2020-06-20

安倍内閣8年間の血液型パワー

A型とB型が拮抗すると、どうしても足並みがそろわない

第2次~第4次 安倍内閣の血液型分布

  O A  B  AB 
 第2次安倍内閣  6  7  5  2
 第2次安倍内閣(1次改造)  4  12  3  2
 第3次安倍内閣  3  11  5  2
 第3次安倍内閣(1次改造)  4  8  8    1
 第3次安倍内閣(2次改造)  3  9  7  3
 第3次安倍内閣(3次改造)  5  6  7  2
 第4次安倍内閣  5  7  7  2
 第4次安倍内閣(1次改造)  9  7  5  0
 第4次安倍内閣(2次改造)  4  7  7  2
 累 計 43 74 54  16
 (延187人) 23.1% 39.6% 28.9% 8.6%
※上記は安倍内閣総理大臣を含む人数
※上記は任期内に免職になった議員と新たに任命された議員の両者とも含む人数

かつて日本の政治が派閥政治といわれていた頃、政治家に占めるO型の割合が多く、特に自民党議員では4割近くがO型だったのです。当然、大臣たちにもO型がそれなりにいたはず。しかし近年、派閥は解体され、政策中心の政治体制に変わってきました。そうなると、O型はとたんに少なくなり、A型やB型が多くなりました。

これまでの安倍内閣の顔ぶれを改めて整理してみると、やはりO型が少なすぎる感じがあります。O型が少ないと、集団の"活気"のようなものが薄まってしまう。どんなに素晴らしいアイディアを持ったB型がそろっていたとしても、O型がそれをワッショイワッショイと勢いづけてくれないことには、熱を帯びて発動しない。O型が少ないことで、結束力も今ひとつということになる。ただ、矛盾するようではありますが、O型が少ないことで争いの種は減りそうです。調和と堅実さのA型が、常に一定数以上いるので、B型がチームワークを乱したり、ところどころで踏み外しても、A型たちが何とかフォローし、安倍政権をここまで支えてきたのかもしれません。

しかし長期政権にあって任期を間近に迎えた今、安倍政権は公約をどれだけ実現できただろうか?という批判もあります。それには野党にも多くの問題があったにせよ、自民党内での意見をまとめられなかった事実も否めない気がします。表立って対立しないまでも、A型とB型がこれだけ拮抗しているとなれば、足並みをそろえるのは難しそうだし、まとまりようもないのかなと、血液型バランス的には思ってしまうところであります。

安倍総理は、父親の安倍晋太郎がA型でした。そして母親はB型だったと思われるので、A型とB型に囲まれていることには慣れているのでしょう。しかし信頼できるO型が、側にもう少しいる方が、気分良く仕事に取り組めたのでは?まあでも、昭恵夫人がO型ですから、充分、O型パワーに助けられてきたのかもしれませんが。

『ポスト安部』を見据えるこの時期にきても、どこか控え目な大臣の面々。ところがそんな中でも目立っているのは、河野防衛大臣や茂木外務大臣、といったところであります。両者とも、さすがO型、他の大臣たちに比べて表現力が際立ちます。

一方、安倍総理に最も期待されていると噂されている岸田文雄政調会長はAB型。スマートで正直だし優秀だし…と、人物的な評判はそう悪くないと聞きます。ところがこのお方、全くといっていいほど主張しないので、「頼りなさすぎる」と、周囲はシラケている感じです。そもそも、そんな気はないのかもしれないですが、ただ彼は、「強いリーダーシップだけが良いというわけではない」とも考えているようです。もしもこれからの新しい政治スタイルが、より調和性とバランスを重視する方向へ向かうのだとすれば、たしかに"主張しないリーダー"というのも、ありかもしれないですね。

そういえば、"令和おじさん"の菅官房長官は、自己主張の強くないO型かもしれません。そういうタイプのO型は、むしろしたたかで、やり手だったりすることが多いのです。とはいえ、今の難局を超えられるような大物になれるかどうかは、分からないところでもあります。

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第4次安倍内閣 2017年11月1日発足
 -第4次発足
 -第1改造
-第2改造
 職名xxxxxxxxxxx      xxxxxxxxxxx    
 内閣総理大臣安倍晋三 B安倍晋三 B安倍晋三 B
副総理・財務大臣麻生太郎 A麻生太郎 A麻生太郎 A
総務大臣野田聖子 A石田真敏  B高市早苗 A
法務大臣川上陽子 AB山下貴司 A
河合克行(免)
森まさこ
 A
 O
外務大臣河野太郎 O河野太郎  O茂木敏充 O
文部科学大臣林芳正 B柴山昌彦 A萩生田公一 AB
厚生労働大臣加藤勝信 B根本匠  A加藤勝信  B
農林水産大臣齋藤健 A吉川貴盛  O江藤拓 A
経済産業大臣世耕弘成 B世耕弘成  B
菅原一秀(免)
梶山弘志
 A
 A
国土交通大臣石井啓一 B石井啓一 B赤羽一嘉 B
環境大臣中川雅治 O原田義昭 O小泉進次郎  AB
防衛大臣小野寺五典 O岩屋毅 A河野太郎  O
内閣官房長官菅義偉 O菅義偉 O菅義偉 O
特命担当大臣
復興大臣
吉野正芳 B渡辺博道 O田中和徳 B
特命担当大臣
国家公安委員長
小此木八郎 A山本順三 A武田良太 B
特命担当大臣
沖縄及び北方対策
江崎鉄磨(免)
福井照
 AB
 A
宮腰光寛 O衛藤晟一 A
特命担当大臣
科学技術・宇宙政策等
松山政司 A平井卓也 A武本直一 A
特命担当大臣
経済財政政策
茂木敏充 O茂木敏充  O西村康稔 B
特命担当大臣
地方創生
梶山弘志 A片山さつき O北村誠吾 A
特命担当大臣
国務大臣
鈴木俊一 B
桜田義孝(免)
鈴木俊一 
 O
 B
橋本聖子 B

第3次安倍内閣 2014年12月24日発足

第3次発足
-1次改造-2次改造
-3次改造
職名xxxxxxx 
xxxxxxxx
xxxxxxxxx
xxxxxxxx
内閣総理大臣安倍晋三 B安倍晋三 B安倍晋三 B安倍晋三 B
副総理・財務大臣麻生太郎 A麻生太郎 A麻生太郎 A麻生太郎 A
総務大臣高市早苗 A 高市早苗 A高市早苗 A野田聖子 A
法務大臣川上陽子 AB岩城光英 B金田勝年 A川上陽子 AB
外務大臣岸田文雄 AB岸田文雄 AB岸田文雄 AB河野太郎 O
文部科学大臣下村文雄 A馳浩 A松野博一 A林芳正 B
厚生労働大臣塩崎恭久 B塩崎恭久 B塩崎恭久 B加藤勝信 B
農林水産大臣
西川公也
林芳正
 A
 B
森山裕 O山本有二 A齋藤健 A
経済産業大臣宮澤洋一 A林幹雄 A世耕弘成 B世耕弘成 B
国土交通大臣太田昭宏 A石井啓一 B石井啓一 B石井啓一 B
環境大臣望月義夫 O丸川珠代 B山本公一 O中川雅治 O
防衛大臣中谷元 A中谷元 A
稲田朋美(免)
岸田文雄
 AB
 AB
小野寺五典 O
内閣官房長官菅義偉 O菅義偉 O菅義偉 O菅義偉 O
特命担当大臣
復興大臣
竹下亘 O高木毅 A
今村雅弘(免)
吉野正芳
 A
 B
吉野正芳 B
特命担当大臣
国家公安委員長
山谷えり子 A河野太郎 O松本純 A小此木八郎 A
特命担当大臣
沖縄及び北方対策
山口俊一 A鳥尻安伊子 O鶴保庸介 A江崎鉄磨 AB
特命担当大臣
科学技術・宇宙政策等







特命担当大臣
経済財政政策
甘利明 A


茂木敏充 O
特命担当大臣
経済再生担当


甘利明(免)
石原伸晃
 A
 A
石原伸晃 A
特命担当大臣
地方創生担当
石破茂 B石破茂 B山本耕三 O梶山弘志 A
特命担当大臣
男女共同・少子化
有村治子 A加藤勝信 B加藤勝信 B松山政司 A
特命担当大臣
国務大臣
遠藤利明 B遠藤利明 B丸川珠代 B鈴木俊一 B

第2次安倍内閣 2012年12月26日発足
           第2次発足 -1次改造
 職名xxxxxxxx
xxxxxxxxxxx 
内閣総理大臣安倍晋三 B安倍晋三 B 
副総理・財務大臣麻生太郎 A麻生太郎 A 
総務大臣新藤義孝 B高市早苗 A
法務大臣谷垣禎一 O
松島みどり(免)
川上陽子
(山谷えり子)
 A
 AB

外務大臣岸田文雄 AB岸田文雄 AB 
文部科学大臣下村文雄 A下村文雄 A 
厚生労働大臣田村憲久 B塩崎恭久 B 
農林水産大臣林芳正 B西川公也 A
経済産業大臣茂木敏充 O
小渕優子(免)
宮澤洋一
(高市早苗)
 A
 A

国土交通大臣太田昭宏 A太田昭宏 A
環境大臣石原伸晃 A望月義夫 O
防衛大臣小野寺五典 O江渡聡徳 O
内閣官房長官菅義偉 O菅義偉 O
特命担当大臣
復興大臣
根元匠 A竹下亘 O
特命担当大臣
国家公安委員長
古屋圭司 B山谷えり子 A
特命担当大臣
沖縄及び北方対策
山本一太 O山口俊一 A
特命担当大臣
経済財政政策
有村浩子 A甘利明 A
特命担当大臣
経済再生担当
甘利明 A    

特命担当大臣
地方創生担当


石破茂 B
特命担当大臣
男女共同・少子化
森まさこ O有村治子 A
特命担当大臣
規制改革
稲田朋美 AB



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2020-05-21

コロナウィルスとABO血液型の関係

ホントにA型が罹りやすいの?



今回の新型コロナウィルスに関して、発生源となった中国武漢市において血液型に関するデータが発表されたことを中国と香港のABO血液型研究者たちから聞きました。「そんなデータがもう出たの?」と、チャットで知らされ驚いていたのですが、その数日後、日本のニュースにも流れておりました。情報元の論文を確認することは出来ていないのですが、ニュースに上がってしまった以上、まずは概要を紹介しておくことにします。

中国のニュースより(2020年3月18日発表)


NEWSポストセブンより引用
内容は、武漢市と深圳市のコロナウィルス感染者2173人について調べたところ、次のようなABO血液型分布になったといいます。

ABO血液型の新型(2019年)コロナウィルス患者数・死亡者の分布(2020年3月)
  OABAB 
感染者分布(※) 25.80 37.75 26.42 10.03
死亡者分布 25.24 41.26 24.27 9.22
武漢市の血液型分布 33.84 32.16 24.90 9.10
(※)記事では"感染者数"と記載しているが正しくは"患者数"と思われる。

 一応、有意差検定を行ってみたところ、患者数・死亡者数いずれも有意差があるとでました。
この結果に関して、記事では以下のように説明しています。
どうして血液型によってこんなに差がついてしまうのか。米ハーバード大学院卒の医学博士、左門新さんはこう分析する。 

「コロナウイルスにかかるメカニズムにヒントがあると思います。人間の肺にある『ACE2』というたんぱく質でできた受容体がウイルスを取り込んでしまうことで感染が起きるのですが、そのとき、受容体にウイルスがくっつくのを邪魔する物質が存在する。それが『抗A型抗体』。A型の人はこの抗体を持っていないのです」

『ACE2』に関する参照
●Cyagen
●東京大学医科学研究所
 ●AASJ

というわけですが、ACE2に注目した研究はこれからということで、更には血液型の抗体を関連づけた研究が行われるかどうかについては、今のところ言及されていないようです。

しかし、AB型も同じように抗A型抗体を持っていませんが、AB型の患者数や死亡数はA型のように多くはありません。
ACE2は人の肺にある受容体ということを考えるなら、ウィルスが肺に侵入するのを阻止できれば、普通の風邪ぐらいの症状で治せるということでしょうか。

またそこで、他にも考えられるA型のデータがあります。これまでの我々の調査(主に体質などのアンケート調査)では、A型が気管支炎、咽頭炎、肺炎などにかかりやすいらしい、というのが分かっています。これについて今のところ科学的に確かなエビデンスはありませんが、『血液型健康ダイエット』のPeter J D'Adamo博士によれば、過剰な上皮成長因子(EGF)のせいではないかとも述べられています。(D'Adamo博士は他にも各タイプの体質についてさまざまなことを述べているのですが、現在のところ、博士の研究を検証するには至っていません。)

つまり、口や鼻から侵入したウィルスは喉に付着し、その時点で免疫システムが効果的に働けば、肺への大量のウィルス侵入を防げるわけですが、A型がここでも防御しづらい要因を持っているとするなら、今回A型が示した有意性には意味があるのかもしれません。

ただし、今回のウィルスに、A型だけが感染したり発症したりするというのでもないわけで、他のタイプより、ややリスクが高そうだというくらいに捉えておいて良いのでしょう。
いずれにしても、どのタイプにとっても感染しないに越したことはありません。しかしこのウィルスが簡単に消滅しないものだと予測するなら、感染しても発症させず、体に抗体を作らせるのもひとつの策であるといえます。ワクチン開発もそれと同じ意味を成します。

さてここで、今後私たちが心がけることは、まずは手洗いやうがいなどの衛生面で水際対策をするにしても、日頃から自分の免疫力を高めておくことを心がけ、そして万一、「あれ、風邪をひいたかな?」と思ったら、早急に自力で治すことも考えておいた方がよいでしょう。

日常の予防策としては既にいろいろ言われていることですが、以下に簡単にあげておきます。
・水分を多めに摂る。(主に真水。緑茶も良いらしい。)
・日光によく当たる。(1日15分~30分。ビタミンDを生産するために必要。日焼け止めクリームで効果が阻害されるが、日陰でも効果があり、また手の甲に当てるのでもOKとのこと。その他食事でビタミンDを摂取するには青魚、うなぎ、乾燥きのこ類など。)
・ストレスをためない。
・身体を冷やさない。(喉や肩、腰、手首足首などを冷やさないように。)
・笑って過ごす。
・バランスのとれた良質な食事。(免疫力を高める食品、発酵食品、海藻類など。)
・充分な睡眠をとる。
・ネガティブな情報ばかりに注視しない。

A型の人が少々リスクが高いのだとするなら、これらの予防策を充分に行うことをお勧めします。

次に、万一風邪をひいた場合の現場の医師たちのアドバイスをまとめてみたので参考にして下さい。

「風邪をひいたかな?」と思ったら!

◎とにかくすぐに横になって休む!(この時、テレビやスマホは見ずに、部屋を暗くして目をつぶっていること。)
◎熱を上げることで免疫システムをフル稼働させるので、熱さましや風邪薬は飲まないこと!(風邪薬や頭痛薬でかえって悪化することもあるので薬の服用は避ける。ただしほんのひき始めに漢方を飲むのはよいとのこと。)
◎体を温めること!(汗をかくくらい布団をかぶって寝ろ!とのこと。)
◎食事は胃腸に負担にならない消化の良いものを!(ビタミンCの摂取もよい。)
◎最初の2~3日で治してしまうことを心がけ、治ったと思っても数日は様子を見る。3日経っても良くならない場合、あるいは3日以内でも呼吸が困難なほどであればすぐに病院へ行くこと!(特にA型の人は決して我慢せず、早めの判断で医師に相談することをお勧めします。)

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※ABO血液型とコロナウィルスの関係について、後日、別の研究データも出されました。
(研究元についてまだ調査していませんが情報のリンク先のみ貼っておきます。)









2020-01-21

2019 NHK紅白歌合戦!血液型でみる今昔

今も昔も歌姫はやっぱりO型?



最近の歌謡界がすっかり様変わりをしていることもあり、NHK紅白歌合戦の出場者については、血液型リストをしばらくあげてこなかったのですが、この年末は久しぶりに鑑賞することができたので、この際、紹介してみようと思います。ただしグループを除いたソロ歌手のみの血液型を記載します。

※()は出場回数

【白組男性】
(32)郷ひろみ A
( 1)GENERATIONS
( 2)純烈 
( 3)Hey! Say! JUMP 
( 1)Kis-My-Ft2 
( 5)山内惠介 O
( 3)三浦大知 AB
( 1)King Gnu
(12)福山雅治 O 
(52)五木ひろし A
( 7)DA PUMP
( 1)Official髭男dism 
( 2)King & Prince  
( 5)三山ひろし AB  
( 8)関ジャニ∞ 
( 5)星野源 AB
( 2)RADWIMPS  
( 1)菅田将暉 A 
(10)ゆず
(20)氷川きよし A
(11)嵐
(別枠)YOSHIKI B

【紅組女性】
( 1)Foorin 
(14)aiko AB
( 1)日向坂46 
( 6)島津亜矢 O
(24)天童よしみ B 
(12)AKB48 
( 1)LiSA B
(31)坂本冬美 O 
( 3)丘みどり A
( 3)TWICE 
( 3)Little Glee Monster 
( 4)欅坂46
(17)水森かおり B
( 7)椎名林檎 O
( 5)乃木坂46 
(12)Perfume
(42)石川さゆり A
( 4)Superfly (越智志帆 A)
(11)いきものがかり 
(23)松田聖子 A 
( 4)MISIA O
(別枠)ユーミン O
(別枠)竹内まりや A

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●男性(ソロ9名+別枠1名)
O型 2名
A型 4名
B型 (1名別枠)
AB型 2名

●女性(ソロ12名+別枠2名)
O型 4名(+1名の別枠)
A型 4名(+1名の別枠)
B型 3名
AB型 1名
---------------------------
ソロ歌手の人数が少ないので分布率を出すまでもないのですが、大雑把にいうなら男性歌手はA型とAB型が目立ち、女性歌手はO型、次いでB型が目立つという感じになるでしょうか。

では、過去に調査したときはどうだったでしょうか。
1976年に、1~26回までの紅白出場歌手血液型分布を調べた記録があります。
(血液型活用学/著・能見正比古)
※数値は%
※全て日本人平均値(O 30.7/A 38.1/B 21.8/AB 9.4)を基準値と考える。
●男性歌手
O型 37.7
A型 32.5
B型 13.0
AB型 16.9
●女性歌手
O型 37.2
A型 26.7
B型 20.9
AB型 15.1

・過去はO型が男女ともに多かったことが分ります。比べて今回は男性のO型ソロ歌手が少ない気がします。
・過去はA型が少なめで特に女性のA型の少なさが目立ちました。今回は過去に比べればA型が健闘している感じです。
・B型ソロ歌手は過去も今回もそれほど目立ちませんが、2人の女性演歌歌手が健闘しているようです。
・AB型は少ないなりに今も昔も、芸能界において一定の人気を保っているのが分かります。

ソロ歌手にO型が多いことは、以前から説明してきました。
O型は、声がよく通る人が多いのですが、それは筋肉の質に関係するもので体質的なものだとも考えられます。また、O型の表現力の豊かさ、自己表現欲求の強さなども、ソロ歌手に大へん向いていると解説できます。椎名林檎やMISIAなど、歌唱力といい世界観といい、2人がO型であることでも説明がつくかもしれません。
とはいえ、最近は音楽界の形や流行が変化していることで、全体として見た場合などは以前ほど単純な数値として現れないかもしれません。

今回の紅白で70回を数えるそうですが、視聴率は残念ながら過去最低で34~37%(関東地方)だったとのことです。
1999年までは視聴率が50%以上もあったようで、やはり国民的番組だったのですね。ところが2000年になった年からどんどん低下しているそうなのです。


血液型でわかっちゃうシンガーの特徴


ついでに、血液型でみた歌手の特徴傾向をあげておきます。(古い人、新しい人織り交ぜて…。)

O型歌手 
特徴傾向:声がよく通り、のびの良い声。豊かな表現力で熱唱するタイプ。
代表的歌手(美空ひばり/千昌夫/北島三郎/越路吹雪/テレサ・テン/和田アキ子/松山千春/椎名林檎/MISIA)

A型歌手
特徴傾向:高音がよく出る。ムードを作るのが巧くバラードなど得意。
代表的歌手(石原裕次郎/島倉千代子/竹内まりや/山口百恵/浜崎あゆみ/松田聖子/布施明/平井堅/小田和正)

B型歌手 
特徴傾向:しゃがれ声など特徴的な声質。コブシを効かせ情緒的、演歌や浪花節が得意。
代表的歌手(フランク永井/春日八郎/八代亜紀/都はるみ/三波春夫/吉幾三/山下達郎/五輪真弓/天童よしみ)

AB型歌手 
特徴傾向:声質はさまざま、むしろ不安定な声質。テクニックで上手に歌う。
代表歌手(村田英雄/西城秀樹/谷村新司/稲葉浩志/井上陽水/森山加代子/伊東ゆかり/星野源)





2019-11-28

血液型的視点で韓国を語ってみる

私が想像する韓国の悲哀


日本と韓国の関係が悪化している最近の状況を眺めながら、少し前に韓国についての記事を投稿しましたので、この記事はその続きということになります。

あれから数カ月が過ぎましが、日韓は改善の様子が見えてきません。
それに、今となっては既に日韓の問題ではなく、韓国はいったいどこへ行っちゃうのだろう?と思えるほど、韓国は危機的状況に陥っているとのことです。

以前にも書いたように、過去に血液型人間学を啓蒙するにあたって、韓国の友人たちには並々ならぬ恩義を感じている私としては、やっぱり気になるところではあります。
そんなことで、最近は韓国に関する史実や情報を読みながら改めて考えているのですが、韓国…つまりこの場合、朝鮮半島と言った方が良いのでしょうが、朝鮮半島の歴史が、実に悲しいものであったということ、そして朝鮮の人々が、いかにそれに耐えながら、何とか生きてきたのだということを、理解した方がよいとも思っているのです。

「いやいや、ここまで反日攻撃されているのに、そんなのいらん!」と言いたい方々がたくさんいらっしゃるのは分かりますが、実際問題、隣接する国というだけではなく、日本には朝鮮半島の方々がたくさん住んでいらっしゃる。その中には日本にすっかり溶け込んで暮らしている2世、3世の方々も大勢いらっしゃるわけで、無視することも無かったことにすることも、もはやできないというのが現状でもあります。
ならば、相手のことを知る必要は、やはりあるだろうと考えます。
おことわりしておくことは、ここに書くことは、全て私個人の目線で感じたことで、主義主張を示すものではありません。

日韓の歴史の上で先に付け加えておきたいことがあります。
我々日本においては、弥生時代の文明が発達した時期には、朝鮮半島から知識や技術を持った人々がたくさん渡ってきた、というように伝えられていたところがありますが、これについては近年の多方面からの研究によって否定されつつあり、中国(当時は唐)との交流はあっても、朝鮮からの渡来はそれほど多くはなかったであろうとのこと。もちろん中華文化が朝鮮半島を経由して伝わってきたものは多くあったことでしょう。
この辺のことは、現在のところ朝鮮史の学者たちが容認しておらず、広く認識されるにはまだ時間が必要かもしれません。
いずれにしても日本と韓国について話すとき、民族的に似ているようでいて、国柄としてはかなり異なるということです。

とにかく、事実が解明されていない部分もまだ多くあり、およその外枠を見ることしかできないわけですが、朝鮮民族は、その地理的位置づけ、そして現中国の歴史の中で漢民族からモンゴル民族支配にとって代わった元王朝以降、モンゴル帝国の度重なる侵攻による荒廃や容赦ない制圧、ひいては2000年もの間、中国に従属せざるを得なかった中で、虐げられ、深く尊厳を傷つけられてしまった歴史に乗っているのかもしれないと思えることです。資料によれば、女子の4割を中国王朝へ献上し、氏族以外の人民は奴隷同然だったともあります。
そんな中で、朝鮮民族としての自主独立の道を進められたとは到底考えられません。その悲しみの歴史は、人々の中に深く潜在してしまったのではないでしょうか。
韓国は記憶から、長きにわたる悲惨な歴史を消去したいのでは?ところが一方で、中国に対する記憶は、今も昔も韓国にとって儒教の教えを戴いた「宗主国」であり続けるのかもしれません。それはそもそも、朝鮮半島の人々の祖が漢民族だとするなら自然なこととでもあるのでしょう。

韓国の失われた記憶?


日本では韓ドラが大流行しましたが、私の両親なども「日本のドラマより面白い」と毎日楽しみに観ていました。私も時々それに付き合わされてチラッと観たりしたわけですが、いつもだいたい似たようなストーリーが展開されます。面白いのは、主人公がしばしば"記憶喪失"になることです。通常の日常では、記憶喪失になることはそう滅多にあることではないのに、韓国ではそれが頻繁に起こるの?
「あ、また記憶喪失になっちゃった」なんて笑っていたのですが、深読みすると、もしかして、それというのは韓国史実に封印された負の感情を、現代社会においてドラマという形で再現しているのかも、とも思えてきました。
そしてはたと思い立ちました。日本に対する信じがたい妄想ストーリーが成立してしまうのも、実はこの"記憶喪失"によるものではないのかしら?

どのように客観的に見ても、当時、20万人もの女性が慰安婦として拉致され、日に100人もの相手をさせられ、あるいは男たちは強制連行され、賃金は一切支払われずに奴隷として働かされ、そして時には数千人、数万人が理由もなく虐殺されたなどということが、あろうはずがないのです。
しかもその数字の見積もりは毎回増えていき、ある時は30万にも40万にもなったりします。もはや実際の数などどうでもよく、その苦しみの感情がいかほどかを伝えたいだけのように感じられます。

しかし、韓国の歴史を鑑みれば、似たような残酷さを幾度も経験してきたというのも分かります。
もしかすると韓国民は、日韓併合時代の日本帝国に、それら全ての悲しみと憎しみの記憶を置き換えているのかもしれない。そんな気さえしてくるのです。
これを、人という一個人に置き換えたら、記憶喪失による一種の精神的な病ということにもなるのでしょう。
ただし、その潜在記憶を呼び覚ますきっかけを作ったのは、日本側にあったということも付け加えておきます。ある時、日本の不誠実な一部の人々やメディアが、偽りの情報を発信したことが起爆剤になったことは、既に知られているところです。
そして更に、こうした韓国民の潜在意識に巣くう悲哀の情念を利用して、富と権力を掌握しようとする組織が、裏で動いているということもまた、記しておかなければならないでしょう。

韓国の血液型分布が珍しいのはなぜ?


その国の国民性を見るときには、まずはその土地の風土や地政学的歴史を考える必要があります。また人種や民族による風習、宗教などもあることでしょう。
そうした環境要因が土台にあることを踏まえた上で、血液型がどのように影響しているかを考えることで、その国民性を更に深読みすることができるのです。
そしてこの場合、ある血液型に焦点をあてるというよりも、その分布による相互バランスが重要になってきます。つまり国民性とは集団意識からなるものであり、ひとつのタイプだけを取り上げてどうこうとは言いきれなということです。

韓国の血液型分布は、世界の中でとても珍しい分布になっております。

O型=27% A型=32% B型=30% AB型=11%

何が珍しいかというと、AB型はともかく、O型、A型、B型の3型が、これほど拮抗している国や地域はあまりないのです。(※データは1970年発表のもので調査地域による差異もあるため目安の数値と考えてください。)
すると、集団としてどういうことが起こりやすくなるかをあげてみます。

1)集団としての統合性が難しくなる?
通常、集団性を作る中心になるのはO型とA型ですが、O型というのはその集団の力関係によって流動的になります。A型が強ければO型はA型寄りになり、B型が強ければO型はB型寄りになるというものです。ところが韓国のようにA型とB型が拮抗している場合、O型はどっちつかずになる可能性があり、すると結局テンデンバラバラとなってしまいがちなのです。
2)争いごとが多くなる?
A型とB型が対照的な性質を持つため、それが同じ数だけいるとすれば行動の食い違いは生じやすくなります。どちらにも言い分があるため衝突はどうしても多くなりそうです。

例えば、マイペースな性質といわれるB型が非常に多いインドなどを見ると、O型 33%、A型 22%、B型 37%、AB 8% となっているのですが、O型が多数派のB型寄りになるせいで、B型色にO型の集団力が加わることになり、するとそれなりに、「O+B」による統合性が生じてくるのです。つまり、B型的な集団社会としての統合性です。
いうまでもなく、A型が多い場合の「A+O」集団のA型的統合性はより統一された集団意識を生みますが、これは日本や北欧諸国に見られる傾向といえます。

しかし、韓国の場合はそうした統合性が、やや難しそうに感じます。
過去の地政学的事情があったにせよ、民族や国家としてのアイデンティティー統一がなかなか果たせなかったのには、そんな血液型分布の影響もあったかもしれません。
そうだとすれば国家として民意を統一させるためには、何か別のよりどころが必要になります。そのため北朝鮮は独裁的共産体制を選び、韓国は日本という敵を置くことで民意を束ねる必要があったのかもしれません。

また世界中、O型率が最も多い国が8割を占めるというのに、O型が20%代というのも、これまた珍しい現象です。
O型が少ないということは、どういうことかと想像してみます。
まず、O型的な結束力が弱くなるという点があげられますが、それに加えて人間的大らかさのようなものも、発揮されにくくなる可能性があります。
アジア諸国の多くは、B型が多めにいることでどうしても集団としての協調性にやや欠ける面があるのですが、それでもO型が多く存在することで、O型がそれをカバーするような感じになり、またO型の大らかさでB型のプラス面がより多く表出するような気がします。これは私が、インドネシアで経験してきた実感です。

不思議なのは、なぜO型がそんなに少なくなってしまったのだろう?ということです。
現在の朝鮮半島のルーツをたどれば、中国大陸の漢民族やモンゴル民族の流民と言えそうなのですが、中国にしてもモンゴルにしても、B型は同じく多めでも、O型はそれよりもっと多くなっていて、ほとんどの地域が30~45%を占めているのです。
それなのに朝鮮半島では、O型がなぜか少なくなっています。
今のところ原因は分かりません。

何だか、韓国の気の毒な部分ばかりに焦点をあててしまっているかのようになってしまいました。
しかし日本人の多くの方々が、特にここ数十年、韓国文化に大いに親しみ、楽しんできたのも事実ですよね。
先日、面白い会話をしている韓国と日本の若者の動画を発見しました。
それは「韓国と日本のヤンキーの違いは何か?」というテーマです。
どうやらそこにはずい分違いがあるらしく、なんでも韓国のヤンキーたちは、おしゃれにカッコ良く決めたいというスタイルだけのことで、学校の勉強も真面目にするし、暴力的な行為なんかもほとんどしないのだそうです。
「え、じゃあ喧嘩はしないの?」
「いや、喧嘩はするよ。するけど韓国のヤンキーの喧嘩は悪口の言い合いだよ」
「え?」
(???…何それ?)
「だから、どっちがすごい悪口言うかで強さが決まるの」
(???)

え~そうなの?
つまり、どれだけ相手を撃沈させ、創造性がある(?)悪口を言うかで、喧嘩の強さが決まるのだそうです。
すると、それって…。韓国が日本にしかけているあの反日攻撃の口の悪さは、そういうことだったの!?
え?すると、負けないためには、どんどん悪口で言い返さなければならないってこと?
う~ん…、日本人にはちょっと無理そうです。

この、口の悪さ攻撃という点は、だいぶB型的な性質が感じられます。
A型とB型が数値では拮抗していても、表現的にはB型パワーの方がはるかに大きいですから、韓国の場合、表面的な印象ではB型色が強く表れるのです。
日本と韓国のやりとりは、まるでA型とB型のやりとりだと言っても過言ではないようです。AとB…それはもう食い違い始めたら留まることろが無いわけで、なかなか修正が難しいところがありますね。
しかし、上手くいっている時には、お互い、特にA型の方がB型を実に面白がって付き合うことが出来るのですが。
日本人がこれまで、韓国に度々訪れて行ったのも、「完璧なニセモノあるよ~」なんていう、あまりにバカバカしくてユニークな(B型的)客引きなんかが楽しくて楽しくて、仕方がなかったからなんですから。
また、同じ反日国といわれる中国よりも、韓国の報道をした方がTVやネットの視聴率はすこぶるいいのだそうで、その理由を視聴者に聞いてみると「いやね、中国の方は深刻な雰囲気になっちゃうけど、韓国はなんか面白いんだよね」ということだそうです。
たしかに、「え~うそ~、それやっちゃうんだ~」というような、呆れるのを通り越して笑っちゃうようなニュースを度々耳にしますよね。

そしてお互いこれから新たに進む


こうして血液型で眺めてみると、深刻な対立も少しは面白がって見ることができるわけです。大切なのは、お互いの性質を理解し容認することができるかどうか。すると気持ちの余裕が生まれて笑い話にも出来るというものです。

まあ今回を機に、日韓問題については我々日本人も考えなければならないことがあるのも確かなのです。
いくら戦後の日本では近代史教育がなされなかったとはいえ、多くの日本人のあまりの関心の薄さが、このような成り行きを増幅させてしまったというのも否めないのです。韓国の人々にその点で肩を持つところがあるとすれば、極端な反日教育を受けてきた韓国の人々は日本は何十万人も虐殺したと信じているわけですから、その日本人があまりにシラッとしているので何たることか!という面があるだろうと想像できるからです。
本当は、真正面から向き合い、違うものは違うんだと証拠を示して毅然と発言した方が良かったんですよね。

私自身は、韓国が(もちろん全部の韓国民ではありませんが)、日本を叩くに叩き、一部の団体が世界中に日本のブラックプロパガンダを行ってくれたおかげで、日本という国体について改めて考える機会を与えられ、目が覚めるきっかけにもなった気がします。
今となっては、むしろ「大切なことに気づかせてくれてありがとう」と、韓国の反日運動にお礼さえ言いたい気持ちになっています。

しかし、これからは違います。
日本も韓国も、それぞれの真実をしっかり見つめ直し、お互いの関わり方を正していかなければならない時が、ようやくやってきたのです。

戦後70年間、韓国では反日教育を受けた人々がほとんどです。今更彼らが事実を知るとなれば、その衝撃は実に大きく、分厚い壁を乗り越えねばならない試練となるかもしれません。
最近「反日種族主義」という本が韓国で出版され、数日前には日本語翻訳版も出ました。今後英語版も刊行される予定のようです。
私は、著者の学者たちの配信している動画レクチャーを全編観ていたので内容についても知っているのですが、韓国の人々にとってはとてもショッキングな内容です。
現在のところ、韓国でこの本は決してメディアに取り上げられることはなく、無視されているとのことですが、著者たちは酷い中傷や嫌がらせを受けているとも聞いています。
現韓国政府が、北側寄りの体制につき進もうとする中、この学者たちは、命を懸けて今の偽りの韓国社会を正そうとしているのです。
韓国でこの本は、10万部以上売れたと聞きますが、日本でも発売されたばかりというのに既にAmazonで売れ筋ランキング1位となっているようです。ようやく日本人の関心も高まっているのでしょう。

さてならば、日本はどうすれば良いのでしょう。
日本もまた、自分たち自身の手で、日本につい考えていく必要があるように思います。
日本人として日本に生まれたのには意味があり、またその役割もあるはず。
ひとりひとりが日本人として、自分の中心にしっかり立つことができるならば、周囲からどのような嵐が吹き荒れようが、揺らぐことなく進んでいけるように思うのです。
実は日本人もまた、韓国と似たように記憶喪失になってきたのです。しかし日本の場合は、何千年何万年にも渡って確かに存在していた日本の心を思い出せば良いだけです。そういう意味において日本は、韓国に比べ、はるかに恵まれているのは間違いないのです。


2019-11-15

インドネシア報告2019

サッカー・ナショナルチームで血液型レクチャー


今回のインドネシアの旅でサッカー・インターナショナルチームのコーチたちに血液型のお話をさせていただきました。
「なぜまた、そういう方々に?」といいますと、現地研究活動員のエヴァさんが、あるご縁でチームのコーチに出会い、血液型の話をしたところ、もっと話を聞いてみたいということになったのだそうです。

以前私が、誰かと雑談しているときにサッカーのポジションと血液型の関係について少しだけ話をしたことがあったのですが、エヴァさんはそれを聞き逃さなかったようです。その方がサッカーのコーチだと知ると、つかさず血液型の話をしたのだとか。いやはや~、相変わらず機動力抜群ですね。
そんな折、私が今回タイミングよくジャカルタへ行ったので、それに合わせて席を用意して下さったということのようです。

コーチのお名前はインドラ・シャフリ( Indra Sjafri)さん。現役時代のポジションはミッドフィルダーで引退後はインターナショナルチームの監督やコーチを歴任されてきたそうです。血液型はA型です。そして写真のように、トレーナーなど管理チームの皆さま十数名ほどがお集まりくださいました。

お集まりの方々の血液型はO型が半分ぐらいで、A型とB型が同じぐらい。AB型はいませんでした。各タイプの体質、気質、そしてチームワークについてお話しましたが、大へん熱心に聞いてくださいました。

チームワークの話をするときには、どうしても、「B型はどうもそれが苦手です」と言わざるを得ないわけです。すると、苦笑いしながらも、B型さんはやっぱり少々意気消沈していく様子…。ですから最後には必ず、「しかしB型は、周囲に左右されず、個々の能力をのびのび発揮することができるのです」と、フォローいたします。(事実、ホントのことですからね!)

まあすると、インドネシアの方は明るくてノリがイイですから、「イエ~イ!!」と、B型さんたちからの歓声・歓喜があがり、私もフォローの甲斐があったとホッとします。

インドネシア・サッカーチームは、まだワールドカップやアジアカップに出られる実力には至っていないようですが、東南アジア大会ではそれなりの成績をあげているようです。もしも今後、インドネシア・チームが強くなっていったとしたら、血液型の知識がちょっとは貢献しているのかもしれませんね~。
ぜひ頑張って欲しいと思います。





2019-11-02

【AB型脳の考察】AB型が天才脳を獲得するとき


AB型睡眠不足に弱いのは体質



■関連リンク:脳活動と血液型の関係

​​AB型が睡眠不足に弱いというのは長い間言い続けてきたことなので、能見親子の本を読んだことのある方はもちろん、そうでない方も聞いたことがあるかもしれません。これは勘違いするかもしれないので改めて説明しますと、"睡眠時間"というのは個々によってそれぞれ、必要な時間というのがあるようです。同じAB型でも4時間でOKという人も居るし、8時間寝ないとダメという人も居るわけです。つまり、自分に必要な睡眠時間が足りていない場合などに、AB型は睡眠に対するある種の弱さが顕著に現れるのです。

たとえば、能見正比古の体験したエピソードでは、会食の最中に相手のAB型の男性が突然居眠りを始めてしまいます。しかもナポリタンスパゲティを食べながら大きくコックリしたものだから、顔がお皿につっこみ、ケチャップだらけになってしまったとか。
あるいは、それは能見俊賢のとき、TV局が撮影にやってきました。カメラマンがAB型で、彼はカメラをまわしながらコックリコックリやってしまったのです。当然ながらディレクターは激怒したのですが、それを能見俊賢が「気にしないで。睡眠不足に弱いAB型にはよくあることだから、あまり怒らないようにね」と、なだめたのでした。

それからAB型が睡眠不足に弱いということを裏付けるのに、最も多かった証言としては、「うちの妻はSEXの最中に眠ってしまう」という男性陣の告白でした。これについて、女性側のAB型男性に対する居眠りについての告白は未調査ですが、私の友人からはそれらしき傾向をやはり確認しています。あるいは、過去に保険会社や警察署で行った交通事故調査でも、AB型に特に目立ったのは居眠り運転による事故でした。

このように、AB型の睡眠に対する弱さというのを確認する事実は、数え上げればきりがないほどあるのです。これまであらゆる血液型調査を行っていますが、体質と血液型の関係性を示すのに、これほど明らかな現象は他にないくらいです。

さて、これはつまりどういう事かと考えたとき、AB型の場合、その脳の使い方のせいだろうというのは以前から予測していました。A型とB型の両方を持っているAB型は、常に脳内会話をしており、その休みなき活動のせいで、他のタイプに比べて脳が疲れやすいのかもしれない、と考えられるのです。そして、脳活動の実験において、その予測をある程度証明することができたのでした。

AB型の場合、数値上では左脳がやや多く活性していました。ただし観察でその様子を見ていると、両方の脳を、しかも同時に使っているのが確認できました。他のタイプはだいたい右側か左側のどこか一部が赤くなるのですが、AB型の場合、そういう強い活性はあまり見られず、全体がぽわ~んとピンク色に染まる感じです。中には「起きてるの?」と思うほど、活性していないように見える人も居ました。(本当にに居眠りしてしまったAB型被験者もいたのですが)

AB型の、ある意味弱点ともいえるこの現象は、左脳タイプのA型と右脳タイプのB型の、両方を持つが故の、それは物理的に当然といえば当然の、宿命といえる体質かもしれません。目覚めている時のAB型脳が、右も左も、無意識のうちに両方が使われ続けてしまうとしたら、脳を休ませようとするには眠るしかない、ということでしょうか。

そして一般的なAB型のそれを見ていると、自分ではあまりコントロールできないらしく、相手や所かまわず、むしろ周囲から見たら、「え?この状況で眠っちゃうの?」というような時に限って、その時はやってくるようです。それはまるで「ブレーカーが落ちた」か「ヒートしてしまった」かのようでもあります。

脳機能についてこれまで書いてくる中で、脳の進化を図るためには、最終的に誰もが両脳使いになりたいわけですが、そういう意味では、AB型がその達成に最も近い位置に居そうな気もします。しかし、そんなにすぐにバッテリーが切れてしまうのは、少々問題です。

AB型脳は訓練しないと活性しない!?

ここで、AB型の可能性として、ある人物について紹介しようと思います。それは、将棋の羽生義治さんです。
「対局中の羽生さんの脳はどんな活動をしているか?」ということで、脳科学者やTV局などが、これまでもいろいろと実験的なことを行ったようです。それによると、羽生さんの場合、全体としては右脳の活動が活発だったようです。しかし最終的には、右脳→左脳→両方全部という活性の仕方だったということです。

将棋ほど脳をフル活動するものはない、と言われていますが、彼は小学校1年生の頃から将棋を始めて、以来、将棋三昧の人生を送っています。それだけでも十分、彼の脳は人の何倍も活性しているに違いないのですが、羽生さんは更にそれを極めるために、日々さまざまな努力をしているということも、聞いたことがあります。
羽生さんの対局中の脳が右脳活性型になるのは、プロ棋士にその傾向があるというだけでなく、羽生さんが右脳の直感を信じていて、常にそれを鍛えているからというのがありそうです。

また羽生さんは、右脳が活性していただけでなく、脳波もまた、α波の瞑想状態が多かったそうです。そして彼は、頭の中に将棋盤を浮かべると、駒が自然と動き出すのだといいます。これは脳内運動というもので、そういうときには右脳の後方にある運動野が活発に動きます。

将棋には、その場面ごとに1000通りもの手があるそうで、羽生さんは、それを時間が許せば全て読めるといいます。これについては左脳の働きと思われますが、そしてその中で、「どの手を指すか」という段になったとき、羽生さんは直感に働きかけるらしいのです。これは"ひらめき"と言えるのかもしれません。

A型の脳の記事で触れましたが、ひらめきや直感というのは、左脳から右脳に切り替わるその瞬間に起こりやすいのです。それはどういう瞬間かというと、どちらも動いていない「空」の状態の時です。そのときの脳波は、α波であるはずです。プロ棋士の羽生さんは、それを意識して、常にその状態を引き起こそうとしているのではないか、というのを、羽生さんの記事などを読みながら私は推測しています。

つまり、天才棋士AB型羽生善治の脳の使い方は、「訓練」の賜物ではないかということです。そもそも棋士であるということが、常に頭の訓練をしていることになるのですが、しかも彼は、直感を引き出すための意識的な努力も行っていると想像します。もちろん、それがどんな訓練方法かは、明かさないかもしれませんが。



​​そんな脳の達人とも言える羽生善治さんですが、そういう彼もやはりAB型。対局中、時々ブレーカーを落として眠るようです。

AB型の特質は、あらかじめ道具が揃っているというところです。A型道具もB型道具も持っています。要はその道具を使いこなせるかどうかです。上手く使えなければ、宝の持ち腐れになりそうです。

「センスはいいんだけどなあ」、「いいところまで行くんだけどな」、という物足りなさは、AB型に対してよく聞く評価です。中には全く不器用そうなAB型もいます。道具があるのに使い方を知らないからです。ところが、道具の使い方を上手く訓練していくことで、それは完成度が高いだけでなく、かなり洗練された出来栄えになっていくようです。

元米国大統領のオバマ氏はAB型だと聞いていますが、彼は学生時代の当初、スピーチがまるで下手くそだったそうです。ところが彼は、訓練したのです。それであの、誰も真似できない美しいスピーチが完成したとのことです。

元女子サッカーのAB型、澤穂希さんも、在米時代に米国人のスピードとパワーに対抗するには技術を磨くしかないと悟り、自分の道を見つけたといいます。それであの、ミッドフィルダーの器用さと的確な判断力を身に着け、見事なキャリアを築きました。澤さんは、AB型の特性である分析脳と反射神経をフルに活躍させたのです。

結局、何事も「訓練」ということになり、それは他のどのタイプにとっても同じではあります。ただしAB型の特権は、「無いものを補う」のではなく、「有るものを使いこなす」と言えそうです。

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