「ABO血液型がわかる科学」山元文一郎氏の本

生物学者の視点から、ABO血液型について書かれた本。
実は、生物学者とはいえ、ABO血液型に対しては誤解している人が多いのだけれど
さすがに専門が糖鎖に関する分子遺伝学ということで、ABO血液型遺伝子についても造詣が深い。

本書の結論から言えば、ABO遺伝子についてはまだまだ謎が多いが、興味深い面も多いとのこと。
ABO式血液型の発生順序にしても、当初の見解(A→O→B→AB)とは違うかもしれないとも言っていて、遺伝子研究もそう簡単ではなさそうだ。

また、血液型と性格の関係についても触れているが、今は明確な答えが出てはいないが、今後研究が進めば、いくつかの部分で関係性を示せるものは見つかるかもしれない、とも言っている。

もし、1つでも2つでも、性格との関係性を示せるものが見つかれば、それで充分だと思う。
おそらく、能見正比古が本に表したような複雑な人間の性格行動を、遺伝子からすべて見出すのは不可能かもしれない。

多くの学者たちが、充分に検討することもなく、血液型と気質の関係性に対して反対をしてきた中で、山元氏の誠実な見解はありがたい。

気質や行動性について云々は、フィールドワークなのだ。
これからも私たちと皆で、互いに観察しながら調べていけばいい。
それより、体と血液型の関係が、早く分かるようになって欲しい。
筋肉の違い、ホルモンバランスの違い、ストレスの違い、エネルギーの違い、etc
そういう事が解ってきたら、病気や痛みに対する対処法がもっともっと、改善するに違いないのだから。
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