新総裁はAB型、果たして日本のゆくえは?
高市早苗旋風巻き起こる~そして流れは変わった?
昨日9月29日、自民党総裁選が行われ、新総裁は岸田文雄に決定。第100代総理大臣となります。(正式には10月の4日の指名をもって)
近年、今回の総裁選ほど盛り上がったのを、私は見たことがありません。政治に疎い私でさえ、関心を持ったわけだから、多くの人々が注目していたことに間違いはないでしょう。その立役者となったのは、当選はしなかったものの、高市早苗さん(A型)であったことも、間違いないでしょう。
「そうなの?」と思う人もいそうですが、テレビ報道の一方の、ネット上メディアでは、高市早苗旋風が、ものすごい勢いで巻き起こっていたのでした。理由は何よりも、高市早苗の”国家観”に、人々が共鳴したからでしょう。それほどに、我が国、日本に対する危機感が、人々の中で高まっているということでもあります。
高市さんが立候補したことで、これまで「総裁選なんて政治家たちが勝手に決めるもの」と、白けていた民衆を、目覚めさせたとも言えるのです。投票までの日数が少ない中にあって、4候補の公開討論会が行われるなど、これまでにない、国民とのコミュニケーションを図る画期的な試みもなされていました。
何やら時代の風向きと共に、日本国の舵取りが、少し方向を変えていくような、そんな気配さえ感じさせました。そのような空気感の中で、最終的に押し上げられたのが、岸田文雄ということになります。「岸田文雄は、河野太郎と違って国民に人気がない」、というのは、ずっと言われていましたが、なるほどと、今回の得票数で見えてくるところもあります。
岸田さんの決選投票での党員票が一桁なのは、ある面、それを物語っているのかもしれません。一方の河野さんは反対に、一回目も決戦投票でも、党員票は大きく上回っています。ただ、ここで付け加えたいのは、党員票が国民の声を代表しているか、というと、そうとも限らないわけで、党員とはいっても、義理で入っている人が多いのでは?と、少々勘ぐってしまうところもあります。
それでも河野支持者の国民が、実際にも多かったのだとすれば、それは、何よりメディアの露出度の高さのおかげだと、言えるのではないでしょうか。とかくテレビという媒体は、「露出度=人気」というセオリーがあるのですから。
諸刃の剣となったO型の自己PR
一応、落選された議員の敗因を、僭越ながら血液型的に言わせて頂くなら、河野太郎さん(O型)は、やはり自己主張が過ぎただろうと思います。それは国民へのPRには効果的でしたが、議員仲間には....というところがあります。やはりこの国は、"稲穂の実る国"、大和なのです。
高市早苗さんについては、負けたというイメージは、皆さんあまり持たれなかったと思います。よくここまで頑張ったと。それに、前述したように、新たな流れを作ったわけですから、敢闘賞を差し上げたいくらいですね。
高市さんは、とても努力家で、ものすごく勉強してらっしゃると伺っています。だからどんな答弁でも、ご自分の言葉で説明できるんですね。ただ、今後、総理を目指すのであれば、一匹狼ではなく、カリスマ性を身にまとっていただけたら、と思うところです。A型にとって、一匹狼的な生き方とカリスマ性は、コインの表裏のようなものなのです。
野田聖子(A型)さんは、恐らくご本人も、勝つお気持ちはなかったように感じますが、野田さんの立候補で、力のバランスが保たれたようにも思います。やはり一役かってくれたのでしょう。
AB型リーダーが奮い立つには?
さて本題の新総理、岸田文雄さんはAB型。AB型総理大臣は、岸田さんで3人目となります。血液型が判明しているこれまでの総理は、およそ30名くらいですが、その一割程度を占めるとなると、日本のAB型出現頻度と同じ割合で、総理も出現しているということになります。
AB型は、総合的には、リーダー向きとは言いにくいというのが、大方の見方としてあります。もちろん、著名な優れたリーダーはいらっしゃいます。たとえば経済界なら、稲盛和夫氏がAB型ですし、時折傑出したAB型リーダーが、現れることもあるのですが、やはり数は少なくなります。というのも、そもそも本人が、あまりそういうものを、強く望んでいないのです。
一見、権力に昇りつめたがるAB型がいたとしても、他の血液型と激しい権力闘争にでもなったときには、さっさと逃げ出してしまう可能性が高いです。そうした強い欲望や野心は、AB型の生き方として、非常にナンセンスなことだからです。
かつて、上杉謙信というAB型の武将がおりました。今でも語り継がれるほど、戦いに強くて有能な武将であり、時代のリーダーでありましたが、彼もまた、単なる権力争いのためだけに闘志を燃やすことは難しく、『正義』という大義名分を神に奉じなければ、自分を奮い立たせることが出来なかったのです。そう考えると、これまでの岸田文雄という人の、何か物足りない、パッとしない感じ、というのも、少し納得できるのではないでしょうか。
他の投稿でも少し触れていますが、岸田さんに対する周囲の評価や、ご本人の発言などから、再度キーワードを拾い上げてみると、「調和」「調整」「バランス」などが浮かび上がってきます。また、「相手の話しを良く聞く」というのは、ご本人も仰られている長所だそうですし、「好い人」、「誠実」「好印象」「紳士的」。あるいは「優柔不断」「八方美人」など、そういったところかと思います。
どれをとっても、まさにAB型的な特徴と、みごとに合致しています。そしてAB型気質の中でも、わりと長所となり得る面が多く見受けられるのですが、ところが逆に、それらの性質が「リーダーとしては不向きなのでは?」と、多くの人々の懸念材料にもなっているようです。つまり、「好い人」では、一国の総理は務まらないのだと。
ただ、もしも、この辺りを私が血液型視点で弁護するなら、そういう自分の弱点を、AB型自身が理解しているかどうかが大事なことかと。”経験を積んだAB型”、という前置きはありますが、AB型は、客観的に自分を眺めることには長けている方です。岸田さんが、自分の弱点を自覚した上で、どう戦略を立ててゆけるのかも、今後の明暗を分けるカギになるかもしれません。
「平時なら岸田でもいいが、有事では頼りない」という声が、ざわざわと聞こえてくる中にあって、有事とも乱世とも思える昨今。上杉謙信のごとく『正義の旗』を掲げ、奮い立つことが果たしてできるのか。じっくり見守ってゆきたいところであります。
今回、10月の任期満了の後には総選挙があります。
結果によっては超短命に終わっしまう新内閣になる可能性も。年末まで落ち着かない日々が続きそうです。
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