総裁選候補者~血液型もそれぞれ
岸田文雄
高市早苗
河野太郎(予定)
- 出馬表明 未定
- 政策:公式サイト
石破茂(予定)
- 出馬表明 未定
- 政策:公式サイト
野田聖子(予定)
- 出馬表明 未定
- 政策 公式サイト
情報が少ない中で、米国の大統領についてはそれなりに予測できるデータがありますので、まずは、今まさに世界が注目している米国大統領について考えます。できれば建国の父とも呼ばれるジョージ・ワシントンや奴隷解放を行ったリンカーンに触れたいところですが、全く情報がないので残念です。以下は戦後の大統領となります。
(1950年以降)
米国大統領というのは、家族や経歴などを含めてあらゆる情報が収集拡散されるらしく、どこからともなく血液型情報も流出するようです。ただし、レーガン大統領までは能見正比古と研究員らが本国で情報入手したものですが、それ以後はほとんどがネット情報です。(※情報ソースを確認できなものについては"?"マークをつけてあります。)
興味深いのは、米国はAB型が3~4%ほどしか居なというのに、3人もAB型の名前があがっていることです。O型が多い米国ゆえの現象だと予測しますが、米国人にとってAB型は、よほどスマートに見えるようです。O型からみるAB型というのは、その神秘性もあいまって知性溢れる人物に映ることがあり、その人の実態以上に評価されることが少なくありません。米国ではスピーチが巧いこともトップリーダーにおいて重要のようですが、そういう面でも、AB型のスマートな物腰が点を稼ぐのでしょう。
中でも、J・F・ケネディは、若くして衝撃的に暗殺された大統領なので、特別に印象深くなっているのかもしれません。黒人初の米大統領になったオバマもまた、世界的にも話題を呼び、長く人気と注目を集めてきました。もう一人、AB型(?)とされるのがクリントンですが、当初はやはり彼のイメージの良さが人気の高さだったと思われます。ただしクリントンは、女性問題でその評価をだいぶ下げてしまいました。
女性問題といえば、J・F・ケネディの女グセが悪かったのもよく知られていることです。AB型男性には真面目派とプレイボーイ派の2つのタイプがいると言ってきましたが、米国男性にもそれは当てはまるようです。しかし、ケネディにしてもクリントンにしても、女性問題が多少のイメージダウンにはなっても、それほど国民から嫌われなかったのは、O型国ならではの大らかさなのか、それともAB型の、それにも勝るイメージの良さなのか…その人気ぶりはやはり不思議なところです。
そんなことを思案しつつ、思い至ったところがあります。AB型大統領というのは、もしかして最も利用されやすいかもしれないなと。
いくら大統領の権限が強いとはいえ、米国は法治国家であり民主国家です。その政権のあらゆる政策を大統領が独裁的に決定できるわけではありません。そうであるなら、もしその政権を動かしたいさまざまな”力”が存在するとしたら、国民に対して好感度の高いAB型は、好都合です。そしてAB型の性質とは、理性を優先し、それほど権力を行使したがらず、揺るぎない信念や力強いリーダーシップなどを、好んで発揮するタイプでもありません。そのAB型の合理性を納得させることさえできれば、AB型の決断をある方向に向かわせることはそれほど難しくないのです。
もしも米国の政権を、違う側面から動かそうとする"勢力”がいるとするなら、AB型大統領ほど都合の良いリーダーは居ないかもしれず、彼らにとって掘り出し物でも見つけたようなものかもしれません。オバマ大統領が、どのような決定においても周囲の意見を取り入れる合議制を好んでいたことはよく知られていました。一方でその彼の8年間を振り返り、「スピーチ以外に彼自身は何もやらなかった」とも評されています。
ただしケネディについて振り返ってみると、おなじAB型でも子どもの頃から随分マイペースな性分だったようで、平均的なAB型とは異なる性質を発揮していたように感じます。若くてスピーチが巧く、国民に絶大な人気がある点ではオバマと同じでしたが、周囲の意見の取り入れ方はオバマとは違っていたかもしれません。つまり、"彼ら"の意図を受け入れなかったために暗殺されてしまったのでは?と憶測してしまうのです。
陰謀論的な話になってしまいますが、しかし現在の大統領選を見ても明確になってきたように、第二次世界大戦以後、世界の覇権国となった米国のその権力中枢には、深い深い闇が存在していたのは間違いないようです。
Wikipediaには歴代米国大統領の顔ぶれがあります。初代大統領のジョージワシントンに始まって、第二次世界大戦時の1945年辺りまでの大統領たちと、それ以降の大統領たちを比較して眺めていると、血液型によらず、柔和でスマートなムードを与える人物たちが増えていると感じるのは、私の気のせいでしょうか。もちろん、時代の流れで国民がそれを求めたからという面もあるでしょうが。とはいえ結局のところ、大統領といっても、国民向けの、表面的な飾り物だったのでは…?少なくも、"背後に存在する勢力"にとってみれば、「そうあるべきだ」と考えていたのではないかと思えてきます。
次にO型大統領に注目してみると、上記の中で最も人気が高かったのはレーガンでした。彼は元俳優だったこともあり、立ち居振る舞いには申し分がなく、やはりスピーチが得意でした。体が大きかったこともありますが、O型らしい大らかさや温かさを感じさせる人物でした。しかしレーガンもまた、運よく一命はとりとめたものの、暗殺の危機に合いました。レーガンはアメリカの伝統的な価値観を取り戻そうとする保守派として支持されましたが、彼が自分の考えに従って、アメリカ国民のための行動をとろうとしたために実行された暗殺計画だったと想像できます。
B型大統領がいないのは残念ですが、ニクソンがB型である可能性も捨てきれません。40年前の調査当時、B型とA型という2つの情報がありましたが、いずれも不確実な情報でした。ニクソンも国民に大へん人気のある大統領で、実績も評価されていたのですが、「ウォーターゲート事件」という謎の事件で退任に追い込まれました。彼が不正を行ったのは事実かもしれませんが、内容を見るとずいぶん無防備で脇の甘さがあったように感じます。彼がA型だとしたら、もう少し慎重に用心するのではないかという気がするのです。
ニクソンは、大胆な外交手腕が高く評価されていますが、そうした我流の大胆さはB型のリーダーの共通点でもあります。ことの是非は別として、ロッキード事件で糾弾された田中角栄とニクソンにはどこか重なる部分があり、B型の可能性を否めない気がしています。もしもニクソンがB型だとしたら、背後にいる勢力にとっては、その予測不能な行動を危険視するようになるのは想像に容易いことなのです。
2016年、グローバリズムが拡大するそれまでの流れが変わるような事態がおこりました。多くの人たちが予想だにしなかった、ドナルド・トランプが大統領に選ばれたのでした。トランプ大統領は当初から、それまでに構築されてきたシステムに疑問を投げかけ、多くのことに挑戦的でした。そしてメディアのプロパガンダによって、既に周囲の流れに同調するのみになっていた米国の人々も、最初は「トランプは攻撃的で狂ってるのか?」と思っていたわけですが、トランプが真実を語り、有言実行の人であることに少しずつ気づいていくことになります。
血液型が予測されている12名の大統領のうち、ニクソンも一応数に入れるとA型は5名となり、米国全体のA型率と同程度になり、比率としても妥当な人数です。ただ面白いことに、ニクソンを除くA型大統領は、全員が1期のみで終わっているのです。米国におけるA型大統領というのは、地味すぎるせいで人気がないのか?つなぎのような役割りが多いのか?なぜか短命で終わることが多いようです。
ところが現在のトランプ大統領だけは、これまでのA型大統領の中でも異色な存在だといえます。いまのところトランプの血液型がA型であると確定することはできないのですが、以前書いたように分析していくと、A型の可能性が高いと考えています。
A型にもさまざまなタイプがいるとはいえ、平常時におけるA型の言動は、やはり協調性や秩序、習慣などを優先させることが多くなります。ところが平時ではない状態にあるとき、激しいまでの強い信念や大胆な行動で、物事を実現させてしまうA型が出現します。能見正比古はそんなA型を「破滅型のA」と、ユーモアを含めて表現しましたが、A型気質には、そのように開き直って最強なるパワーが潜んでおり、それを前面に押し出すタイプのA型が、少ないながらも存在するのです。
日本人を例にだすと極端に異色になってしまいますが、三島由紀夫の行動が分かりやすいのかもしれません。ただ三島由紀夫にしても、彼が作家や思想家でなく、政治家であったなら、もっと現実的な方法で、自分の目的を遂げようとしたのではないでしょうか。
トランプ大統領は、米国が危機的状況にあることを知ると、権力者たちの目に余る横暴や腐敗を一掃したいと立ち上がり、大統領を目指したのは間違いがないようです。普段は入手しづらい米国情報ですが、この選挙騒動のおかげで日本語翻訳された資料が増え、ドナルド・トランプについて多くを知る機会にもなりました。
彼は、今回の二期目の選挙戦も視野に入れながら、大統領として彼の大義や目的を成し遂げるために、長期的で且つ緻密な計画を持っていたということ。またそれは、鉄の信念であるということ。また彼は、人種や職業の差別をせず、全ての人間に思いやりがあり、非常に義理堅い人だということなど。マスメディアで報道されるそれとは真逆の、A型的ポジティブな要素が益々見えてきたのでした。
今日の時点でも、トランプ大統領は、まだ戦いの最中にいます。彼は今後、どのように大義を成していくのでしょうか。真実はいずれ表に出てくるとは思いますが、今後もじっくり見守っていきたいと思います。
一方、米国以外の国のトップリーダーについては、情報が少なすぎて予測すら難しいのが残念です。 その中で、わずかな情報ではありますが、旧ソ連崩壊に関わったゴルバチョフとエリツィンの血液型が判明しているので、旧ソ~ロシアについても少し触れておきたいです。
ソビエト連邦を成立させた指導者といえば、レーニンとスターリン。なぜ2人が共産革命に傾倒していったのか?それはその時代背景や彼らの置かれていた境遇などを考え合わせ、歴史の流れの中での、彼らの運命であったのかもしれないとも思えます。2人の血液型は分かっていません。
スターリンによる大粛清の後、ソ連の共産化はより進み、ますます閉鎖的、独裁的な秘密国家となっていきました。そして同時に軍備を強大化し、第二次世界大戦後は、アメリカ合衆国に対抗する超大国として世界に影響を与えるようになります。
今になって振り返ると、米ソ冷戦時代の世界が最も安定していたと考える学者たちも多いようです。しかし社会主義体制下のソ連経済は、理想のようには上手く循環せず、だんだん切迫してゆきます。そしてチェルノブイル原発事故をきっかけに、ソ連邦終焉への道を加速させることになるのでした。
その時、最高指導者となったのがミハイル・ゴルバチョフでした。ゴルバチョフの血液型はO型(※海外媒体による二次的情報)です。ゴルバチョフはペレストロイカを推進しながら、ゆっくりとソビエト体制の改革を進めようと考えていました。ゴルバチョフはレーガン(米国大統領)との核軍縮交渉など、世界に向けての融和的言動によってそれまでの恐怖政治によるソ連のネガティブなイメージを緩和させることに成功し、”ゴルビー”と呼ばれながら西側諸国からも親しまれるようになります。
O型は、個人的な関りでは個性重視で自己主張の強さが目立つことも多いのですが、社会的立場にある場合は案外融和的で集団の流れに乗っていこうとするきらいがあります。集団の力を本能的に理解しているO型は、その方が安全であると知っているからです。
しかし変化の流れは思ったよりも速かったようで、ゴルバチョフが権力者としての求心力を徐々に弱めていく中、クーデターを起こしたのがボリス・エリツィンでした。エリツィンの血液型はB型(※海外媒体による二次的情報)といわれています。
B型はその柔軟な思考で、新たな発想力や行動力ゆえに、既存のものを打ち破る力があると伝えてきましたが、もう少し乱暴な言い方をすれば、つまりそれは「壊し屋」でもあります。日本の政治家、小沢一郎(B型)もまた、政界の中でそのように呼ばれていることは知られていることでしょう。
O型のゴルバチョフが、まあまあと周囲と内部をなだめながら改革の道筋を模索する中、そのまどろこしさをぶち壊したのがB型のエリツィンだったということになります。血液型的にいうなら、エリツィンは見事にその性分に見合った役割を果たしたことになります。日本の幕末、一種のクーデターともいわれる王政復古の大号令は、大久保利通(O型)と西郷隆盛(B型)が中心に起こしたものでした。時代の大変化が起きるとき、B型の活躍の場は増えるのかもしれません。
しかし、そのように一気に転換させた体制の崩壊後は、決してスムーズとはいえず、70年に及ぶ社会主義体制下で衰退しきっていた経済状況を改善し、新たにロシア連邦として民主的国家体制を整えるのは、容易いことではありませんでした。血液型的視点でいわせてもらうなら、こうした状況下での立て直しにB型指導者が指揮をとるのは、少し難しいかもしれません。組織づくりやシステムづくりは、B型の仕事ではないのです。
その後、混迷するロシアの状況を改善に向かわせたのはウラジーミル・プーチンでした。プーチンの血液型は分かっていませんが、ここまでの流れの中で血液型セオリーを当てはめるなら、A型の可能性が高いと予測しています。プーチンが最初に行ったのは、行政システムを整え、国の基盤を安定させることでした。それはA型が最も得意とする仕事でもあります。また財閥解体の際には徹底した取締りを行うなど、強い姿勢で解決を図りました。こうした、決定したことに妥協を許さない言動などを見ても、プーチンの手腕には、しばしばA型色が垣間見えるのです。
プーチンA型説は、今のところ私の予測ですが、もしもそうであるとすれば、ソ連崩壊からロシア復興に向かう激動の時代というのは、血液型セオリーどおりに国のリーダーが引き継がれていったことになるのです。
・民意の集結・まとめ役→O型ゴルバチョフ
・クーデター(壊し屋役)→B型エリツィン
・新たな組織づくり・立て直し役→A型?プーチン
-------------------------------
--------------------
Oタイプ
生存意欲が旺盛でパワーに溢れる。|目的を達成する意欲が強い。|シンプルで明確な考え方を好む。|家族や仲間を大切にする。|自己主張が強く、自己表現が上手。|現実的な行動をする。|重点主義。
Aタイプ
規律正しいことを好む。|ルールを守る。|感情は控え目に表現する。|耐久力があり、コツコツ努力する。|常に完全であることを目指す。|行動と思考は慎重。|チームワークが得意。|信念や筋を通す。
Bタイプ
自分のリズムで自由に行動する。|行動や思考に柔軟性がある。|他人や物事に対して、差別(区別)する意識が少ない。|興味のあることのみに集中する。|アイディアに溢れる。|創造することを好む。|思考が楽観的。
ABタイプ
合理的な行動と思考。|多面的、多角的な思考性。|執着心、野心が薄い。|分析力に優れる。|社会に奉仕する精神が強い。|調和性、デザインが得意。|正義感が強い。
|
1.組織力 |
2.人事 |
3.決断力・判断基準 |
4.社会への適応性 |
O型 |
自分を頂点(ボス)に、ピラミッド式の命令系統を好む。派閥づくり。 |
家族的な団結力。好ましい部下、あるいは能力のある部下を重用する。 |
現実に即した判断。直感的な判断。利益と損失を計算することが得意。 |
勝負することを好む。野心がある。常に一番を目指す。 |
A型 |
緻密な組織編成が得意。ルールや秩序を重視する。 |
部下を細かく観察する。最適な場所に最適な人材を使う。 |
周囲の総意を得る。慎重に判断。決断したことを確実に実行する。 |
チームワークを重視する。防衛する力が強い。 |
B型 |
自由で機動性があることを好む。 |
上下関係や階級にこだわらない。部下とのフリートークを好む。 |
自分のアイディアに自信。理想よりも客観性、科学性、実用性を重視する。 |
チームワークより独創性を重視する。 |
AB型 |
民主的。合議制を好む。 |
常に公平、公正、平等の姿勢。 |
多様に意見や情報を集めて合理的な分析をする。 |
社会奉仕の意欲が高い。 |
これらを眺めて、自分の周囲のリーダーたちと合致するイメージはあるでしょうか。参考のため日本における著名なトップリーダーも幾人かあげてみます。(ここでは各人の実績評価というよりトップに立った人の一例です。過去の人物が多いことをご了承ください。)
昨日(8月28日)、安倍首相が辞任を表明されました。
数日前からその噂はあったものの、ご本人の体調のこととなれば誰にも事実を推し測ることはできず、むしろ「それはあり得ない」と否定する見解が多かったのですが、見事にあっさりくつがえされ、多くの国民が衝撃を受けることになりました。
特に、安倍総理や安倍政権を支持してきた人たちにとっては、「それはあり得ない」というより「それはあってはならない」という、希望的観測だったのかもしれません。
現状をみれば、そう思いたいのは無理もないことで、任期満了を残り一年に控え、オリンピック開催、拉致問題、憲法改正などの重要課題を残しているのに加え、コロナ終息への筋道と経済復活、緊迫する米中関係、強まる尖閣諸島の懸念、朝鮮半島の迷走、などなど、今年に入って日本を取り巻く環境は、益々不安定になるばかりです。
安倍支持者たちにしてみれば、「あと一年、政治生命をかけて一気に頑張れ!」という気持ちだったろうし、中には「いっそのこと4期やっちゃってもいいんじゃないの?」という声さえ上がっていたのですから。
普段、右だ左だの政治思想的なことを深く考えない私ですが、そんな私でも、さすがに近頃の諸問題には目が離せないところがあり、ここは何とか安倍総理に乗り切ってもらいたいと思っていたわけで、このニュースにはやはり驚き、「するとこの先、日本は…?」と、一抹の不安さえ、かすかに頭をよぎりました。しかし、そのあと始まった総理の記者会見を拝見しているうちに、残念な思いの一方で、「ああこれで、やっと解放されるんですね。本当にお疲れ様でした」というエールを送りたいような、一種、清々しい気分を、その様子から感じたのでした。
安倍首相はB型です。
総理大臣というものは、それこそ不自由極まりない職務。発言も行動も、人間関係も、慎重に慎重を重ねなければならず、本来が、自由をこよなく愛するB型としては、人一倍ストレスが大きかったに違いありません。持病の潰瘍性大腸炎は、ストレスが最も悪化させる要因になるだろうと想像できるし、それを7年間もの長期政権の中でこらえてきたわけですから、このタイミングで思い切って解放されてもいいのじゃないかと、そんな風に思ったのです。
安倍晋三という方は、B型には珍しいくらい、実直、真面目な政治家のように思います。誤解のないように補足すれば、B型が真面目でないということではありません。しかしやはりその本質からすれば、ルールや秩序、常識などの枠組みから逸脱した柔軟性が大きな特徴であり、だからこそB型の良さが発揮されるのであって、多少の脱線には目をつぶって、凝り固まったものに変化を与え、解放させる役目がB型にはあるのです。
そうであるなら、総理という縛りの大きい立場を離れ、今後は一議員として政治活動をする方が、安倍晋三の本領を発揮できる可能性が高くなるのではないかと思うのです。実際、安倍総理は国内よりも海外での評価の方が格段に高く、「Abeは、世界歴代政治家リーダーの中でも超一流だ」と言われているのです。国内のさまざまなしがらみや圧力に対応するより、外へ出向いた方が力を発揮できるということなのかもしれません。
それにしても、なぜ安倍総理は、野党やメディアから、そんなに批判を受けてきたのだろう…。ふと、考えてしまいます。そもそも彼らというのは、批判するのがその性質なのかもしれませんが、客観的に眺めると、「安倍おろし」が高じて「安倍イジメ」とも思えるくらいでした。長期政権になるにつれ、それは致し方ないことなのでしょうか。とにかく、野党勢力は何とか安倍を引きずり下ろしたいわけですが、安倍総理が案外、品行方正で、尻尾がなかなかつかめない。しかも思ったよりしぶとい。それで無理矢理いろんな案件を探し出してきたような感があります。
しかし、よくよく観察していると、もしかして、み~んな実は、安倍総理が大好きなんじゃないのかな?なんて、そんな気がしてくるのは私だけでしょうか。「好きだけど、やっぱり嫌い」みたいな、矛盾するけれど、それが人間の深層心理とも言えるのですから。
今、世界も日本も、大きく変わろうとしているのです。今回のコロナ騒動でも明らかになったように、こんなふうに世界が同時に騒めき動いたのは、第二次世界大戦以来ではないかと思います。変化の予兆は、既に数十年前から起こっていたわけですが、コロナ騒動は、その大変化を促すきっかけであるように感じます。そんなユニークな時代に立ったのが、安倍晋三であり、ドナルド・トランプであり、あるいは習近平であり、と、現在、世界各国のリーダーたちが、それぞれ修羅場をふんでいるのです。大変化は、決してすんなりとは進まないはず。人間も社会も、変わりたくない保守保身の不安感情と、変わって進化拡大したい期待感情との両方が、せめぎ合っているのです。
日本が変化する時には、おそらくB型的な、なにか起爆剤のようなものが必ず必要になると思われます。日本のようなA型的秩序正しい国民性においては、B型の変化を促進するパワーが不可欠になるからです。かと言って、明治維新の頃のように派手な改革はできないわけで、穏やかに収めつつ、時間をかけながら変化に対応するしかないのだとすれば、慎重さを身につけたB型安倍総理は、この時に適任だったといえそうです。政治家一族という環境と、そして第一次政権での失敗。それらの経験で政界の複雑さを知り尽くし、一方ではB型的な楽天性や柔軟性というその性質で、周囲の重圧を回避しながらも変化に対応していくという、なかなか尋常ではない役割を担ってきたのではと、今になれば、そう思えるのです。
時代の流れで出るべくして出たのが安倍総理だとするなら、誰もが、「変わりたくないけど変わりたい」という、期待と不安に揺れ動く矛先を、安倍総理に一心に向けてしまったのかもしれません。B型には、何かそんな、得体のしれぬ可能性のようなものを、人々に感じさせるオーラがあるのです。そんなふうに考えると、つまるところ、支持者も批判者も、みんな結局、いろんな意味で安倍総理が大好きなんじゃないのかな、と思ったのです。
とにもかくにも、重圧任務から解放された暁には、潰瘍性大腸炎というやっかいな病気から、少しでも早く回復されて、今後は総理大臣とは違う立場から、日本のためにやり残したことを思う存分やっていただければと思います。
ところで安倍総理、この難病と50年あまりも付き合ってきたとのことですが、悪化した時の症状を聞くと、とてもじゃないけど長時間の国会などの激務には耐えられないと想像できます。さすが「病気に強いB型、病気と共存できるB型」と、言わざるを得ません。
この病気に関するデータはありませんので安易なことはいえませんが、少しだけ言及しておきたいことがあります。これまでの我々の観察によるところでは、「どうもB型はお腹を壊しやすい…」という現象が、あるという事実です。感染免疫学の藤田絋一郎先生も、「B型はなぜかお腹が痛い…」という本の中で次のように触れていました。
B型血液型物質を持つ細菌には、サルモネラ菌や大腸菌がありますが、いずれも私たちの身近にいる細菌で、腹痛を引き起こすものですね。B型が他の血液型に比べてこれらの菌に感染しやすいということは、残念なことですが科学的に実証されています。(引用:「B型はなぜかお腹が痛い…」藤田絋一郎著/三五館)
ただし潰瘍性大腸炎の場合、一般の細菌感染とは区別されるものだとし、原因ははっきり分かっていないとのことですから、単純にB型と結びつけたいわけではありません。ですが、B型が、どこか腸内細菌と不調和を起こしやすい傾向が、少なからずあるやもしれない、ということは示唆しておいていいかと思います。病気と血液型の関係が、もっと研究されることで、より適切な薬の開発が可能になるかもしれないですよね。
私のしごく個人的なことですが、私が安倍総理から影響を受けた言葉があります。それは最初の政権でかかげた「美しい国、日本」というスローガンです。彼は、日本は美しい国であり、その日本の美しさを取り戻したいのだと発言しました。それを聞いた時、もちろん言いたいことが分らなくはなかったけれど、では、「日本の美しさとは、いったい何だろうか?」四季の豊かなこの日本の景色や風土を言うのだろうか?それとも、日本人らしい心を言うのだろうか?ぼんやりとはイメージできても、これこそがという核になるものが今ひとつ見いだせず、私の中でモヤモヤとした気持ちだけが残ったのでした。
戦後の教育によって、日本の誇りや日本人らしさは失われたと言われていますが、まさに戦後生まれの私にとっては、"日本の美しさ"などは過去のおとぎ話にも似た感があったのかもしれません。しかしそれからというもの、私の頭の片隅からその言葉が離れることはなかったように思います。安倍総理の言葉は、私が日本という国や日本人というものを、改めて見つめ直すきっかけとなったのでした。
それから14年あまりの月日が過ぎ、私もいい歳になり、そのせいも多分にあるでしょうが、「美しい国、日本」とは何ぞや?というところが、少しは分かってきたように思います。そもそも子どもの頃から変わり者の私は、あまり人々の中に溶け込むことができず、まして日本のような集団性の強い国では、暮らしにくいところがままあったわけで、日本を無条件で愛することが少々難しかったのも事実でした。しかし今は、日本に生まれた意味とか、世界における日本という国の役割とか、日本が大切にするべきこととか、日本の美しさとか、日本を慈しむことの諸々を、ようやく感じられるようになりました。これについて、安倍総理には、深く感謝の念を抱いております。
そう書きながら思い出したので、ついでに少々の悪態を申し上げます。昨日の記者会見を観ていて気になった、記者の方たちの質問や対応です。目の前で話されたのは、日本の総理大臣であり、現在、病と闘わなければならず、志半ばで辞任することは痛恨の極みであると国民に頭を下げています。前回の辞任の件もあり、批判を浴びるのは当然の覚悟で、しかし日本国の将来をよくよく考えたら、このタイミングしかないと決断されたのは、ある意味、非常に勇気がいることだったと想像できます。
ところが記者たちは、感謝や思いやりの言葉を添える人はほとんどおらず、相変わらずこの場に相応しくない質問ばかり繰り返していたのでした。それを聞いていて、これが美しい国の人たちなのだろうかと、心底がっかりしたのでした。もっと心のある質問や、日本の将来を本気で案じるような質問を投げかけたなら、安倍総理から、もっと意義のある話が聞けただろうに。多くの国民が、固唾をのんで観ているだろうこの会見で、国民の気持ちを代表して「長い間お疲れさまでした」と労ってくれたら、観ている人々はどんなに心が温まっただろうか…。
ああ、安倍総理の「美しい国、日本」が蘇るのは、果たしていつになることでしょうか。
O | A | B | AB | |
第2次安倍内閣 | 6 | 7 | 5 | 2 |
第2次安倍内閣(1次改造) | 4 | 12 | 3 | 2 |
第3次安倍内閣 | 3 | 11 | 5 | 2 |
第3次安倍内閣(1次改造) | 4 | 8 | 8 | 1 |
第3次安倍内閣(2次改造) | 3 | 9 | 7 | 3 |
第3次安倍内閣(3次改造) | 5 | 6 | 7 | 2 |
第4次安倍内閣 | 5 | 7 | 7 | 2 |
第4次安倍内閣(1次改造) | 9 | 7 | 5 | 0 |
第4次安倍内閣(2次改造) | 4 | 7 | 7 | 2 |
累 計 | 43 | 74 | 54 | 16 |
(延187人) | 23.1% | 39.6% | 28.9% | 8.6% |
-第4次発足 | -第1改造 | -第2改造 | ||||
職名 | xxxxxxxxxxx | xxxxxxxxxxx | ||||
内閣総理大臣 | 安倍晋三 | B | 安倍晋三 | B | 安倍晋三 | B |
副総理・財務大臣 | 麻生太郎 | A | 麻生太郎 | A | 麻生太郎 | A |
総務大臣 | 野田聖子 | A | 石田真敏 | B | 高市早苗 | A |
法務大臣 | 川上陽子 | AB | 山下貴司 | A | 河合克行(免) 森まさこ | A O |
外務大臣 | 河野太郎 | O | 河野太郎 | O | 茂木敏充 | O |
文部科学大臣 | 林芳正 | B | 柴山昌彦 | A | 萩生田公一 | AB |
厚生労働大臣 | 加藤勝信 | B | 根本匠 | A | 加藤勝信 | B |
農林水産大臣 | 齋藤健 | A | 吉川貴盛 | O | 江藤拓 | A |
経済産業大臣 | 世耕弘成 | B | 世耕弘成 | B | 菅原一秀(免) 梶山弘志 | A A |
国土交通大臣 | 石井啓一 | B | 石井啓一 | B | 赤羽一嘉 | B |
環境大臣 | 中川雅治 | O | 原田義昭 | O | 小泉進次郎 | AB |
防衛大臣 | 小野寺五典 | O | 岩屋毅 | A | 河野太郎 | O |
内閣官房長官 | 菅義偉 | O | 菅義偉 | O | 菅義偉 | O |
特命担当大臣 復興大臣 | 吉野正芳 | B | 渡辺博道 | O | 田中和徳 | B |
特命担当大臣 国家公安委員長 | 小此木八郎 | A | 山本順三 | A | 武田良太 | B |
特命担当大臣 沖縄及び北方対策 | 江崎鉄磨(免) 福井照 | AB A | 宮腰光寛 | O | 衛藤晟一 | A |
特命担当大臣 科学技術・宇宙政策等 | 松山政司 | A | 平井卓也 | A | 武本直一 | A |
特命担当大臣 経済財政政策 | 茂木敏充 | O | 茂木敏充 | O | 西村康稔 | B |
特命担当大臣 地方創生 | 梶山弘志 | A | 片山さつき | O | 北村誠吾 | A |
特命担当大臣 国務大臣 | 鈴木俊一 | B | 桜田義孝(免) 鈴木俊一 | O B | 橋本聖子 | B |
第3次発足 | -1次改造 | -2次改造 | -3次改造 | |||||
職名 | xxxxxxx | xxxxxxxx | xxxxxxxxx | xxxxxxxx | ||||
内閣総理大臣 | 安倍晋三 | B | 安倍晋三 | B | 安倍晋三 | B | 安倍晋三 | B |
副総理・財務大臣 | 麻生太郎 | A | 麻生太郎 | A | 麻生太郎 | A | 麻生太郎 | A |
総務大臣 | 高市早苗 | A | 高市早苗 | A | 高市早苗 | A | 野田聖子 | A |
法務大臣 | 川上陽子 | AB | 岩城光英 | B | 金田勝年 | A | 川上陽子 | AB |
外務大臣 | 岸田文雄 | AB | 岸田文雄 | AB | 岸田文雄 | AB | 河野太郎 | O |
文部科学大臣 | 下村文雄 | A | 馳浩 | A | 松野博一 | A | 林芳正 | B |
厚生労働大臣 | 塩崎恭久 | B | 塩崎恭久 | B | 塩崎恭久 | B | 加藤勝信 | B |
農林水産大臣 | 西川公也 林芳正 | A B | 森山裕 | O | 山本有二 | A | 齋藤健 | A |
経済産業大臣 | 宮澤洋一 | A | 林幹雄 | A | 世耕弘成 | B | 世耕弘成 | B |
国土交通大臣 | 太田昭宏 | A | 石井啓一 | B | 石井啓一 | B | 石井啓一 | B |
環境大臣 | 望月義夫 | O | 丸川珠代 | B | 山本公一 | O | 中川雅治 | O |
防衛大臣 | 中谷元 | A | 中谷元 | A | 稲田朋美(免) 岸田文雄 | AB AB | 小野寺五典 | O |
内閣官房長官 | 菅義偉 | O | 菅義偉 | O | 菅義偉 | O | 菅義偉 | O |
特命担当大臣 復興大臣 | 竹下亘 | O | 高木毅 | A | 今村雅弘(免) 吉野正芳 | A B | 吉野正芳 | B |
特命担当大臣 国家公安委員長 | 山谷えり子 | A | 河野太郎 | O | 松本純 | A | 小此木八郎 | A |
特命担当大臣 沖縄及び北方対策 | 山口俊一 | A | 鳥尻安伊子 | O | 鶴保庸介 | A | 江崎鉄磨 | AB |
特命担当大臣 科学技術・宇宙政策等 | ||||||||
特命担当大臣 経済財政政策 | 甘利明 | A | 茂木敏充 | O | ||||
特命担当大臣 経済再生担当 | 甘利明(免) 石原伸晃 | A A | 石原伸晃 | A | ||||
特命担当大臣 地方創生担当 | 石破茂 | B | 石破茂 | B | 山本耕三 | O | 梶山弘志 | A |
特命担当大臣 男女共同・少子化 | 有村治子 | A | 加藤勝信 | B | 加藤勝信 | B | 松山政司 | A |
特命担当大臣 国務大臣 | 遠藤利明 | B | 遠藤利明 | B | 丸川珠代 | B | 鈴木俊一 | B |
第2次発足 | -1次改造 | |||
職名 | xxxxxxxx | xxxxxxxxxxx | ||
内閣総理大臣 | 安倍晋三 | B | 安倍晋三 | B |
副総理・財務大臣 | 麻生太郎 | A | 麻生太郎 | A |
総務大臣 | 新藤義孝 | B | 高市早苗 | A |
法務大臣 | 谷垣禎一 | O | 松島みどり(免) 川上陽子 (山谷えり子) | A AB |
外務大臣 | 岸田文雄 | AB | 岸田文雄 | AB |
文部科学大臣 | 下村文雄 | A | 下村文雄 | A |
厚生労働大臣 | 田村憲久 | B | 塩崎恭久 | B |
農林水産大臣 | 林芳正 | B | 西川公也 | A |
経済産業大臣 | 茂木敏充 | O | 小渕優子(免) 宮澤洋一 (高市早苗) | A A |
国土交通大臣 | 太田昭宏 | A | 太田昭宏 | A |
環境大臣 | 石原伸晃 | A | 望月義夫 | O |
防衛大臣 | 小野寺五典 | O | 江渡聡徳 | O |
内閣官房長官 | 菅義偉 | O | 菅義偉 | O |
特命担当大臣 復興大臣 | 根元匠 | A | 竹下亘 | O |
特命担当大臣 国家公安委員長 | 古屋圭司 | B | 山谷えり子 | A |
特命担当大臣 沖縄及び北方対策 | 山本一太 | O | 山口俊一 | A |
特命担当大臣 経済財政政策 | 有村浩子 | A | 甘利明 | A |
特命担当大臣 経済再生担当 | 甘利明 | A | ||
特命担当大臣 地方創生担当 | 石破茂 | B | ||
特命担当大臣 男女共同・少子化 | 森まさこ | O | 有村治子 | A |
特命担当大臣 規制改革 | 稲田朋美 | AB |