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2017-11-04

Terima Kashi ! インドネシア2017年 Vol.2

”挨拶抜き”で始まる、いかにもB型的再会


サンガタ空港にはイファンさんとコンラッドくん(ホリさんのご主人と3歳の息子)と、エヴァさん、そして現地の人らしい女性が迎えに来てくれていました。

"現地の人らしい女性”が笑顔で握手を求めてきます。
私もとりあえず、笑顔で握手。
(どなたでしょう?)
私はエヴァさんを探しますが…どこへ行ったのか?
どうやら、空港に知り合いがいたらしく、他の人と会話しています。
そしてイファンさんが一言。
「この方はスポンサーです」
…?スポンサーって…?

この旅のスケジュールさえ、何も知らない私は、全く意味がわかりません。
(エヴァさん、ちゃんと紹介して下さ~い!)
それに、私の気分としては、エヴァさんにハグしたいくらい、真っ先に挨拶をしたかったのに、当のご本人はあっちを向いています。
仕方なく、「エヴァさん」と声をかけて握手を求めると、エヴァさんが恥ずかしそうに、やっとこちらを振り向き、ようやく再会の印となりました。

B型の人が、挨拶が苦手、というのはよくあることです。
ガチっと正面を向き合って言葉を交わすのが、どうも照れくさいらしいのです。
恋人同士で、デートで待ち合わせても顔を見たとたんに意地悪なことを言ってみたり…。
せっかくのデートが台無しに、なんて話もよく聞くことです。

それにしても先ほど握手を交わした女性は、誰なのか?
事情が気になるAB型の私。
結局、その後の食事の際に、私がホリさんに根掘り葉掘り、経緯を聞き出して、やっとのことで状況を理解しました。

ここサンガタは、主に炭鉱で成り立っている市ですが、そしてKPCという大きな会社がその多くを担っているとのことです。
エヴァさんは、以前KPCに看護師として勤務していたことがあり、その繋がりで今回のゼミの一部を支援して下さったのだというのです。
サンガタの多くの市民はKPCで働く人々なので、市民の福祉事業も広範囲に支援しているのだとか。
空港で出迎えて下さった女性は、その部署の担当者でした。

後日、KPCにご挨拶に伺いました。

写真中央の男性は、福祉課?の課長さん。
こちらの方もB型さんです。(写真の課長さん。何だか不機嫌そうに写っていますが、私が話している最中なので、何を言っているか分からないからでしょうね。不愛想なムードがB型っぽいですね。でも実は、心優しい方なのです。)

彼が福祉事業に関連する写真集を見せてくれたのですが、それがとても素晴らしいものでした。
私が「いい写真ですね」と伝えると、全て自分が撮った写真だといいます。彼は作業現場に何日も泊まり込み、従業員たちと一緒に過ごしながら撮影したのだそうです。
さすがB型!凝り性ですね。どうみてもプロ並みの腕前。
光の入り方がとても優しくて、人々の笑顔が美しいです。課長さんの心も一緒に映し出された素敵な写真集です。
私が感動して見入っていたら、その写真集をプレゼントして下さいました。

まあ、とにかく、今回も何だかチグハグなムードで始まったこの旅行。
果たしてどうなることやら…。

(つづく)

Terima Kashi ! インドネシア2017年 Vol.1


インドネシア2017旅の始まり


昨年に続いて、今年もインドネシア、カリマンタン島に行って来ました。

カリマンタン島で血液型人間学の啓蒙活動をしてくれているのはエヴァさん。
B型のとてもパワフルな女性です。
彼女の精力的な活動ぶりに、今回も私は圧倒されっぱなしでした。

(写真右、エヴァ(Eva)さんB型/中央、私AB型/左、ホリ(Holy)さんB型)

インドネシアはO型B型色の強い国。A型の多い日本とは、まったくもって感性が異なる、といっていいかもしれません。
その上、南国の、いろんな意味での大らかさも加わるとなると、ここで起こることは、私にはほとんど予測不可能…。
それは前回でも十分学んだことでした。
何かと準備万全に整えたがるのが"A型族"。そのやり方に馴染んできたAB型の私ではありますが、今回は1ヶ月の長旅を息切れせずに完走するためにも、前回にも増して、ケ・セラ・セラの心持ちを忘れずに、全て流れに任せてゆく覚悟でやってきました。

それにしても、なぜか?
エヴァさんのこのイベントに関わる人々は、B型が実に多いのです。
カリマンタンにはB型しか居ないの?って思ってしまうほどです。
(実際は、O型が最も多くて4割を占めます。そしてB型、A型、AB型の順です)
とにもかくにも、今回もまた、B型主導で進行したこの旅は、とてもパワフルでユニークなものとなりました。
私は良くも悪くも振り回され続け、時々機能不全になったりもしましたが、何とか無事に終えることとなりました。

エヴァさんの拠点は、東カリマンタン州にあるサンガタ(Sangata)というところです。
東カリマンタンは石油や石炭などの天然資源が豊富なところですが、特にサンガタ近辺には大きな炭鉱もあり、人々の生活はそれらで成り立っているのだそうです。
なんと、東カリマンタンの石炭の5割前後は日本に輸出されてるらしいのですが、私たち日本人はそんなこと、あまり知らないですね。

サンガタへは、ジャカルタから飛行機を乗り継いで行きます。(ジャカルタ→バリクパパン→サンガタ)
途中バリクパパンで一泊してプロペラ飛行機に乗り換え、日本を発つこと26時間後、ようやくたどり着きました。
インドネシアの人たちは、ホントに人懐こくて親切なのです。行く先々の空港で迷っている私を、手取り足とり、何かとお世話してくれるのでした。
この人懐こさは、O型が多いという理由が多分にあるように思います。
ガードマンも税関人も、男性も女性も、みんな満面の笑顔で異国人の私を出迎えてくれました。

そして、大小合わせて合計9回のセミナーを行い、およそ3000人あまりの方々に話をしたことになります。
この後、「インドネシア2017年シリーズ」として、この旅の記録をブログに更新していきます。

とんでもなく破茶滅茶だけど、とんでもなくパワフルな様子は、日本とはまるで次元が異なるかのようです。
そしてO型とB型の国と、A型とO型の国の、やり方の違いを理解することにもなるでしょう。
国や民族を超えて私達人間が1つに繋がるために、血液型の知識はひとつの手がかりを与えてくれるに違いないのです。

※地図は、今回訪れた場所を印してあります。




2017-05-22

血液型にまつわる海外事情

血液型に興味シンシンなのは日本人だけじゃないのです。


巷では、血液型について関心を持つのは日本だけだという噂がときどき流れるので、その辺について記載しておこうと思います。
それ以前に、日本人が海外の反応を気にし過ぎるきらいがあるということも、理解しておいた方がいいかもしれません。それについては、以前のページで触れています。

「血液型人間学」を能見正比古が、日本の人々に伝え始めたのは1971年ですが、その活動から10年ほど経った頃、他国からも取材や問い合わせがあるようになりました。
どんな国からどんな取材があったか、詳細を記載するのは少々難なので、とりあえず記憶にある限りをリストアップしてみます。(年代や順序は無関係)
(各国メディアの取材)
・ドイツ~科学ニュース関連の雑誌など(数回)
・フランス~雑誌とテレビ(数回)
・米国~雑誌とテレビ(数回)
・ロシア~テレビ(数回)
・台湾~雑誌関係(日本発行女性誌の台湾版があるので多数)
・ブラジル~テレビ
・英国~雑誌
・韓国~さまざまなメディア(活発な活動を行ったため多数)

欧米諸国の記事においては今のところ”日本の文化”として取り上げられることがほとんどですが、中で印象に残っているのは、ドイツの取材スタッフたちは個人的な強い関心を持つ人が多かったということです。フランスでは、古くから研究しているグループもあるようです。それらについては下の方で補足しますが、次に、能見親子の本が翻訳されている国を紹介します。
・韓国(多数)
・米国(You are Your Blood Type)※能見の本を元にライターが新たに執筆。
・インドネシア
・台湾
・タイ
・中国

また、ネット普及のおかげで、さまざまな国の個人的な問い合わせがあります。どんな国から問合せがあったのか、記憶にある国を紹介します。
米国/フィンランド/オーストラリア/フランス/ブラジル/ルーマニア/メキシコ/韓国/中国/フィリピン/インドネシア/その他

ということで、こうしてあげたリストを眺めただけでも、他の国の人々が決して関心を持たない、というわけではないことが、何となく分かるかと思います。
私が問合せや海外からの訪問者、あるいは啓蒙している中で感じてきたところでは、欧米諸国ではドイツ人やフランス人の関心が特に高いように思いました。
北欧フィンランドの友人に聞いたのですが、ヨーロッパ諸国の中でよく言われていることがあるそうで
・ドイツ人は好奇心が旺盛で何でも飛びつく
・フランス人はどんなことでも独自(フランス流)のものに作り変える
のだそうです。

確かに、血液型に対してもそういう反応だと感じます。
海外で、真っ先に我々にコンタクトをしてきたのは、ドイツでした。
フランスではフランスならではの解釈があるようです。(こちらは4タイプをギリシャ神話に登場する神々?になぞらえているようです。その辺は日本人には馴染みがないのでピンと来ないかもしれませんが、ギリシャ神話に詳しい人ならナルホドと思えるところがあるようです。)
また、米国版「You are Your Blood Type」を出版したとき、興味深いエピソードがありました。
米国では州ごとに売れ行きを見ながら販売戦略を立てていくことが多いのですが、この本はなぜかユタ州においてベストセラーになりました。ユタ州といえば、モルモン教というのが思い浮かび、けっこう戒律が厳しいとも聞いたことがあります。そういう宗教の盛んな州で、この新研究の本がベストセラーって、どいうことなのでしょう?
真相は分かりませんが、”血統”に関しての興味が強いのかも…とも思いました。
しかしこの米国版の本は、編集担当者が突然辞めたことで、この本も一緒に頓挫してしまったという残念な経緯があります。
著者のベッシャー氏は独自に調査も行っており、面白い事実も書かれている本なのにとても残念です。

海外で私が行ってきた、あるいは継続中の啓蒙活動についてはホームページやこのブログでも紹介していますが、現在もっとも活発なのはインドネシアです。
インドネシアはB型が日本よりずっと多いですが、4タイプの血液型もそれなりに揃っていているので調査も啓蒙も行いやすいのです。
また、お隣の韓国においては、15年前に活発な進展があったことで、すっかり浸透しているといって良いでしょう。韓国では独自の研究者が表れたり、血液型の人気サイトがあったりなど、韓国なりの進展をしているようです。

欧米諸国からの個人的な問い合わせは、とても熱心な方が多いです。新鮮なこともあってなのか、非常に感銘を受けるようなのです。ところが、自国では血液型の情報があまりに少ないため、残念でならないと皆さん嘆いていらっしゃいます。

このように、血液型に興味を持つのは、実は日本人だけではないのです。血液型は人類共通の遺伝子なのだから、国が違ってもその素材的な性質は同じですし、それは当たり前といえば当たり前のことなのですが。
しかし、古川氏や能見親子が、開拓者精神で頑張ったこともあり、日本で深まり、広がりました。この事実は、とても貴重なことだと思っています。
今後、この「血液型人間学」が、日本から世界中に広がる可能性は充分あるのです。

それにしても、私がいろいろな国の人たちと交流してきた中でつくづく実感するのは、血液型を理解して外国の人々と関わると、とても楽しいということです。
楽しいというより、楽(ラク)だと言った方がいいかもしれません。
「ああやっぱり、○○人はね」とか、「国が違うからね」「宗教が違うからね」とか…、もちろん、それは環境の違いとしては、あるにはあるのですけれど、血液型を理解していると、不思議とそういう違いなんて、どうでもよくなるのです。
それよりも、「あら、A型らしいこと言うわね~」とか、「そうか、B型だったのね」とか、血液型の特徴を見出す方がずっと楽しいし、何よりも優しい気持ちで接することが出来るのです。相手と接するのに、なぜか肩の力を抜いていられるようになるのです。
皆さんにも、ぜひこの感じを味わって欲しいのにな…。

そういえば、書き忘れましたが、能見正比古の一番弟子は、米国からやってきていたアンディというAB型の男性でした。
そうしてみると、「血液型に興味を持つのは日本人だけなのか?」というテーマに対する今のところの結論は
「血液型には、どの国でもどの人種でも興味を持つ人はいるのだけれど、広がるだけの環境と研究土壌が最初に整ったのが日本だったので、日本で盛り上がった」
ということではないでしょうか。

2016-11-08

カリマンタン島(インドネシア)訪問~珍道中の記録 Part 4

2016,カリマンタンにて~血液型人間学のゼミを開催しました


今回のカリマンタン訪問では3か所でゼミをおこないました。始めに開催したのはサンガタという東カリマンタンの端にある市です。こちらでは市の大きなホールを使わせていただいたようで、260名ほども集まってくれました。聞きに来て下さった方々は、幼稚園の先生方やお母さまたちでした。


市庁舎のすぐ近くにある立派なホールです。写真に撮れませんでしたが、この日は日本の旗を掲げてくださっさんですよ。粋な計らいですね。歓迎して下さって、本当にありがたいです。




次に訪れたのはサマリンダというカリマンタンでは大きな市です。150名ほど集まって下さいました。



幼稚園の先生になるための勉強をしている学生さんたちの為、急遽、大学でもゼミをセッティングして下さいました。



みなさん、本当に熱心に聞いて下さいました。カリマンタンの皆様、本当に心から感謝を致します。
アフェさん、血液型人間学をこれからも伝えて下さい!もちろん私も応援します。
チームのイダさん、イセスさん、ダマリスさん、ありがとう。これからもよろしくね。
サンマリンダのエラさん、多大なご協力をありがとう。
ノラさん、ありがとうございます。
毎日あちこちへ車の運転をして下さったジャカさん、ありがとう。
バリグバパンのエラさん、ありがとう。
飛行機や宿泊先を提供して下さった社長さん、心から感謝します。

書ききれないほどたくさんの人々にお世話になりました。
ありがとう。
ありがとう。

TERIMAKASHI


追記;
日本では血液型のことを言うと、どうしてなのか…女性誌を中心に恋愛のことばかり目につくのですが、海外に紹介すると、皆さん関心を抱くのは、子育てが中心になっています。子どもたちに対するときに、すご~く役立つということに、日本の人々が気づかないのが残念です。

「血液型人間学」は日本で始まった、実に画期的な研究なのですが、日本の人々がその大切さや有用性を、よく理解していないという現実に、私は正直、ちょっぴり悲しい思いがあります。けれど、血液型というのは、そもそも日本人だけのためにあるわけでもなく、世界共通~人間はみな持っているのです。
だから私は、世界中、知りたいというとろ、聞きたいという人があるなら、地球の果てまで、これからも血液型人間学を伝えに行こうと思っています。


カリマンタン訪問記~おわり




カリマンタン島(インドネシア)訪問~珍道中の記録 Part 3

2016,カリマンタン~幼稚園訪問



カリマンタンはサンガタという市に到着して、いきなり市長に挨拶に行かされたかと思ったら、その日の午後には3箇所の幼稚園を訪問しました。

その後も含めると10カ所ほどの園を訪ねたのですが、どの園も、園長と先生方は厚く歓迎して下さり、しかも驚いたのは、皆さん血液型のバッジを胸に付けてくれているのです。
私が来ることになって、エファさんがわざわざ作ってくれたのだと思いますが、先生や園児たちが皆んなでそれを付けているのを見ると、研究者としては嬉しいかぎりで、こんな心のこもった歓迎はありません。そして、先生たちは皆さん声を揃えて言います。

「血液型のことをエファさんから教えてもらい、それからというもの子供たちと接するのが本当に楽しくなりました。それまでは疲れることが多かったのに、気持ちにゆとりが出来たんです」

何て素晴らしいのでしょう!!
私はちょっとウルウル〜

まあでも、そんな感激に浸る間も無く、次から次へとあちこち連れて行かれ、「さあ、何か話して下さい」って感じにいきなり振られ、事の全容をまだ理解していない私は、目の前にくり広げられている展開に、少々ポカンとしてしまっていたんですけどね。だから、今こうしてブログを書きながら改めて感激に浸っているところなのです。

園長先生方いわく、始めは皆さん、エファさんの血液型の話を信じなかったそうです。けれど、エファさんに何度も熱心に話されるうちに、だんだん理解するようになり、そして子供たちを観察すると、本当にその通りだと分かったのだと言います。

エファさん、スゴイです。

B型の人は、情熱を持ったことを人に伝え、理解させるのが上手なのです。まあ、上手...なんて表現は、的確ではないかもしれませんね。B型の純粋な情熱が、相手の心に伝わるのだと思います。
日本の皆さんのよく知っている、田中角栄さんや長島茂雄さんが、人の心を動かす素晴らしい説得術を持っていたことは語り継がれてきましたが、お二人ともB型です。

園児たちの様子はこちらです。子どもたち、どこの国へ行っても、本当にかわいいよ。今回は、皆と遊べなかったけど、次に来た時には一緒に遊んでね~

動画をちょっとだけご紹介します。
慌てて撮ったので、途中映像がひっくり返っていて、見づらくてスミマセン!




つづく




2016-11-06

カリマンタン島(インドネシア)訪問~珍道中の記録 Part 2


(写真はPikisiより)


エファさんは、そもそも看護士で、国際医療センターに勤務していました。ところが、今はその仕事を辞めてしまったのだと言います。なぜって、血液型人間学に心底、興味を持ってしまったので、その活動に専念するためです。

Wow! 何と素晴らしい!

彼女は何と、6年も前から、カリマンタンのあちこちの幼稚園に出向き、血液型を知っていると子供たちのしつけ教育にどれほど役立つかを熱心に語ってきたといいます。

インドネシアの人々は、8割ぐらいは自分の血液型を知っていますが、中には知らない人たちもいます。するとそこは看護士さんの強みで試験薬も手に入るため、血液型を調べてあげるのだそうです。これまで、およそ1500人ほど調べたといいます。

出向いた幼稚園の数は数え切れないほどだそうです。インドネシアは子供たちが、とにかくたくさんいるのです。だから幼稚園もたくさんあります。

彼女は、何と、売春宿にまで行って取材をしたのだとか。かつて能見正比古も、日本中、伝手があればどこまでも行き、血液型の取材を行いました。まるでカリマンタン島に、能見正比古が再来したみたいです。
私はこの事実を知り、感動、感激、驚きの、ごちゃ混ぜになったような気持です。まさか、そんな人が現れてくれるなんて!まるで夢のようです!

興味が向かった時のB型のパワーは、誰も真似ることができません。
凄いです。(私より、よっぽど仕事してるわ~~~)
彼女のパワフルさを、動画でちょっとご紹介しますね。





今回の旅行、実は私が強引に計画をしました。彼女は、旅費や経費などを今は出せないので、私が行くことを躊躇していたのです。しかし、私としては彼女に一度会って、状況を知る必要がありました。旅費はこちらで捻出するので安心するように伝え、一か月前にようやく合意して決まったことでした。

しかし私は、ここまで彼女が活発な活動をしていることを、全く知らなかったのです。今後の調査研究のための、事前の打ち合わせに行くぐらいの軽い気持ちでいたのでした。

ところが彼女としては、せっかく私が来るのだから、今後の彼女の活動のためにも、出来る限りこの機会を活用しなくてはならないと考えたようです。結局私はこの11日間の旅行で、3か所でゼミを行い、10か所の幼稚園と1か所の大学を訪問し、2つの市の役所を訪れ、市長や文部省長や、学長らに会いました。

当初から2か所でゼミを行うという話は聞いていましたが、私自身は彼女に会うのが目的だったので、もう少しのんびり旅行をイメージしていたのでした。しかし、まさかの展開になりました。
ものすご~~く、ハードスケジュール!まあしかし、もちろん有意義で充実した旅になりました。

実のところ、この、ハードスケジュールは密かに予測はしていました。2007年、インドネシアで翻訳本の出版PRのために初めてジャカルタを訪れた時も、8日間の滞在中、20か所ものところでゼミを行い、やはりその目まぐるしさにあっけに取られた記憶があります。その時の企画を担当したのは出版社の責任者、アンゴロ氏という男性の、やはりB型でした。そんな経験が以前にもあったので、インドネシアのやり方、B型のやり方を、少しは心得ていたのです。

いろいろと、日本とは、ずいぶん違います。そもそものお国柄の違いも無論ありますが、血液型の知識があると、その視点から人々の感性の違いを理解することが出来ます。国や文化、言葉の違うところに行く度に、血液型の驚くべき共通性を確認します。

カリマンタン島(インドネシア)訪問~珍道中の記録 Part1

インドネシアのカリマンタン島にて、血液型人間学のゼミを行いました。
その11日間の珍道中を、数回にわたってご報告いたします!


インドネシアでは、既にこれまで3冊の本を出版しています。
・タッチマイハート(翻訳本)/2007年
・4つのタイプのキャラクター(Holy&Ichikawa)/2010年
・血液型しつけ学(翻訳本)/2011年

インドネシアとの出会いは、日本に留学していたホリ(Holy)さんというインドネシア人女性が、私たちの本を読んで事務所に訪ねて来たのが始まりです。
ホリさんの血液型はB型です。
美しい女性なんですよ。ジャカルタの美人コンテストで準優勝をしたこともあるそうです。

啓蒙の為にインドネシアを訪ねるのは、今回で3回目になります。
ホームページでも簡単な紹介をしています。

今回、訪問するにあたっての経緯は…
カリマンタン島というところで私たちの本を読んで、大変興味を持った女性が居ると、ホリさんから聞いたからです。
その方は、エファ(Eva)さんというB型の女性で、看護士さんだそうで、いつか私を招いて一緒に血液型の調査をしたいのだといいます。
それなら一度お会いして、何ができるか相談しなければね、ということになったのです。

それにしても、海外で血液型に興味を持つのは、どうしてB型がこんなに多いのでしょうかね?


 

カリマンタン島は結構に大きい島です。インドネシア領とマレーシア領に分かれていますが、インドネシア領の分だけでも、60万K㎡あるそうで、日本の倍近くです。
まず最初、ジャカルタからカリマンタン島のバリクバパン市に飛び、更にサンガタ(sangata)というところに小型飛行機で行きました。
ここにエファさんが住んで居ます。

到着すると、エファさんが車で迎えに来ていました。
さて、いよいよご対面~!!
...あれ?ところが、握手を交わすだけで、何やら急いで車に乗り込まされました。
B型の人たちって照れ屋さんが多いのですよね。そのせいでしょうかね、ご挨拶はたいてい、テキトーになってしまうのです。
車を運転していたのはエファさんのお姉さんで、彼女もB型です。同行したホリさんもB型ですから、皆B型~車が走り出した途端、何だかんだ皆さんで話し始めているのですが、言葉が分からないしね。仕方ないので、私からホリさんに言いました。

「あのぅ、ちゃんとご挨拶していないのですけど、皆さんを紹介してくれますか?」
すると、「アハハ~そっか~」みたいな感じで、まあ一応、簡単な紹介をしてくれました。
そして続けてホリさんが言います。
「これから、政府に行き、えっと…何と言いますか…、一番上の人に会います」

私:「え?政府?…何で?」
ホリ:「分かりません、でもエファさんがそう言っています」
私:〇×☆彡●??

政府というからギョッとしましたが、つまり…日本で言えば市庁みたいな感じなのでしょうかね。それにしても到着して、いきなり市長さんに挨拶に行かされるとは思ってもいませんでした。それに私は、Tシャツとサンダル姿ですよ、慌てて上に羽織るものをスーツケースから探しました。

「Oh my gosh!」

まったく訳がわかりませんが、とにかく此処の流れに委ねるしかなさそうです。
はい、ですから訳のわからないまま、言われた通り、ご挨拶に行きました。

 
 

Sangataの市長さんもB型でした。
インドネシアはB型ばっかり?というわけではなく、一番多いのはO型です。
A型とB型は同じくらいです。そうなると人々のムードは、O型+B型パワーが優勢の感じになります。

インドネシアのおよその血液型分布
O型  41%
B型  27%
A型  26%
AB型 6%

エファさんは、今後私と研究調査をするにあたり、公的資金や諸々の支援を得ようとしているようです。その目論見があって私を市長らに会わせたんですね。予めの説明がないので、目がまんまるになってしまいました。
とにかく彼女の意気込みは、この最初のビックリ箱でバッチリ伝わってきました。そして彼女は既に仲間を集めて血液型啓蒙活動のチームを作っていました。
メンバーはエファさんを入れて女性4名。

イサスさん(B型)
ダマリスさん(B型)
イダさん(AB型)

B型いっぱい~
今回の旅行、いったい何が飛び出しどうなることやら、全く見当がつかなくなりましたが、とにもかくにも、こうして、カリマンタン島珍道中が始まりました。






2015-11-02

フィンランドより




10月初旬、フィンランドで血液型の話をしてきた。

ことの始めは、30年も前になる。
フィンランド人のカイヤさんというB型の女性が、日本に住んでいたときに能見正比古の血液型人間学を知り、大変興味を持った。
そして、わざわざ能見正比古に会いにきてくれたのである。
(私はその時、まだ事務所にはいなかったが)

カイヤさんは、その時、この研究をいつか必ずフィンランドの人々にも伝えようと決意したという。
けれど、フィンランドで血液型を紹介するチャンスがなかなか見つからない。
そもそも、自分の血液型を知っている人があまりいない。

その後も、日本に来るときには、事務所を何度か訪ねてくれて、しかし能見正比古もいなくなり、後を継いだ能見俊賢もいなくなり、とうとう三代目の私になるまで、ずっとお付き合い頂いていることになる。
その間、血液型への思いを忘れずにいてくれるとは、本当に嬉しいことである。

そんな経緯があり、今度は私がフィンランドへ行って、そして血液型の話をしてこれたらいいのにね
という、ふとした思いが実現したのだ。
もちろん、カイヤさんが実現できるように、さまざまな手配をしてくれた。

2時間ほどの、カイヤさんの通訳を介してのレクチャーだったが、皆さん、熱心に聞いて下さったのでほっとした。
北欧も含めてヨーロッパはA型とO型が8割ほどを占めてしまうが、フィンランドは中ではB型族が多い方で、この会場にもB型やAB型がそれなりに来てくれていた。
半数弱くらいの方たちは血液型を知らないのは残念だが、仕方ない。

「欧米諸国の場合、まず献血運動を呼びかけるのが先かもしれませんね」
とカイヤさんと冗談を言って笑った。

もちろんフィンランドでは、「え?そんなことがあるの?」という話である。
血液型が人間の行動に関係あるなどという話、初めて聞いた方たちがほとんどだった。

けれど、面白いと思うのも、興味深々なのも、どの国へ行っても同じである。
そして、フィンランドの人々もやはり、血液型の特徴をみなさん持っている。

とても穏やかで笑顔の優しい図書館のA型会長さん。
勉強熱心なO型男性。
活発で仕切りやさんのA型女性。
とにかく楽しそうなB型さん。
やっぱりクールなAB型さん。
保育の熱い思いを語ってくれたO型さん。

カイヤさんがフィンランドの人々に血液型をもっともっと紹介できるようになるために
私も、もっと力を尽くそう。
またきっと、フィンランドを訪れよう。

そう思いながら、ヘルシンキ空港を後にした。


(フィンランドの血液型分布)
O型…33%
A型…43%
B型…17%
AB型…7%



開始前の会場にて(上下)