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2019-07-19

右脳が開くとハートも開く!?

七田式教育って?

 ※画像はSichida Indonesia のサイトよりお借りしました。

5月のインドネシア啓蒙活動の旅において、日本の七田式教育がインドネシアにもあると聞いたので訪ねてみました。

『七田式教育』については、聞いたことがある方も多いと思います。
七田教育とは、故・七田眞氏が開発した右脳教育なのですが、主に幼児向けの教育として、現在は日本全国に教室を展開しています。

七田眞先生が、まだご活躍していらした2004年頃、あるご縁から当センターとも接点がありました。
当時は能見俊賢も生きており、ちょうど、東海大学の灰田宗孝博士と血液型と脳活動の実験研究を始めた頃でもあります。
つまり、七田眞先生の右脳教育と、血液型脳活動の関係は、情報交換し合うことで、互いの研究の助けになるのではないかと考えていたのです。

けれど残念なことに、能見俊賢も七田先生も、それから数年後にこの世を去ってしまい、コラボレーションは実現しませんでした。
ただ、そんなわけで、私も少なからず七田先生への親しみや七田式教育への興味を抱いていたので、七田式教育法についてあれこれと学んだことがあったのです。

実際、どんなことをするのかというと、"フラッシュカード"といって、言葉を書いてあるカードを早いスピードで次々と見せたり、歴史や地理などを歌にして覚えたり、英語やクラシック音楽を何倍速で聞いたり、あるいは言葉当てゲームや速読法など、いろいろな技法を使って楽しみながら右脳を活性させるというものです。

こうしたテクニック的な面だけ見ると、ちょっと変わってるけど単なる"英才教育"だろう、と思う人もいるかもしれませんが、七田式教育の場合、「うちの子は3歳の頃から英語や算数を習わせた」、というような、知識優先の一般的な英才教育とは少々異なります。

それは七田先生の書かれたご本を何冊か読めば分かるのですが、七田先生が何より大切にしていたのは、"心を育てる"ことにあったからです。
それにはさすがに、教える側の先生方の器量というところに、多少なりとも左右されそうでもありますから、島根で七田先生に直接学ぶことができた子どもたちは、とてもラッキーだったには違いありません。

とはいえ、こうした"右脳開発"ということ自体が、実は子どもの"心を育てる"ことに、大いに役立つだろうと私は考えています。
さて、右脳を開発することで、どうして心が育つのでしょう。
その辺りは、七田先生が本の中でも書かれていると思うのですが、私の解釈では、右脳と左脳のバランスが整うからだと理解しています。
また、それについては…ジル・ボルト・テイラー博士の体験にも裏付けされているので、興味があれば別のサイトで書いた記事をご覧ください。

現代人が、左脳に偏りすぎていることは、誰もが認めるところではないでしょうか。
ここで強調したいのは、右脳を優勢にすることばかりを推奨しているわけではなく、両脳の役割を理解してバランスをとる…違う表現をするなら、両脳の統合を図るということなのです。
一言では説明が不足かもしれませんが、簡単に言うとすれば
「ありのままを観て(右脳の観察)、正しく整理する(左脳)」
ということだと思います。
この右脳の大きな働きである"ありのままを観察する”ことを、今の教育は外してしまっているのです。ありのままの観察が為されないまま知識だけ詰め込んだら、偏った信念体系が構築されてしまう可能性が高くなります。
しかしありのままの観察ができたとしたら、子どもは大人が教えなくても、正しい判断や考察が自然にできるようになるのです。

七田式教育は、現在息子さんの七田厚氏が引き継がれておりますが、七田先生の念願でもあったという、海外への啓蒙も順調に行われているようです。
そんなことで、インドネシアの"ステキな学校"を見学する今回の旅で、インドネシアの七田式スクールにも取材に伺ったというわけなのです。

七田式教育 in INDONESIA

インドネシアの七田スクールは、首都ジャカルタ、日本人も多く住んでいるという高級住宅地域のモールにありました。
受講料の問題もありますし、特別な教育でもありますし、今のところは富裕層の家庭でないと入れないようですね。
優しそうな男性の学長さんから、スクールに通った実際の効果という点で、いくつか興味深いお話を聞きました。

ひとつには、幼い時期(2歳から受けられる)から始めた方がより効果が高いらしいということです。
2、3歳から始めた子たちは、4、5歳から始めた子たちと比較すると、とても落ち着いて授業を受けていて、自分が今何をやっているのかということを、非常に良く理解しているのだそうです。

また七田教育は、2~3歳の頃は特にそうなりますが、お母さん(お父さん)と一緒に受けるというのが基本にあります。
ところがインドネシアスクールは富裕層ばかりなので、そうした家庭ではメイドさんが連れてくることも多いらしく、すると、習得効果が少し下がるというのです。
お母さんと学ぶ方が格段に効果的なのだそうで、「そこのところはインドネシアスクールの問題点でもあります」と、学長さん。

そしてもうひとつは、子どもによって習得や理解の仕方、それにかかる時間など、当然ではありますが、個人差がありさまざまだということです。
「たとえば、直ぐに出来てしまう子もいますが、とても時間がかかる子も居ます。ところが、時間がとてもかかったその子が、ある時、全てを理解してしまうということもあるのです」とのこと。
(後者のタイプの子どもは、A型の可能性が高いですね。)

七田インドネシアスクールは、モールの一角のそれほど広くないスペースにありましたが、中に入ると、七田眞先生の笑顔のお写真と、直筆?の文字が書かれた額が飾ってあり、それを見て、何だかほのぼのとした気持ちになりました。
「七田先生、良かったですね。こうして世界中で、七田先生の心が浸透しているんですね」

七田教育もまた、未来の学校モデルにきっとなるだろうと思っています。
また、ABO血液型との関連については、まだ明確に言えることはありませんが、脳機能との関係から、いくらかの可能性は見えています。
個々の子どもに合わせた右脳教育法というのが可能になれば、更に進化するのではないかと予測しているのです。



(関連記事)
右脳左脳とABO血液型の関係について考察したレポート
ジル・ボルト・テイラー博士について書いた記事

2017-07-25

左右脳の使い方を知ると実現化パワーが増大する


しくみを理解せずに引き寄せの法則を使ってはいけない!


あなたの夢や願いを実現させよう!

それは『引き寄せの法則』という表現でここ最近までよく言われてきたものです。この概念は、2000年あたりから米国で燃焼し始め、その後日本に上陸したのではないかと思います。

しかしこれは、特に新しい発見という訳ではないのです。私たちは、日々の生活の中で、似たようなことをたくさん経験しています。「あ〜、イヤだ」って思ってたら、お腹が痛くなっちゃった、とか、起こらないで欲しいなぁ…ということに限って、起こってしまったりとか。

私は中学生のとき、あるネガテイブな自分の考えがそのまま目の前に現れたのを見て、恐れを抱き、「これからは決して悪い事を想像したりしない!」と自分に言い聞かせたのでした。それからというもの、よく大人達が言うような…「そんな事するとバチがあたるから」、などの脅し文句のたぐいも「そう信じなければいいのだ」という信念でことごとく無視してきました。それが果たして私の人格形成上、良かったかどうかは別として、私があまり周囲の動向やその渦に巻き込まれずに、ノーテンキにこれた理由かな?とも思っているのです。

これは私が若い時に気がついた、一種の『引き寄せの法則』なのだと思います。まあこんなふうに、それぞれのやり方で、私たちは既に、引き寄せの法則を実行していたのではないかと思うのです。ただそれは、ある面やみくもで、そのしくみを理解出来ていたわけではないのでしょう。そのため、私たちはそれを、どちらかというとネガテイブな方向に使っていたことの方が多いのです。それを事を分けて説明し、このしくみが宇宙の法則のようにあらゆるところで働いているのだと伝えているのが、今言われる『引き寄せの法則』です。

私が大人になって、その知恵にあらためて触れたのは、ナポレオン・ヒルの「成功哲学」という本だったと記憶しています。アメリカ旅行に行ったとき知人に会い、そこに居合わせた留学中の日本人男性が、その教義にハマっているといい、興味を持ったのでさっそく本を探してみたのです。

その頃、他にもいろいろなものを読んでいましたが、私のお気に入りはジョセフ・マーフィーの「眠りながら成功する」という本でした。(原題は「The Power of Your Subconscious Mind」~潜在意識の力~)これを書いたのが牧師さんのせいか、私の心に響くような内容が多かったのです。(最近は「マーフィーの法則」という表現になっていると思います。)

とにかく、何か面白そうな事だと、直ぐに実践してみたくなる性分です。それで、もちろん、これについても実践したのは言うまでもありません。そして、なるほど、面白いくらいに物事が実現していくさまに、感動したり驚いたりしたのでした。ところが実践していく中で、次のようなことに身をもって気づかされ、これはものすごく、慎重に扱うべきだということを理解したのです。
  • この法則は真実の法則であるということ
  • 使い方を間違えると自分でも思わぬ方向へ物事が進むということ
  • 実現することとしないことがあるということ

私は、自分がまだこの原理を本当には理解していないという愚かさに気づき、この法則を安易に使うのを一旦やめたのでした。だって、もしも100%完璧に使いこなすことが出来る人が居たとしたら、地をも揺るがすことが出来てしまうのですよ。


血液型の脳特性を知って思考をコントロールしよう


とにかく、まずは”しくみ”を知ることは大切だということです。この法則の原理は、まだ私たち人間の科学では理解しきれていない神秘的な部分もあります。何しろ、”宇宙の法則”なのだから。けれどここでは、とりあえずこの物質界において理解できる部分に焦点をあてて、いくつかのポイントを挙げてみます。
  • 思考に迷いがあってはいけない
  • 明確に思い描けるような内容であるのがよい
  • あくまでも自分中心に作用する
  • 感情、思考、行動が一致していなければならない
  • このしくみを信じきっていなければならない

本来ヒトに備わっている能力なので、誰でも使え、既に使ってもいるのです。ところが意識的に使おうとした時には、知識と訓練が多少なりとも必要です。自転車に乗ったり泳ぎを覚えたりするのに似たようなところがあるのです。4番目と5番目あたりは重要で、知識と訓練が必要なのはこの辺りです。私たちは無意識に、「感情ー思考ー行動」の不一致を平気で行っているのです。

ですので、ここを修正したり、コントロールしたりする必要があります。5番目の「信じきる」ということは大前提となる部分でもあります。この「信じる」ということに関しても、私たちの多くは正しく理解していないところがあり、間違った信念を持っていることが多いのです。

さてここでやっと血液型の話です。少し前の記事で、血液型と脳機能の関係について紹介しましたが、つまり、自分の血液型による特性を理解することで、これら思考のコントロールを効果的に行いましょうということなのです。また、信念体系においても、血液型による傾向から修正改善を手助けすることができます。

ひとつには右脳と左脳の使い方を知ること、もうひとつには自分の思考の癖や信念体系を見直すことがエクササイズのポイントとなります。たとえば、右脳左脳に関しては、一見すると右脳タイプが有利なのか?と思い違いする人が多いです。ところがそういうわけでもないのです。両脳を適切に使うことが必要です。

誰でも備わっている能力とは書きましたが、得意不得意はあります。理論理屈なんか知らなくても、スイスイ〜とやれてしまう人もいます。とはいえこの法則、しくみは至ってシンプルですが、奥は深い。

ブログ記事では具体的なところまで説明しきれず、いうほど簡単ではない部分もありますが、現段階では、血液型の脳特性が分かってきたことで、自分の思考の癖を理解しやすくなり、こうした法則にも応用することができそうだとお伝えしておきます。

血液型についても、引き寄せの法則についても、理解してから活用することをおすすめします。具体的な方法がお伝えできるよう、今後も研究を進めていきたいと思います。



2017-05-24

脳の活動と血液型の関係~実験で分かったこと

血液型は右と左に関係していたという実験事実!

脳機能と血液型との関係について、灰田宗孝博士(東海大学)と10年あまり実験を行ってきました。
先日、灰田先生がテレビ番組に協力して下さり、実験方法なども含めて紹介したことで関心を示す人が増えているようなので、ここでも簡単に説明しておくことにします。
現在も実験途中なので、あまり詳しいことまで書けないので概略となります。

この実験では、光トポグラフィーという装置を使用して脳の活性を測ります。
脳が活性している部分はそれだけ血流が多くなるという、非常に分かり易いしくみです。

そして「血液型と左右脳の働きには関係がある」という仮説のもとで行っているのですが、そもそも最初からそういう仮説を立てていたわけではなく、何か関係があるんじゃないか?という曖昧な中で光トポを使って観測してみたところ、「あら?右と左の違いがあるみたい…」ということになったからなのです。


たとえば、その様子を画像で見るとこのような感じで、活性している部分が赤くなっています。

それで、結果はどうかというと、既にご存知の方もいらっしゃると思うし、あるいはそれを聞くと、「あ、やっぱりね、そう思ってたよ」と納得する方も多いだろう、という内容になっています。

まず、A型とB型は、明らかな左と右の対照性を示しました。

A型=左脳の活性量が多い。
B型=右脳の活性量が多い。

言わなくても当たり前のことですが、何もA型の人が、左ばっかり使っているわけではありませんし、B型の人が右しか使わないということでもありません。
とはいえこの実験では、A型は左を土台に、B型は右を土台にと、はっきり言えるぐらいの有意差を示しました。

右脳と左脳の働きについてはいろいろ言われますが、少し抽象的な面から大まかにいうと、右脳は主に外界の情報の全体像を捉えます。左脳はその情報を分類したり整理したり分析したりします。
この時点で、既に誰もが両脳を使うことになるのですが、左脳を多く使うということは、この分類したり分析したりする作業の方を盛んに行うということでもあります。
おそらく、A型の人たちは、脳内の整理整頓が上手なのだろうとも予測できますよね。

一方、右脳を多く使うということは、外界の新しい情報や発見を常に追っている感じがあります。そっちにエネルギーを費やす分、左脳の仕事である脳内整理は少々おろそかになるのかもしれません。B型の人々の活動ぶりをみていると、ナルホドとも思えます。

では、O型とAB型はどうなのでしょう。
この2タイプにおいては、AとBに見られたような明確な左右差は、数値として出ませんでした。
ただ、その動き方を映像で目視した中においては、興味深い様子が伺えます。

たとえばAB型は、全体がぼわ~んと赤っぽくなる人が目立つのです。
つまり両脳の全体を使っているという感じなのですが、血流の広がりと分散があるせいで、その分、強く赤く示す箇所は少なくなります。
ある被験者など、一見どこも活性していないように見えるので、「もしもし?起きてる?」な~んて思ってしまいました。
それでも最終的に数値的な処置をすると、やや左が多いという感じがあります。

またO型の場合は、右と左を交互に使っている人が目立ちます。
そして、その割合や頻度は、人それぞれのようです。
面白いのは、AB型のように同時に両方は使わないらしい、というところです。
また、数値的な処置をすれば、やや右が多いというふうになりました。

さて、これらはある意味、血液型による脳の機能の基本性質と言って良いと思われます。
ただし、これだけなら「ふ~ん」の一言で終わってしまうわけですが、こうして機能性の基本が分かったら、実はそこからがスタート地点である、とも考えています。
そうは言っても、実際、脳科学でさえ、分かってきたように見えても、その核心のところは何も分かっていない、というのが本当のところなので、すぐさま、どうこう出来るというものではないのですが、今の段階で自分の特性というのを知っておいて損はないでしょう。

そして、こうして血液型と脳の関係が少し分かったことで、血液型による体質的な特性や行動の特性について、より視野が広がり、より多くのことが言えるようになってきました。
そしてこの実験は、能見正比古の構築した分析の数々を裏付ける結果にもなっています。
また、人間の脳の機能については、まだまだ未知数なだけに、大きな可能性もあります。
血液型を軸にした脳機能へのアプロ―というのも、なかなか面白いのではないかと考えています。

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脳機能と血液型との関係について、関心を持つ方々が多いようです。
追加の考察に興味のある方は、以下のサイトもぜひご覧ください。