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2021-05-21

世界の血液型分布








この情報は「The Distribution of the Human  Blood Groups and Other Polymrphisms/ London, Oxford  University」を基にして、必要な数値を算出し直したものとなります。

調査時期やサンプル対象、人数は地域によって異なります。そのため、あくまでも目安と理解してください。

(このページを閲覧するとき、スマートフォンやタブレットで上手く表示されない可能性があります。その場合はPCでご覧くださるようお願いします。)

2020-10-18

世界の血液型分布を地政学的に眺めてみる


 血液型世界分布を色分けすると東と西が明らかになる


ABO血液型分布が世界の各地域で異なるということをいうと、「へ~え」と驚く人も多いので、いまだに知る人ぞ知ることなのかもしれません。

当センターでは度々情報を発信してきましたが、この情報の大元は「The Distribution of the Human  Blood Groups and Other Polymrphisms/ London, Oxford  University」によるもので、こちらのデータを基に必要な部分を算出し直して伝えてまいりました。

しかし●●は●%といわれたところで、あまりピンとくるものでもないので、今回は、もっと大局的に見えるように、世界地図に色付けしてみました。


色分けの説明が小さくて見えづらいので以下に補足します。

【O群】…O型の多い地域

【O型+A型群】…O型のやや多い地域…A型の多い地域…A型のやや多い地域

【O型+B型群】…B型の多い地域…B型のやや多い地域

【4タイプ群】…平均的な血液型分布の地域/…各タイプと民族が混在する地域

それほど単純にバサバサ分けられないのですが、グラデーションをつけながら8パターンに色分けしています。グリーン系はO型多し、ブルー系はA型多し、レッド系はB型多し、イエロー系は平均的分布となっています。平均的分布とは、「O型38%前後:A型35%前後:B型20%前後:AB型7%前後」といった分布で、世界の血液型分布のおよその平均値となります。エジプトとロシアの中心部の白人系ロシア人がそのようになっています。


こうして俯瞰的に見渡すと、あくまでも血液型的にいうならですが…世界は案外、くっきり分類されているもんだと分ります。

東のアジアはB型多しの国々、西のヨーロッパはA型多しの国々そして南方はO型が仕切っております。O・A族の東側とO・B族の西側、双方接する地域が中近東。AとBが交流することでAB型が生まれるので、中近東からロシアにかけてはAB型もようやく一定数出現しています。


色分けしてしまうと逆に見えにくくなる面もあるのですが、たとえばO型は全世界にまんべんなく、ある一定以上の割合で存在しています。以前、チンパンジーの遺伝子研究からA型が最初だったと発表されていたのですが、どうも解せない…。(後に、この研究グループ内部では、もしかしたらそう結論するのは早かったかもしれないとなった、とも聞いています。)とにかく、こうして眺めてみると、やはりO型が最初の土台を造ったのではないかと、素直に思えてしまうんですよね。

遺伝子研究についてはまだまだ塗り替えられる研究が多いので、起源については今のところ保留にしておくのが良さそうです。


地図をみていて、上手く分割(分配?)されているのに感心しながら、地政学的なこともつい考えてしまいます。

西洋も中世頃までは領主同士の争いに明け暮れていて、東に目を向けることもあまりなかったわけですが、東のモンゴル、チンギス・ハーンが、結果的にはその突破口を開いたことになるのでしょう。チンギス・ハーンの血液型は分かりませんが、モンゴルにB型が非常に多いことを考えると、B型的な風土があったと見ることができます。そしてB型というのは、いつも何かをブチ破る役目があるのです。

しかしそのおかげで、西の貴族たちは、東でお金儲けをする悪知恵を働かせることになります。A型とO型の組織力に対したとき、B型的まとまりのなさでは、どうにも太刀打ちできなかったかもしれません。

ただし、A・O族の支配階級たちは、O型族のアフリカやオーストラリア、アメリカ大陸などをまんまと自分たちのモノにしてしまいましたが、B型族のアジア地域の混沌さには理解不能なところがあったようで、人々を働かせて自分たちの利益を得られればいいやと考え、植民地政策を敷いたのでした。



世界の中で果たすべき日本の役割とは


このまま東の果てまで侵攻すれば、世界の全てを制覇できる――。そして日本にたどり着きました。ところが、「あれ?この国は他のアジアの国々とはちょっと違う」。見た目はへんちくりんな人種だ…しかし国として既に完成されているし、貧しいながらも人々は文化的な暮らしをしている。彼らは不思議に思ったことでしょう。それもそのはず、日本は水色の国なのです。

もちろん、A型族の方が優秀だということではないのです。そもそもB型社会は、A・O社会のようにやたら便利なものを追求したり、無用に飾り立てたりすることに興味が薄いし、部族単位ぐらいで自由に暮らしている方が好きなのです。替わりに彼らは、アイディアや、科学や数学など、まったく新しいことを発見する能力を秘めているのです。

しかし日本は、東の果ての小さな島で、アジア諸国では珍しいA・O社会が成立している国でした。その上、B型やAB型もバランスよく揃っているという、『血液型黄金比率』の国なのです。

日本は、他のアジア諸国のように西洋社会に支配されまいと必死になりました。そしてあれよあれよと、西洋のあらゆることを学び、立派に対抗できるまでになってしまったのです。これには西側陣営も驚きを隠せません。いやそれよりむしろ、理解に苦しむ分だけ恐れる気持ちが大きくなったに違いありません。

日本が、先の大東亜戦争に負けて大戦が終了したあと、日本は悪者のレッテルを貼られましたが、アジアの国々の多くは独立することができました。日本が身を挺して戦ったことで自分たちは独立できたのだと、今でも恩義に感じてくれているアジアの国は多いのです。本当に、当時の日本人はがんばってくれました。

いずれにしても、過ぎ去ったことはヨシとして、未来の世界を考えたとき、日本の役割が見えてきます。『血液型黄金比率』の日本は、B・O社会のアジア諸国にも、A・O社会の欧米諸国にも、いずれにもシンパシーを感じることができるのです。つまり両者の間を取り持つ役目を果たすのに、こんなに最適な国はないのです。そういう意味で、地図には水色に塗った日本の周りを黄色く囲ってあります。


ロシアに秘められたポテンシャル


もうひとつ、気になる国があります。

それはロシアです。ロシアは他と違うパターンで色づけしているのですが、さまざまな民族が広大な土地に点在していて、O型の多い民族がいたり、A型の多い民族がいたり、B型の多い民族がいたり、4タイプがバランスよく揃った民族がいたりと、実にバラエティーにとんでいて、色分けすることが難しかったのです。大ざっぱにいえば、アジア側にはB型族が多く、ヨーロッパ側にはA型族が多くなります。

しかしこれだけ多様な民族が暮らしているなかで、現在のプーチン大統領は、何とか上手くまとめているのだと思います。対外的には"独裁者プーチン"というような悪者イメージがあるようで、日本は特に領土問題を抱えていることで好意的になれない面があるかもしれません。ただ、ロシアについては、日本にほとんど何も伝わってこないのが現状で、理解し合う機会がないことは残念です。

血液型的に見たときに、日本とロシアは案外親和性があるように思うのです。

あるときプーチン大統領は「ロシア人は全体行動の方が好きなんだ」というような発言をしたことがあります。また、「ロシアは日本と似ているところがある」というのも聞いたことがあります。確かに血液型分布をみてもそれは納得するところ。特に中心部に至っては、「O型34%、A型37%、B型21%、AB型8%」と、日本とよく似た『血液型黄金比率』を示しているのです。

するとロシアもまた、東西の要になれる可能性を秘めているのかもしれません。将来、東を守る日本と西を守るロシア…なんて妄想で、SFファンタジックな夢を抱いてしまうワタシです。


世界の紛争は、何も血液型が起こしているわけではないでしょう。しかし、もしも互いの基質の違いが理解されたとしたら、もう少し交渉はスムーズになるかもしれません。A型族とB型族の融合は、多様性を受け入れる大きな要素となるのです。


そういうわけで、血液型人間学は人類愛のためにあると信じている私としては、願わくば…それぞれの国が、人々が、自立していながらお互いを認め合う、そんな地球社会を目指してゆきたいものであります。

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【関連ページ】

世界の血液型分布(表)



2020-09-06

モンゴル力士とそしてB型天国モンゴル

活躍するモンゴル力士たち



モンゴル出身の力士たちが日本の相撲界で活躍するようになって、ずいぶん久しいように思います。最初に土俵をふんだのは、1992年3月初場所の旭鷲山(B型)ということで、以後、40名以上のモンゴル青年たちが日本の相撲部屋にやってきているのだそうです。

そして2003年、朝青龍がモンゴル人として初の横綱になって以来、モンゴル出身力士たちの躍進ぶりは目覚ましいものがあり、上位に昇る力士たちの顔ぶれときたら、これでもかというくらいモンゴル人力士が目立ちます。日本人の心情としてはさすがに情けなさを感じるところもあるのですが、それでもモンゴルからわざわざやってきて、日本人にとってだって大へんな相撲部屋で頑張っているモンゴル人力士たちを、応援する気持ちもやっぱりあります。

まあ、こうした状況を客観的に眺めていると、日本人って、ホントに差別意識が薄くて公平な民族なんだなとつくづく思ったりもします。ただ、そうした精一杯の公平精神はあるものの、モンゴル力士の相撲の取り組み方に対しては、批判やブーイングが時々起こっているのも事実。そして横綱として強くなるほど、その評価が厳しくなるのが、日本人的感性というか、価値観なのかもしれません。果たしてそこまで外国人力士に求めるのが、いいかどうか分からないのですが、まずは血液型的な観点で紹介したいと思います。

【モンゴル出身力士の血液型】
四股名血液型最高位
朝青龍O引退横綱(68代)
白鵬A現役横綱(69代)
日馬富士O引退横綱(70代)
鶴竜A現役横綱(71代)
照ノ富士O現役大関
朝赤龍B引退関脇
逸ノ城A現役関脇
旭天鵬O引退関脇
玉鷲AB現役関脇
旭鷲山B引退小結
時天空A引退小結
白馬O引退小結
東龍B現役前頭
荒鷲A引退前頭
鏡桜不明現役前頭
旭秀鵬A現役前頭
霧馬山O現役前頭
光龍A引退前頭
翔天狼O引退前頭
青狼不明引退前頭
大翔鵬不明現役前頭
貴ノ岩O引退前頭
千代翔馬O現役前頭
德瀬川B引退前頭
豊昇龍不明現役前頭
龍皇AB引退前頭
猛虎浪B引退前頭
鬼嵐不明引退十両
A現役十両
城ノ龍O引退十両
千昇O引退十両
大勇武AB引退十両
星風B引退十両
保志光O引退十両
水戸龍A現役十両
朝日龍不明引退幕下
玉正鳳不明現役幕下
旭天山A引退幕下
豪頂山不明引退幕下
大鷹浪O引退幕下
太牙O引退幕下
大翔地不明引退幕下
大天霄不明引退幕下
竜王浪B引退幕下

血液型判明者の分布は次のようになります。
血液型人数判明者の血液型分布その内の幕内力士モンゴル国の推定血液型分布(※)
O1441.1%945%
A1029.4%722%
B720.6%529%
AB38.8%24%
不明104
4427
(※)モンゴル国の推定血液型分布は[The Distribution of the Human Blood Groups and other Polymorphisms]を参考に算出。モンゴル国の主な部族とされるハルハ族を対象にした調査。

驚くことに、相撲部屋入りしたモンゴル人力士のおよそ6割が幕内に入っています。考えてみれば、そもそもモンゴルにはモンゴル相撲というのがあり、今でも子どもの頃から親しんでいるのだそうです。そんなふうに少年時代から足腰を鍛えている彼らと、昨今の日本男子…。既に基礎体力で負けていますよね。

血液型分布をみて大へん興味深いのは、モンゴルは日本と異なりA型が少なめだというのに、日本に来る力士においては、A型が多くなっていることです。逆に多いはずのB型はそうでもない。O型はそこそこにというところでしょうか。少数ながらAB型もちゃんといるんですね。

最初こそ、挑戦者としてやって来たのはB型旭鷲山でしたが、その後は…。モンゴル相撲と日本相撲のルールの違いや、日本相撲の堅苦しさを知るやいなや、もしかしたらB型は、「まっぴらごめん」と思うのかもしれません。そういう中でA型が多く来ているとすれば、やはりA型の方が、A型的日本の風習に合わせやすいということでしょうか。それにA型の場合、案外、日本の方が居心地がいいということさえありそう。日本に好んで移住する外国人は、A型やAB型が多いのじゃないかと、私は予測しているのです。

現在、数々の優勝記録、連勝記録を打ち出し続けているのはA型白鵬です。たしか数年前、やんちゃな朝青龍(O)が活躍しながらも物議をかもしていたころ、白鵬は日本人力士のようだとか、真面目だとか、褒められていたように記憶するのですが、横綱になってからは、やや風向きが違っています。横綱としての態度がアカン、取り組みに品格が無い、などなど、厳しいご意見を浴びているわけで、さすがにその辺りは、日本とモンゴルの「力」や「秩序」に対する価値観の違い、文化の違いなども、大いにありそうに思います。

とにかくこうして、相撲をとおして日本人にも身近になったモンゴルという国。実際、どんなお国柄なのでしょうか。最近、モンゴルについてとても分かりやすく書いてある本に出会ったので、こちらをご紹介させていただきながら、血液型視点で、改めて考えてみたいと思います。

モンゴルって、まるでB型の天国!?


著者は東洋史がご専門の宮脇淳子さん。YouTubeなどのメディアでも興味深いお話をたくさんされています。この本を読むと、モンゴル遊牧の民って、やはりB型の故郷なのだろうか?と、ますます思ってしまいます。
いくつかの記述を抜粋してみましょう。
日本人はいつもまわりを気にしてまわりに合わせようとするのに対して、モンゴル人はまず、他人とはつねに違うことをしようと考える
モンゴル人はかつては遊牧の民。一か所に長く滞在できない自然環境のため、家畜を連れて新しい草原にいくために住居を移動する遊牧の暮らしを選んだ。家畜に充分に草を食べさせるためには、別の人が放牧したところへは行ってはいけない。つまり、他人とはつねに違うことをしなければ生きていけなかったといいます。

また、その昔、遊牧生活では、男子は少年時代からひとりで羊の群れを連れて遠くまで放牧に行く。たとえ子どもでもその時の天気や方角は正しく判断しなければならず、他人に頼ってなどいられなかった。だから日本のように「とりあえずまわりに合わせる」という考え方はないのだともいいます。

B型の特徴には、自立性、独立心、独創性などがあげられます。しかも、アマノジャク的なところがあり、他の人がやるなら、他人がそう思うなら、あえて自分は反対をやろうじゃないか、と行動するのです。

モンゴルの伝統には「長幼の序」という考え方はない

かつて朝青龍(O)が横綱であったとき、力士として先輩の旭鷲山(B)に対して粗暴なふるまいをしたことで、マスコミからずいぶん叩かれたことがあります。しかしモンゴルの価値観では、先輩後輩が絶対ではなく、実力の方が敬われるのであって、横綱という地位に敬意を払わなかった旭鷲山の方にむしろ非があったのでは?と考えるのがモンゴル的なのだそうです。

チンギス・ハーンは、兄弟の中で彼が最も有能だったから君主になったのであり、長男だったからではないといいます。その証拠にチンギ・ハーンの2代目君主は3男のオゴディでした。日本では、長男が家を継ぐ者として大事にされてきた習わしがありますが、モンゴルにはそういう考えはなく、長男から順に結婚して家を出て行き、最後に残った末っ子が自然の成り行きで親の面倒をみることになるので、末っ子が親の残したものを受け継ぐのだそうです。

何でも、宮脇さんが調査をする中で、モンゴル人の昔々の家系図が見つかったのだそうですが、その家系図はなんと、両親を中心に放射状に描かれていたのだそうです。これでは誰が第一子かなどは分かりません。序列式の書き方に慣れている我々から見ると違和感があるかもしれませんが、よくよく考えてみると順番なんて関係ないのかも、と思えてきます。日本のB型さんが聞いたら、おそらく大いに共感して喜びそうな気がします。

そもそもB型の思考は、論理的にあらかじめ方向づけされた流れではなく、まさに放射状に広がる並行思考といえます。そういう感性はB型の人間関係にもつながっているようで、同級生であろうが、80歳のおじいちゃんであろうが、大学教授であろうが、ホームレスであろうが、実に幅広い友人関係を築いていたりするのをしばしば見かけるのです。


モンゴルの女は夫の学歴をまったく気にしない

モンゴルでは、夫の職業が運転手で、妻の職業が大学教授などのエリートであることはよくあることで、家が裕福でない場合、まずは女の子に高等教育を受けさせるのだそうです。理由は、男は肉体労働など何をしても食べていけるけれど、女はそうはいかない。だから教育が必要だと考えるのだとか。つまりモンゴルでは、"自立"や"独立"ということを、男女関係なく人間として重要に考えているのでしょう。これもやはり、B型的感性に非常にマッチングする考え方です。

また、モンゴル女性にとって魅力的な男性とは、学歴よりも判断力や独立心があり、運動能力に長けた男。そしてモンゴル男性の方も、強い性格の女性を好むのだそうです。これについては日本のB型男性に聞いてみたいところでありますが、私の知る限り、本人は「おしとやかな美人が好み」と訴えながら、実際にはとても強い女性と結婚して尻に敷かれているB型男性をしばしば見かけますので、さもありなんというところでしょうか。


夫婦喧嘩をすると夫が妻に向かって、「出ていけ」ではなく「オレは出て行く」 という

これもなんだか、日本のB型男性にウケそうな感じなのですが、まあこの場合は遊牧民ならではの理由があるようで、男手がなくなると放牧が困難になり途端に暮らしが成り立たなくなるからということで、夫の脅し文句になったのだそうです。結婚については、更にユニークな風習があるようです。

二千年前からモンゴルでは女に財産権があった

例えばある男女が結婚するとする。まずは男が女性側の家へ入り仕事を手伝う。そうやって2年ほど女性側の婿のように暮らし、親やお互いが認め合うと無事結婚となり、家財道具などの財産を2人に与えて独立する。現代は、男性も自分の仕事があるし娘の家に行って手伝うこともなくなっているので、男女は最初から独立して結婚するようですが、3年経っても離婚しないと分かるとそこではじめて、娘の家から2人に財産が分け与えられるのだそうです。つまり、そもそも女性側が財産を持ち込んで結婚するんですね。それは女性が不当に扱われないためのモンゴル人の知恵で、男女の公平な概念が古くから根付いていたということなのでしょう。

何といいましょうか。全てにおいて、思想や美意識のような、そうした表層のことよりも、実利と実質的であることが最優先という感じなのです。まさにB型的な発想です。しかもこういう風習的なもろもろのことは、絶対の形や決まり事というわけでもなく、臨機応変だといいますから、それこそB型的なわけなのです。この、何事においてもフラットな感性というのは、広い草原においてこそ培われるような気がしてきます。

前出の表を見ると、現在のモンゴル国の血液型分布は、O型が45%と半数近くを占めています。ただし中国側のモンゴル自治区となっている内モンゴルといわれる地域では、B型率が35%ほどになるというデータがあります。いずれにしてもO型とB型で7割を占めるのがモンゴルです。これは、日本がO型とA型で7割を占めるのと真逆の分布となります。モンゴルと日本が今後も友好を深めることは、お互いの良い刺激になって、何かいい結果を生むかもしれませんね。

そして、「周囲の目が…」なんてことを、ガラにもなく気にする日本のB型たちを見かけると、彼らがモンゴルで暮らしたなら、まさに天国。周囲からクサされることもなくのびのびと、広々とした草原の風に吹かれ…。さぞかし故郷にでも帰ったような居心地の良さがあるのじゃないかと、しみじみ想像してしまうのです。

補足になりますが、宮脇さんがおっしゃるには、モンゴルはチームワークで動くより、個人競技の方が断然強いと。それについてもB型気質の観察と大いに一致するのですが、するとなぜ、かつてモンゴル帝国は、世界征服寸前までに猛威を振るうことができたのか?そのあたりのことについては、宮脇さんが解説している動画をご紹介させていただくことにして、以下にリンクを貼らせていただきます。

「世界征服寸前?!モンゴル軍が最強だった理由!」宮脇淳子(チャンネルくらら)


主婦の友社さんが、以前こんな本を出してくれました。("B型天国"で思い出しました)
内容は、B型のごくごく身近な、実際にあったエピソードをマンガにしたものです。原稿を書いている最中、編集長から言われたことがありました。「市川さんはB型に優しすぎるなあ。もっとズバッと厳しいこと書いてよ…」

編集長はB型ですよ。「…ったくB型は~」と編集担当者と笑っていましたが、でも編集長のご意見は取り入れず、とても優しく書きました…。(笑)

2020-06-20

安倍内閣8年間の血液型パワー

A型とB型が拮抗すると、どうしても足並みがそろわない

第2次~第4次 安倍内閣の血液型分布

  O A  B  AB 
 第2次安倍内閣  6  7  5  2
 第2次安倍内閣(1次改造)  4  12  3  2
 第3次安倍内閣  3  11  5  2
 第3次安倍内閣(1次改造)  4  8  8    1
 第3次安倍内閣(2次改造)  3  9  7  3
 第3次安倍内閣(3次改造)  5  6  7  2
 第4次安倍内閣  5  7  7  2
 第4次安倍内閣(1次改造)  9  7  5  0
 第4次安倍内閣(2次改造)  4  7  7  2
 累 計 43 74 54  16
 (延187人) 23.1% 39.6% 28.9% 8.6%
※上記は安倍内閣総理大臣を含む人数
※上記は任期内に免職になった議員と新たに任命された議員の両者とも含む人数

かつて日本の政治が派閥政治といわれていた頃、政治家に占めるO型の割合が多く、特に自民党議員では4割近くがO型だったのです。当然、大臣たちにもO型がそれなりにいたはず。しかし近年、派閥は解体され、政策中心の政治体制に変わってきました。そうなると、O型はとたんに少なくなり、A型やB型が多くなりました。

これまでの安倍内閣の顔ぶれを改めて整理してみると、やはりO型が少なすぎる感じがあります。O型が少ないと、集団の"活気"のようなものが薄まってしまう。どんなに素晴らしいアイディアを持ったB型がそろっていたとしても、O型がそれをワッショイワッショイと勢いづけてくれないことには、熱を帯びて発動しない。O型が少ないことで、結束力も今ひとつということになる。ただ、矛盾するようではありますが、O型が少ないことで争いの種は減りそうです。調和と堅実さのA型が、常に一定数以上いるので、B型がチームワークを乱したり、ところどころで踏み外しても、A型たちが何とかフォローし、安倍政権をここまで支えてきたのかもしれません。

しかし長期政権にあって任期を間近に迎えた今、安倍政権は公約をどれだけ実現できただろうか?という批判もあります。それには野党にも多くの問題があったにせよ、自民党内での意見をまとめられなかった事実も否めない気がします。表立って対立しないまでも、A型とB型がこれだけ拮抗しているとなれば、足並みをそろえるのは難しそうだし、まとまりようもないのかなと、血液型バランス的には思ってしまうところであります。

安倍総理は、父親の安倍晋太郎がA型でした。そして母親はB型だったと思われるので、A型とB型に囲まれていることには慣れているのでしょう。しかし信頼できるO型が、側にもう少しいる方が、気分良く仕事に取り組めたのでは?まあでも、昭恵夫人がO型ですから、充分、O型パワーに助けられてきたのかもしれませんが。

『ポスト安部』を見据えるこの時期にきても、どこか控え目な大臣の面々。ところがそんな中でも目立っているのは、河野防衛大臣や茂木外務大臣、といったところであります。両者とも、さすがO型、他の大臣たちに比べて表現力が際立ちます。

一方、安倍総理に最も期待されていると噂されている岸田文雄政調会長はAB型。スマートで正直だし優秀だし…と、人物的な評判はそう悪くないと聞きます。ところがこのお方、全くといっていいほど主張しないので、「頼りなさすぎる」と、周囲はシラケている感じです。そもそも、そんな気はないのかもしれないですが、ただ彼は、「強いリーダーシップだけが良いというわけではない」とも考えているようです。もしもこれからの新しい政治スタイルが、より調和性とバランスを重視する方向へ向かうのだとすれば、たしかに"主張しないリーダー"というのも、ありかもしれないですね。

そういえば、"令和おじさん"の菅官房長官は、自己主張の強くないO型かもしれません。そういうタイプのO型は、むしろしたたかで、やり手だったりすることが多いのです。とはいえ、今の難局を超えられるような大物になれるかどうかは、分からないところでもあります。

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第4次安倍内閣 2017年11月1日発足
 -第4次発足
 -第1改造
-第2改造
 職名xxxxxxxxxxx      xxxxxxxxxxx    
 内閣総理大臣安倍晋三 B安倍晋三 B安倍晋三 B
副総理・財務大臣麻生太郎 A麻生太郎 A麻生太郎 A
総務大臣野田聖子 A石田真敏  B高市早苗 A
法務大臣川上陽子 AB山下貴司 A
河合克行(免)
森まさこ
 A
 O
外務大臣河野太郎 O河野太郎  O茂木敏充 O
文部科学大臣林芳正 B柴山昌彦 A萩生田公一 AB
厚生労働大臣加藤勝信 B根本匠  A加藤勝信  B
農林水産大臣齋藤健 A吉川貴盛  O江藤拓 A
経済産業大臣世耕弘成 B世耕弘成  B
菅原一秀(免)
梶山弘志
 A
 A
国土交通大臣石井啓一 B石井啓一 B赤羽一嘉 B
環境大臣中川雅治 O原田義昭 O小泉進次郎  AB
防衛大臣小野寺五典 O岩屋毅 A河野太郎  O
内閣官房長官菅義偉 O菅義偉 O菅義偉 O
特命担当大臣
復興大臣
吉野正芳 B渡辺博道 O田中和徳 B
特命担当大臣
国家公安委員長
小此木八郎 A山本順三 A武田良太 B
特命担当大臣
沖縄及び北方対策
江崎鉄磨(免)
福井照
 AB
 A
宮腰光寛 O衛藤晟一 A
特命担当大臣
科学技術・宇宙政策等
松山政司 A平井卓也 A武本直一 A
特命担当大臣
経済財政政策
茂木敏充 O茂木敏充  O西村康稔 B
特命担当大臣
地方創生
梶山弘志 A片山さつき O北村誠吾 A
特命担当大臣
国務大臣
鈴木俊一 B
桜田義孝(免)
鈴木俊一 
 O
 B
橋本聖子 B

第3次安倍内閣 2014年12月24日発足

第3次発足
-1次改造-2次改造
-3次改造
職名xxxxxxx 
xxxxxxxx
xxxxxxxxx
xxxxxxxx
内閣総理大臣安倍晋三 B安倍晋三 B安倍晋三 B安倍晋三 B
副総理・財務大臣麻生太郎 A麻生太郎 A麻生太郎 A麻生太郎 A
総務大臣高市早苗 A 高市早苗 A高市早苗 A野田聖子 A
法務大臣川上陽子 AB岩城光英 B金田勝年 A川上陽子 AB
外務大臣岸田文雄 AB岸田文雄 AB岸田文雄 AB河野太郎 O
文部科学大臣下村文雄 A馳浩 A松野博一 A林芳正 B
厚生労働大臣塩崎恭久 B塩崎恭久 B塩崎恭久 B加藤勝信 B
農林水産大臣
西川公也
林芳正
 A
 B
森山裕 O山本有二 A齋藤健 A
経済産業大臣宮澤洋一 A林幹雄 A世耕弘成 B世耕弘成 B
国土交通大臣太田昭宏 A石井啓一 B石井啓一 B石井啓一 B
環境大臣望月義夫 O丸川珠代 B山本公一 O中川雅治 O
防衛大臣中谷元 A中谷元 A
稲田朋美(免)
岸田文雄
 AB
 AB
小野寺五典 O
内閣官房長官菅義偉 O菅義偉 O菅義偉 O菅義偉 O
特命担当大臣
復興大臣
竹下亘 O高木毅 A
今村雅弘(免)
吉野正芳
 A
 B
吉野正芳 B
特命担当大臣
国家公安委員長
山谷えり子 A河野太郎 O松本純 A小此木八郎 A
特命担当大臣
沖縄及び北方対策
山口俊一 A鳥尻安伊子 O鶴保庸介 A江崎鉄磨 AB
特命担当大臣
科学技術・宇宙政策等







特命担当大臣
経済財政政策
甘利明 A


茂木敏充 O
特命担当大臣
経済再生担当


甘利明(免)
石原伸晃
 A
 A
石原伸晃 A
特命担当大臣
地方創生担当
石破茂 B石破茂 B山本耕三 O梶山弘志 A
特命担当大臣
男女共同・少子化
有村治子 A加藤勝信 B加藤勝信 B松山政司 A
特命担当大臣
国務大臣
遠藤利明 B遠藤利明 B丸川珠代 B鈴木俊一 B

第2次安倍内閣 2012年12月26日発足
           第2次発足 -1次改造
 職名xxxxxxxx
xxxxxxxxxxx 
内閣総理大臣安倍晋三 B安倍晋三 B 
副総理・財務大臣麻生太郎 A麻生太郎 A 
総務大臣新藤義孝 B高市早苗 A
法務大臣谷垣禎一 O
松島みどり(免)
川上陽子
(山谷えり子)
 A
 AB

外務大臣岸田文雄 AB岸田文雄 AB 
文部科学大臣下村文雄 A下村文雄 A 
厚生労働大臣田村憲久 B塩崎恭久 B 
農林水産大臣林芳正 B西川公也 A
経済産業大臣茂木敏充 O
小渕優子(免)
宮澤洋一
(高市早苗)
 A
 A

国土交通大臣太田昭宏 A太田昭宏 A
環境大臣石原伸晃 A望月義夫 O
防衛大臣小野寺五典 O江渡聡徳 O
内閣官房長官菅義偉 O菅義偉 O
特命担当大臣
復興大臣
根元匠 A竹下亘 O
特命担当大臣
国家公安委員長
古屋圭司 B山谷えり子 A
特命担当大臣
沖縄及び北方対策
山本一太 O山口俊一 A
特命担当大臣
経済財政政策
有村浩子 A甘利明 A
特命担当大臣
経済再生担当
甘利明 A    

特命担当大臣
地方創生担当


石破茂 B
特命担当大臣
男女共同・少子化
森まさこ O有村治子 A
特命担当大臣
規制改革
稲田朋美 AB



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