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2022-02-09

2022冬季オリンピック~氷の祭典を血液型で観察してみる



冬のオリンピックが開催されています。

まずは日本代表選手たちの血液型データを、一部ですがご紹介します。

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◆フィギュアスケート

(男子)
羽生結弦(B型)
宇野昌磨(B型)
鍵山優真(O型)
補欠:三浦佳生A/友野一希B/三宅星南A

(女子)
坂本花織(B型)
樋口新葉(A型)
河辺愛菜(O型)
補欠:三原舞依A/宮原知子B/松生理乃B

(ペア)
三浦璃来(O型)
木原龍一(A型)

(アイスダンス)
小松原美里(B型)
小松原尊(O型)

◆スピードスケート
(男子)
新濱立也(A型)
森重航(?)
村上右磨(B型)
小島良太(?)
一戸誠太郎(B)
小田卓朗(A )
土屋良輔(AB)

(女子)
小平奈緒(A型)
高木美帆(O型)
郷亜里砂(A型)
佐藤綾乃(A型)
高木菜那(A 型)
押切美沙紀(O型)
小坂凛(O型)
堀川桃香(B型)

◆カーリング女子
(ロコ・ソラーレチーム)
藤澤五月(A型?)→(O型?)
吉田夕梨花(A型)
鈴木夕湖(O型)
吉田知那美(A型)
石崎琴美(B型)

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※今後の競技を観察しながら、コメントを書き加えていきたいと思います。


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◎その後のご報告が遅くなってしまいましたが、選手たちの活躍をピックアップして以下にまとめます。


▶アイスホッケー女子

B型美女はアイスホッケーがお好き?


日本のアイスホッケーチームは不利な環境条件がありますし、まだまだ強くなれないというイメージがありましたが、今回の女子チームは想像以上に活躍してくれました。

興味深かったのは、B型率が異常に多かったことです。

血液型人数分布
O627.27%
A731.82%
B940.91%
AB00.00%
合計22100%
血液型不明の人数1

なんと、日本人平均から想定される倍の人数です。アイスホッケーは消耗が激しいために選手が次々と入れ替るのだそうですが、先行メンバーにはやはり強豪選手がスタンバイすることが多いらしく、すると、GK以外は100%B型という試合もありました。

さて、これはいったい…?それで、研究メンバーの意見などを聞きながらいろいろ考察してみました。

Q.B型はアイスホッケーを好むのか?あるいは得意なのか?

確かにB型は、一般的には少々珍しいような、マイナーなことに関心を持つことは多いのです。ただし、全国のアイスホッケーチームの構成をざっと見たところ、中にはO型が半数以上のチームなどもありましたので、全体象は見えませんでした。つまり今の段階では、アイスホッケー女子チームにB型が多いとは言い切れません。

Q.B型がアイスホッケー競技と同調する特性があるとすればどんなところが考えられるか?

スピード感が…でしょうか。B型は、音楽などでもリズムカルで速いスピードを好む傾向があります。ノリが良いのが好きなんですね。アイスホッケーのように目まぐるしく展開が速いのは、好みかもしれません。また、B型の物おじしない積極性なども、こうした激しいスポーツでは生かされそうです。

結論は、今大会の選抜チームにおいて、監督・コーチ陣が、積極的に得点できる選手を抜擢していったら、結果的にB型がこんなに多くなった、ということだと思います。チームワークより得点することを重視したんですね。(そもそもアイスホッケーとはそういう競技なのかもしれませんが。) ちなみに、GK3名の血液型はA型2名とO型1名した。この大会では特にA型GKが活躍したようです。これもまたA型らしい配置です。監督・コーチの選抜が、功を奏したということで、それが結果的に血液型の偏りとして現れていたということでしょう。

それにしても、アイスホッケー女子チーム、美人さんが多いのです。ヘルメットを被っているので競技中は一切お顔が見えないのですが、実は…!という感じであります。


▶カーリング女子

AOチームの明るい結束力で銀メダルを手にしたロコ・ソワーレ


チームのリストは前出してありますが、藤澤五月選手の血液型が公式にないのではっきりしません。しかしおそらく、A型とO型のチームであることは間違いないでしょう。

度々ご紹介しているように、目的が明確であるときのチームワークということに関しては、A型とO型はすばらしい結束力を発揮できます。そもそも”集団性”に対する観念に共通点があるので、合わせやすいのです。それに加えてロコ・ソワーレの場合、ミスがあっても、たとえ追い込まれていても、常に笑顔でポジティブにいようとする姿勢が、目に見えるカタチでも見えないカタチでも、非常に良く働いていると感じます。

A型スポーツ選手が、自分の弱点を克服しようとするとき、まず取り組むことはミスしたときの回復力でしょう。それが独りスポーツの場合、A型にとってそれなりの試練になりますが、こうしたチームの場合は、お互いの痛いところが分かり合えるので、「いいよ~」「大丈夫だよ~」と、上手くフォローし合うことができます。ロコ・ソワーレチームは、その術を身につけているんですね。


▶スピードスケート

O型エネルギーが全開だった高木美保選手のパワー

今大会の高木美保選手の活躍には驚きでした。
500m-銀メダル、1000m-金メダル、1500m-銀メダル、そしてパシュートにも出場して銀メダルを獲得しています。その他にも、6位入賞でしたが3000mにも出場したんですね。ひとりが5種目も出場したのは男女共に高木選手だけ。もしかすると日本史上初めてかもしれません。(過去に橋本聖子さん(B型)が4種目出場しました。)

なぜにこんなにパワフルなのか。O型だからと言ってしまったら、大へんにヒンシュクを買いそうですし、もちろんそう単純なことではありません。とはいえ、O型でなければ成し遂げられなかったもしれないな、というのは正直あります。

実際に、O型が他よりエネルギー代謝が旺盛であることは、生物学的にもある程度の割合でわかっています。つまり、その分ハードな運動にも対応できるということです。そしてまた、O型の筋肉の質にも関係していると考えています。O型の筋肉なら、耐えられるということを証明したのではないでしょうか。

おそらくA型やAB型の硬くなりやすい筋肉では、何種目も出場するのは不可能でしょう。今回は残念ながら良い結果を出せなかった小平奈緒選手(A型)ですが、しかし小平選手はものすごい頑張り屋さんで、現在のスピードスケート女子界を引っ張ってきたともいえる存在です。そんな小平選手でさえ出場種目は最小限にしています。


▶スノーボード

宙を舞うのは怖いもの知らずのO型とB型?


スノーボードというと、わたしぐらいの世代にとっては、”若者の好む遊び”というイメージが離れません。観ていてもとにかく楽しそうで、「若かったらなあ、やってみたかったなあ」なんて思ってしまうのは、わたしだけでしょうか。かといって、AB型のわたしにとって体質的に耐えられるかどうかは、分からないところでもあります。

今大会に出場した選手たちのリストを見ると、血液型が判らない選手も2割ほどいるので正確なところはいえませんが、A型が案外多くいます。ところが成績の良かった選手は、O型とB型でした。

村瀬 心椛 B型 銅メダル(ビッグエア)
富田せな O型 銅メダル(ハーフパイプ)
平野歩夢 O型 金メダル(ハーフパイプ)

技術的に益々高度になっている現在、空中で体を回転させる動作が多くなっています。すると体のバネ(この表現は正しくないかもしれませんが)が良く効く必要性を感じます。あるいは柔軟度もあった方が良さそうです。するとやはり、O型やB型の体質の方が力を発揮しやすい気がします。

定められた距離の中で得点をとれるパフォーマンスを見せていかなければならないので、どのようなパフォーマンス構成にするかも大事になってくるようです。O型の平野歩夢選手は、その場の競技の成り行きをみながら構成を組み立てることが出来るのだそうで、そこはO型の勝負師性を発揮できるところだと思います。今大会の平野選手の挑戦は、とても素晴らしかったです。


▶スキージャンプ

”形”の美しさを競うなら、A型に敵うものはいない!

ヨーロッパ諸国に比べたら温暖な気候の日本において、冬のスポーツが活性するのは少々不利というもの。しかしそれに風穴をあけてくれたのがスキージャンプでした。時は1972年の札幌オリンピック。笠谷幸生選手を始めとする日本選手たちが、金、銀、銅をみごとに獲得し、日本中が大喜びをしたのを覚えています。(残念ながら、選手たちの血液型が不明です。)

そのせいで、日本が積雪に不利な条件は変わらないにも関わらず、やけに期待してしまうことろがありました。しかし以後はあまり活躍できずにいたわけですが、1998年の船木和喜選手が久しぶりに金メダルを獲得し、今回は24年ぶりの金メダルを手にしたことになります。

小林 陵侑(A型)ノーマヒル(金メダル)、ラージヒル(銀メダル)

スキージャンプは、飛距離と形の美しさ、2点で競うことになります。とてもシンプルな競技なので、練習には本当に、根気が必要だと思います。そして形の美しさを追求するとしたら、A型に適う者はいないのではないでしょうか。日常生活の中の普通の人々の中でも、A型の動作や振る舞いの美しさは際立っているように思います。




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【関連動画】

・(2018年)平昌オリンピックを血液型であれこれ~フィギュアスケート







2021-08-11

【2020東京オリンピック】58個のメダルおめでとう!そして東京オリンピックを血液型的に総括してみた!

 

日本史上最多のメダル獲得!!選手たちありがとう!

昨年からの一年延期に加え、今年になっても世界的パンデミックが収まらず、一時は開催を危ぶまれていた東京オリンピック。誰のせいとは言えませんが、右往左往の渦中におかれた選手たちの心情を思うと、もっと最善の進め方があったのでは?と思ってしまいました。

そうであるにも関わらず、選手たちは、本当に力を尽くして下さいました。選手たちは「自分たちが一生懸命頑張ることで、大会を開催して良かったと日本の人々に思ってもらわなければ」という、悲壮感さえあったのではないかと察します。そんなプレッシャーの中で、こんなに頑張ってくれたことに、深く感謝したいと思います。

とにもかくにも、大きなアクシデントもなく、無事に終えた東京オリンピック。まずは安堵したいところ。そして、今大会を振り返りながら、血液型視点で気づいたことのいくつかを、ご紹介していきたいと思います。


メダル獲得者を見れば、相変わらず多いのはB型!?


過去のオリンピックでも、このブログや他のメディアなどで取り上げてきましたが、オリンピックのメダル獲得者は、毎回と言っていいほど、B型選手が多いのです。ただ、全ての選手の血液型が公開されているわけではないので、正確な数値を示すことはできません。とはいえ、B型は、日本人の2割ほどであることを考えると、やはりメダル獲得者はB型の独壇場といっても良さそうなのです。

(*1)血液型別メダル獲得延べ数
O11
A8
B13
AB3
延べ合計数35
*血液型判明者の人数34名
*血液型不明の人数18名

上記のとおり、B型が4割を占めております。また、個人競技とダブルスにおける金メダル数においても、【O型=5個、A型=3個、B型=6個、AB型=2個】ということで、B型が最も多く取得しています。

大舞台においてのB型は、緊張して硬くなってしまうということが、本当に少ないのです。もちろん、B型が緊張しないということではなく、あくまでも他のタイプとの比較において言えることです。そしてそれは精神論的なこと以前のものであり、体質的に硬くなりにくいといっていいかもしれないのです。

またB型の、周囲の動向をあまり気にしないでいられる、マイペースさや、楽観性というのも起因するのでしょう。B型たちは、大舞台になるほど、「よし、やってやるぞ」という気持ちの勢いが高まり、そのプレッシャーに緊張するより、むしろ気分が乗ってワクワクしてくるという、他のタイプからすれば、大へん羨ましい性質を持っているのです。

B型アスリートたちに聞いてみたら、それは言い過ぎで、「いや、すごく緊張してるよ」というかもしれません。それでも、他のタイプのアスリートたちは、充分に練習を積み上げてきていながら、気持ちとは裏腹に、体が練習どおりに動かなくなってしまう人が多いに違いないのです。

なぜB型が、世界舞台にこれほど強いのか?という、これらのことについては、さまざまなところで、既に何度も何度も、言及してきました。しかしこのように、ほとんど例外がないほど、お決まりの結果を幾度も見せつけられてしまうと、研究者としては、深く考えさせられてしまいます。人間の進化を考える上で、私たちはB型から、何かを学ばなければならないのかもしれません。


【B型メダル獲得者】*個人及びダブルス競技のみ
安藤美希子/ウェイトリフティング(銅メダル)
荒賀龍太郎/空手(銅メダル)
大橋悠依/競泳400個人メ・金メダル)(200個人メ金・メダル)
本多灯/競泳(銀メダル)
阿部詩/柔道(金メダル)
廣田尚里/柔道(金メダル))
野中生萌/スポーツクライミング(銀メダル)
野口啓代/スポーツクライミング(銅メダル))
水谷隼/卓球(ダブルス・金メダル)
渡辺勇大/バドミントン(ダブルス・銅メダル)
東野 有紗/バトミントン(ダブルス・銅メダル)
池田尚希/上(競歩・銀メダル)



観客が居ないと燃えないB型!反対に落ち着いてプレーできるA型!


今大会で、最も残念なことだったのは、無観客だったということです。本来なら、日本中、世界中から人々が集まり、会場は拍手と声援で熱気に包まれるはずだったのは、いうまでもありません。

私は、観客のいないガランとした会場風景をテレビで観ながら、ふと頭をよぎったあることに、つい笑ってしまいました。
「もしかしたら、観客の声援がないことで気持ちが盛り上がらず、成果を出せないB型選手が出てくるのではないかしら?」

そして実際、少なからずそんなB型選手がいたに違いないと、密かに思っているのです。もちろんB型本人は、「どうして気持ちが盛り上がらなかったんだろう?」と、自分の不調の原因が分からなかったとは思うのですが。

これにはちょっと、名前をあげるのを恐縮しますが、たとえば、ゴルフの松山英樹選手(B型)は、今年の春、アジア人で初めてのマスターズ・トーナメントで優勝しました。彼は何かのインタビューで、「観客が多いほど気持ちが盛り上がる」と話していたことがあります。

これまでも、B型ゴルファーたちから似たような話をよく聞いています。あるB型ゴルファーは、ギャラリーたちの声援で気分を盛り上げたり、ミスしても冗談を言い合うことで気分転換したりしているのだそうです。しかし今大会のオリンピックは、まるで練習のときのように、淡々とした雰囲気であったことでしょう。すると今回、メダルを逃した松山プロ。気分の方は、今ひとつだったのかもしれません。

そしてもうひとつ興味深いのは、一方の女子ゴルフで見事に銀メダルを獲得した稲見萌寧選手です。彼女はA型です。稲見選手は、2018年にプロ転向したばかりで、コロナ禍の影響もあり、まだ経験の浅い選手でもありますが、これまで以上の落ち着きで、非常に良いプレーが出来たのではないかと思います。

稲見プロは、自分について「究極に追い込まれると力を発揮するタイプ」と言っていたのですが、それはとても、A型らしい持ち味でもあります。A型は、最後の最後に開き直ることで、いつも以上の力を発揮することができるのです。そんなA型ゴルファーからしばしば聞くことは、B型とは反対に、「ギャラリーの声が気になって集中できない」ということなのです。A型の人は、神経のアンテナが八方に広がっているせいで、いろいろなものをキャッチしてしまうのでしょう。

ところが今大会は、そうした余分な雑音が入らなかったはず。稲見プロは、自分自身と静かに向き合いながら平常心を保ち、「清水の舞台から飛び降りる」気持ちで開き直ることができ、自分らしいプレーできたのかもしれません。あくまで私の、血液型視点で眺めた憶測にすぎませんが、A型とB型の正反対の性質が、あらわになったようで、とても興味深く思ったのでした。

【A型メダル獲得者】*個人及びダブルス競技のみ
稲見 萌寧/ゴルフ(銀メダル)
五十嵐カノア/サーフィン(銀メダル)
永瀬貴規/柔道(金メダル)
ウルフアロン/柔道(金メダル)
素根輝/柔道(金メダル)
芳田司/柔道(銅メダル)
中山楓奈/スケートボード(銅メダル)
萱 和磨/体操(あんま・銅メダル)


格闘技ならパワフルなO型がやっぱり頼りになる!


O型が、自分の有り余るエネルギーを何に向けるかは、そのO型によってそれぞれですが、肉体的に恵まれたO型なら、それがスポーツに向かうことはごく自然なことに思えます。したがって、スポーツ界で活躍するO型は多いのですが、中で最も活躍するのは、格闘技のようです。

相手と向かい合い、勝つか負けるかの白黒がはっきりした一対一の勝負。O型は、目標や目的が明確であるほど、集中力を高めることができるのです。

以下は、今回、個人競技においてメダルを獲得したO型選手たちです。

【O型メダル獲得者】*個人及びダブルス競技のみ
喜友名諒/空手(形・金メダル)
阿部一二三/柔道(金メダル)
大野将平/柔道(金メダル)
新井千鶴/柔道(金メダル)
渡名喜風南/柔道(銀メダル)
乙黒拓斗/レスリング(金メダル)
開心那/スケートボード(銀メダル)
村上菜愛/体操ゆか(銅メダル)
伊藤美誠/卓球(個人・銅メダル)(ダブルス・金メダル)
梶原悠未/自転車(銀メダル)

格闘技系の競技で活躍した選手たちは、他の血液型もたくさんおります。特に柔道界は、ほとんどの選手が勝利したという快挙でした。また、同じように活躍が目覚ましかったレスリングにおいては、血液型不明者が多いので、データとして示すことができません。それでも、上記にあがったO型選手はいずれも、技だけでなくパワーを備えた選手たちであることが伺えます。

ただ、O型選手たちは、その集中力の高さやエネルギーの大きさを考えれば、本当は、もっと活躍できるのではないだろうか?という思いが、実はあります。その起因は、以前からずっと言及しているように、O型が、場所や雰囲気に慣れるのに少し時間がかかり、初体験に弱さを持つところがあるせいかもしれません。


勝負に執着できないAB型は巧みな技でそれを補う!


そもそも、B型より更に少数派であるAB型です。スポーツの大舞台でAB型選手を見かけることは、とても少なくなります。しかもAB型はその性質からして、勝負に徹底して執着するということが難しいのです。そんな中で時々、異彩を放つスマートな選手が出現することがあります。そうしたAB型のほとんどは、その恵まれた身体能力に加えて、巧みな技や優れたバランス感覚、あるいは素早い分析力などで、その地位を獲得しています。

今回の大会で勝利したAB型選手も、そろってそのような選手だったと言って良さそうです。各選手に対する一般の評価を見ても、それが一目瞭然です。

【AB型メダル獲得者】*個人及びダブルス競技のみ
高藤直寿/柔道(金メダル)※多彩な技と変幻自在な柔道が持ち味。
清水希容/空手(形・銀メダル※美しさとスピードが強み。
堀米雄斗/スケートボード(金メダル)※ボディバランスが良く、ボードさばきが巧い。

近年、スポーツ界の各分野は、益々レベルが向上していますが、そういう中で、肉体的な鍛錬や精神論だけでは、対応しきれない面があるでしょう。そうなったとき、AB型の活躍の場は、増えてくるのかもしれません。


そしてアスリートから私たちが学べること


スポーツ観戦が好きな人たちは多いでしょう。けれど、ただカッコイイから、スカッとするからという、娯楽的な楽しみだけで終わらせてしまうのは、もったいない気がします。「人間学」としてアスリートたちを眺めたとき、彼らほど、自分の肉体や精神と真摯に向き合い、その進化に励んでいる人々は、居ないだろうという気がするのです。

私たちの多くは日々、生活の豊かさや安定した暮らし、ややこしい人間関係など、自分自身のこととは離れた外界のことに、多くの時間を費やしているのではないでしょうか。しかし彼らアスリートたちは、自分自身と向き合うことに、たくさんの時間と知力や体力を使っているのです。そうして磨かれた自分自身の全てを、赤裸々にといっていいくらい、惜しみなく私たちに披露してくれています。

そして血液型を通して眺めれば、いかに鍛え抜かれたアスリートといえども、それぞれの『基質』があっての心身であり、それらをどう克服し、どう生かすかという工夫を凝らしているのが垣間見えます。彼らが見せてくれているのは、肉体を持つ人間としての、私たち人類の可能性であり、彼らはそれを体現してくれているのでしょう。

そんな彼らに、深く感謝しながら、更なる活躍を楽しみにしたいと思います。


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2021-08-09

【2020東京オリンピック】日本史上初のメダルを獲得した女子バスケの立役者はA型たちだった!

 


バスケットチームにA型が多いのには理由がある!


バスケットボールというのは、学校の体育種目にもなっているので、多くの人が、一度はこのスポーツを体験したことがあるでしょう。とはいえ、日本のチームが世界の中で対等に戦えるなど、私の学生時代は、夢のまた夢だったように思います。

第一のハンディは、身長がどうしても足らなすぎるのです。最近は日本人選手も大きくなったとはいえ、欧米諸国の強豪たちは、175~200cmという高さがあり、それに比べて日本選手たちは、現在においても160~185cmという、身体的な違いがあるのです。

それでもここ10年ぐらいは、アニメの影響にも助けられてか、若者たちにバスケケットブーブームが巻き起こるのと相まって、選手たちの力も徐々についてきたということらしいのです。とはいえ、メダル獲得までに進化しているとは、思いもよりませんでした。お見事ですね!!

今大会のバスケット選手たちのリストを眺めていて興味深かったのは、A型選手がとても多いことでした。多くのチームスポーツでは…もちろん、日本の場合に限りますが、血液型分布の大きな偏りは少なと言いながらも、O型選手がやや多めになることが多くなります。そもそもA型とO型はチームスポーツを好むのですが、大会に選抜されるとなると、パワーや勢いのあるO型選手が選出されることが多くなるからでしょう。

今大会のバスケットチームの血液型構成をご紹介します。

(男子チーム)合計12名
O=2名 A=6名 B=1名 AB=2名 不明=1名

(女子チーム)合計12名
O=3名 A=5名 B=1名 AB=3名 不明=0名


さて、その理由は?
もちろん、バスケットボールを理解している方にとっては、当然のことかもしれませんが、得点能力の高い選手、つまりシュートの確実さが、最も求められるからですね。

そうであるならA型選手が多くなるのは、しごく納得できることです。どんなスポーツ競技でも、スポーツに限らずどんな技においても、”正確さ”において最も秀でるのは、A型が多くなるのです。

今大会で銀メダルを手にした女子チーム選手の得点順位は以下のようになります。

(全試合総合得点)
1.高田真希(A型) 84点
2.宮沢夕貴(AB型)69点
3.林咲希(A型)  68点
4.赤穂ひまわり(O型)56点
5.町田瑠唯(A型)43点

AB型の宮沢選手も頑張りました。AB型もまた、A型に準じてシュートの巧さがあるのかもしれませんね。ただAB型の場合は、正確さや確実性を追求するというより、技術的な巧さの方が際立つように思います。


日本バスケットチームの更なる躍進のためには?


もう一方の、男子チームについても考えてみたいと思います。今大会は、健闘したとはいえ、残念ながら全試合敗戦となってしまいました。男子選手は女子選手より、更に体力的な差が大きくありそうな気がします。するとやはり、シュートの正確さだけでは足らず、パワーもアップしなければならないということかもしれません。

あるいは、パワーだけに焦点をあてるのではなく、もっと別の、パワーに対抗できるような方法もあるのかもしれません。日本には、O型、A型、B型、AB型という、異なる特性を備えた選手たちがいます。それは、他の国にはあまり見られない、特殊な多様性でもあります。こうした日本ならではのチーム特性や、各タイプの持ち味を研究し、実践することができたなら、新しい道が開けるのかもしれません。


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2021-08-08

【2020東京オリンピック】新競技で活躍したB型ウーマンたち~スポーツクライミング


スポーツクライミングはB型に向いている?


今大会から競技に加えられたスポーツクライミング。その起源は、ヨーロッパ諸国では古くから盛んな、ロッククライミングを競技化したものです。山の多い日本でも、案外、愛好家は多かったのだそうです。そして10年ほど前から、オリンピック競技に加えられることが検討されていたそうですが、なかなか決まらず、ようやく今回の大会に登場したということです。

しかし、自然の山岳を登るシーンは映像などで見かけるものの、それを人工的壁面で競技化するとなると、いったいどんな状況になるのやら、興味深々ですね。しかも、日本選手たちは、これまでの世界選手権で立派な成績を残しているらしく、メダルを期待されているのだと聞きました。そこで、選手たちの血液型を見てみると…。

楢󠄀﨑智亜(男子)B型
原田海 (男子)不明
野口啓代(女子)B型
野中生萌(女子)B型

なんとまあ、血液型不明の原田選手をのぞいて、みなさんB型だということが分りました。

もともと、新しいことや、まだ誰もやっていないことが好きなB型とはいえ、日本代表選手にまでなるには、それだけの資質や技術力が備わっていなければならないわけで、にも関わらず、これだけB型が揃ってしまうとなると、私としては理由を考えざるを得ません。

そんなわけで、いったいどんなふうに競技が進められるのか、じっくり観察することに致ししました。

さてさて、競技舞台に備えられた壁を見るなり、フツウの人なら、これは無理だと降参するのではないでしょうか。それは壁の角度です。それがさぞ急斜面であろうことは容易に想像できますが、それどころか、鋭角に倒れ込むような角度で設置されているのですから。しかも、足や手の置き場となるホールドの間隔はかなり長めにとってあり、それらの難題をこなしていくには、飛び跳ねたり、ぶら下がったりしなければ進むことができそうにありません。

解説者の説明によると、このスポーツクライミングに必要な能力というのは、次のようなものがあるようです。

◎体の柔軟性
距離のあるホールドをつかんでいくためには、足を広く開脚したり、無理な姿勢をとらなければならないため。

◎腕力や指の強さ
持ちづらい形や滑りやすい造形などのホールドをつかんだりぶら下がったりする必要があり、また、その状態を保持しなければならないため。

◎柔軟な発想力
頂上までどのようなルートで登るかは、途中の決められたポイントを保持していきさえすれば自由です。選手たちの柔軟な対応が求められるのです。


これらを考えると、体と発想力の柔軟性という点では、B型の性質が大いに生かされるように思います。また、そもそも無理難題な課題を与えられているため、時間内に全てを達成できる選手は少ないらしく、自分の体力と相談しながら、適度なところでの諦めも必要になってくるようです。そうした割きりの良さや楽観性なども、B型には向いている競技かもしれません。


そしてみごと銀メダルを手にしたB型女子選手たち!



結果は、みなさん既にご存知のように、野口選手、野中選手のお2人がメダルを手にしました。

金メダル (スロベニア) ヤンヤ・ガルンブレト(Garibret Janja)
銀メダル (日本) 野口啓代
銅メダル (日本) 野中生萌

金メダルは逃したものの、日本勢2人がメダルに輝くとは、何と素晴らしいことでしょう!

今回のオリンピックを皮切りに、スポーツクライミングは益々進化していゆくことでしょう。野口選手は、この大会を最後に引退を表明されています。おそらく、今後は野口選手を追いかける若者たちが増えて来るに違いありません。その時の、選手たちの血液型にも注目していきたいと思います。


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2021-07-22

【2020東京オリンピック】なでしこジャパンの血液型分布がスゴイ!


A型高倉監督の大胆な挑戦


東京オリンピックが(どうにか…)始まりました!

血液型データと合わせて選手の活躍ぶりを観察していきたいと思います。初日の7月21日は、女子サッカーと女子ソフトボールが行われました。

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『なでしこジャパン』メンバー

高倉 麻子       A 監督

池田 咲紀子     GK
山下 杏也加    B GK
清水 梨紗       A DF
熊谷 紗希       A DF
南  萌華              DF
北村 菜々美    B DF
宝田 沙織              DF
宮川 麻都       B DF
中島 依美       O MF
三浦 成美       B MF
塩越 柚歩       A MF
長谷川 唯       B MF
杉田 妃和       O MF
遠藤 純          B MF
菅沢 優衣香    O FW
岩渕 真奈       O FW
田中 美南       AB FW
籾木 結花       O FW

合計18名
O型=5/A型=3/B型=6/AB型=1
不明=3

(バックアップメンバー)
平尾知佳(A)、林穂之香(?)、三宅史織(A)、木下桃香(A)

=・=・=・=・=・=・=・=・=・

B型が非常に多いですね。チームスポーツでは、A型とO型を中心にした方がまとまりやすいというのが血液型理論では定説です。ここ一番で活躍できるB型選手はとても重要ですが、果たして、これだけ多いとなると、どのような展開になるのでしょう。注目していきたいところです。

また、高倉麻子監督はA型です。A型から見るB型とは、A型的な一般常識からは逸脱することも多く、理解しずらい反面、その意外性や奔放さには、一種の憧れや期待があります。高倉監督、なかなかの太っ腹?大きな賭けに出たようですね。

(記:7月21日)

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準々決勝で敗退、残念!


試合結果は以下のようになりました。

【試合結果】

●一次ラウンド対カナダ

対 カナダ 引分け(1 - 1)/得点(岩渕)
対 イギリス 負(0 - 1)/得点なし
対 チリ 勝(1 - 0)/得点(田中)

●準々決勝

対 スウェーデン 負(1 - 3)/得点(田中)


総合的に得点が少なかったですね。3得点のうち、2得点はAB型の田中美南選手でした。

日本女子サッカーでは、少数派AB型の活躍も目立ちます。引退された澤穂希さんもAB型でした。澤さんは、米国滞在中に、彼ら(欧米諸国)のスタミナに対抗するには技術力を磨くしかないと考え、俊敏性や分析力、技巧など、AB型ならではの強みを磨いたようです。そんな、澤さんならではの技術力が、後輩に引き継がれているのかもしれません。

とはいえ、今回は残念な結果になってしまいました。B型選手たちの活躍はあまり見られなかったのかな。どうやら高倉監督のイメージ通りに、試合は進まなかったようです。

優秀なB型選手は、「ここぞ!」という時に、期待通りに活躍してくれることがよくあります。ところがそんなB型が、どうも気分が乗らずに活躍できない状況というのが、実はあるのです。その秘密は、以降の記事でご紹介していきたいと思います。

引き続き、オリンピックを追いかけてゆきましょう。


=・=・=・=・=・=・=・=・=・

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2018-02-22

平昌オリンピックを血液型であれこれ~スピードスケート

A型のホントの強さを見せてくれた小平選手に拍手

オリンピックなどの世界大会で日本人が表彰台に上るとき、いつも思うことがあります。
たぶん、同じ日本人は、みんな感じていると思うのです。
「小さいんだな」

1992年、オリンピックの申し子と呼ばれた橋本聖子(B型)さんが、スピードスケートで、冬季オリンピック日本人女子初の銅メダルを獲得しました。彼女は東京オリンピック開催の数日前に産まれたことで聖子と名付けられたそうですが、その期待どおりにメダルを手にしたのです。娘が表彰台に上る姿に、それは感極まったであろう名付け親のお父上ですが、その時ふと漏らした言葉も、「小さいんだな」だったそうなのです。

日本人が海外勢の、特にスポーツ大国である米国や欧州の選手たちと共にメダルを掲げるとき、まさまざと、その体の大きさの違いを見せつけられます。
「この人たちに勝てたんだ!」
そして改めて思うのです。ここに立った選手たちは、本当に凄い選手たちだと。

今大会の平昌オリンピックでも、同じようなシーンを幾度となく見ることが出来ました。いや、今回は、あの時からとてつもなくパワーアップして、スピードスケートだけでも500mの金、1500mの銅、1000mでは2人並んで銀と銅。その上、団体パシュートの金!
表彰台を日本勢が占領してしまいまいた。
「小さいのに凄いよ、まったく!」

今回はそのヒロインのひとり、小平奈緒選手に注目したいと思います。
小平選手は、試合前のどのインタビューを見ても、何にも動じない平静さが常にありました。リキんでもいないし、気負ってもいない。高揚もしていない。
「この選手はやり遂げるかも」
実は私、普段テレビを観ないし、話題のニュースを取得するのも苦手なので、今回のオリンピックについてもあまり知らなかったのです。しかし、たまたまつけたTVでインタビューを受けている小平選手を見た瞬間、思わず見入ってしまい、私の直感がそうつぶやきしました。そしてこの落ち着き、この平静さ、この、芯が一本通ったようなこの感じ…。A型に違いない…と。そして急いで調べてみると、やはりA型とありました。A型と知って、私は益々、興味深々になったのです。

彼女の最初の種目は1500m、6位入賞。そして1000mでは銀メダルを獲得。2つの競技を終えたインタビューでも、小平選手は始終落ち着いています。実に平静で、平常心なのです。むしろ、ややテンション高めにマイクを向ける記者たちを、彼女が落ち着かせているかのようです。どうやらこの2種のレースについては、本命の500mに向けたステップで良し、とも考えていたようでした。

そして、いい形で心身を整えながら迎えたいざ500m。何と、オリンピックレコードを更新しての見事な金メダルを、しかと手にしてしまいました。余裕の勝利です。
「やった!すごい、小平選手!」
私は、そう声に出したのと同時に、「そうよ、これが本来のA型よ!」と、心の中で強く思ったのです。
感無量ー。
私は今まで、これほどオリンピック選手を称え、感謝したいと思ったことはないかもしれません。

血液型については、多くの誤解があります。
誤解、というより、知識不足、理解不足といった方が正しいかもしれません。世の中に知られている情報が、決してウソとかインチキばかりというわけでもありませんが、そのほとんどは、表面的な、つまり上っ面をすくっているようなものが多いのです。仕方がないと言えば仕方のないことです。それは血液型に限らず、どんな事も、深く知るにはそれなりの時間も意欲も必要なのですから。けれど、その誤解の中で、私が一番気になっていたのはプレッシャーに関することです。

時として、プレッシャーということが安易に扱われることがあります。
たとえばB型はプレッシャーに強い、A型はプレッシャーに弱い…云々。困ったことに、A型自身が、そう思い込んでいることさえあるのです。

プレッシャーとはつまり、外部からの圧力により物理的、精神的に負荷が大きくなることなのですが、能見正比古は、これについて情緒的な側面から分析し、その揺れ動きを「情緒の波」として、各血液型の特徴を示してきました。(血液型とエモーション)
結論を言えば、「それぞれに情緒の揺れ動き方には特徴的な傾向があるが、決してどのタイプが強くてどのタイプが弱いというような、単純なものではない」というものです。ところがどう説明しても、なかなかその真意を理解するのは難しいようです。それに実際のところ、この波を上手く扱える人は、どのタイプにもそういないのです。なぜかというと、このプレッシャーというものが、体質的なことに深く根差しているからなのです。つまり、気力や気概というような、脳で処理するだけではコントロールが難しいものだからです。

外部からかかる負荷の大小は、私たち人間の自律神経を左右します。体を緊張させる交感神経と、リラックスさせる副交感神経のバランスがシーソーのように揺れ動くのです。それは考える脳で処理するというよりも、体が自然に反応する生体制御です。これが血液型と深い関係がありそうなのですが、自律神経の研究をしていた医学博士の安保徹さん(2016年死去)が、その一端を示してくれています。彼の研究によると、A型とAB型は交感神経に傾きやすく、O型とB型は副交感神経に傾きやすいというのです。

それはこれまで行ってきた我々の観察とも大いに一致します。たとえばスポーツをする上で、対照的な性質を持つA型とB型をみた場合も、自律神経による体質差は顕著に表れるのです。世界舞台で競い合うアスリートたちは、極限状態まで力を出し切ろうとするわけですが、その状態は要するに、交感神経側に一気に傾くときで、筋肉や骨格筋、血管などは収縮、緊張をして、硬くなります。そしてA型とB型が同じ極限状態に置かれたとすれば、A型の方がB型より、より強力に交感神経側に傾く傾向にあると考えられるのです。

もちろんB型も、その状況では交感神経が最大に優位になっているはずですが、本来が副交感神経優位タイプのB型の場合、その硬くなった緊張状態からリラックスモードへ戻していくのも容易いのです。ところが一方のA型の方は、交感神経側に傾き過ぎたバランスを戻すのに、時間がかかってしまうのです。
するとどういうことがおこるでしょうか。そんな大舞台では、当然気持ちも緊張しています。A型の体は更に硬くなる方向へ向かい、緊張とリラックスのバランスは完全に崩れて、結局思い通りのプレーが出来ないという結果になりやすくなってしまいます。

これはどんな分野のスポーツでもよく聞くことですが、A型の選手は、練習では非常によく仕上がっていても、本番になると上手くいかないという悩みを抱えていることが多いのです。そして、「自分はプレッシャーに弱いんだ」「気持ちが弱いのだろうか」と、精神的な弱さと捉えてしまうこともままあるのです。しかしA型性のしくみを理解せずに、単に精神論で解決しようとすると、むしろ逆効果になってしまう可能性があります。気持ちを強くして力めば力むほど、交感神経は強力に働き始めるからです。

それらの多くはA型的な体質によるものであり、単に”プレッシャーに弱い”というような、一言で片づける類のものではないということを知ってほしいのです。そして私は、そういうA型的な体質をよく理解したなら、そんな悪循環に陥らないで済むのはもちろんだし、その体質に上手く対処する方法があるのだと、どこかで証明したかったのです。
今その願いが、叶ったような気分です。小平選手が、それをやってのけてくれたのです。彼女の強さはどこにあり、どうやってここまでの進化を遂げたのでしょうか。

小平選手が13年間指導を受けてきたのは、結城コーチです。結城コーチは最初、「何でこの子はスケートがこんなに下手なんだろう」と思ったといいます。もちろん小平選手は、その時すでに全日本ジュニアで優勝を果たしており、その才能は開花し始めていたのですが、結城コーチのその言葉を素直に受け止めたと言います。
「どうしたら速くなれるか知りたかったから、そう言われてむしろスッキリした」のだそうです。小平選手のこの、「どうして?」「知りたい!」という、純粋で素直な問いかけが、成功の扉を開けたように思います。
A型は、子どもの頃、質問少年質問少女が実に多いのです。
お母さんや先生に「なぜ?」「どうして?」を連発しては、辟易させたりもします。ところが大抵、大人たちは忙しいものだから、「後にして」とか「そんなこと分からない」とか、適当に答えてしまうことが多くなり、それが結局、A型の子の純粋な「なぜ」を封じ込めることになってしまうのです。だから小平選手が、そのA型的な純粋さを持ち続けていたことは、とても意味のあることなのです。

その後彼女は、結城コーチの指導を素直に実行し、着実に力をつけていきます。そしてバンクーバーオリンピック初出場では入賞を果たし、団体パシュートで銀メダルも手にします。
さて、その4年後のソチオリンピック。今度は個人種目でのメダルを狙っていました。練習はきっちりやってきた。自分のスタイルも完成してきたし、日々力もついてきている。彼女は自分の成長に実感があったはずです。ところが蓋をあけてみたら500mは5位入賞どまりで、1000mでは13位。
「なぜだろう?」
「どうしたら速くなるのだろう?」
納得がいかなかったのだと思います。それは彼女が、これ以上ないというくらいの練習をしてきたからこその疑問です。出来ること、やるべきことは全てやってきた。ならこれ以上速くなるにはどうしたらよいのか?そして答えを見つけるために、単身でオランダに渡ることになります。

オランダの2年間が、彼女をバージョンアップしたのは間違いないのでしょう。日本とはまるで違う性質を持つ国です。日本の人にとって…特に協調性があり過ぎるくらいのA型にとっては、オランダの人たちが、自分の意見をあまりにはっきり述べることに、最初は戸惑うだろうと思います。オランダの人々は、本当に小さい頃から、自分の考えと自分の責任で、何でも発言し、何でもするのです。彼女はたった2年間で、ほとんど完璧なオランダ語を身に着けたといいます。
「知りたい」「学ぶために来たのだ」という意識を生真面目に持っていた彼女は、オランダ流のその感覚も、しっかりと身に着けたに違いありません。周囲に流されることのない「自分は自分」という、個を保持する考え方は、同調しやすい日本的な、あるいはA型的でもある思考特性からの脱皮となり、一流のアスリートとして大きな精神的成長にもなったことでしょう。

とにかく「なぜ?」を追及する小平選手は、ひとつひとつ納得するまで、そして新たに学んだことが自分のものとして自分自身に同化するまで、根気よくコツコツと、取り込んでいったのだろうと思います。それは本当にA型らしい学び方なのです。

オランダから戻った小平選手をみて、結城コーチは、「違う考え方を身に着けてきた」と思ったそうです。
結城コーチとの二人三脚の訓練が再会しました。コーチ独特のアイディアで行われる練習プログラムは、微妙な筋肉を鍛えるものや、コーナーをいかに速く回るかというような、0.1秒でも早く滑るために組まれた地道な訓練です。小平選手は、それを決して飽きることなく、積み重ねていったのでした。そしてその成果は確実に結果に現れ始め、世界最速記録を次々と更新していったのです。結果が出れば、また練習に精を出すことができます。
A型の人は、我慢強い反面、実は飽きっぽいところもあり、頑張り続けるためには日々成長している実感を求めたがります。それだけ、人の何倍も精魂込めて取り組んでいるわけだから、A型にしてみれば、当然の得るべき報酬なのですが。

結城コーチと小平選手の息は、ピッタリと合っていて、非常に上手くいったのでしょう。むろんそれは、小平選手がコーチの指導を忠実に、素直に実行したからですが、2人の信頼関係は揺るぎのないものになったに違いありません。練習も順調。結果も出てきた。コーチとのコミュニケーションも問題ない。盤石な土台がどんどん敷かれていきます。

A型の人は、目標を掲げて何かを成し遂げるとき、1%の不安も残したくないと考えます。
「この部分はまだちょっと不安が残るけど、まあ行っちゃえ」というようなことは、したくないのです。
出来る限り準備は万全を期して、それに臨もうとします。それが日々の日常的なことなら、少々心配症過ぎるんじゃないかということにもなるのですが、オリンピックの大舞台で一発勝負の勝利を目指すとなれば、万全であればあるほどいいに決まっています。
そしてそれが、練習の積み重ねによって可能なんだということを、彼女は身をもって実感してきたのです。小平選手がこのオリンピックに臨んだとき、「やれることは全部やった」という、万全の気持ちだったというのは、インタビューの答えを聞いていてもよく分かります。

さあ、そしていざ本番。あとは、気持ちを平常心に保つだけです。
「平常心」というのは、A型にとっての最適な座右の銘となるかもしれません。以前、九重親方(元横綱千代の富士、2016年死去)の部屋に行ってお話を伺ったことがあるのですが、幕内優勝31回を果たしたA型横綱が常に掲げていた言葉は「平常心」だったといいます。当時の相撲界の力士たちは寝ても覚めても練習の鬼だったそうで、練習は、やればやっただけ身になっているものなんだ。しかしその力を本番で出さなければならない。それには平常心で臨むことが一番重要なんだと。

ここで話を、A型的体質の交感神経優位に戻します。交感神経に傾きやすいA型は、格闘技や筋肉を使う競技スポーツでは、強い筋肉を必要とするので、その点では、決して不利ではないのです。むしろその硬さは、身体能力の高さにも繋がっています。ところが、それが必要以上に硬くなってしまった時には、体中がガチガチになり、身動きがとれなくなってしまいます。本番の気持ちの緊張は、それを助長して悪循環に陥りやすいのです。だから気合を入れすぎるのは、A型にとっては致命傷になりかねないということです。

充分な練習を重ねた体は、既に最適な動きを記憶しているのだから自然に動いてくれるはず。後は、それ以上の負荷を体にかけないようにすることが大事になってくるのです。それには周囲の動向に動かされることなく、平常心で臨むこと。それが一番だということです。

小平選手が、そのA型的体質を充分過ぎるほどに鍛え抜き、スピードだけではなく、細かな動きに至るまでのテクニックを磨き上げ、万全を期したのはいうまでもなく、そしてその上で、「平常心」を手に入れたことが、勝利の全てだったのだと確信します。それがA型の、最もA型らしい勝利への道になるのです。

時々A型の人は、O型のように大胆になりたいとか、B型のように気楽になりたいと考え、そうなれたらもっと凄いことが出来るんじゃないかと思ったりします。けれど、A型の緻密さ、正確さ、完成度の高さ、積み重ねた訓練の賜物、そういう盤石さを備えて尚、おごるでも高ぶるでもなく、平らな気持ちでいられたのだとしたら、向かうところ敵なし。パーフェクトです。おそらくそれは、他の血液型には、どう努力してもなることが難しい、A型だけが味わえる境地です。

私は、ABO血液型というような遺伝子的な性質を、人間は乗り越えられると信じています。それは、自分と違う血液型のようになるということではなく、自分の性質を100%使いきるというところから始まります。小平選手も、そして他の選手たちも、自分の持てるツールを最大限に活用しようと努力してきました。体の大きさや体力の違いも、最終的にはあまり問題ではないのです。
活躍する日本選手たちを眺めながら、感嘆のため息とともに改めてそう思うのでした。


2018-02-20

平昌オリンピックを血液型であれこれ~フィギュアスケート

これだけB型が勢ぞろいするにはやっぱりワケがある?

それにしても、羽生結弦選手の再生大復活劇は快挙でした。こんなにも人々を喜ばせて、気持ち良くしてくれるとは…。きっとこういう人をスーパースターと呼ぶのでしょう。

そして並んでその存在感を示してくれたのは、宇野昌磨選手です。
フィギュアで日本人が2人並んで表彰台に立つのは史上初だそうですが、2人並んで血液型がB型だというのも、ちょっと珍しい現象かもしれません。

「フィギュアスケート界はB型が多いの?」
それはここ数年、ずっと私の頭の中をめぐっていた問いでした。
男子だけではありません。その活躍がまだ記憶に新しい浅田真央さんも、そして現在、期待の大きい宮原知子選手もやはりB型なのです。

ここで、過去現在のフィギュアスケート選手の血液型を整理してみます。
以下はこれまでに国際大会においてメダルを受賞した選手の表です。

●40名のうち血液型判明者は30名
O型=9名(30%)
A型=8名(26.7%)
B型=10名(33%)
AB型=3名(10%)

●オリンピック出場者
O型=5名(メダル1名)
A型=5名(メダル1名)
B型=8名(メダル4名)
AB型=2名(メダル0名)
不明者=1名

不明者が10名いますので正確な数値を打ち出すことはできませんが、日本人平均(O≒31%,A≒39%,B≒21%,AB≒9%)と比較すれば、A型が少なく、B型が多いというのは歴然としています。
そしてオリンピック出場者のみで見ると、21名のうち8名(約4割)がB型で、更にはメダル獲得者6名のうち4名がB型なのです。
現在、フィギュアスケーターがどのくらいいるのかは分かりませんが、現状を見る限り、少なくも上位に上がってくる選手たちは、明らかにB型が多いということが言えそうです。

なぜだろう?
まず血液型特性から言えるのは、心身ともにある持ち味の柔軟性があげられます。
体の柔らかさというのは、小さい頃から訓練すれば、ある程度はどの血液型もかなうと思うし、もちろん訓練しなければB型でも硬い人はたくさんいるわけですが、同じ訓練をした場合、B型の体質はだいぶ柔軟性を発揮させることが出来るようなのです。
分かり易く「柔軟性」という表現をしたのですが、もっとピッタリする表現をするなら「しなやかさ」です。

浅田真央さんや羽生選手の動きを観ていると、芯があるのかないのか、時にくねくねし過ぎるようにさえ見えます。実のところ、ダンスとしては”キメ”があった方がカッコ良く見えるので、その点では氷上のダンサーと呼ばれた高橋大輔さんや、女子なら安藤美姫さんなど、ステップやキメが効くA型の方に軍配が上がりそうです。

しかし、それでもこのB型の「しなやかさ」は、ただ者ではないのです。体がしなやかであることが、どれだけ彼らのジャンプや回転を助けていることか知れないからです。
近年のフィギュアスケート競技は、技術力が益々向上していますが、中でも競うのはジャンプの高さや回転数。氷の上で、反動をつけながらジャンプして回転、そして一本のプレートに全体重を乗せて着地するのです。高く飛ぶほど膝や足首に負荷がかかるのですから、B型の鍛えられた”しなやかさ”は、選手にとって強力な味方になっているに違いないのです。

強みは他にもあります。
B型は、難しいことに挑戦するのが好きな人たちです。
「そんな事は絶対無理だろう」と言われると、「ヨシ、ならやってやろうじゃないか」と、ムラムラと燃えてくるという、ある意味…、ここではまったく良い意味での、アマノジャク性を発揮するという性分があるのです。
今回、大怪我をした羽生選手は、図らずも実にB型らしい発言をしてくれました。
「逆境は嫌いじゃない」
そうなんです。彼は、壁が立ちはだかった時、それをどうやって乗り越えるかを工夫したり、挑戦したりするのを、楽しめる人なのです。
羽生選手がフリーを滑り終えた後、右足首をそっと両手で包み込む姿がありました。
「頑張ってくれてありがとう」
自分の足にそういったのだそうです。
今回の出場は不可能と危ぶまれた大怪我からの、奇跡のような復活。こうした怪我の回復の早さもB型体質にはあり得ることで、やはり心身ともに持ち合わせているしなやかさあってのことではないかと思えます。

それにもうひとりのヒーロー宇野選手も、たいへんB型らしい活躍でした。初のオリンピックで、転んでも「笑っちゃって」と、へこたれないあの度胸は見事なものです。その上、ユニークな発言も連発してくれて、周囲を沸かせてくれました。

記者:メダルを誰に見せたいですか?
宇野選手:誰にも見せたくないです。
記者:×△;*×・・?

B型スポーツ選手にはよくあるエピソードです。記者はたいてい、ある答えを期待しながら質問しているわけですが、B型の人は、それをことごとく外してくるのです。他の血液型だと、内心イヤだな、と思っても、記者の聞きたいことに合わせて答えてしまうのですが、そういうことに頓着しない(したくない?)B型は、記者の思い通りにはいきません。
私はB型のそういう正直さを見ると、「もっとやってやれ」と小気味がいいのですが…。そういう噛み合わなさで取材陣に疎まれ、悪く書かれたB型スポーツ選手も過去には結構いるのです。ところが宇野選手の場合は、きっと、彼の人柄でしょう。何だか無邪気な子どもが素直に発言しているかのようで、珍回答もむしろ好評だったようです。

少し、時間を戻してみようと思います。これまでにオリンピックメダルを手にしたB型フィギュアスケーターと言えば、もうひとり、記憶に新しい浅田真央さんがいます。彼女もまた、B型的なしなやかさを存分に発揮したアスリートであり、それだけでなく、日本中から愛された人でもあり、日本のフィギュアスケート界にひとつの時代を作った功労者でした。

それから女子フィギュア界では、忘れてならない重要なB型メダル獲得者がいます。私の世代なら記憶に残っている人も多いかもしれませんが、あの”伝説の人”伊藤みどりさんです。伊藤みどりさんは、女子選手として世界で初めて3回転アクセルを成功させたのです。
世界の”初めて物語”を作るのは、既成概念にとらわれないB型が何といっても得意ですが、彼女は、それまで女子には無理だと思われてきた難しい技をやり遂げただけでなく、回転するときのそのジャンプが、ものすごく高いことでも注目を集めていました。今でもあの高さまで飛ぶ選手はいないかもしれません。

伊藤みどりさんは145㎝という小さな身体で、スケートリンクをピョンピョン跳ね回るものだから、海外の報道陣からは「ウサギちゃんみたいで可愛い」と親しまれていました。
彼女の出現が、世界女子フィギュアの技術レベルを一段押し上げたと言っても、過言ではないのです。

伊藤みどりさんのオリンピックメダル獲得にもドラマがありました。
アルベールヒルオリンピックに出場した伊藤みどりさんは、調子が決して良いとはいえず、シングルでは4位、フリーの演技でも3回転アクセルを一度は失敗して大きく転倒してしまったのです。しかし彼女は諦めませんでした。後半のわずか残り1分で再度挑戦し、誰よりも高く舞い上がり、みごとに成功させました。それが日本女子フィギュア、史上初のメダルした。

転倒してもすぐに立ち直り、果敢に再挑戦する姿は、今大会の宇野選手も見せてくれましたが、B型のこの、失敗を引きずらない立ち直りの早さというのも、スポーツ競技では重要な資質となっています。

4タイプに見る女子フィギアスケート

フィギュアスケート界は、まるでB型の独壇場のようにも思えますが、ここまでフィギュアスケートが盛り上がるには、それなりの軌跡がありました。フィギュア―スケート界で日本選手たちが活躍するようになったのは、いつの頃だったのか…。
記録によれば、最初のスターは戦前まで遡るらしいのですが、私の記憶にあるのは渡部絵美さんという、1970年代にオリンピック出場を果たした選手でした。

フィギュアスケートとは、まさに、氷上のバレリーナ。当然のごとく、それはロシアやヨーロッパ諸国の手中にあり、日本人が世界の舞台に立てるなんて誰も想像していなかったのです。だから彼女の登場が、日本の人々を驚かせたのは言うまでもありません。
彼女の血液型はO型です。O型らしい、周りを明るくするような笑顔でクルクル踊る姿は、日本フィギュア界に、最初の明かりを灯したのでした。

そして渡部絵美さんの引退後を引き継ぐかのように現れたのが伊藤みどりさんでしたが、その後しばらく日本女子フィギュアスケート界は華やぎをなくしたように見えました。しかしそれは必要な潜伏期間。渡部絵美さんや伊藤みどりさんに憧れた少女たちが、徐々に育ち始めていたのです。2000年に入ると、次世代選手たちが次々と頭角を現し始めました。
現在の日本フィギュアスケート界の華やぎの、その口火を切ったのは荒川静香さん、O型でした。彼女は、2006年のトリノオリンピックで金メダルを獲得。オリンピックのフィギア史上においてアジア選手が金メダルを取るのは、彼女が初めてのことでした。

荒川静香さんの活躍した頃は、面白いことに4タイプの血液型選手が揃っていました。
O型の荒川静香さん筆頭に、村主章枝さんがAB型、そして少し後輩にはなりますが、安藤美姫さんA型、浅田真央さんB型です。しかも4人の演技は、血液型の特徴そのものがそれぞれ非常によく表れていたので、私にとっても素晴らしい観察の機会になったのです。

O型、荒川静香さんの演技は、大きくのびやかな演技で迫力がありました。
A型、安藤美姫さんの演技は、形をきめたキレがあり、優雅でもありました。
B型、浅田真央さんは、しなやかで流れるような美しさ、まさに氷の妖精という感じです。
そしてAB型、村主章枝さんの演技は、音楽によく調和した軽やかな滑りで、まるでダンスを楽しんでいるかのようでした。とまあ、こんな具合に…。

振り返れば、日本のフィギュアスケート界を進化させてきたのは、決してB型だけではなかったのでしょう。どの血液型も…、いえ、血液型によらず、多くのユニークな選手たちが、華やかな舞台裏でその身を削りながら、活躍してきたのでした。
しかしそうではあっても、今、B型たちが、自分の(B型的)能力を存分に出し切って、高度な技術にあくなき挑戦をしているのも事実なのです。

それでもB型が活躍する理由

フィギュアスケート界が、B型の活躍を歓迎している理由には、もうひとつプラスαがあるかもしれない、とも思っています。フィギュアスケートは、他のスポーツ競技と異なり、明確に順位を争うものではありません。選手たちは、60m×30mほどのスケートリンクの中で、およそ4~6分の間、滑り、回り、ジャンプし、音楽に乗ってダンスします。そして高い技を競い合うために、自分の最大の技量を出し切ろうとします。転倒するリスク、失敗するリスク、怪我をするリスクと常に隣り合わせにいます。そういうギリギリの、必死の自分になっている時は、選手たちの素の表情、素の姿を垣間見ることになり、その選手の一生懸命さの、生の姿を目のあたりにするのです。

そういう時、B型は、決して自分を着飾ろうとしません。
彼らはどんな場面でも、心を開放しておくことができるのです。
そして転んでもすぐ起き上がり、無心にまた挑戦しようとする。彼らの滑りや表情は、まるで無邪気な子どものようでもあり、観衆は、その姿を見るのがとても楽しくて気持ち良いのです。だから人々は、ワクワクして、彼らを応援したくなる。それはファンだけでなく、審査員だって同じではないかと思うのです。

伊藤みどり、浅田真央、羽生結弦、宇野昌磨…
彼らに共通する一番のことは、その無邪気なまでの取り組み方なのかもしれません。
人々は、彼らの飾らない無邪気さや無心さを愛し、挑戦する勇士に歓喜します。そしてB型は、人々の歓喜に歓喜し、その歓喜に共鳴し、素直に答えることができる人たちなのです。もちろんいろいろな重圧はあるでしょう。それでも、オリンピックという特別な世界舞台は、B型にとって、最高に愉快なショータイムとなり得るのです。
B型の、その才能と、人々の歓喜が共鳴したとき。
それはスーパースターが生まれる所以なり。
羽生選手は、まさにそんな場面を見せてくれたのでした。


2016-08-22

マーメイドジャパン選手の半分がAB型だったという珍現象



【リオ五輪ABO情報】シンクロナイズドスイミング

AB型はマーメイド体質なのか?


マーメイドジャパン!銅メダルおめでとうございます!
銅メダルを競っていたウクライナチームがとても素敵な演技だったので、ちょっぴりハラハラ。
しかしマーメイドたちはその緊張を闘志に変えて演じ切りました。
厳しい練習に耐えたその成果は、こういう切迫した場面ではっきり現れるものなのでしょう。

それはそうと、ちょっとした血液型珍現象。
世界の何処に行っても少数しかいないAB型。
ただ、不思議な事にAB型は集まるところには集まるらしいのです。
今回見つけたAB型集団は、マーメイドジャパンでした。

ロンドン五輪からAB型選手が増えているのかもしれませんが、
残念ながらロンドン以前のメンバーの血液型が分からないため、詳しいことは言えません。
(シンクロ界の初期メンバーで血液型が分かっているのは小谷実可子さん(A),奥野史子さん(O)の2人)


(リオ五輪のシンクロメンバー)   
*吉田胡桃 AB
*乾友紀子 O
丸茂圭衣
*中村麻衣 AB
中牧佳南 AB
*三井梨紗子 AB
*箱山愛香 A
小俣夏乃
林愛子

(ロンドン五輪のシンクロメンバー)
乾 友紀子 O
酒井 麻里子 AB
小林 千紗 A
足立 夢実 O
箱山 愛香 A
中村 麻衣 AB
三井 梨紗子 AB
糸山 真与 A
吉田 胡桃 AB

半数の5名(*印)がロンドン五輪からの選手です。
リオで加わった新メンバーの1人がAB型と判明して、ロンドンと同じく9名のうち4名がAB型という構成です。
ロンドン時代から残っているメンバーは、単純に考えれば素質があり適合性が高いということでしょう。

AB型が体質的にシンクロで生かされやすい、というのは言えなくもありません。
AB型は"合わせる"という協調性、体の柔軟性、その両方において特性が発揮できそうです。
また、益々進化するシンクロ界においてその演技はかなり高度になっており、
技の複雑さが増すにつれ、AB型の分析脳や複合体質が生かされるかもしれません。

ただ、これだけ偏りがあると、もっと決定的な理由がないだろうかと探したくなります。
例えば水中で演技をするというのがどういうことなのか…
水中という特殊な環境での体質的、体力的な向き不向きはあるのか…
その辺りの事情を理解したら、原因に近づけるかもしれません。

理屈の通った分析ではないですが、AB型女史たちはシンクロナイズドスイミングが好きかもしれない、とふと思います。
たとえば私(AB型)が、万が一アスリートになれる素養が充分あり、どんな競技もやれるとして、「どの競技を選ぶ?」と聞かれたら、「シンクロ!」と答える可能性120%。
ただし、「理由は?」と聞かれると明確に答えられない。
何となく、それならやれそうな気がする、やってもいい気がする、という
非常に感覚的で曖昧なものです。

私の考えに共感するAB型さんはいるでしょうか。
それとも、私に代わって、AB型マーメイド体質の理由を答えてくれるAB型さんはいるかしら。

2016-08-20

高橋選手&松友選手~最強ペアに学ぶ"血液型相性学"

リオ五輪

【血液型で観る◇リオ五輪】バドミントン

A&Oペアの理想の形を見る


高橋選手(A型)と松友選手(O型)のダブルス金メダルは、本当に素晴らしい試合でした。
さすがに決勝戦は接戦でしたが、彼女たちが怯むことは全くなく、
最初から最後まで、とにかく『強かった!』の一言です。

彼女たちの盤石な強さを、血液型視点で探ってみます。
O型とA型は、血液型特有の"おもり関係"(*)が最もよく働き、息を合わせやすいという事実があります。
簡単に言うと、A型からはO型の行動や思考が、大変分かりやすく、理解しやすいのです。
彼女たちの場合、O型松友選手が前衛です。
松友選手は、的確に状況を見極め、相手のミスや隙を狙うための仕掛けや翻弄作戦を行いますが
高橋選手はO型の行動が読みとりやすいので、彼女がなぜ今その行動に出たかの意図を
瞬時に理解し、最適なポジションと心構えで、スパイカーとしての役目を果たします。

2人はある時までそれぞれシングルで試合に挑み、自分がダブルス選手になるとは
考えていなかったようです。
ところが、初めてダブルスを組んだ日から、すぐに合わせることが出来たのだそうです。
そうした波長の合い方はさすがに血液型だけでは語れませんが、
AOならではの合わせやすさも少なからずあったことでしょう。

では、たとえば仮に、この役割が逆だった場合はどうでしょう。
A型が前衛でO型がスパイカーだったとすると、実はそう上手く働かなくなるのです。
O型からA型は、逆に読めないからです。
すると、こうした切迫した試合の中では、A型が前衛で戦術を使っても、
スパイカーO型はその意図を理解できずにチグハグな展開になる可能性があります。
前衛がOでスパイカーがAだったからこそ、非常に上手くおもり関係が働いたというわけです。

それに、高橋選手の方が先輩、松友選手の方が後輩だったという関係性も
ベストだったように思います。
O型は力関係に敏感なところがあり、後輩の立場になれば先輩をよく慕い、よく従いもしますが
自分の立場が上になった場合、面倒見が良い代わりに、行動が暴走する可能性もあります。
また、おもり関係が働く関係性において、おもり側の一方的な負担がないでもありません。
実際一般の人間関係では、A型がO型に合わせるばかりで不満が溜まるケースは
よくあることです。
A型の方が少しだけ力関係が上だったため、O型が突っ走ることも少なくなり、
お互いバランスのとれた力の配分を保つことが出来たとも言えそうです。

高橋選手は、松友選手とダブルスを組んだことで、はじめて自分の強み(スマッシュ力)を知ったのだと言います。
松友選手もまた、――それはO型の強みでもあるのですが、勝負どころを見極める勝負師性の強さや直感力を、前衛ポジションに徹することで磨き上げることになったのです。

共に手をつなぎ向かうことで、お互いの良さを引き出し自身の魅力を拡大させるという、ペアとして最も理想的な形を2人が見せてくれたのでした。

実際こうした理想の関係性は、理屈でつくりたいと考えても出来るものではありません。
もちろんまずは高橋選手と松友選手の優れた個の能力があってこそですが、
今大会の金メダルは2人にとって全てのピースが揃いピッタリとハマった!という気がします。


[リオ五輪バドミントン代表リスト]
リオ五輪

*おもり関係とは
能見正比古が発見した血液型特有の相性関係で
A→O→B→AB→Aというふうに4つの血液型が円を描きながら働きかける関係である。




2016-08-18

日本柔道見事に復活!井上康生さんの思いが実ったリオ五輪

リオ五輪

【血液型で観る◇リオ五輪】柔道

O型の目的達成力の高さには脱帽!


メダル続出です。日本柔道が見事復活しました。(*選手リストは下側)
12年前のアテネ五輪。
負けた井上康生さんの、ひざまづいて悔し泣きする姿を今でも覚えています。
あの悔し涙が、こんな形で進化するとは想像もつきませんでした。

あの頃から、康生さんは日本の柔道が世界に通用しないということを感じはじめたそうです。
彼は、柔道一家で育ち素質も充分、人の何倍も練習し、人の何倍も柔道を愛してきたのです。
それなのに「なぜ勝てなくなったのだろう?」という疑問は大きかったでしょう。
その後のオリンピックでも日本柔道は大敗を喫し、康生さんは益々考えさせられ、責任をとってやめた監督の跡を継いでからというもの、日本柔道界の改革に挑みました。

柔道は既に「JUDO」という世界基準の格闘技スポーツに変化していたのですね。
そこで選手たちとブラジルに渡り、格闘技の根本から学び直すことにしたそうです。

この大会を「全競技をメダルで埋めてやる」と話していらっしゃいましたが、
まさにその通りになりました。
おみごと!!

井上康生さんはO型です。
アテネ五輪の後に泣きじゃくる康生さんをTVで拝見していた時、内心、「末っ子のO型さんだから甘えん坊なのかな?」なんて失礼なことを思っていました。
しかしあの涙はもっと深いところにあったのでしょう。
「柔道とはこういうものだ」という信念を、とことん貫いていた康生さん。(O型は一本気なのです)
ところが世界ルールは日本のそれとはどんどん離れていきました。
真正直な康生さんは、そういう理由で世界舞台で勝つことが出来なくなっていったのです。
勝てない悔しさは、人の何十倍も強かったに違いありません。

それにしてもこの大会、選手たちは相当に叱咤激励され、葉っぱをかけられたと想像します。
「絶対メダルを!」という気迫が、どの選手からも感じられました。

O型の、壮大な目的達成力を見た気がします。
メダルを逃した田代選手と梅木選手は、まだまだ若いのだから大丈夫、これからです!

(柔道選手リスト)
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