったかどうかは別として、私があまり周囲の動向やその渦に巻き込まれずに、ノーテンキにこれた理由かな?とも思っているのです。

これは私が若い時に気がついた、一種の『引き寄せの法則』なのだと思います。まあこんなふうに、それぞれのやり方で、私たちは既に、引き寄せの法則を実行していたのではないかと思うのです。ただそれは、ある面やみくもで、そのしくみを理解出来ていたわけではないのでしょう。そのため、私たちはそれを、どちらかというとネガテイブな方向に使っていたことの方が多いのです。それを事を分けて説明し、このしくみが宇宙の法則のようにあらゆるところで働いているのだと伝えているのが、今言われる『引き寄せの法則』です。

私が大人になって、その知恵にあらためて触れたのは、ナポレオン・ヒルの「成功哲学」という本だったと記憶しています。アメリカ旅行に行ったとき知人に会い、そこに居合わせた留学中の日本人男性が、その教義にハマっているといい、興味を持ったのでさっそく本を探してみたのです。

その頃、他にもいろいろなものを読んでいましたが、私のお気に入りはジョセフ・マーフィーの「眠りながら成功する」という本でした。(原題は「The Power of Your Subconscious Mind」~潜在意識の力~)これを書いたのが牧師さんのせいか、私の心に響くような内容が多かったのです。(最近は「マーフィーの法則」という表現になっていると思います。)

とにかく、何か面白そうな事だと、直ぐに実践してみたくなる性分です。それで、もちろん、これについても実践したのは言うまでもありません。そして、なるほど、面白いくらいに物事が実現していくさまに、感動したり驚いたりしたのでした。ところが実践していく中で、次のようなことに身をもって気づかされ、これはものすごく、慎重に扱うべきだということを理解したのです。
  • この法則は真実の法則であるということ
  • 使い方を間違えると自分でも思わぬ方向へ物事が進むということ
  • 実現することとしないことがあるということ

私は、自分がまだこの原理を本当には理解していないという愚かさに気づき、この法則を安易に使うのを一旦やめたのでした。だって、もしも100%完璧に使いこなすことが出来る人が居たとしたら、地をも揺るがすことが出来てしまうのですよ。


血液型の脳特性を知って思考をコントロールしよう


とにかく、まずは”しくみ”を知ることは大切だということです。この法則の原理は、まだ私たち人間の科学では理解しきれていない神秘的な部分もあります。何しろ、”宇宙の法則”なのだから。けれどここでは、とりあえずこの物質界において理解できる部分に焦点をあてて、いくつかのポイントを挙げてみます。
  • 思考に迷いがあってはいけない
  • 明確に思い描けるような内容であるのがよい
  • あくまでも自分中心に作用する
  • 感情、思考、行動が一致していなければならない
  • このしくみを信じきっていなければならない

本来ヒトに備わっている能力なので、誰でも使え、既に使ってもいるのです。ところが意識的に使おうとした時には、知識と訓練が多少なりとも必要です。自転車に乗ったり泳ぎを覚えたりするのに似たようなところがあるのです。4番目と5番目あたりは重要で、知識と訓練が必要なのはこの辺りです。私たちは無意識に、「感情ー思考ー行動」の不一致を平気で行っているのです。

ですので、ここを修正したり、コントロールしたりする必要があります。5番目の「信じきる」ということは大前提となる部分でもあります。この「信じる」ということに関しても、私たちの多くは正しく理解していないところがあり、間違った信念を持っていることが多いのです。

さてここでやっと血液型の話です。少し前の記事で、血液型と脳機能の関係について紹介しましたが、つまり、自分の血液型による特性を理解することで、これら思考のコントロールを効果的に行いましょうということなのです。また、信念体系においても、血液型による傾向から修正改善を手助けすることができます。

ひとつには右脳と左脳の使い方を知ること、もうひとつには自分の思考の癖や信念体系を見直すことがエクササイズのポイントとなります。たとえば、右脳左脳に関しては、一見すると右脳タイプが有利なのか?と思い違いする人が多いです。ところがそういうわけでもないのです。両脳を適切に使うことが必要です。

誰でも備わっている能力とは書きましたが、得意不得意はあります。理論理屈なんか知らなくても、スイスイ〜とやれてしまう人もいます。とはいえこの法則、しくみは至ってシンプルですが、奥は深い。

ブログ記事では具体的なところまで説明しきれず、いうほど簡単ではない部分もありますが、現段階では、血液型の脳特性が分かってきたことで、自分の思考の癖を理解しやすくなり、こうした法則にも応用することができそうだとお伝えしておきます。

血液型についても、引き寄せの法則についても、理解してから活用することをおすすめします。具体的な方法がお伝えできるよう、今後も研究を進めていきたいと思います。



2017-05-24

脳の活動と血液型の関係~実験で分かったこと

血液型は右と左に関係していたという実験事実!

脳機能と血液型との関係について、灰田宗孝博士(東海大学)と10年あまり実験を行ってきました。
先日、灰田先生がテレビ番組に協力して下さり、実験方法なども含めて紹介したことで関心を示す人が増えているようなので、ここでも簡単に説明しておくことにします。
現在も実験途中なので、あまり詳しいことまで書けないので概略となります。

この実験では、光トポグラフィーという装置を使用して脳の活性を測ります。
脳が活性している部分はそれだけ血流が多くなるという、非常に分かり易いしくみです。

そして「血液型と左右脳の働きには関係がある」という仮説のもとで行っているのですが、そもそも最初からそういう仮説を立てていたわけではなく、何か関係があるんじゃないか?という曖昧な中で光トポを使って観測してみたところ、「あら?右と左の違いがあるみたい…」ということになったからなのです。


たとえば、その様子を画像で見るとこのような感じで、活性している部分が赤くなっています。

それで、結果はどうかというと、既にご存知の方もいらっしゃると思うし、あるいはそれを聞くと、「あ、やっぱりね、そう思ってたよ」と納得する方も多いだろう、という内容になっています。

まず、A型とB型は、明らかな左と右の対照性を示しました。

A型=左脳の活性量が多い。
B型=右脳の活性量が多い。

言わなくても当たり前のことですが、何もA型の人が、左ばっかり使っているわけではありませんし、B型の人が右しか使わないということでもありません。
とはいえこの実験では、A型は左を土台に、B型は右を土台にと、はっきり言えるぐらいの有意差を示しました。

右脳と左脳の働きについてはいろいろ言われますが、少し抽象的な面から大まかにいうと、右脳は主に外界の情報の全体像を捉えます。左脳はその情報を分類したり整理したり分析したりします。
この時点で、既に誰もが両脳を使うことになるのですが、左脳を多く使うということは、この分類したり分析したりする作業の方を盛んに行うということでもあります。
おそらく、A型の人たちは、脳内の整理整頓が上手なのだろうとも予測できますよね。

一方、右脳を多く使うということは、外界の新しい情報や発見を常に追っている感じがあります。そっちにエネルギーを費やす分、左脳の仕事である脳内整理は少々おろそかになるのかもしれません。B型の人々の活動ぶりをみていると、ナルホドとも思えます。

では、O型とAB型はどうなのでしょう。
この2タイプにおいては、AとBに見られたような明確な左右差は、数値として出ませんでした。
ただ、その動き方を映像で目視した中においては、興味深い様子が伺えます。

たとえばAB型は、全体がぼわ~んと赤っぽくなる人が目立つのです。
つまり両脳の全体を使っているという感じなのですが、血流の広がりと分散があるせいで、その分、強く赤く示す箇所は少なくなります。
ある被験者など、一見どこも活性していないように見えるので、「もしもし?起きてる?」な~んて思ってしまいました。
それでも最終的に数値的な処置をすると、やや左が多いという感じがあります。

またO型の場合は、右と左を交互に使っている人が目立ちます。
そして、その割合や頻度は、人それぞれのようです。
面白いのは、AB型のように同時に両方は使わないらしい、というところです。
また、数値的な処置をすれば、やや右が多いというふうになりました。

さて、これらはある意味、血液型による脳の機能の基本性質と言って良いと思われます。
ただし、これだけなら「ふ~ん」の一言で終わってしまうわけですが、こうして機能性の基本が分かったら、実はそこからがスタート地点である、とも考えています。
そうは言っても、実際、脳科学でさえ、分かってきたように見えても、その核心のところは何も分かっていない、というのが本当のところなので、すぐさま、どうこう出来るというものではないのですが、今の段階で自分の特性というのを知っておいて損はないでしょう。

そして、こうして血液型と脳の関係が少し分かったことで、血液型による体質的な特性や行動の特性について、より視野が広がり、より多くのことが言えるようになってきました。
そしてこの実験は、能見正比古の構築した分析の数々を裏付ける結果にもなっています。
また、人間の脳の機能については、まだまだ未知数なだけに、大きな可能性もあります。
血液型を軸にした脳機能へのアプロ―というのも、なかなか面白いのではないかと考えています。

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

脳機能と血液型との関係について、関心を持つ方々が多いようです。
追加の考察に興味のある方は、以下のサイトもぜひご覧ください。





2016-11-08

カリマンタン島(インドネシア)訪問~珍道中の記録 Part 4

2016,カリマンタンにて~血液型人間学のゼミを開催しました


今回のカリマンタン訪問では3か所でゼミをおこないました。始めに開催したのはサンガタという東カリマンタンの端にある市です。こちらでは市の大きなホールを使わせていただいたようで、260名ほども集まってくれました。聞きに来て下さった方々は、幼稚園の先生方やお母さまたちでした。


市庁舎のすぐ近くにある立派なホールです。写真に撮れませんでしたが、この日は日本の旗を掲げてくださっさんですよ。粋な計らいですね。歓迎して下さって、本当にありがたいです。




次に訪れたのはサマリンダというカリマンタンでは大きな市です。150名ほど集まって下さいました。



幼稚園の先生になるための勉強をしている学生さんたちの為、急遽、大学でもゼミをセッティングして下さいました。



みなさん、本当に熱心に聞いて下さいました。カリマンタンの皆様、本当に心から感謝を致します。
アフェさん、血液型人間学をこれからも伝えて下さい!もちろん私も応援します。
チームのイダさん、イセスさん、ダマリスさん、ありがとう。これからもよろしくね。
サンマリンダのエラさん、多大なご協力をありがとう。
ノラさん、ありがとうございます。
毎日あちこちへ車の運転をして下さったジャカさん、ありがとう。
バリグバパンのエラさん、ありがとう。
飛行機や宿泊先を提供して下さった社長さん、心から感謝します。

書ききれないほどたくさんの人々にお世話になりました。
ありがとう。
ありがとう。

TERIMAKASHI


追記;
日本では血液型のことを言うと、どうしてなのか…女性誌を中心に恋愛のことばかり目につくのですが、海外に紹介すると、皆さん関心を抱くのは、子育てが中心になっています。子どもたちに対するときに、すご~く役立つということに、日本の人々が気づかないのが残念です。

「血液型人間学」は日本で始まった、実に画期的な研究なのですが、日本の人々がその大切さや有用性を、よく理解していないという現実に、私は正直、ちょっぴり悲しい思いがあります。けれど、血液型というのは、そもそも日本人だけのためにあるわけでもなく、世界共通~人間はみな持っているのです。
だから私は、世界中、知りたいというとろ、聞きたいという人があるなら、地球の果てまで、これからも血液型人間学を伝えに行こうと思っています。


カリマンタン訪問記~おわり




カリマンタン島(インドネシア)訪問~珍道中の記録 Part 3

2016,カリマンタン~幼稚園訪問



カリマンタンはサンガタという市に到着して、いきなり市長に挨拶に行かされたかと思ったら、その日の午後には3箇所の幼稚園を訪問しました。

その後も含めると10カ所ほどの園を訪ねたのですが、どの園も、園長と先生方は厚く歓迎して下さり、しかも驚いたのは、皆さん血液型のバッジを胸に付けてくれているのです。
私が来ることになって、エファさんがわざわざ作ってくれたのだと思いますが、先生や園児たちが皆んなでそれを付けているのを見ると、研究者としては嬉しいかぎりで、こんな心のこもった歓迎はありません。そして、先生たちは皆さん声を揃えて言います。

「血液型のことをエファさんから教えてもらい、それからというもの子供たちと接するのが本当に楽しくなりました。それまでは疲れることが多かったのに、気持ちにゆとりが出来たんです」

何て素晴らしいのでしょう!!
私はちょっとウルウル〜

まあでも、そんな感激に浸る間も無く、次から次へとあちこち連れて行かれ、「さあ、何か話して下さい」って感じにいきなり振られ、事の全容をまだ理解していない私は、目の前にくり広げられている展開に、少々ポカンとしてしまっていたんですけどね。だから、今こうしてブログを書きながら改めて感激に浸っているところなのです。

園長先生方いわく、始めは皆さん、エファさんの血液型の話を信じなかったそうです。けれど、エファさんに何度も熱心に話されるうちに、だんだん理解するようになり、そして子供たちを観察すると、本当にその通りだと分かったのだと言います。

エファさん、スゴイです。

B型の人は、情熱を持ったことを人に伝え、理解させるのが上手なのです。まあ、上手...なんて表現は、的確ではないかもしれませんね。B型の純粋な情熱が、相手の心に伝わるのだと思います。
日本の皆さんのよく知っている、田中角栄さんや長島茂雄さんが、人の心を動かす素晴らしい説得術を持っていたことは語り継がれてきましたが、お二人ともB型です。

園児たちの様子はこちらです。子どもたち、どこの国へ行っても、本当にかわいいよ。今回は、皆と遊べなかったけど、次に来た時には一緒に遊んでね~

動画をちょっとだけご紹介します。
慌てて撮ったので、途中映像がひっくり返っていて、見づらくてスミマセン!




つづく




2016-11-06

カリマンタン島(インドネシア)訪問~珍道中の記録 Part 2


(写真はPikisiより)


エファさんは、そもそも看護士で、国際医療センターに勤務していました。ところが、今はその仕事を辞めてしまったのだと言います。なぜって、血液型人間学に心底、興味を持ってしまったので、その活動に専念するためです。

Wow! 何と素晴らしい!

彼女は何と、6年も前から、カリマンタンのあちこちの幼稚園に出向き、血液型を知っていると子供たちのしつけ教育にどれほど役立つかを熱心に語ってきたといいます。

インドネシアの人々は、8割ぐらいは自分の血液型を知っていますが、中には知らない人たちもいます。するとそこは看護士さんの強みで試験薬も手に入るため、血液型を調べてあげるのだそうです。これまで、およそ1500人ほど調べたといいます。

出向いた幼稚園の数は数え切れないほどだそうです。インドネシアは子供たちが、とにかくたくさんいるのです。だから幼稚園もたくさんあります。

彼女は、何と、売春宿にまで行って取材をしたのだとか。かつて能見正比古も、日本中、伝手があればどこまでも行き、血液型の取材を行いました。まるでカリマンタン島に、能見正比古が再来したみたいです。
私はこの事実を知り、感動、感激、驚きの、ごちゃ混ぜになったような気持です。まさか、そんな人が現れてくれるなんて!まるで夢のようです!

興味が向かった時のB型のパワーは、誰も真似ることができません。
凄いです。(私より、よっぽど仕事してるわ~~~)
彼女のパワフルさを、動画でちょっとご紹介しますね。





今回の旅行、実は私が強引に計画をしました。彼女は、旅費や経費などを今は出せないので、私が行くことを躊躇していたのです。しかし、私としては彼女に一度会って、状況を知る必要がありました。旅費はこちらで捻出するので安心するように伝え、一か月前にようやく合意して決まったことでした。

しかし私は、ここまで彼女が活発な活動をしていることを、全く知らなかったのです。今後の調査研究のための、事前の打ち合わせに行くぐらいの軽い気持ちでいたのでした。

ところが彼女としては、せっかく私が来るのだから、今後の彼女の活動のためにも、出来る限りこの機会を活用しなくてはならないと考えたようです。結局私はこの11日間の旅行で、3か所でゼミを行い、10か所の幼稚園と1か所の大学を訪問し、2つの市の役所を訪れ、市長や文部省長や、学長らに会いました。

当初から2か所でゼミを行うという話は聞いていましたが、私自身は彼女に会うのが目的だったので、もう少しのんびり旅行をイメージしていたのでした。しかし、まさかの展開になりました。
ものすご~~く、ハードスケジュール!まあしかし、もちろん有意義で充実した旅になりました。

実のところ、この、ハードスケジュールは密かに予測はしていました。2007年、インドネシアで翻訳本の出版PRのために初めてジャカルタを訪れた時も、8日間の滞在中、20か所ものところでゼミを行い、やはりその目まぐるしさにあっけに取られた記憶があります。その時の企画を担当したのは出版社の責任者、アンゴロ氏という男性の、やはりB型でした。そんな経験が以前にもあったので、インドネシアのやり方、B型のやり方を、少しは心得ていたのです。

いろいろと、日本とは、ずいぶん違います。そもそものお国柄の違いも無論ありますが、血液型の知識があると、その視点から人々の感性の違いを理解することが出来ます。国や文化、言葉の違うところに行く度に、血液型の驚くべき共通性を確認します。

カリマンタン島(インドネシア)訪問~珍道中の記録 Part1

インドネシアのカリマンタン島にて、血液型人間学のゼミを行いました。
その11日間の珍道中を、数回にわたってご報告いたします!


インドネシアでは、既にこれまで3冊の本を出版しています。
・タッチマイハート(翻訳本)/2007年
・4つのタイプのキャラクター(Holy&Ichikawa)/2010年
・血液型しつけ学(翻訳本)/2011年

インドネシアとの出会いは、日本に留学していたホリ(Holy)さんというインドネシア人女性が、私たちの本を読んで事務所に訪ねて来たのが始まりです。
ホリさんの血液型はB型です。
美しい女性なんですよ。ジャカルタの美人コンテストで準優勝をしたこともあるそうです。

啓蒙の為にインドネシアを訪ねるのは、今回で3回目になります。
ホームページでも簡単な紹介をしています。

今回、訪問するにあたっての経緯は…
カリマンタン島というところで私たちの本を読んで、大変興味を持った女性が居ると、ホリさんから聞いたからです。
その方は、エファ(Eva)さんというB型の女性で、看護士さんだそうで、いつか私を招いて一緒に血液型の調査をしたいのだといいます。
それなら一度お会いして、何ができるか相談しなければね、ということになったのです。

それにしても、海外で血液型に興味を持つのは、どうしてB型がこんなに多いのでしょうかね?


 

カリマンタン島は結構に大きい島です。インドネシア領とマレーシア領に分かれていますが、インドネシア領の分だけでも、60万K㎡あるそうで、日本の倍近くです。
まず最初、ジャカルタからカリマンタン島のバリクバパン市に飛び、更にサンガタ(sangata)というところに小型飛行機で行きました。
ここにエファさんが住んで居ます。

到着すると、エファさんが車で迎えに来ていました。
さて、いよいよご対面~!!
...あれ?ところが、握手を交わすだけで、何やら急いで車に乗り込まされました。
B型の人たちって照れ屋さんが多いのですよね。そのせいでしょうかね、ご挨拶はたいてい、テキトーになってしまうのです。
車を運転していたのはエファさんのお姉さんで、彼女もB型です。同行したホリさんもB型ですから、皆B型~車が走り出した途端、何だかんだ皆さんで話し始めているのですが、言葉が分からないしね。仕方ないので、私からホリさんに言いました。

「あのぅ、ちゃんとご挨拶していないのですけど、皆さんを紹介してくれますか?」
すると、「アハハ~そっか~」みたいな感じで、まあ一応、簡単な紹介をしてくれました。
そして続けてホリさんが言います。
「これから、政府に行き、えっと…何と言いますか…、一番上の人に会います」

私:「え?政府?…何で?」
ホリ:「分かりません、でもエファさんがそう言っています」
私:〇×☆彡●??

政府というからギョッとしましたが、つまり…日本で言えば市庁みたいな感じなのでしょうかね。それにしても到着して、いきなり市長さんに挨拶に行かされるとは思ってもいませんでした。それに私は、Tシャツとサンダル姿ですよ、慌てて上に羽織るものをスーツケースから探しました。

「Oh my gosh!」

まったく訳がわかりませんが、とにかく此処の流れに委ねるしかなさそうです。
はい、ですから訳のわからないまま、言われた通り、ご挨拶に行きました。

 
 

Sangataの市長さんもB型でした。
インドネシアはB型ばっかり?というわけではなく、一番多いのはO型です。
A型とB型は同じくらいです。そうなると人々のムードは、O型+B型パワーが優勢の感じになります。

インドネシアのおよその血液型分布
O型  41%
B型  27%
A型  26%
AB型 6%

エファさんは、今後私と研究調査をするにあたり、公的資金や諸々の支援を得ようとしているようです。その目論見があって私を市長らに会わせたんですね。予めの説明がないので、目がまんまるになってしまいました。
とにかく彼女の意気込みは、この最初のビックリ箱でバッチリ伝わってきました。そして彼女は既に仲間を集めて血液型啓蒙活動のチームを作っていました。
メンバーはエファさんを入れて女性4名。

イサスさん(B型)
ダマリスさん(B型)
イダさん(AB型)

B型いっぱい~
今回の旅行、いったい何が飛び出しどうなることやら、全く見当がつかなくなりましたが、とにもかくにも、こうして、カリマンタン島珍道中が始まりました。