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2022-06-19

血液型分布をみればわかる~この40年、日本の政治は激変した!

 

派閥政治からの脱却は、日本の政治に何をもたらしたのか?


はじめに、ヘンな言いわけをさせていただきますと、社会性に乏しいうえに、政治オンチのわたしが、最近、政治についてときどき触れて、生意気なことを書いていることについて、わたし自身、ほんとうに申し訳ない気持ちでいるのです。「そうなら書くなよ!」ということなのですが、「血液型人間学」という研究をしていると、どうしても、データや社会動向を見なければならない状況が生じ、それらについて、オンチなりにも理解しておかなければならない、という事情があるのです。

ですので、ここに書かれていることは、あるひとつの見方、あるいは珍しい考え、というぐらいに思ってくださればと思います。ただもちろん、そうした珍しい考えが、数十年後には、「なるほど」ということになっていることもあるので、そのへんは、寛大にみていてくだされば、幸いに思います。

本題に入りますと、日本の政治が大きく変化した時期があります。といっても、日本の歴史は長いので、ここでは戦後の政治ということになりますが、よく言われることは、それまで日本独特の政治体制であった派閥政治からの脱却というものでしょう。

その予兆は、高度成長期を終える頃から、徐々に見え始めていましたが、2000年代に入ると、ますます”派閥”の悪影響に対する批判が強まるようになり、小泉内閣の頃には、「派閥をぶっ潰す!」と小泉首相が旗を振ったことをきっかけに、それは拍車をかけたといえそうです。

当時の小泉首相が、具体的に何を目指していたかといえば、主には「○○民営化」。そうしたしくみの大改革をするにあたって、日本の”派閥政治”が、大きな壁になっていたのでしょう。そして世論の多くも、果たして小泉内閣の政策がどういう結果をもたらすか、まではわからずとも、それに賛同したのだと記憶します。

では、こうした流れの中で、国会議員(ここでは衆議院議員のみ)の血液型分布は変化したのでしょうか。

(日本人の血液型分布 O=30.7%|A=38.1%|B=21.8%|AB=9.4%)

■1978年に調査した衆議院議員の血液型分布
O型(36.0% )A型(30.9%)|B型(18.3%)|AB型(14.8%)
■2003年に調査した衆議院議員の血液型分布
O型(29.6% )|A型(34.4%)|B型(23.1%)|AB型(12.9%)
■2017年に調査した衆議院議員の血液型分布
O型(25.5% )|A型(38.5%)|B型(24.8%)|AB型(11.2%)    

なんと見事に、その移り変わりがわかります。戦後の派閥政治が盛んな時代は、日本人平均に比較すると、O型とAB型が多く、A型とB型が少なかったのですが、現在は、その勢力図が、逆転している形になっています。

この40年あまりの衆議院議員血液型分布の推移については、研究会メンバーの著書、『デジタル時代の「血液型と性格」(金澤正由樹)』に、その鮮やかな推移が詳しく書いてあります。金澤氏によると、石油ショックやリーマンショックなどの大きな世界的経済状況の変動が影響し、この逆転現象に拍車をかけていると推測しています。


なぜ血液型分布が激変したのか?


では、血液型分布のこの推移は、何を意味するのでしょう?わたしは国会内部に精通しているわけでもありませんし、そもそも政治オンチ。分析がどこまで正しいかは分からないのですが、研究会などで談義した内容などもふまえれば、”政策”を掲げる選挙活動が活発化した結果だろうというものです。2000年代には、”マニフェスト”というカタカナ言葉も頻繁にきくようになりました。

時代の流れと共に、派閥政治のマイナス面が浮上しはじめ、同時に、マニフェストが論点となってきたのは間違いないでしょう。現在の選挙活動の内容をみていても、「政策は何か?」と問うのが、当たり前のようになっています。

マニフェスト(公約の政策)を掲げなければならない、となると、やはりA型の強みが生かされます。A型の理路整然とした思考性や説得力のある説明が、人々に理解しやすい形で伝わります。また派閥というのは、国民に見えないところでヒソヒソと行われる、何やら怪しいイメージがつきまとっていたわけで、A型の清々し誠実な雰囲気もまた、評価されやすくなったのではないでしょうか。

B型が増えているのも、やはり政策重視の流れに乗っていると考えます。B型は、常にアイディアを持っている人たちなのです。政治に関心のあるB型であるなら、こんな政策、あんな政策を、いくらでも掲げることができるでしょう。それにB型は、なかなかの人情派。B型のその気さくさで、地域の人々と親しくなるのは、どの血液型より秀でているのです。

前回の衆院選では落選してしまったようですが、立憲民主党の顔でもあった辻元清美さん。辻元さんはB型ですが、こんな話を聞いたことがあります。
「いろいろ批判されていても、地元のオジチャン、オバチャンたちからは、とても愛されているキャラなんだよ」
なるほど。そのへんは、かつての田中角栄さんや、小沢一郎さん、二階俊博さんなども、似たようなB型ではないでしょうか。

一方、O型が、見事な下降線を描いているのはどういうことでしょう。O型はそもそも、自分の生活利益に直接関わる政治に対して、関心の高い人が多いのです。過去には、そうした政治意識の高さが、シンプルに議員の血液型分布に反映されていたのだと思います。ところが、「政策が~」「清廉潔白さが~」などと、やたらにスマートさが歓迎されるようになってくると、どうもやりにくくなってきたのかもしれません。そういうと、O型がスマートでないような物言いになってしまい申し訳ないのですが、A型の絵にかいたような”誠実さぶり”と比較すれば、やはりその点、A型に分があるかなと思います。

そしてまた、O型は、まずは派閥のような小さなグループで、仲間との信頼関係を育み、師弟関係を結び、そうした集団の力を上手に使いながら上り詰めていくことを得意とするのです。派閥の力が弱まるにつれ、O型の拠り所は危ういものとなり、結局、生き残れなくなるO型が多くなったのかもしれません。

AB型については、減ってきているとはいえ、まだ日本人平均以上はいるわけです。周囲の状況が変化しても、それなりに立ちまわれるAB型の器用さが、O型のような極端な減り方をしないのかもしれません。それにそもそも、集団密着度の薄いAB型の場合、派閥政治が向いていたわけではないのでしょう。能見正比古の分析のとおり、派閥の端っこにいることで、調整役としての役割を果たしてきたのだと思います。


派閥の弱体化は、日本国民の要望だったのだろうか?それとも外圧だったのだろうか?


派閥政治に、政策がなかったということではありません。しかし派閥が重視された時代は、自民党という巨大政党の中で、更にあるリーダーの人間力や理念に共鳴し、仲間意識と強い結束力のもとで、いくつかのグループが形成されていたのです。自民党という党内の政策としては、ある程度の統一性があるのであって、その中で力を持った派閥が全体を仕切ることで、政策の進め方がやや異なってくる、というものではなかったでしょうか。しかしそれは徐々に、”古めかしいもの”という印象を、国民に与えていくようになりました。

ふりかえって、「日本の政治は日本人のためにあるもの」というのは、ふつうの感覚では当然のことのようですが、現実には、日本の政治や経済が、世界の動向と無関係でいられるはずはありません。金澤氏の分析のとおり、石油ショック以降、世界はグローバル社会へ徐々に進みながら、2000年代のIT革命時代に突入し、グローバル化の勢いは強まり続けたのでした。

経済的には先進国でも、米国に従わざるを得ない日本の微妙な立場を考えれば、なおのこと、(欧米主導の)世界の流れに、逆らうことなど不可能というものでしょう。だとすれば結局、日本の派閥政治解体の流れというのは、国民の要望というより、外圧だった可能性の方が高くなってきます。

だとすれば、もし日本国民が、最近までの政治体制の変革を、真に熱望したのではなかったのだとすれば、わたしたち国民は、日本にとってのより良い政治の在り方とはどんなものか?ということを、再考しなければならない時期にきているのかもしれません。


日本の政治のゆくえ


個人が自分の主張を強く持たない日本の風土においては、派閥政治は案外、うまく働いていたしくみかもしれないという気もします。個人の主張が強くないとはいっても、やはりいろいろな考え方、いろいろな信念があります。それこそ日本は、血液型にしても欧米諸国と違って4タイプがせめぎ合っているのですから、”イロイロ”というなら、欧米諸国よりバラエティーに富んでいるともいえるのです。

この、「個々の自己主張は強くないけど、実はイロイロいる」という、日本独特の状況を、上手くとりまとめていたのが派閥だったようにも思えます。親分がまとめてくれるなら、オヤジがそういうなら、アニキにならどこまでもついていくよ、という、義理と人情の任侠的仲間意識は、派閥のような小さな集団でなければ生まれないでしょう。そしてそうした信頼関係に裏付けられたなかにいるとき、人は自我や我欲を薄めることができるのではないでしょうか。

まあしかし、今更、派閥政治に戻した方がいいというわけではありませんし、そうしようにも、今の時代には不可能でしょう。これはわたしが女性だから遠慮なくいえるのですが、女性議員がどんどん参加するようになった時点で、派閥政治は崩壊する運命にあったと言っていいかもしれないのです。女性はその資質上、任侠的な仲間意識には不向きなのですから。

とにかく、血液型パワーバランスが、この40年で激変しているのは間違いないことで、それが日本の政治にどう影響しているのかは、考察する必要がありそうです。政策重視の政治に変わることで、たとえ外圧があったにせよ、結果的に政治がうまく機能しているなら、それはそれでいいのでしょう。ところが、「政策」「政策が大事」と、叫んできたわりに、その結果はいかに。どうみても、少なくもこの30年間、日本の経済や暮らしが良くなったと思えることなど何ひとつもないのです。

結局のところ、政策を掲げたところで、果たしてそれは、国会で実現してきたのでしょうか。振り返ってみれば、前述したように、派閥解体の旗を挙げてその先陣をきったともいえる小泉首相のときには、それがたとえ強引すぎたとはいえ、政策を実現させたといえるかもしれません。そういう意味では、さすが小泉さんは「実行力のA」ともいえます。もちろん、小泉内閣の政策が、良かったのか悪かったのかは、ここでは論じないことにしますが。

しかしその後の日本の政治は、ほとんど機能不全に陥っているのではないでしょうか。A型が多くなると、既に定められた指針のある、安定した状況下では、非常に協調的で統一性のとれた組織運営になると考えられます。ところが、現在のような大変化の状況下では、逆に分裂することの方が多くなりそうです。A型どうしの強い信念や理念が衝突するからです。そういうときのA型がやっかいなのは、そうした反目が水面下で行われるため、表に出にくく、とにかく、はたから見ていると、グダグダと、無意味に時間がかかってしまうのです。

しかし、わたしがもっと憂慮するのは、やはりO型が少なすぎることです。O型が少ないということは、その組織に活気が失われていくことに直結します。A型と対照的な性質のB型の存在があることで、議論は活発になったとしても、何かを押し進めるのに必要になってくるエネルギーが、どうしても不足気味になるのです。今日の日本において、O型が元気がないのは、もしかしたら政治の世界だけではないかもしれません。それについては、ここでは深ぼりしませんが、とにもかくにも、今の日本の政界が不健全なのは、血液型分布をみても、よ~くわかるということなのです。

では、どんな政治なら良いのだろう。わたしには、その答えはわかりません。けれど、どのように社会を批判しようとも、それらを創っているのは、わたしたちひとりひとりであり、そしてその集合意識の結果が、目の前のカタチになって現れているのだと、わたしは考えています。

そろそろ参議院選挙も近づいてきました。ひとりひとりが、これからどのような意識で動いていくのか、それぞれが自分の舵取りをする、良い節目なのかもしれません。


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愛を込めて。




2021-09-30

【第100代目総理大臣へ!】AB型岸田文雄を血液型視点で解析してみる!

 

新総裁はAB型、果たして日本のゆくえは?


高市早苗旋風巻き起こる~そして流れは変わった?


昨日9月29日、自民党総裁選が行われ、新総裁は岸田文雄に決定。第100代総理大臣となります。(正式には10月の4日の指名をもって)

近年、今回の総裁選ほど盛り上がったのを、私は見たことがありません。政治に疎い私でさえ、関心を持ったわけだから、多くの人々が注目していたことに間違いはないでしょう。その立役者となったのは、当選はしなかったものの、高市早苗さん(A型)であったことも、間違いないでしょう。

「そうなの?」と思う人もいそうですが、テレビ報道の一方の、ネット上メディアでは、高市早苗旋風が、ものすごい勢いで巻き起こっていたのでした。理由は何よりも、高市早苗の”国家観”に、人々が共鳴したからでしょう。それほどに、我が国、日本に対する危機感が、人々の中で高まっているということでもあります。

高市さんが立候補したことで、これまで「総裁選なんて政治家たちが勝手に決めるもの」と、白けていた民衆を、目覚めさせたとも言えるのです。投票までの日数が少ない中にあって、4候補の公開討論会が行われるなど、これまでにない、国民とのコミュニケーションを図る画期的な試みもなされていました。

何やら時代の風向きと共に、日本国の舵取りが、少し方向を変えていくような、そんな気配さえ感じさせました。そのような空気感の中で、最終的に押し上げられたのが、岸田文雄ということになります。「岸田文雄は、河野太郎と違って国民に人気がない」、というのは、ずっと言われていましたが、なるほどと、今回の得票数で見えてくるところもあります。



岸田さんの決選投票での党員票が一桁なのは、ある面、それを物語っているのかもしれません。一方の河野さんは反対に、一回目も決戦投票でも、党員票は大きく上回っています。ただ、ここで付け加えたいのは、党員票が国民の声を代表しているか、というと、そうとも限らないわけで、党員とはいっても、義理で入っている人が多いのでは?と、少々勘ぐってしまうところもあります。

それでも河野支持者の国民が、実際にも多かったのだとすれば、それは、何よりメディアの露出度の高さのおかげだと、言えるのではないでしょうか。とかくテレビという媒体は、「露出度=人気」というセオリーがあるのですから。


諸刃の剣となったO型の自己PR


一応、落選された議員の敗因を、僭越ながら血液型的に言わせて頂くなら、河野太郎さん(O型)は、やはり自己主張が過ぎただろうと思います。それは国民へのPRには効果的でしたが、議員仲間には....というところがあります。やはりこの国は、"稲穂の実る国"、大和なのです。

高市早苗さんについては、負けたというイメージは、皆さんあまり持たれなかったと思います。よくここまで頑張ったと。それに、前述したように、新たな流れを作ったわけですから、敢闘賞を差し上げたいくらいですね。

高市さんは、とても努力家で、ものすごく勉強してらっしゃると伺っています。だからどんな答弁でも、ご自分の言葉で説明できるんですね。ただ、今後、総理を目指すのであれば、一匹狼ではなく、カリスマ性を身にまとっていただけたら、と思うところです。A型にとって、一匹狼的な生き方とカリスマ性は、コインの表裏のようなものなのです。

野田聖子(A型)さんは、恐らくご本人も、勝つお気持ちはなかったように感じますが、野田さんの立候補で、力のバランスが保たれたようにも思います。やはり一役かってくれたのでしょう。


AB型リーダーが奮い立つには?


さて本題の新総理、岸田文雄さんはAB型。AB型総理大臣は、岸田さんで3人目となります。血液型が判明しているこれまでの総理は、およそ30名くらいですが、その一割程度を占めるとなると、日本のAB型出現頻度と同じ割合で、総理も出現しているということになります。

AB型は、総合的には、リーダー向きとは言いにくいというのが、大方の見方としてあります。もちろん、著名な優れたリーダーはいらっしゃいます。たとえば経済界なら、稲盛和夫氏がAB型ですし、時折傑出したAB型リーダーが、現れることもあるのですが、やはり数は少なくなります。というのも、そもそも本人が、あまりそういうものを、強く望んでいないのです。

一見、権力に昇りつめたがるAB型がいたとしても、他の血液型と激しい権力闘争にでもなったときには、さっさと逃げ出してしまう可能性が高いです。そうした強い欲望や野心は、AB型の生き方として、非常にナンセンスなことだからです。

かつて、上杉謙信というAB型の武将がおりました。今でも語り継がれるほど、戦いに強くて有能な武将であり、時代のリーダーでありましたが、彼もまた、単なる権力争いのためだけに闘志を燃やすことは難しく、『正義』という大義名分を神に奉じなければ、自分を奮い立たせることが出来なかったのです。そう考えると、これまでの岸田文雄という人の、何か物足りない、パッとしない感じ、というのも、少し納得できるのではないでしょうか。

他の投稿でも少し触れていますが、岸田さんに対する周囲の評価や、ご本人の発言などから、再度キーワードを拾い上げてみると、「調和」「調整」「バランス」などが浮かび上がってきます。また、「相手の話しを良く聞く」というのは、ご本人も仰られている長所だそうですし、「好い人」、「誠実」「好印象」「紳士的」。あるいは「優柔不断」「八方美人」など、そういったところかと思います。

どれをとっても、まさにAB型的な特徴と、みごとに合致しています。そしてAB型気質の中でも、わりと長所となり得る面が多く見受けられるのですが、ところが逆に、それらの性質が「リーダーとしては不向きなのでは?」と、多くの人々の懸念材料にもなっているようです。つまり、「好い人」では、一国の総理は務まらないのだと。

ただ、もしも、この辺りを私が血液型視点で弁護するなら、そういう自分の弱点を、AB型自身が理解しているかどうかが大事なことかと。”経験を積んだAB型”、という前置きはありますが、AB型は、客観的に自分を眺めることには長けている方です。岸田さんが、自分の弱点を自覚した上で、どう戦略を立ててゆけるのかも、今後の明暗を分けるカギになるかもしれません。

「平時なら岸田でもいいが、有事では頼りない」という声が、ざわざわと聞こえてくる中にあって、有事とも乱世とも思える昨今。上杉謙信のごとく『正義の旗』を掲げ、奮い立つことが果たしてできるのか。じっくり見守ってゆきたいところであります。


今回、10月の任期満了の後には総選挙があります。
結果によっては超短命に終わっしまう新内閣になる可能性も。年末まで落ち着かない日々が続きそうです。

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2021-09-09

【総裁選】第100代総理大臣は誰に?~予定候補者たちの血液型

 

総裁選候補者~血液型もそれぞれ

菅首相の辞任により、急きょ総裁選が行われることになりました。投開票は29日の予定です。
今のところ正式な出馬表明をされているのは岸田文雄氏と高市早苗氏ですが、名前の挙がっている候補者予定を合わせて、血液型と簡単な人となりをご紹介しておきたいと思います。


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岸田文雄


生年月日:1957年(昭和32年)64歳
血液型:AB型
出身地:東京都(本籍は広島市)

祖父、父ともに元衆議院議員で岸田家は政治家一家。
小学校時代に米国ニューヨーク州で過ごす。帰国後の学生時代は野球部へ。
早稲田大学卒業後、銀行へ入社。
5年間の銀行員を経て父、岸田文武の秘書となる。
1993年、衆議院議員選挙に出馬、初当選。
外務大臣、政調会長などを経験。宏池会(岸田派)会長。

座右の銘:「天衣無縫」※周囲に左右されずにいつも自然体でいること。

(出馬表明・政策)
(巷の評判、評価など…)
お酒が強い。誠実、約束を守ってくれる。紳士的、いい人。決断力がない、優柔不断。話が面白くない。地味。何をやりたいかが伝わってこない。財務省との繋がりが強い一族ゆえ、緊縮財政に向かうのではないかという懸念の声もあり。

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高市早苗


生年月日:1961年(60歳)
血液型:A型
出身地:奈良県

神戸大学経営学部。松下政経塾卒。
渡米(米国連邦議会)
近畿大学経済学部教授。
1992年 衆議院議員通常選挙 初出馬(落選)
1993年 衆議院議員総選挙出馬 当選(得票数トップ)
内閣特命担当大臣、総務大臣などを経験。無派閥。

座右の銘:「高い志 広い目 深い心」
目標とする政治家:マーガレット・サッチャー(元英国首相)
趣味:ドラム(学生時代はヘビメタバンド)、バイク、スキューバダイビング

(出馬表明・政策)
  • 総裁選出馬表明 記者会見動画(FNNプライムライブ配信)
  • 政策 基本理念(公式サイトより)※具体的な政策については上記の記者会見で言及
(巷の評判、評価など…)
一匹オオカミ、仲間が少ない。強い国家感に高評価。初の女性総理大臣への期待。4名の中で唯一世襲議員でない人。知名度がやや低い。政策提言多数で意欲的、行動力あり。


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河野太郎(予定)


生年月日:1963年(58歳)
血液型:O型
出身地:神奈川県

祖父、父ともに元衆議院議員の政治家一家。
ジョージタウン大学国際学部。
1986年、帰国後、富士ゼロックス、日本端子に勤務。
1996年 衆議院議員総選挙初出馬 当選。
外務大臣、防衛大臣、行政改革大臣などを経験。

座右の銘:「ありません!」

(出馬表明・政策)

(巷の評判、評価など…)
外務大臣時代、2年の任期中に123か国(外国出張291日となる)を訪問した。正直で率直に発言する。キレやすい。部下に慕われていない。ツイッターをよく活用していて若い層の人気が高い。ツイッターではワクチン批判に対するデマ発言で話題に。意見の合わないフォロワーをすぐブロックすることから”ブロック太郎”とも。


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石破茂(予定)


生年月日:1957年(64歳)
血液型:B型
出身地:鳥取県

父、二朗は鳥取県知事。
慶応義塾大学法学部。その後銀行へ就職。
1986年 衆議院議員総選挙初出馬 当選。
防衛大臣、農林水産大臣、地方創生担当大臣など経験。

座右の銘:「鷙鳥不群」※群れない


(出馬表明・政策)
(巷の評判、評価など…)
近年の総裁選では何度か出馬しているが、いずれも党内からの支持が得られず。国民への知名度は高く、人気もそれなりにある。変り者、独創的な発想。アイデア持つ。党派をよく変えていて、ときに”裏切り者”と言われることも。軍事オタク。


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野田聖子(予定)


生年月日:1960年(61歳)
血液型:A型
出身地:岐阜県

祖父は元衆議院議員の野田卯一。
上智大学外国語学部。
帝国ホテル勤務。
1987年 岐阜県議会議員選挙 史上最年少(26歳)で当選。
1993年 衆議院議員総選挙出馬 初当選。 
郵政大臣、総務大臣、内閣府特命担当大臣など経験。

座右の銘:「初心忘るべからず」
趣味:読書、日本画

(出馬表明・政策)

(巷の評判、評価など…)
子どもが障害を持つこともあり、働く女性や子どものための政策に力を入れる。一本筋が通っている。男気がある。兼ねてから初の女性総理大臣を目指し、周囲からも期待されてきたが、あと一歩の力量が必要とも。


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今回の候補者及び予測候補者は、全ての血液型が揃っていますね。こういうケースは案外めずらしいかもしれません。各人物の人となりや素顔などは、なかなか分かりようがありませんが、少しは血液型の特徴も垣間見えているように思います。

岸田文雄さんと石破茂さんは、前回の総裁選に出馬したので顔を知らない人は少ないでしょう。河野太郎さんは、ワクチンでお馴染み、顔出しバッチリです。野田聖子さんも、以前から「初の女性総理大臣」によく名をあげられていました。すると今回、高市早苗さんの出馬表明は、意表をついたものかもしれません。そして5名の中で、世襲議員でない、親族に政治家がいない、という人物は高市早苗さんだけです。そういう意味でも新鮮な人物ですね。

あるネットサイトで、次期総理に「なってほしい人物」「なってほしくない人物」というアンケート結果がありましたが、どちらの回答にも、ほとんど同じ順位で同じ人物が上がっていました。日本の場合、テレビなどで頻繁に取り上げられる議員でないと国民の知る機会がないらしく、「支持・不支持」「好き・嫌い」のいずれにおいても、同じ人物の名前しかあがってこない、ということのようです。

国民全体の政治への無関心さもあるかもしれませんが、たとえ関心のある人でも、情報をテレビなど主流メディアのトピック的放送に、だいぶ頼り過ぎている感が否めません。

さて、どのような結果になることでしょうか。国民が直接投票はできないにせよ、国民ひとりひとりが自分で考え、自分の目で見据えていきたいところです。今回の総裁選は第100代という、数字的にも非常に区切りの良いものです。「これは何かが大きく変わるチャンスか?」と、何もかも停滞している今の空気に、真新しい風が吹き込むのを期待したいところであります。


2021-09-08

【仕事師O型】菅総理、お疲れさまでした!


菅首相のO型的特徴とは?


前首相の安倍さん退任から、慌ただしく就任されたのは2020年9月16日でした。そして先日の突然の辞任表明、9月29日が自民党総裁選の投開票日と決まったとのこと。およそまる一年間の在任となりました。

現在のような、前代未聞の"コロナ禍"の中で総理大臣に就任することは、少々、分の悪いくじに当たってしまったようなものかもしれません。まさにこの一年は、さまざまな事に耐え、あらゆる問題に対処する、苦難の日々であったことと思います。まずは、「大へんお疲れさまでした!」と、一国民として心からの労いと感謝を申し上げます。

一年前の就任時、菅首相に対する巷の評価は、「とにかく菅さんは仕事師だ!」というものでした。あとは話題になったのはパンケーキが好きなことくらい。とにかく菅さんという方は、ひたすら仕事をしているという印象が強かったようです。

「O型は、親分肌で自己主張が強くて、お人好しで…」というイメージを持つ人が多いですが、すると、たくましそう、元気、大らか…などなどの人物像に、ついついなりがちです。ところが実際の人々を見まわしてみると、そうは見えないO型さんの方が多いはず。それはO型に限らないことですが、4タイプを比較するとき、どうしても分かりやすく目立つ特徴傾向だけがピックアップされがちなので、そこから一歩踏み込んだ、真の気質傾向を伝えることが、なかなかできないことも多いのです。

菅首相も、一見O型らしさが見えにくいタイプかもしれません。ここで、O型の一般的傾向を一部抜粋してみることにします。

【O型の気質・行動傾向】(※能見正比古著「血液型エッセンス」参考)
  • 生き方の基本は、生命自然の方向に強く沿っている。
  • 生活は、バイタリティーがあり、必要に応じて耐乏性も強い。
  • 行動は、目的志向性強く目的に向かって一直線。達成力も大。
  • 思考判断は、利害判断中心か、あるいは信念。明解な言葉選び、論理は巧み。
  • 感情は、日常では安定。慣れない出来事や追い詰められて弱いことも。
  • 仕事は専門を得ると深まり、プロ的成長を遂げる。
  • 人間関係は上下・横の区別より敵か味方か。
  • 社会へは、勝負師的姿勢で臨む。

これまで私が、菅首相に関するインタビューや人物評などを聞いた内容から判断し、上記に当てはまるところを、私の独断で太字にしてみました。もちろん正解など分かりようもありませんが、みなさんは、いかが思われるでしょうか。


目標定めて一直線の"O型気質"でやり遂げた数々の実績とは


菅首相に関する、さまざまなご意見はあるのでしょうが、とかくメディアは批判の方が目立つものであり、政治には裏の裏のまた裏と、あまりに裏が多すぎて、素人の私にはどのような判断をもすることが難しいです。とはいえ、菅首相がこの一年に実現したことについては、事実として明らかなので、ここに挙げておきたいと思います。

◎菅首相が実現したこと(参照:WiLL増刊号627)
  • 携帯料金の値下げ(大手3社6割値下げ)
  • 『日本学術会議』任命拒否
  • 教科書の”従軍慰安婦”表記を認めないと決定
  • 皇位継承問題において有識者会議へ提言(「男系継承」支持を明言)
  • 福島原発の処理水海洋放出決定
  • 『国民投票法』を改正(憲法改正のための準備のため)
  • 『産業と地調査法』『重要土地利用規制法』(重要地の外国人購入を禁止するなど)
  • G7声明で台湾問題を明記(国会でも台湾を”国”と公言)
  • 待機児童、男性の育児休暇取得への環境づくり
  • 最低賃金3.1%アップ実現
  • 不妊治療保険適用
  • コロナワクチンの大規模確保(とともにワクチン選手のスピード化を実現)
  • 東京オリンピック開催実現
  • オンライン治療の解禁(2022年から予定)

上記の事柄、ひとつひとつへの是非については、いろいろなご意見があると思うので、ここでは論評を避けます。いずれにしても、たった一年間で、たくさんのことを実現させた行動力と、その目的達成力は、さすが、『目的志向の仕事師』あっぱれO型!ということだと感じます。

菅首相は、自己PRが下手だという評価もよく聞きますが、確かにそれについては、トップに立つO型らしからぬ点ではあります。しかし力関係に敏感なO型が、自分の社会での立ち位置を決めたとき、むしろその立場に徹底するところがあり、今回は菅首相自身、思わぬお役目が突然舞い込んできたわけで、場慣れしない面も多々あったろうと想像できます。

以前の記事でも少し紹介しましたが、かつて安倍元首相を説得し、強く推した立役者としてインタビューに答えていたときの菅首相の言葉が、今でも印象に残っています。

インタビュアー:「なぜ安倍さんを推したのですか?」

菅:「彼は自分の考えをしっかり持っているし、家柄もいいですし、総理の品格がある

なるほど、菅総理は、そもそもご自分が総理大臣になるおつもりなど、これまで一度も無かったのでしょう。「総理の女房役として腕を振るうのが自分の本分である」と、決定づけていたのではないかと思えます。その場合、自己PRなどは、むしろ封じ込めるべき性質となります。菅首相があと数年、総理大臣を続けていけたとしたら、もう少し違った"菅首相"を見ることができたかもしれませんね。

とにもかくにも、お疲れさまでした!!


2021-01-30

「自由」について"血液型"的に考えてみたら

日本はそもそも自由で平等の国


昨年の11月3日の大統領選を境に、今米国が大きく揺さぶられています。その振動は、世界中に広がっていくに違いないでしょう。日本では、他国のこととして関心を示さなかった人も多いかもしれないし、何よりも全てのメディアが、あるがままの事実を報道しなかったのは、貴重な経験を失ったようでとても残念なことでした。

それはそうとしても、ここでは米国大統領選の話をしたいのではなく、この出来事を眺めながら、改めて自由や平等、あるいは民主主義、共産主義などについて考える機会をもらえたので、4つのタイプの関わりを振り返ってみようと思います。

「自由は戦って勝ち取るものである」と言うのを、しばしば聞いたことがあります。ただ正直にいうと、日本人にとっては、あまりピンとこないところもあるのではないでしょうか。それは主に、支配者たちへの民衆による革命の歴史がある、西洋社会における概念だからです。

日本には、そうした歴史が見あたりません。なぜかしら?
私が思うに、日本はそもそも昔々から、当たり前のように、人々は自由で平等だったのではないでしょうか。それは違うと考える人もいるかもしれませんが、たとえば江戸時代の士農工商制度などについても、あくまでも社会秩序を保つための制度であり、差別による階級分けではなかったのです。武士たちが決して裕福でなかったことは、ひとつの証拠でもあります。お百姓さんが虐められている時代劇は作り話…(おすすめ著書「逝きし世の面影」

「万物に神が宿る」という古来からの価値観は、あらゆるものへの敬意を表しています。昭和天皇は独裁者のような言われ方をすることがあるけれど、「日本はそもそも民が主体の国である」と昭和天皇は仰っていて、終戦後、真新しい考えのように欧米式の民主主義が持ち込まれ、本来の日本の在り方を人々が忘れてしまうのではなかろうかと、心配していたのだそうです。

あるいは、聖徳太子の「十七条憲法」を読んでもそのように感じます。
この、我が国最初の、由緒ある憲法とは、そこでは人々が自由であることや平等であることには(当たり前なので)触れておらず、下の者は上の者によく従うこと、そうでなければ秩序と和が乱れるといい、「和」と「秩序」をことさら強調しています。一見、下の者が虐げられていると受け取ることもできますが、しかしよくよく読んでみれば、各々が、自分の役割を真心を込めて果たしなさいと、寛容に諭しているのです。

もちろん、長い年月の中では、幾らかの歪みを生じたであろうことも想像できます。現代の日本にも言えることですが、秩序やルールに厳しすぎるあまり、それが独り歩きすれば不自由さも生まれてくるでしょう。それでもやはり、日本人社会の底流には、自由と平等、民主の概念が、自然とあったと思うのです。

なので日本では、「自由と平等」を叫ぶ素地が薄いわけで、そういう日本人の私が、米国で再燃している「自由と平等」についての問題を、果たしてどこまで理解できてるか分かりません。とはいえ、ABO血液型の社会的影響を一考しておくため、整理してみようと試みます。


「自由は戦って勝ち取る」O・A社会


毎度、伝えているように、西洋社会はA型とO型の社会です。この2つのタイプの共通性は、集団性、社会性が強いことです。そして遺伝子的にもよく似たところがあるので、ある部分、親和性も高く、社会を形成するには、互いに同調し合いまとまり易いということがあります。(「O型になりたいA型が多い…」

それを踏まえた上で、O型の特徴的な性質をいえば、「個性主張を強く持つ」というのがあります。O型は、「自分・我」の存在を、常に確認していたいのです。もしもそれが抑圧され続けるなら、彼らは生きる価値を見出せないか、あるいは怒りに燃えるでしょう。

またA型は、表面は穏やかに見えても、本質的には気性の激しい性質を持ち、特に権力など力によってねじ伏せられることを嫌い、反発心を強めることがあります。

つまり両者は、人は一人では生きられない、仲間外れになるまい、とする、社会性の強さを持ち合わせ、通常レベルの圧政なら容認するのです。しかしそれが一定レベルを超える状況になるなら、きっかけさえあれば、いつでもそれに立ち向かう可能性を秘めているのです。

そういう人々の集合体の中で、逆に支配者側に立ってみるならどうでしょう。獅子たちを何とか眠らせておく、あらゆる方法を、あれこれ企むのではないでしょうか。もちろん、支配層にしたって、O型とA型が占めるわけで、その民衆心理も分かるというものなのです。

そうした支配層と民衆の切迫した関係は常にあり、そして革命が起こり、あるいはアメリカ大陸への開拓精神を呼び起こした、と言えそうです。


B型の多い国はなぜか締め付けが強い


では、B型族の多い、アジアの国々ではどうでしょう。
面白いことに、アジアの国には、社会主義や共産主義など、全体主義的な国家が意外に多いのです。またB型が非常に多いインドにおいては、社会主義ではないにしろ、カーストという厳格な階級制度をずいぶん永い間保持し、人々はそれを受け入れてきたのです。

B型が、4つのタイプの中で、最もマイペースで、最も自由を愛する人々という印象があるにも関わらず…。

何年か前、研究会でそれについて話し合ったとき、ひとりのB型が言いました。
「そうやって強く締め付けをしないと、B型はてんでバラバラになるから仕方ないんだよ」
そして彼は、こうも言いました。
「B型は、あまり穏やかすぎるとだらけるから。多少プレッシャーを与えた方がヤル気が出るの」

なるほど。B型ご本人が言うのだから、それは一理も二理もありそうだし、言われてみれば、極度のプレッシャーの中で俄然、力を発揮するB型アスリートたちを、数多く見てきたのも間違いないのです。

とはいえ、やはりO、A型社会から見れば、なぜ人々がそのような抑圧的なシステムに甘んじているのか、理解不能であるに違いありません。そして「独裁者が全て悪いのだ」という結論にも至るのでしょう。

ここで、もう少しB型性について深読みしてみようと思います。
B型は、確かにマイペースな性質で、O型やA型と比較すると、社会性があるとは言えないのが客観的事実です。しかし注目するのは、B型自身が、それについて強い意識を持っていないということなのです。B型は、社会のシステムがどうであれ、O型やA型ほどには関心がないのです。


B型流の自由のあり方って?


B型が自由を愛するという言い方は間違いではありませんが、より正確な表現をするなら、自由を追い求めるというより、縛られることへの嫌悪感のような感じで、そんな環境ではどうにも居心地が悪いらしいのです。また、別の側面から見ると、彼らは自分の好きなことさえやらせてもらえるなら、多少の抑圧は気にならないところもあるのです。

つまり、システムだとか、主義だとか、少し言い過ぎかもしれませんが…人権だとかも、ある程度、好きなことをさせてもらえる範囲であるなら、"知ったこっちゃない"というところがあるのです。(もちろん災難が自分に降りかからなければでしょうが。)要するに、社会とか組織とか、そういう概念を、鼻から持ち合わせていない種族、といえるかもしれません。

現在、「中国共産党 VS 米国」という対立構造があり、それはコロナウィルスをきっかけに「中国共産党 VS 世界各国」という風にも拡大してゆく気配があります。なぜ中国において共産主義がここまで根付いてしまったのでしょう。共産革命の主導的立場にあったソ連邦は、とうに崩壊してしまったというのに。

それには、いろいろ要因があるのでしょうが、一つには、天安門事件の酷い記憶を葬ると同時に、改革開放を急速に進めたからでもあるのではと思えます。たとえ一部分であろうが、経済的開放が行われたことによって、まあそれがB型であるなら、命と引き換えに政府に対抗するより、上手くやり抜ける工夫をして適当な自由を得る方が、B型はよほど得意なのです。中共政府はこれによって、実際はマイペースな人々が多い国内を、上手くなだめることに成功したのでしょう。彼らはとても賢かったと言えます。

余談となりますが、日本が中国との国交正常化を成立させたのは田中角栄でした。角栄さんもB型です。複雑な政治的背景は分かりませんが、田中角栄もまた、○○主義などの、そうしたことに対するこだわりが薄かったのかもしれません。少なくも当時は、何かと決めごとや契約を押し付けて来る米国より、実質的に利便性のあるお隣さんと関わる方が、国益になると考えたとしても不思議ではありません。

とはいえ、現在における中共の人権弾圧や言論弾圧の不自由さは、もはや国内事情を超えたレベルに達していて、人道的に許してはおけないところまで悪化しています。そうなれば、中国には、O型やA型の人々だって存在するわけですし、これから先はどうなっていくのか分からないことではあります。

ただとにかく、B型の多い社会では、全体主義や軍事政権など、多少強制力のあるシステムの方が、人々をまとめやすい面があったのだろう、と想像できるのです。そしてB型は、どんな環境の中でも、何とか工夫して、共生共存していくことができるという、他のタイプには見られない柔軟性も持ち合わせています。だとすると、社会制度に不備や不満があっても、命の危険を冒してまで頑張る必要がなくなるのです。

もちろんB型も、革命的なことに没頭することはあるかもしれません。おそらくそれは、そのB型が、何かとてつもなく大きなアイディアを思いついたときです。たとえば田中角栄の「日本列島改造論」のようなものとか…。しかし欧米社会に見られるような「自由を勝ち取る!」というようなスローガンには、案外、腰が重いのです。


そして新しい価値観が生まれるとしたら?

以上のことはあくまでも、今までの人間社会を観察した中での解説となります。しかし私は、今、米国で起きている揺さぶりは、何かもっと、大きな変革をもたらすものではなかろうかと予測しているのです。それがもし、単なる社会制度に対するものではなく、人間そのものの価値を見直すようなことにでもなれば、また違った側面から「自由」や「平等」を考えることができるかもしれません。


たとえば、これまでは、制度やシステムが先にあり、人々はそれに合わせて暮らしてきたようなものですが、仮にそれが、人間の自由な活動の方が先にある、という考え方になったとしたら、○○主義とか、○○党というようなものを、わざわざ組織する必要がなくなるかもしれません。

すると結局…
B型の生き方というのは、本来のあるべき姿なのかもしれないなとも、思えてしまいます。彼らのように、「自分の好きなことを自由にやらせてくれるなら、そんなの知ったこっちゃない」ということなのです。

そうなると、これまで「自由」を求めて懸命に戦っていたはずのO型やA型たちは、面食らうのかもしれません。どうやら、この先の未来は、B型に習うことがいろいろありそうです。

とにもかくにも、今年も混沌の中で始まっており、未来は見えにくいかもしれませんが、変わってゆかなければならないことは確かなようです。取り留めのない内容になりましたが、このテーマはまずはこの辺で、一旦終わりにしておきましょう。


2021-01-03

血液型視点でリーダーシップを考えてみる(3)


人類の解放運動を指揮した指導者たち


人類史上のリーダーたちを考えるにあたって覚えておきたいのは、過去の植民地政策や、奴隷労働からの解放運動を行った英雄たちのことでしょう。残念ながら血液型は判明していないのですが、記憶に留めるためにも簡単な紹介をしておきたいと思います。


マハトラ・ガンディー

(1869~1948年)インド生まれ。弁護士、宗教家、哲学者。
イギリスによる植民地統治時代、ガンディーはアフリカで弁護士として働く中、人種差別問題に目覚めて運動に参加しました。インドに戻ったガンディーは、インド独立運動に加わり、不服従運動を推進します。ガンディーはまた、徹底した「非暴力運動」を行い、その後の活動指導者たちに多大な影響を与えました。その当時、日本は西洋社会による植民地からのアジア解放と銘打って大戦に参加していましたが、ガンディーは、日本軍による支援を評価しながらも、それが暴力によるものであることについては強く批判していました。またガンディーは、幾度となくノーベル平和賞候補にあがっていましたが、断ったとのことです。

ガンディーの強い正義感や非暴力へのこだわり、あらゆる宗教間の融和的思考性などを考えると、AB型の印象を与えますが…。

ネルソン・マンデラ

(1918~2013年)南アフリカ生まれ。弁護士、政治家、南アフリカ共和国第8代大統領。
部族の首長の子として生まれたネルソン・マンデラは、幼い頃からリーダーシップ精神を授けられて育っていました。南アフリカのアパルトヘイト体制反対運動を先導したことで国家反逆罪、終身刑を言い渡され、ロベン島に投獄されます。しかし彼は決して諦めず、看守と親しくなることで獄中から運動を指揮し続けました。そうする中で、世界情勢と共に南アフリカの状況も徐々に変わり、アパルトヘイトは廃止されます。同時にマンデラ釈放を求める声が世界中から沸き起こり、計29年間の投獄生活からようやく解放されました。そして1994年、初の全人種参加選挙が実施されるとマンデラは大統領に就任します。マンデラは、南アフリカ共和国における人種や民族の融和政策に力を注ぎ、アフリカでは数少ない民主国家実現に大きく貢献した人物として世界中から評価されています。

投獄中に看守と親しくなって上手に抱き込んでしまった点や、人種や民族の垣根を取り払った柔軟な思考などは、B型的な印象が残ります。


マーティン・ルーサー・キング牧師

(1929~1968年)アメリカ合衆国生まれ。牧師、公民権運動指導者。
牧師の子として生まれました。神学校在学中にガンディーの思想と出会ったことが、その後の彼の活動に大きな影響を与えました。1900年代、リンカーン大統領によって奴隷制はとっくに廃止されていたとはいえ、黒人や非白人への差別意識は厳然と残っていたのが現実でした。そんな中、ある差別事件をきっかけに抗議運動を主導するようになります。キング牧師の活動はガンディーに啓蒙された「非暴力主義」です。こうしたアフリカ系アメリカ人が人種差別撤廃や公民権を求める「公民権運動」は、アメリカ全土に広がっていきます。キング牧師は大行進を企画したり抗議集会を開くなど、地味ながら精力的に活動し、最終的には1964年に公民権法が制定されたことで勝利を収めることになります。この法案は、ケネディ大統領の時に提出され、ジョンソン大統領によって実施されました。

しかし法が定められた後も全てが解決されたとはいえず、引き続きの活動は展開されました。中にはキング牧師の徹底した「非暴力主義」に反抗する黒人運動家も現れ、一部では暴力化する運動にも発展ししました。そんな中でキング牧師は暗殺されてしまいました。

キング牧師の血液型は、ネット上ではB型、あるいはAB型などと書かれているものを見かけますが、どちらとも判断がつきません。


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アフリカやインドは欧米諸国と異なり、B型族(B型・AB型)が多くなります。その分、B型的な柔軟性が発揮されやすい土壌があり、紹介した3名の運動家のように、非暴力や融合的な思想や行動を生み出すのではないかと思います。

以上、血液型から見たリーダーシップということで数回にわたって紹介してみました。
ある人物について分析すること自体が僭越なことでもありますし、ましてや事実が判明していない上で紹介していますので、いろいろご意見ご批判あろうかと思いますが、あくまでも筆者個人の見解としてお読みくださるようお願いいたします。

総論としていうなら、結局は、どの血液型もリーダーに相応しい要素を持っているということになります。そして過去のリーダーの失敗と成功に学びながら、未来の在り方を考える参考になれば何よりです。


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(関連ページ)

2020-12-27

血液型視点でリーダーシップを考えてみる(2)

 

世界各国のトップリーダー

世界各国のトップリーダーについて考えようと思ったはいいけれど、血液型が判明している人があまりいません。しかも国家に関わることとなると、真実がどこまで公表されているかも定かでなく、果たして考察などできるのやらと、書く前から気落ち気味。結局のところ、憶測や主観、疑問符が多くなりそうですが、それでも、"血液型とリーダー"という視点で、わずかでも参考になればと思います。

またもうひとつ重要なことを前置きさせていただくと、歴史の流れの中でその重荷を背負ったリーダーたちの中には、悪政を敷いたとか、悪者であったなど、強く批判される人物もおります。しかし血液型視点で見るときには、同じ人、あるいは同じ血液型特性でも、状況や場面によってプラスにもマイナスにも働くものであると捉えますので、そうした善悪の評価はなるべく行わないようにしています。

戦後の米国大統領の顔ぶれ

情報が少ない中で、米国の大統領についてはそれなりに予測できるデータがありますので、まずは、今まさに世界が注目している米国大統領について考えます。できれば建国の父とも呼ばれるジョージ・ワシントンや奴隷解放を行ったリンカーンに触れたいところですが、全く情報がないので残念です。以下は戦後の大統領となります。

(1950年以降)

  • 34代▶D・D・アイゼンハワー(O)※米国媒体による2次情報
  • 35代▶J・F・ケネディ(AB)※米国媒体による2次情報
  • 36代▶L・B・ジョンソン(A)※米国媒体による2次情報
  • 37代▶R・M・ニクソン(A?) ※米国媒体による2次情報。B型という情報もある。
  • 38代▶G・R・フォード(O)※ホワイトハウス確認済
  • 39代▶J・R・カーター(A Rh-)※ホワイトハウス確認済
  • 40代▶R・W・レーガン(O)※米国媒体による2次情報
  • 41代▶G・W・ブッシュ(A)※ネットによる2次情報
  • 42代▶W・J・クリントン(AB?)※ネットによる2次情報
  • 43代▶G・W・ブッシュ Jr(O?)※ネットによる2次情報
  • 44代▶B・H・オバマ(AB Rh-)※米国媒体による2次情報
  • 45代▶D・J・トランプ(A?)※ネットによる2次情報

米国大統領というのは、家族や経歴などを含めてあらゆる情報が収集拡散されるらしく、どこからともなく血液型情報も流出するようです。ただし、レーガン大統領までは能見正比古と研究員らが本国で情報入手したものですが、それ以後はほとんどがネット情報です。(※情報ソースを確認できなものについては"?"マークをつけてあります。)


AB型が少ない米国に、なぜAB型大統領が多いのか?

興味深いのは、米国はAB型が3~4%ほどしか居なというのに、3人もAB型の名前があがっていることです。O型が多い米国ゆえの現象だと予測しますが、米国人にとってAB型は、よほどスマートに見えるようです。O型からみるAB型というのは、その神秘性もあいまって知性溢れる人物に映ることがあり、その人の実態以上に評価されることが少なくありません。米国ではスピーチが巧いこともトップリーダーにおいて重要のようですが、そういう面でも、AB型のスマートな物腰が点を稼ぐのでしょう。

中でも、J・F・ケネディは、若くして衝撃的に暗殺された大統領なので、特別に印象深くなっているのかもしれません。黒人初の米大統領になったオバマもまた、世界的にも話題を呼び、長く人気と注目を集めてきました。もう一人、AB型(?)とされるのがクリントンですが、当初はやはり彼のイメージの良さが人気の高さだったと思われます。ただしクリントンは、女性問題でその評価をだいぶ下げてしまいました。

女性問題といえば、J・F・ケネディの女グセが悪かったのもよく知られていることです。AB型男性には真面目派とプレイボーイ派の2つのタイプがいると言ってきましたが、米国男性にもそれは当てはまるようです。しかし、ケネディにしてもクリントンにしても、女性問題が多少のイメージダウンにはなっても、それほど国民から嫌われなかったのは、O型国ならではの大らかさなのか、それともAB型の、それにも勝るイメージの良さなのか…その人気ぶりはやはり不思議なところです。


戦後の米国は、操りやすい大統領が安定政権を維持した?

そんなことを思案しつつ、思い至ったところがあります。AB型大統領というのは、もしかして最も利用されやすいかもしれないなと。

いくら大統領の権限が強いとはいえ、米国は法治国家であり民主国家です。その政権のあらゆる政策を大統領が独裁的に決定できるわけではありません。そうであるなら、もしその政権を動かしたいさまざまな”力”が存在するとしたら、国民に対して好感度の高いAB型は、好都合です。そしてAB型の性質とは、理性を優先し、それほど権力を行使したがらず、揺るぎない信念や力強いリーダーシップなどを、好んで発揮するタイプでもありません。そのAB型の合理性を納得させることさえできれば、AB型の決断をある方向に向かわせることはそれほど難しくないのです。

もしも米国の政権を、違う側面から動かそうとする"勢力”がいるとするなら、AB型大統領ほど都合の良いリーダーは居ないかもしれず、彼らにとって掘り出し物でも見つけたようなものかもしれません。オバマ大統領が、どのような決定においても周囲の意見を取り入れる合議制を好んでいたことはよく知られていました。一方でその彼の8年間を振り返り、「スピーチ以外に彼自身は何もやらなかった」とも評されています。

ただしケネディについて振り返ってみると、おなじAB型でも子どもの頃から随分マイペースな性分だったようで、平均的なAB型とは異なる性質を発揮していたように感じます。若くてスピーチが巧く、国民に絶大な人気がある点ではオバマと同じでしたが、周囲の意見の取り入れ方はオバマとは違っていたかもしれません。つまり、"彼ら"の意図を受け入れなかったために暗殺されてしまったのでは?と憶測してしまうのです。

陰謀論的な話になってしまいますが、しかし現在の大統領選を見ても明確になってきたように、第二次世界大戦以後、世界の覇権国となった米国のその権力中枢には、深い深い闇が存在していたのは間違いないようです。

Wikipediaには歴代米国大統領の顔ぶれがあります。初代大統領のジョージワシントンに始まって、第二次世界大戦時の1945年辺りまでの大統領たちと、それ以降の大統領たちを比較して眺めていると、血液型によらず、柔和でスマートなムードを与える人物たちが増えていると感じるのは、私の気のせいでしょうか。もちろん、時代の流れで国民がそれを求めたからという面もあるでしょうが。とはいえ結局のところ、大統領といっても、国民向けの、表面的な飾り物だったのでは…?少なくも、"背後に存在する勢力"にとってみれば、「そうあるべきだ」と考えていたのではないかと思えてきます。


アメリカを取り戻そうとする大統領は狙われる?

次にO型大統領に注目してみると、上記の中で最も人気が高かったのはレーガンでした。彼は元俳優だったこともあり、立ち居振る舞いには申し分がなく、やはりスピーチが得意でした。体が大きかったこともありますが、O型らしい大らかさや温かさを感じさせる人物でした。しかしレーガンもまた、運よく一命はとりとめたものの、暗殺の危機に合いました。レーガンはアメリカの伝統的な価値観を取り戻そうとする保守派として支持されましたが、彼が自分の考えに従って、アメリカ国民のための行動をとろうとしたために実行された暗殺計画だったと想像できます。


予測不能で大胆な行動をとる大統領は失脚する運命にある?

B型大統領がいないのは残念ですが、ニクソンがB型である可能性も捨てきれません。40年前の調査当時、B型とA型という2つの情報がありましたが、いずれも不確実な情報でした。ニクソンも国民に大へん人気のある大統領で、実績も評価されていたのですが、「ウォーターゲート事件」という謎の事件で退任に追い込まれました。彼が不正を行ったのは事実かもしれませんが、内容を見るとずいぶん無防備で脇の甘さがあったように感じます。彼がA型だとしたら、もう少し慎重に用心するのではないかという気がするのです。

ニクソンは、大胆な外交手腕が高く評価されていますが、そうした我流の大胆さはB型のリーダーの共通点でもあります。ことの是非は別として、ロッキード事件で糾弾された田中角栄とニクソンにはどこか重なる部分があり、B型の可能性を否めない気がしています。もしもニクソンがB型だとしたら、背後にいる勢力にとっては、その予測不能な行動を危険視するようになるのは想像に容易いことなのです。


そして「破滅型A」がアメリカを救うのか?

2016年、グローバリズムが拡大するそれまでの流れが変わるような事態がおこりました。多くの人たちが予想だにしなかった、ドナルド・トランプが大統領に選ばれたのでした。トランプ大統領は当初から、それまでに構築されてきたシステムに疑問を投げかけ、多くのことに挑戦的でした。そしてメディアのプロパガンダによって、既に周囲の流れに同調するのみになっていた米国の人々も、最初は「トランプは攻撃的で狂ってるのか?」と思っていたわけですが、トランプが真実を語り、有言実行の人であることに少しずつ気づいていくことになります。

血液型が予測されている12名の大統領のうち、ニクソンも一応数に入れるとA型は5名となり、米国全体のA型率と同程度になり、比率としても妥当な人数です。ただ面白いことに、ニクソンを除くA型大統領は、全員が1期のみで終わっているのです。米国におけるA型大統領というのは、地味すぎるせいで人気がないのか?つなぎのような役割りが多いのか?なぜか短命で終わることが多いようです。

ところが現在のトランプ大統領だけは、これまでのA型大統領の中でも異色な存在だといえます。いまのところトランプの血液型がA型であると確定することはできないのですが、以前書いたように分析していくと、A型の可能性が高いと考えています。

A型にもさまざまなタイプがいるとはいえ、平常時におけるA型の言動は、やはり協調性や秩序、習慣などを優先させることが多くなります。ところが平時ではない状態にあるとき、激しいまでの強い信念や大胆な行動で、物事を実現させてしまうA型が出現します。能見正比古はそんなA型を「破滅型のA」と、ユーモアを含めて表現しましたが、A型気質には、そのように開き直って最強なるパワーが潜んでおり、それを前面に押し出すタイプのA型が、少ないながらも存在するのです。

日本人を例にだすと極端に異色になってしまいますが、三島由紀夫の行動が分かりやすいのかもしれません。ただ三島由紀夫にしても、彼が作家や思想家でなく、政治家であったなら、もっと現実的な方法で、自分の目的を遂げようとしたのではないでしょうか。

トランプ大統領は、米国が危機的状況にあることを知ると、権力者たちの目に余る横暴や腐敗を一掃したいと立ち上がり、大統領を目指したのは間違いがないようです。普段は入手しづらい米国情報ですが、この選挙騒動のおかげで日本語翻訳された資料が増え、ドナルド・トランプについて多くを知る機会にもなりました。

彼は、今回の二期目の選挙戦も視野に入れながら、大統領として彼の大義や目的を成し遂げるために、長期的で且つ緻密な計画を持っていたということ。またそれは、鉄の信念であるということ。また彼は、人種や職業の差別をせず、全ての人間に思いやりがあり、非常に義理堅い人だということなど。マスメディアで報道されるそれとは真逆の、A型的ポジティブな要素が益々見えてきたのでした。

今日の時点でも、トランプ大統領は、まだ戦いの最中にいます。彼は今後、どのように大義を成していくのでしょうか。真実はいずれ表に出てくるとは思いますが、今後もじっくり見守っていきたいと思います。


ソ連崩壊~ロシア復興に至る指導者の顔ぶれ

一方、米国以外の国のトップリーダーについては、情報が少なすぎて予測すら難しいのが残念です。 その中で、わずかな情報ではありますが、旧ソ連崩壊に関わったゴルバチョフとエリツィンの血液型が判明しているので、旧ソ~ロシアについても少し触れておきたいです。

ソビエト連邦を成立させた指導者といえば、レーニンとスターリン。なぜ2人が共産革命に傾倒していったのか?それはその時代背景や彼らの置かれていた境遇などを考え合わせ、歴史の流れの中での、彼らの運命であったのかもしれないとも思えます。2人の血液型は分かっていません。

スターリンによる大粛清の後、ソ連の共産化はより進み、ますます閉鎖的、独裁的な秘密国家となっていきました。そして同時に軍備を強大化し、第二次世界大戦後は、アメリカ合衆国に対抗する超大国として世界に影響を与えるようになります。

今になって振り返ると、米ソ冷戦時代の世界が最も安定していたと考える学者たちも多いようです。しかし社会主義体制下のソ連経済は、理想のようには上手く循環せず、だんだん切迫してゆきます。そしてチェルノブイル原発事故をきっかけに、ソ連邦終焉への道を加速させることになるのでした。


ソビエト連邦最後の最高指導者はO型だった

その時、最高指導者となったのがミハイル・ゴルバチョフでした。ゴルバチョフの血液型はO型(※海外媒体による二次的情報)です。ゴルバチョフはペレストロイカを推進しながら、ゆっくりとソビエト体制の改革を進めようと考えていました。ゴルバチョフはレーガン(米国大統領)との核軍縮交渉など、世界に向けての融和的言動によってそれまでの恐怖政治によるソ連のネガティブなイメージを緩和させることに成功し、”ゴルビー”と呼ばれながら西側諸国からも親しまれるようになります。

O型は、個人的な関りでは個性重視で自己主張の強さが目立つことも多いのですが、社会的立場にある場合は案外融和的で集団の流れに乗っていこうとするきらいがあります。集団の力を本能的に理解しているO型は、その方が安全であると知っているからです。


変化を一気に進めた"壊し屋B"

しかし変化の流れは思ったよりも速かったようで、ゴルバチョフが権力者としての求心力を徐々に弱めていく中、クーデターを起こしたのがボリス・エリツィンでした。エリツィンの血液型はB型(※海外媒体による二次的情報)といわれています。

B型はその柔軟な思考で、新たな発想力や行動力ゆえに、既存のものを打ち破る力があると伝えてきましたが、もう少し乱暴な言い方をすれば、つまりそれは「壊し屋」でもあります。日本の政治家、小沢一郎(B型)もまた、政界の中でそのように呼ばれていることは知られていることでしょう。

O型のゴルバチョフが、まあまあと周囲と内部をなだめながら改革の道筋を模索する中、そのまどろこしさをぶち壊したのがB型のエリツィンだったということになります。血液型的にいうなら、エリツィンは見事にその性分に見合った役割を果たしたことになります。日本の幕末、一種のクーデターともいわれる王政復古の大号令は、大久保利通(O型)と西郷隆盛(B型)が中心に起こしたものでした。時代の大変化が起きるとき、B型の活躍の場は増えるのかもしれません。

しかし、そのように一気に転換させた体制の崩壊後は、決してスムーズとはいえず、70年に及ぶ社会主義体制下で衰退しきっていた経済状況を改善し、新たにロシア連邦として民主的国家体制を整えるのは、容易いことではありませんでした。血液型的視点でいわせてもらうなら、こうした状況下での立て直しにB型指導者が指揮をとるのは、少し難しいかもしれません。組織づくりやシステムづくりは、B型の仕事ではないのです。


壊した後の後始末はA型の役目?

その後、混迷するロシアの状況を改善に向かわせたのはウラジーミル・プーチンでした。プーチンの血液型は分かっていませんが、ここまでの流れの中で血液型セオリーを当てはめるなら、A型の可能性が高いと予測しています。プーチンが最初に行ったのは、行政システムを整え、国の基盤を安定させることでした。それはA型が最も得意とする仕事でもあります。また財閥解体の際には徹底した取締りを行うなど、強い姿勢で解決を図りました。こうした、決定したことに妥協を許さない言動などを見ても、プーチンの手腕には、しばしばA型色が垣間見えるのです。

プーチンA型説は、今のところ私の予測ですが、もしもそうであるとすれば、ソ連崩壊からロシア復興に向かう激動の時代というのは、血液型セオリーどおりに国のリーダーが引き継がれていったことになるのです。

・民意の集結・まとめ役→O型ゴルバチョフ

・クーデター(壊し屋役)→B型エリツィン

・新たな組織づくり・立て直し役→A型?プーチン


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補足(その他の国々のトップリーダー)

いずれも過去の人物になりますが、血液型情報がある国のトップリーダーたちを参考までに記載しておきます。(情報元を確認できない場合"?"マークをつけています。)

(フランス)
第18代大統領 シャルル・ド・ゴール(O型)※フランス人読者による情報
第21代大統領 フランソワ・ミッテラン(B型)※フランス人読者による情報

(イギリス)
第71代首相 マーガレット・サッチャー(A型?)※ネット上の情報

(ドイツ)
独裁政権時・総督 アドルフ・ヒトラー(A型)※歴史的文献による情報

(中華人民共和国)
第1代国家主席 毛沢東(O型?)※ネット上の情報
第7代国家主席 習近平(B型?)※ネット上の情報

(北朝鮮)
第2代最高指導者 金正日(A型)※韓国人記者のインタビューで本人が回答

(韓国)
※韓国の大統領については判明している人が多いのですが、現在資料が手元にないので後日入手すれば加筆します。現在の文在寅大統領についてはB型という情報があります。

ネット上には他の人物の情報もあると思われますが、以上に留めておきます。

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(関連ページ)

2020-12-21

血液型視点でリーダーシップを考えてみる(1)


リーダーの資質とは


前回の記事で米国大統領選挙のゆくえを追いながらトランプ大統領について紹介したのですが、世界が今、大変動のただ中に突入していることは間違いありません。過去の歴史を見ても、時代が大きく変化する時には必ずや人々を牽引する人物が現れました。すると今のような時期には、どのようなリーダーシップが求められるのでしょうか。一度考察しておこうと思います。

よく取材などで、「何型がリーダーに向いているのですか?」と聞かれます。
けれどABO血液型は、あくまでも素材的な要素です。その性格はもとよりリーダー性を発揮するかどうかも、いかようにも料理されることを覚えておいてください。ですからどの血液型にも、リーダー性を発揮する人はいるということになります。

一旦整理するために、各タイプの基本気質を考慮しながら、それぞれのリーダー資質となり得る特徴をまとめてみます。

■各タイプの基本気質(主に社会的言動に関係ある部分をあげています。) 

Oタイプ  

生存意欲が旺盛でパワーに溢れる。目的を達成する意欲が強い。シンプルで明確な考え方を好む。|家族や仲間を大切にする。自己主張が強く、自己表現が上手。現実的な行動をする。重点主義。 

Aタイプ

規律正しいことを好む。|ルールを守る。|感情は控え目に表現する。|耐久力があり、コツコツ努力する。|常に完全であることを目指す。|行動と思考は慎重。|チームワークが得意。|信念や筋を通す。

 Bタイプ 

自分のリズムで自由に行動する。|行動や思考に柔軟性がある。|他人や物事に対して、差別(区別)する意識が少ない。|興味のあることのみに集中する。|アイディアに溢れる。|創造することを好む。|思考が楽観的。

ABタイプ 

合理的な行動と思考。|多面的、多角的な思考性。|執着心、野心が薄い。|分析力に優れる。|社会に奉仕する精神が強い。|調和性、デザインが得意。|正義感が強い。


次にこれまでの観察や調査などから、各タイプのリーダー的特徴を以下のようにまとめました。

■各タイプのリーダーシップに関連する特徴傾向

 

1.組織力

2.人事

3.決断力・判断基準

4.社会への適応性

O型

自分を頂点(ボス)に、ピラミッド式の命令系統を好む。派閥づくり。

家族的な団結力。好ましい部下、あるいは能力のある部下を重用する。

現実に即した判断。直感的な判断。利益と損失を計算することが得意。

勝負することを好む。野心がある。常に一番を目指す。

A型

緻密な組織編成が得意。ルールや秩序を重視する。

部下を細かく観察する。最適な場所に最適な人材を使う。

周囲の総意を得る。慎重に判断。決断したことを確実に実行する。

チームワークを重視する。防衛する力が強い。

B型

自由で機動性があることを好む。

上下関係や階級にこだわらない。部下とのフリートークを好む。

自分のアイディアに自信。理想よりも客観性、科学性、実用性を重視する。

チームワークより独創性を重視する。

AB

民主的。合議制を好む。

常に公平、公正、平等の姿勢。

多様に意見や情報を集めて合理的な分析をする。

社会奉仕の意欲が高い。

これらを眺めて、自分の周囲のリーダーたちと合致するイメージはあるでしょうか。参考のため日本における著名なトップリーダーも幾人かあげてみます。(ここでは各人の実績評価というよりトップに立った人の一例です。過去の人物が多いことをご了承ください。)


O型    吉田茂(首相)|池田隼人(首相)|中曽根康弘(首相)
※派閥政治が盛んだった頃の政界は、「派閥のボス」ということでO型が非常に目立ちました。

A型    佐藤栄作(首相)|小泉純一郎(首相)|松下幸之助(財界)|本田宗一郎(財界)
※経営者として尊敬されるトップリーダーが目立ちます。

B型    西郷隆盛(軍人、政界)|田中角栄(首相)|安倍晋三(首相)
西郷さんは半ば神格化されていますが、どの顔ぶれも気さくな雰囲気をかもし出しています。政治家としての評価とは別に皆人気者です。

AB型    橋本龍太郎(首相)|稲盛和夫(財界)|石原慎太郎(都知事)
※一見、共通点が見えてこないですね。掘り下げれば合理性などの共通性があると思われます。

日本ではプロ野球監督がリーダーのお手本にされることが多いですが、スポーツ界は性格気質が率直に表れて分かりやすいのです。過去の人気・名監督を紹介してみましょう。

O型    王貞治|落合博満|森晶|星野仙一
※"太っ腹"といった安心感のある人が多いです。そしてやはり勝負師ですね。

A型    川上哲司|原辰徳|仰木彬|広岡達朗
※”厳しい”イメージの人(川上、広岡)と兄貴タイプ(原、仰木)に分かれますね。

B型    野村克也|長嶋茂雄|山本浩二
※野村さんは誰もが認める知将ですね。長嶋さん山本さんは、とにかく人気がありました。

AB型    大沢啓二|鶴岡一人
※AB型名監督は少ないです。鶴岡さんは1940年代の人物ですが、プロ野球史上最多勝監督であり、野球界の元祖ドンのような存在なので列記しました。2人とも”スマートなAB”の一般的イメージではなく、豪快な親分肌イメージを前面に出したタイプです。

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要はやはり、実績と信頼


これまでも、一般的なリーダーシップ論については様々な方が分析しているでしょうから、深いところは著名なそれらを参考にしていただきたいところです。ただ血液型に関係なく、リーダー資質=「実績+信頼」というキーワードは、基本的条件になると思われます。

そして血液型視点で見たときには、その実績段階においては、各タイプが特徴的に持っている能力を充分効果的に発揮していること。それぞれのタイプの持ち味を、より色濃く出している人が多いという気がします。それは自然に醸し出されるものでもありますが、ある程度、長所短所も含めて自己表現を素直にできる人の方が、人々が信頼するというところがあるのではないでしょうか。

O型リーダーの特徴とは

人々を惹きつけるリーダーとして、人間味や温かさを最も感じさせるのがO型です。また、自分の感情や考えを率直に表現できるO型は、それがたとえ短所であれ、周囲の人に分かりやすく、好感を与えます。O型リーダーは、仲間として一旦認めれば、多少の失敗は大目に見て、よく面倒を見ます。O型リーダーの強さは、その集団の結集力を高めることにあるともいえます。またO型は、人の能力を引き出すことも上手です。逆にいえば、O型リーダーに対しては実質的な能力(役に立つということ)を示していくことが大切です。ただしO型は、「力」に対して敏感過ぎるところがあり、自己主張が強いように見えて、自分よりもっと強い「力」を感じた時には、その「力」に屈服したり、簡単になびいたりする面も持っており、それはリーダーになったO型でもあり得ることです。勝負師的な直感の鋭さはO型の大いなる強みです。それはスポーツなどの分野でより活かされることでしょう。

A型リーダーの特徴とは

A型の強みは、何といってもその緻密さといえます。そのリーダーの突出した能力というよりも、人事や組織力などの緻密な戦略が際立っていることが多くなります。また、己の信念や理念に対して一貫して筋を通す言動が、リーダーとしての頼もしさを感じさせます。通常A型は、組織での秩序を優先に考え、周囲に合わせて行動や判断を決めることが多くなりますが、それはつまり、より多くの人々の総意を得ることが重要であることを認識しているからでもあるのです。またA型は、物事を具体的に実現させる能力も、どの血液型より高いのです。石橋を叩いて渡らない慎重さがあるので、行動力がないと思われがちですが、「これでいける」と思い切れば、即座に実行していきます。A型が動いた時には、既に道筋が整っているともいえます。A型によく見られる難点は、筋を通すあまり頑固になり過ぎるところです。この部分を克服したA型リーダーは、非常に大きなことを成し遂げる力が備わります。

B型リーダーの特徴とは

B型リーダーは、まずその人物の持つ抜きんでた能力があります。能力といってもさまざまで、それは技術であったり、知識であったり、話術であったり…。いずれにしてもそのB型が、その分野において、尋常ではないほどの強い(オタク的な)関心を持っていることが重要かもしれません。それが周囲によって評価され始めると、スター級の人気的存在となっていきます。人気の秘密は、その抜きんでた能力に加え、人を差別しない気さくさ、飾り気のない振る舞いなど、B型の特徴的な人柄にあります。またB型は、その柔軟な思考と行動力をいかんなく発揮するのが強みですが、一方で、複雑な現代社会では隙が多くなり、簡単に陥れられる可能性もあります。周囲に緻密なA型や信頼できるO型を配置することは、B型リーダーが成功するための必須条件になるでしょう。

AB型リーダーの特徴とは

AB型はその性質からして、リーダーとしての力強さにはやや不足するところがあります。そもそも、リーダーになろうとする野心が薄いのです。ただ、その素直に生じる社会的正義感や、分析的知力によって、リーダーに押し上げられることがよくあります。またAB型のスマートでクールなイメージが、人々の人気を予想以上に集めることもしばしばあります。AB型リーダーが注意しなければならないことは、自分のより身近な組織力を堅固にすることです。AB型は公平すぎるあまり、側近に対しても容赦ない対応で離反を招くことがあるからです。いずれにしてもAB型が、優れたバランス感覚を持ち、民主的合議制や公平さを求める点では一番で、それはある意味、未来の社会において、理想的リーダー像になる可能性を秘めているともいえます。


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(関連ページ)

2020-09-17

血液型相関図で菅陣営を解析してみる

 菅内閣誕生!


安倍さん総理辞任後の総裁選は、長く官房長官として女房役を務めてきた菅さんが、圧勝で総理大臣に決まりました。

菅総理はO型です。
これまでどんなインタビューにおいても、次期総理を狙う意思はないと否定してきた菅さんでしたが、おそらくそれは本心だったと想像します。しかし、この場においてはやるしかないと決意を固めたようですね。

「勝負するときはしなくちゃだめなんだ!」とおっしゃっていた菅総理。O型らしい勝負師です。"令和おじさん"で皆に知られた菅さんですが、一見、温和でアクの強さも感じられず、総理としての力量は?と思われてしまう向きもありましたが、官房長時代の官僚への厳しい態度など、なかなかの強者で、有言実行の人物だという声がきこえています。


血液型相関図で見る菅陣営

菅内閣は上記のように決定しました。
発足したばかりなので人間関係もそれぞれの動き方もよく見えていませんが、とりあえず閣僚たちと自民党役員の顔ぶれを「血液型相関図」にしてみます。

【自民党役員】 
幹事長 二階俊博(二階派)…B型
総務会長 佐藤勉(麻生派)…B型
政務調査会長 下村博文(細田派)…A型
選挙対策委員長 山口泰明(竹下派)…A型
国会対策委員長 森山裕(石原派)…O型


【図の解説】
  • O型にとってのA型はフォローしてくれる存在となります。A型がO型をフォローするポイントは、O型の不足の部分を補う形が多くなります。政調会長と選対委員長をA型に起用したのは意味があるかもしれません。
  • B型は、O型にとって扱いやすい存在となります。上手に舵取りできれば力を発揮してくれるはず。女房役と言われる官房長官にB型の加藤さんです。安倍さんが総理の時は菅さんが官房長官でした。菅さんは、ある時は安倍さんを励ましある時は実行力で政策を進め、安倍さんは安心して任せていたという関係性が見えました。しかし今度の関係性で官房長官を見ると、菅総理が加藤さんを上手く乗せて、自分の言う通りに動かすという感じになります。二階さんにおいても菅総理の対応次第というところがありそうです。
  • O型同士は、プラスに働くなら結束の強い仲間。マイナスに働くなら頭の押え合いや闘争です。現時点で目立っているのは河野さんと茂木さんです。河野さんは菅総理が力を入れている規制緩和と改革、茂木さんは外務大臣と、いずれも需要なポストです。個性の強い2人の大ボスになれるかどうかというところです。
  • 対照にいるAB型は、親密な関係になるとお互いの違いが明らかになりますが、仕事で協同する上では以外にも息が合うことが多いのです。ポイントはO型がそのAB型を気に入るか、評価できるかです。O型にとっては、何を考えているか分からない人というのは最も遠ざけたい存在となります。(恋愛関係ではそれが魅力になりますが。)

大臣と自民党役員の両方を合わせ、それが菅総理をとりまく幹部たちと考えるなら、【O型6名、A型7名、B型9名、AB型3名】ということになります。菅総理の記者会見を見ると、決めたことは必ず実行するという、ヤル気満々な様子を感じ取ることもできました。組閣には菅総理の意向がどこまで反映しているのかは分かりませんが、O型が動かしやすいB型が多く、元気一杯のO型もいます。ということは、物事が勢いよく進む可能性がありますね。少々強引さもありそうですが。

とにかく国民としては、日本国を良い方向に舵取りして欲しいということだけが、唯一の願いです。そうなるには我々自身も、無関心ではなく、より意識的にいるよう、心掛けたいところです。


続「B型天国モンゴル」~モンゴル帝国よりB型たちに捧ぐ

(写真はPikistからお借りしました)

 モンゴル草原で息づくB型遺伝子


少し前に「モンゴル力士とB型」について書いたのですが、ここではその続編としてモンゴルの歴史をおさらいしながら内容を付け加えます。

最近、中国共産党がモンゴル自治区(通称内モンゴル)においてモンゴル語を学校の教科書から排除する行動に出たと聞きました。次々と周辺地域の弾圧を強める中共、さすがにこれ以上は黙っていられないと、内モンゴルだけではなく、世界中に広がるモンゴル人たちがみな結束して立ち上がっているのだそうです。

そんなこともあって、モンゴルについて気に留めることが多くなったのですが、それで改めて思ったことは、モンゴル民族の人々の思考やスタイルというのは、何から何までホントに、B型的だということです。

日本はモンゴルとは環境がまるで異なります。モンゴルは広々とした草原で暮らす遊牧の民。日本は山と海に囲まれ農村と漁業で暮らす民。にもかかわらず、日本に住むB型の人々を観察していると、彼らのふるまいとは、モンゴルの民と、さほど変わらないところがあるです。

もちろん、モンゴルには他の血液型も存在しますが、B型率は30~35%にもなり、世界の中でB型のすこぶる多い地域となります。だとすれば、モンゴルの環境にB型遺伝子は適応しやすく、またその能力も発揮しやすかったと考えて、間違いなさそうです。

世界史はチンギス・ハーンから始まった!

「世界史はチンギス・ハーンから始まった」と言われるくらいですから、おそらく歴史好きの人は、必ずといっていいほどチンギス・ハーンについての本を読んだ学んだりしているのでしょう。私の師であった能見俊賢が歴史好きだったため、事務所の本棚には案の定、チンギス・ハーンについて書かれた本がズラリと並んでいました。

ところがワタシは歴史に無頓着なものだから、今になってやっと本をパラパラめくり、さっさと頭にいれちゃおうかと、YouTubeなんかを頼りにサラッと知りかじりしているところです。

そんな訳で詳しいことなど、とうてい語れませんが、それでもモンゴル民族に言及するには、チンギス・ハーンを知らないことには始まらないようなので、話はそこに遡りたいと思います。


モンゴル民族は、騎馬民族とも言われていました。内モンゴル側は分断されて近代化されてしまいましたが、モンゴル国では今でも馬を乗り物にしている人が多いといいます。なんでも、海外に行く時には空港まで馬に乗っていき、そのまま飛行機に乗るのだとか。モンゴルの民にとって、馬はなくてはならないものなのでしょう。

その昔、チンギス・ハーン率いるモンゴル軍団が、どこよりも強かったのも、彼らが馬を自在に操る人たちだったからだと言われているのです。

チンギス・ハーンがモンゴル草原に出現したのは1200年頃のこと。それまではところどころに小さな部族集団がいて、古代トルコのチュルクや北部にいたキタイ(契丹)などと関りを持ちながら遊牧生活をしていたのだそうです。

そこへ、北東の方からモンゴルという部族の長、チンギス・ハーンが現れます。彼は戦が得意なのはもちろんで、たくさんの戦利品を持ち帰っては、みんなに公平に分配したのだそうです。すると人々は大へん喜び、次の戦には更に多くの人が参加するようになり、次第に周辺の部族を結集していきました。

そして、部族長同士の娘や息子たちが互いに結婚するようになります。それまで国という形はなかったのですが、部族長たちが親戚関係でどんどん繋がっていくことで、あれよあれよという間に草原一帯を網羅し、「モンゴル帝国」という大きな集団となっていったのでした。

また、チンギス・ハーンが民の信頼を集めたのは、部族間の争いごとを上手く調整したとことにもあるそうです。ピラミッド型の組織ではなく部族の集合体と考えれば、そうしたことに長けていることが君主として重要だったのでしょう。

モンゴル軍隊は、とてもシンプルで効率のよいシステムで編成されていました。戦の際には、各部族に「お前のところは何人出せるか?」と人を集め、隊は10人隊、100人隊と、十進法で組織されたということです。何しろそれの方が、戦利品を分配するのに面倒な計算が要らなくて良かったのだとか。

ところで、チンギス・ハーンの血液型は何だったのでしょうか?

歴史好きだった能見俊賢は、部族長らの人心をこれだけガッチリ掴んでいたのを考えると、”人たらし”のO型だったのではないか?と言っていました。私も、B型の多い部族を上手くまとめられるのはO型しかいないのでは?と予測します。もしもタイムスリップして過去に戻れるなら、「織田信長、シーザー、チンギス・ハーンの血液型を調べてきたいね」とも言ってましたっけ。


モンゴル軍の強さの理由はB型的強み?


モンゴル史の専門家である宮脇淳子さんと岡田英弘氏によると、モンゴル軍の強さの理由を次のようにあげています。
  • 情報収集力
  • 綿密な作戦計画
  • 目がいい(視力)
広大な草原を転々と移動するモンゴルの民は、そもそも馬を駆け巡らせて周辺のさまざまな情報を得て来ることが得意でもあり、この上ない楽しみでもあったようです。今でもモンゴル人同士が出会うと真っ先に口にするのは「何かオモシロイ情報ある?」だそうです。

情報にやけに俊敏なのは日本のB型たちも同じです。多くの日本人の開口一番といえば「寒いね~」「いい天気だね~」と、天気の話題を無難にすることが多いですが、B型はそんなの内心どうでもいいのです。彼らには、「ねえねえ面白いこと聞いたよ」とか「最近変わったことあった?」と声をかけた方が、がぜん興味シンシンに食いついてくるはずです。

第二の理由の”綿密な作戦計画”というのも、実はB型性に見られる特徴的な傾向なのです。B型は、ごく日常の生活では行き当たりばったりのことが多いのに、大きな目的を持ったときには非常に綿密な大計画を立てるようです。ワタシ世代より上の方ならよく知っていますが、元総理大臣の田中角栄(B型)は日本列島改造論を打ち立てて、日本地図を広げては構想を練り、こと細かな計画を思案していたのでした。

こうしてモンゴル軍は、その情報収集力によって敵地の状況を把握し、最新の武器を入手して攻め込みます。彼らの戦法の特徴は、相手の陣営を周囲から囲って中心に追い詰めていく「巻狩」という狩りの手法を採用したものだそうです。

そうして西の端から東の端まで、ユーラシア大陸のほぼ全域を制覇していったのでした。そして彼らは、初めて貿易という国際商業取引を持ち込み、史上初の不換紙幣を発行したといいます。モンゴル人たちは、領土を拡大して支配するというより、商業取引に関心があったのかもしれません。

これによって、それまで近隣の領土争いに明け暮れていたヨーロッパに、世界を認識させることになり、大航海時代の幕開けに繋がったわけです。だから『世界史はチンギス・ハーンから始まった』というのだそうです。

その後、チンギス・ハーンの血統によって引き継がれていった帝国もやがて終わりをつげるわけですが、この世界史上最高の英雄となったチンギス・ハーンとモンゴル帝国大繁栄時代の伝説は、今も永遠とモンゴル人に語り継がれ、彼らの誇りとなっているのだそうです。

眠れるB型獅子たちが目覚めるとき

近代史のモンゴルを見ると、そんな大帝国の影はみじんも感じられず、150年余りの短い帝国時代はまるでおとぎ話のようです。モンゴル人たちは皇帝の死によって帝国の終わりを知ると、さっさと軍隊を引き揚げ、元の気ままな遊牧生活に戻っていったのでした。

本来が自由気ままな暮らしを好み、あえて好戦的でもなく、支配欲や権力欲などに執着する性質ではないのです。ではなぜ、そんなモンゴル人がそれほどに結束できたのかといえば、それはやはりチンギス・ハーンの存在が非常に大きかったのでしょう。

つまり、モンゴル人たちは、よほどの事がなければ結束しないということです。日本のB型たちに尋ねたら、おそらく共感し、この感覚を理解するのではないでしょうか。

すると現在の、中国共産党による内モンゴルへの弾圧は、彼らにとって結束するべきよほどの事が起こったということなのです。

第二次世界大戦後、モンゴルは旧ソ連と中国に勝手に分断され、北側はモンゴル国、南側はモンゴル自治区となりました。北側は旧ソの解体によって解放されましたが、南側は中共に騙され続け、生活様式まで変更させられてきたといいます。

南の内モンゴルは近代化され豊かになった、それに比べてモンゴル国の方は未だに原始的な遊牧生活をしているじゃないかと中共は言うのですが、モンゴル人にとって、土地を開墾して定住する農耕生活を強いられることは、決して幸せとはいえないのです。

一方で、北側のモンゴル国はというと、都市部は近代化されたものの、ゲルを張って遊牧生活を続ける人々も多くいます。彼らは馬に乗り、遊牧しながらスマホを持ち、天空にはドローンが飛びかうのだとか。自然の暮らしの中に居ながらテクノロジーを取り入れているのは、何ともユニークな光景です。(実にB型らしい光景)

とにかく彼らは、広い草原に牛や羊の群れがいるのを眺めていると、「オレは世界一幸せだ」と思えるのだそうで、それがモンゴル意識なのだそうです。

モンゴル国の人々からしてみれば、内モンゴルの人たちは人質に取られているようなもので、気の毒に思っていました。それでも元来のん気なモンゴル人たち。どちらの側の人たちも、それも時代の流れで仕方がないと許容してきたのが事実です。

しかし、さすがに言葉まで奪われるとなったら、黙ってるわけにはいきません。それを知った北側のモンゴル国の人々、そして世界中に散らばっているモンゴル人たちが、内モンゴルを助けるために結束し始めているのです。「中共の度を越した弾圧が、逆にモンゴル意識に火をつけたのだ。今、民族の目覚めが始まっ」と、モンゴル人たちは言っています。

そもそもB型は、土壇場にならないと動き出さない性質があります。追い詰められるほどに集中力が高まり力が出せるというB型のアスリートたちを、今までもたくさん見てきました。

世界は今、大変化の只中にあります。モンゴルの眠れる獅子たちが目を覚ますとき、それはB型のお尻に火をつけるようなものかもしれません。モンゴルが、かつてのモンゴル帝国のように結束する姿を、私たちは目撃することになるかもしれません。

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●署名運動を呼びかけるサイト
(※現在10万署名が達成されたので議会に提出されたとのことです。)



2020-09-15

改めて安倍劇場の人間模様を血液型的に総括してみる

 安倍晋三を取り巻く人間関係を血液型相関図で読み解く


この度、長期政権に終わりを告げた安倍政権。大きな成果をあげたこともありましたが、成し遂げられなかったこともありました。では振り返って、何が長期安定政権に繋がったのか、どこに不足があったのか、あくまで血液型を通した人間関係やチームワークを眺め、考えてみたいと思います。

血液型で人間関係をみるときには、能見正比古の発見した「リード=おもり関係」を軸にします。



上の図が「リード=おもり関係の図」です。この図について簡単に説明します。4つの血液型は、お互いがある方向に関係し合います。それを図に表すと上記のような円と矢印を描くことができます。
  • 矢印は、向かう側に対してある種の働きかけが自然と行われていくのを示します。これを"おもりする"と表現していますが、「フォローする」「ケアする」というような意味合いと考えてください。おもりする側は、相手の言動が読み取りやすくなります。(A→O,O→B,B→AB,AB→A)
  • 逆に、矢印の反対側にいる場合、相手からおもり(フォロー)されながら行動面でリードをしていくような形になります。(例:O型はA型にフォローされながら行動ではリードし、お互いがひとつの方向に動きやすくなる)
  • 対面する血液型同士は、対照的な関係性になります。自分とは反対の性質を持っています。この関係では「リード=おもり」関係はあまり働かず、触発し合っていく関係となります。
  • 同じ血液型同士では、理解しやすいという点で協同しやすくなります。ただし似ているからこその反発も生じます。
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B型の安倍さんは、どのような人(血液型)たちと影響し合っていたのでしょうか。安倍政権下において、安倍さんの近くで関わってきたと思われる人々を挙げながら見ていきたいと思います。

安倍さんの育てた女性議員はB型ばかり?

まず、安倍さんは細田派というグループに属しています。
細田派からは女性議員の入閣も目立ちましたが、名前をあげてみるとB型ばかりが並びました。そしていずれの女性議員も、安倍さんは積極的に応援してきました。

稲田朋美(AB型)
橋本聖子(B型)
丸川珠代(B型)
杉田水脈(B型)

派閥では思想や政策などを一致させていかなければなりません。後輩にそれらを伝授していく場合、やはり同じB型同士の方が思考性の点でも共感しやすく、師弟関係を築きやすいのでしょう。かつてB型田中角栄さんも、B型後輩を多く育てました。また稲田さんはAB型ですが、AB型とB型は、行動面では協同しずらいところもありますが、考え方の点では一致することが多くなります。第一次安倍政権辞任後の5年間、安倍さんは多くの勉強会を行っていたそうですが、稲田さんはそうした勉強会を主導し、熱心に進めていたと思われます。「B→AB⇒」の関係が上手く働いていたのではないでしょうか。

一方、細田派における安倍さんの先輩たちには元総理大臣の名が連なります。2人とも引退していますが、少なからず影響があったということであげておきました。
森喜朗(O型)
小泉純一郎(A型)

安倍さんが信頼する政策仲間はA型ばかり?

安倍さんが、政策的にも心情的にも、同志的に親くしてきた関係には、不思議とA型が目立ちます。
麻生太郎(A型)
(故)中川昭一(A型)

A型とB型は、基質的には対極にあり、通りいっぺんの付き合いでは衝突しやすいのですが、政治のような闘争の激しい世界において、腹を割った真の友情が築かれると、お互い義理堅く人情に厚く、決して裏切らない相手となり得ます。A型とB型は、大義によって信条が一致すると、互いの異なる面より、むしろ双方の力を政策に活かすべく、より建設的な関係に発展するのです。

安倍政権が末期に近づき次期総理がささやかれる頃、一部のメディアは麻生さんがどこかで裏切るのではと、意地の悪い質問をしたことがありましたが、麻生さんは、「私が安倍総理を裏切ることは絶対ない」と、きっぱりと否定しました。また、麻生さんと共に親しかった中川昭一さんが亡くなられたことは、安倍さんにとって大きなショックだったろうと想像します。中川さんの死で、安倍+麻生の結束と政策実現の思いは、より一層強まったことでしょう。(見方を変えれば、中川さんの死が無駄にはならなかったということですね)

また、安倍さんや麻生さんとは派閥も異なりあまり表には出てきませんが、安倍さんの政策を応援し選挙では常に奔走してくれる力強い味方がいたとのこと。こうしたタイプのA型はとても頼りになるのです。
山口泰明(A型)


安倍さんを勢いづけたのはやはりO型だった!

また、安倍さん中川さんらは、拉致問題に積極的に取り組んでいましたが、それがきっかけとなって菅義偉(O型)(14日の投票で首相に決定しました)も仲間に加わりました。

第二次安倍政権を盛り立てたのは、これらの仲間たち、麻生さんと菅さんです。菅さんは、安倍さんに総理に再度挑戦するよう、何時間もかけて説得したといいます。A型とB型だけではどうしてもパワー不足ですが、O型が加わったことで活力が生まれ、より現実的に進むことになりました。それにB型は、案外自己主張は苦手だし、当時は前回の辞め方をずいぶん気にしていたという安倍さん。O型の菅さんが上手におだてたことで、ようやく気分が乗り出し、安倍さんのおしりに火をつけることになったのでしょう。話によりますと、「安倍さんは楽天家で普段はのんびりしている。ところが追い込まれて馬力を出すタイプ」だそうです。とてもB型らしいですね。

B型の気分を上げるのは、絶対的にO型が得意です。安倍さんの奥様、昭恵夫人もO型ですが、昭恵夫人はO型らしく、大らかでとても開放的な女性だと聞いています。B型安倍さんにとって、実に助けになる存在に違いありません。モリカケ問題の際も、他の血液型夫人だったら対処不能になってもおかしくないところ、昭恵夫人はその大らかさで乗り切った感があります。違う見方をすれば、大ざっぱなO型ゆえに巻き込まれてしまうことが多いかかもしれません。もしも慎重なA型夫人だったら、こんなことは起こらない可能性が高いのです。しかし総理大臣のような重圧を抱えるB型夫にしてみると、ミステイクは起こさないけど気分の乗らない妻より、おっちょこちょいだけど気分を大いに乗せてくれる妻の方が、よほどありがたい存在となるのです。

B型の敵はB型!?

第二次安倍政権以降、政権内で注目されていた主な人物をあげてみます。この度の安倍総理辞任、総理総裁選における主要人物に、2人のB型がいました。

二階俊博(B型)
現在の闇将軍とも囁かれる二階幹事長。幹事長とは選挙を牛耳ることとなり、議員たちにとっては政治生命を握られる大へん重要な存在です。そして実際、その経験値と政治力の点でも二階さんの力は大へん大きいのだとか。ところが安倍さんの政策と二階さんのそれは同じ自民党内であっても一致しているとは言えません。敵ではありませんが味方ともいえない、その微妙なバランスを調整することに、安倍さんは細かく配慮したと思われます。今回の辞任においても、それを決意した後、真っ先に知らせに行った先は、麻生さんや菅さんではなく、二階さんだったということです。まずは二階さんを立てて抑えなければ…ということですかね。日本の政治の世界って任侠の世界と同じなんですね。

石破茂(B型)
石破さんは、党を離脱したり入ったりなど、TVニュースが取り上げやすい言動が多いせいか、国民の知名度はあるでしょう。ところが、まさにB型的といえる非常にマイペースな性質がわざわいして、他の議員たちと協同できないという難点があります。実際に話してみると、柔軟性もありユニークなアイディアもあり、この変化の時にはいいのかも?と思わせる一面もあるのだそうで、ところが協調してくれるならその斬新さを活かせるものの、そうでなければ無謀となって何もかもブチ壊される恐れが…。安倍さんにとっては、決して侮れない存在でした。今回の総裁選挙においてもいろいろな力が錯綜し、そして議員票を集められずに3位という結果で、大敗北となってしまいました。

またここで、政党として対峙する野党にも目を向けてみます。

小沢一郎(B型)
小沢さんは、野党側の闇将軍と言われていますね。現在闇将軍と言われている小沢さんと二階さん、いずれも田中角栄の子分でもありました。みんなB型ですね。また、小沢さんの別のあだ名は「壊し屋」です。確かにB型は、世の中の凝り固まった枠を壊す役割を担いますが、果たして小沢さんの壊し方が良かったかどうかは、後世になってみなければ分からないところです。

枝野幸男(B型)
枝野さんは、野党第一党とされる立憲民主党の党首です。ことごとく、常に安倍政権と反対の思想、反対の政策を唱えてきました。

敵対する人物に、こんなにB型が居たとは驚きです。同じB型同士は、興味関心ごとが同じである場合、スムーズに共感し合うのは言うまでもありません。ところがそのポイントが一致しないとき、B型同士は全くかみ合わなくなるということは案外多いのです。政治の世界は「思想や信条の一致」という根本的な共感が必要となるわけで、基質は同じでも異なる方向を向いていたなら、交わることはないということでしょうか。磁石の同極が引き合わないのと似ているのかもしれません。

安倍さんが無意識だけどつい気になってしまうAB型?

安倍さんの任期が迫る頃から、次期総理についてはさまざまな憶測が飛び交いました。現在既に、菅さんが大勝して決定していますが、これまで名前が挙がっていた人物を、一応振り返ってみます。

岸田文雄(AB型)
安倍さんが最も押していた人物といわれています。今回の総裁選挙では、辛うじて2位となりましたが、なぜこんなに人気がないのか?それなのになぜ安倍さんは評価するのか?言論界からはずいぶん不思議がられていたようです。

岸田さんは名門派閥といわれる宏池会の代表です。この宏池会を盛り立てねばならない政治的な理由かあるのかもしれませんが、それは分かりかねます。また、岸田さんの基盤は広島県で、安倍さんは山口県。昔で言えば長州藩という、郷土的な親近感が、もしかするとあるのかもしれません。

そうしたことは別にして、血液型的な人間関係だけに焦点をあてます。「リード=おもり図」にあるように、B型とAB型ではB型がAB型をおもりする形になります。本来B型はマイペースで自主独立を良しとする考えなので、誰かをフォローして盛り立てたいという感性は薄くなります。ところが、この"おもり関係"というのは不思議な働きをし、B型であろうとそれには抗えず、なぜかAB型のことが気になってしまうという現象が起こるのです。だから安倍さんが岸田さんに「ぜひ頑張ってよ」と期待したのは分かる気がするのです。前出した稲田朋美(AB型)に対しても、似たような感覚がありそうです。

また実際、B型とAB型は考え方や話がよく通じ合います。双方が日本において少数派で、その点での共感しやすさもあるでしょうし、"B型族"同士という、B型的な感性や価値観を共鳴し合えるということもあります。B型とAB型は、日常で他の血液型と関わる時、何らかの異端児意識を持つことがしばしばあります。社会人になるにつれ多少なりともそれを馴染ませていくのですが、B型とAB型で会話するときは、そういう遠慮や配慮が必要なくなります。つまり、何を話しても通じ合う、気のおけない楽しい相手となるのです。

安倍さんは岸田さんを誘ってよく会食をしていたと言われていて、そんな事実が「安倍総理はやはり岸田を推したいに違いない」と、ウワサを増幅させたのかもしれません。しかし血液型的に見れば、安倍さんは岸田さんと話すのが純粋に楽しかったのではないかと想像します。力関係とか相手の意図や言葉の裏側とか、AB型と話す時はあまり考えなくて済むはず。またAB型は自己主張、自己表現は苦手ですが、思想や政策は柔軟で洗練されていることも多く、安倍さんが岸田さんに、何らかの期待を持つところもあるのでしょう。

その他には、次のような名前があがっていました。今後はO型菅政権のもとで、どのように育っていくのでしょうか。安倍政権下とは異なる進化の可能性もありますね。
河野太郎(O型)
茂木敏充(O型)
加藤勝信(A型)
西村康稔(B型)
小泉進次郎(AB型)

A型女性議員には嫌われちゃったね

また、B型と対照的な関係にあるA型は、やはり良い関係ばかりではありません。B型としては気配り上手な安倍さんでしたが、意思を通じ合わせることが難しい野党においてはA型がより強く反発していたのも見えてきます。特に女性議員が目立ったのですが、その理由は定かではありません。以下はさまざまな疑惑問題を掲げて発言していた野党女性陣の顔ぶれとなります。

蓮舫(A型)
森ゆうこ(A型)
福島瑞穂(A型)
石垣のりこ(O型)
辻本清美(B型)


まとめ

ここまで見てきたことを図にまとめてみます。


それぞれの関係性が、血液型を通してより鮮明に見えてきます。これらの顔ぶれは、安倍政権というひとつの舞台を演じた役者たちです。この舞台では、どの役者も必要な役割があったのかもしれません。

安倍政権に対する評価はさまざまですが、政策実現には結局のところ、民意が揃ってこないと難しいということがあります。日本の場合は特にそれが強いので、もし日本をもっと良くしたいなら、メディアに左右されずに国民ひとりひとりが自分の考えを認識することも大切だと、現在までを振り返りながら感じています。

そんな点も踏まえて思うところは、B型安倍さん率いる安倍政権は、PR戦略があまり得意ではなかったということです。国民が知る以上に、この8年間で安倍政権が成果をあげたことも多かったのですが、残念ながらあまり伝わってこなかった面もあります。特に後半は、反対派の役者たちに舞台を占拠されてしまった感さえあります。B型の人は、ユニークな存在でその能力を発揮することが多いので、目立ちたがり屋だと思われがちですが、本質的には表現力に長けている方ではありません。特に政治の場合は、より意識的なPR力が必要であり、それにはO型が、次いでA型の方が、ずっと巧いのです。

長期政権になってややパワー不足になっていたとしたら、O型の力がもう少し必要だったと考えられます。この図をみるかぎり、昭恵夫人は別にしてO型力を発揮していたのは菅さんひとりかもしれません。O型パワーが少ないと集団の活気や勢いが乏しくなるのです。最近ようやく茂木外務大臣や河野防衛大臣がO型的パワーを発揮するようになったようで、今後の活躍に期待するところですね。

また、安倍さんの不足不満をひとつ挙げるなら、「後継者を育てなかったことだ」という人もいます。それは血液型的に見ても納得できるのですが、そもそもB型は、部下を育てることが上手とはいえません。特に仕事師タイプのB型は、アレもコレも、自分でやってしまうからです。仕事を分配したくないと思っているわけではなく、そうした意識が希薄なため、自分がやるべき仕事と任せる仕事の線引きが不得意なのでしょう。これまでも「安倍の後が居ない」「他に居ないから安倍しかない」など、後継者不在が言われてきました。もっと先の将来、目をかけたB型女性議員たちが図らずも育っていく可能性はありますが、意識的に「繋いでいく」のは、B型は得意とはいえないでしょう。


いかがでしょうか。このように見ていくことは、人間関係やチームワークを考える上で、客観的な視点を与えてくれます。安倍政権を例にさせていただきましたが、自分の周囲にも置き換えて、「リード=おもり関係」をひとつの参考にしていただければと思います。