2017-04-14

最後までしなやかな強さを見せた浅田真央さん、お疲れさまでした!


フィギアスケート選手の浅田真央さんが現役引退表明~

真央さんのスケートとの出会いは5歳の時。
特例で出場した全日本選手権で3回転ジャンプを披露したのが小学校6年生。
その4年後には女子ジュニア史上初のトリプルアクセルを成功させ、以来「天才少女」として日本中の注目を集め続けてきました。

真央さんの血液型はB型です。





彼女の演技の最大の魅力は、その"しなやかさ"
それはまさに、氷の上を自在に舞い踊る妖精のよう、でもありました。
「どうしてあんなにクネクネと、身体がしなやかに動くのかしら?」
まるでオルゴール人形のようにクルクル回る少女の姿に、観る人々は釘付けになりました。

むろん、真央さんの功績の全ては、彼女のフィギアスケートへの情熱と命がけの努力の賜物なのですが、この”しなやかさ”は天性のものであり、神様からのギフトなのかもしれません。
そして血液型的視点で言えば、B型の体質的な特徴が顕著に現れているのだとも言えるのです。

血液型の、表面的に現れる性格行動のかずかずは、その体質的な特徴が源水にあります。
B型の人々が、根っからの自由人に見えたり、柔軟思考であったり、と言われるのも、実はこの「しなやかな体質的特徴」が元になっているのです。
真央さんの後を受け継ぐように現れた氷の妖精と言えば、羽生結弦さん。彼もまたB型であると知れば、そこには共通する”しなやかさ”があると、誰もが分かるのではないでしょうか。

それにしても、引退記者会見のつまらない質問の数々には、ちょっとがっかり。
普段はテレビを観ない私も、真央さんの晴れ姿を観たいがためにスイッチオンしたのですが、相も変わらず…。結局、真央さんの真の言葉を聞くことはできませんでしたよね。
(記者の方たち、血液型のことを少し学んだなら、もうちょっと的を得た質問ができるのにナ…)

ま、とはいえ、真央さんのB型的な様子をちょこちょこ垣間見れる場面もありました。

質問「過去に戻るとしたら?何て声をかけてあげる?」
真央さん「う~ん、過去には戻れないので…思いつかないです」
エライ!これはもう、B型らしい正直さで、爽やかにかわしました。
そもそもB型の人々に過去を偲ばせるのは邪道です。
彼らは、今に生き、未来に生きるタチなのですから。(それに当の本人、過去はあまりよく覚えていないでしょうし)

質問「生まれ変わったら?」
真央さん「…お菓子屋さんとか…」
過去への質問がはずれたと思いきや、今度は一気にぶっ飛んで、来世の質問でした。
彼女は今、「やりきった!」と、安堵と達成の、歓喜の瞬間を味わっている最中なのですから。
でも真央さんは嫌な顔もせずに、これまたB型らしく、ひょうひょうと答えておりました。

そして最後は、さすがに感極まる場面になりました。
けれど彼女は、「笑顔で記者会見を終わらす」と決めてきたそうなのです。
そこで彼女のとった行動…これもきっとB型ならではの柔軟性だと思うのですが。
涙をこらえて言葉につまると、落ち着いた動作で後ろを向き、しばし呼吸を整え、また向き直り、そんな場面が2度ほどありました。そうしてりっぱに、決めたことを守り通し、笑顔で無事、引退記者会見を終えたのでした。

いやいや、世界の大舞台を数々踏んできたとはいえ、こうした記者会見というのは、独特の異質なムードが漂っているものです。
それなのに、26歳にしてこの落ち着き。
B型の人が「肚が座っている」と周囲に思わせる場面、というのは、こういう感じのことだと思います。
彼らは、年齢や経験、立場などは意に介せず、周囲にも振り回されず、無駄に合わせることも無駄に力むこともなく、ただひょうひょうと、自分の思いを正直に表現できるのです。

私は、B型の強さは、そのしなやかさにあると思うのです。
芯が強く固ければ、ある時はポキッと折れてしまいます。
しなる、というのは、ナヨナヨと見えることもありますが、なかなかに折れることはなく、如何様にも形を変えたり、元に戻ることも出来るのです。
曲線でありながら、そこには見えざる芯がある、というような感じです。

とにもかくにも、こうして浅田真央さんの、人生の一舞台は、大歓声の中で幕を閉じました。
次の舞台も、そのしなやかさで、どんどん進んでいって下さい。
ファンのひとりとして陰ながら応援しております。

2017-02-11

私たちは単なる肉体ではないと認める時、血液型遺伝子の真実がやっ と解明されるかもしれない?






グレッグ・ブレイデン著
清水公美・翻訳
ダイアモンド社

DNAに書かれたメッセージとは?


私は個人的には、精神世界を信じてきた人間です。子どもの頃から、見えない(はずの)存在たちと、ご対面することもあったからです。そのせいか、密教ヨーガ、イエスや聖書、仏陀…、そういう教義に若い時から触れることもありました。

けれど、精神世界と「血液型人間学」を繋げて考えようとは、決して思っていませんでした。それは、全く関係ないと断定していたわけでなく、繋げようにも繋げ方が分からない、というのが正直なところだったのです。それに、近代社会において…つまりは世間が、そうした精神世界のものを怪しげに、あるいはあまりに面白半分に取り扱っていたというのも、仕事や研究とは遠ざけたいところがありました。事実、血液型の情報は、”血液型占い”という形で広がってしまったのです。

ただ、そういうと、まるで”占星術”や占星学者を否定しているかのように受け取る方もいるので、敢えて言うと、「それとこれは、あくまでも違う分野のことです」ということです。今の段階、つまり、「血液型人間学」という始めたばかりの、そして遺伝子自体に解っていないことが山ほどあるというのに、「お願いだからあちこちから茶々を入れないでおくれ!」というのが、能見正比古や俊賢、そして私の、切実な思いでありました。

ところが数年前、この本(ゴッド・コード/グレッグ・ブレイデン著)を手に取って読んだ時、私の頭は一瞬、お星さまだらけになりました。

おいおい、おやおや?何だか世界は、違う方向へ動き出しているのかしら?

これはやはりある種のショックであり、私の頭はしばし混乱していました。それがどういう感じかというと、たとえば、PCのOSを新しいのに変えるときのような、どこか捨てがたい郷愁と、何もかも刷新するんだというワクワクと、その両方が入り混じる感じでしょうか。

グレッグ博士は、DNAに書かれたコードはただの化学物質の羅列ではない、というのを突き止めたのでした。博士は、DNAに書かれた記号は化学物質を表すものでもあるが、言語でもあり、そこにはメッセージが含まれると言うのです。

そして、DNAコードの最初には、何と書いてあるのか・・・。

「神は永遠に私の中に」

と書いてあるのだと。

https://youtu.be/E6RQbQVelzE


なぜか分かりませんが…
そのくだりを読んだときには、なぜか涙が溢れて、何というか…「ああ私は、この時をずっと待っていたのだ」という気持ちになったのでした。

では、ABO遺伝子については?何て書かれてあるのでしょうか?

残念ながら、それはまだ明かされておりません。しかし、そう遠くない将来、人類は、もっと違う視点から遺伝子を見ることができるようになるのかもしれません。

ABO血液型の観察によって得られた行動特性は、今のところ、あくまでも肉体に根差した部分として取り扱っています。まずはその物質的な肉体の性質を知るということだけでも、大いに有用できるからです。それが人間の性質を知る手がかりであるというのには、変わりはありません。

そしていずれ、「肉体、意識、心、精神…」それら全てが、統合される日がやってくるのかもしれません。人類の未来を楽しみにいたしましょう。


2016-11-11

血液型に対する人々の反応

ABO血液型についての日本の皆さんの反応の仕方には、いくつかのパターンがあるようです。
①「やっぱり血液型って関係あるよね」と、素直に面白がってくれる人々。
②「関係あるのかもしれないけど、血液型で決めつけられるのは嫌なんだよね」という人々。
③「迷信でしょ。科学的に証明されていないでしょ」という、科学信仰の強い人々。
④そもそもそういう事に興味が無い人々。

おそらく、①と②で7割を占めるのだと思われます。
そして②の人々が案外多いのかもしれないな、と、最近感じています。
それは分かるけど、あんまり気にしたくないんだよね、という雰囲気でしょうか。

たとえば、血液型の特徴を少し話すと、「あぁ、やっぱりそうなんでしょう」と言って、そこにはどこか、ちょっとした閉塞感が伴う雰囲気を感じます。

血液型は変えられない

と考えるので、どこか自分のオリジリティーや可能性を狭められたような気になるのでしょうね。

しかし、そうではないのだと理解して欲しいのです。
確かに血液型は特異な状況がなければ変わりません。(臓器移植など)
しかし、血液型の遺伝子というのはあくまでも素材的な要素でしかないのです。それをどのように使いこなすかはあなた次第なのです。
私たちはよく料理にたとえて説明しますが、同じ材料でもいろんな料理ができるように、あるいは、同じ料理を作っても美味しくなったり不味くなったりするように。
貴方がどのように自分を料理にするかでさまざまな個性が出来上がるのです。
美味しい料理にしたければ、素材の性質をよく知っていた方がいいに決まっています。

そして更には、素材の事を知り尽くすことで、全く新しい料理を作れることさえあります。
日本京都のお寺に伝わる精進料理などは、野菜素材だけで肉の食感やボリュームたっぷりの見事な食膳を創り出しますね。

私たちの思考や行動、個性も、工夫次第で素材の性質を超えた能力を発揮することが可能なのです。
また、そうした無限の可能性に対応出来るだけの柔軟さが、それぞれの血液型遺伝子には備わっています。

いえこれは、血液型だけのことを言っているのではありません。
私たち人間は現在のところ、30〜40%ほどしか持てる能力を使っていないと言われています。
残りは全て、今後の進化の可能性なのです。
私たち人類は、今現在も進化の過程にある事を忘れないで欲しいのです。

昔、地球は平らだと信じられていたことはご存知でしょう。
当時、地球が平らだと信じていても生きていくのには困らなかっただろうと思います。
現に今も、地球が丸いことを意識する必要性はあまり無いと言ってもいいのですから。
でも、丸いという事実が判ったことで、私たちの科学技術や意識は進化しました。
知らないより知っていた方が、やっぱり良かったと思うのです。

血液型もおなじです。
血液型を知らなくても生きていくには困りません。
けれど知らないより知っている方が、ずっといいのだということなのです。

そして、進化を考える上で更に大事なことがあります。
私たちの世代で獲得したことは、次の世代にも受け継がれるということです。
私たちひとりひとりが、自分の能力を磨くことで、その性質は次世代に受け継がれていくのです。
そして、ひとりひとりが人類全体の進化に貢献する事になります。

現代人の私たち人間は、自分が死んだら全て終わり。自分が居たって居なくたって、何も変わりもしないと、非常に自分を無力で取るに足らない存在だと信じています。
しかし、それは違います。
私たちは、ものすごくパワフルな存在であり、ひとりひとりが、無くてはならない重要な役割を持ってこの地球に生まれてきているのです。

自分を大切にして下さい。
自分を知るために、人間を理解するために、血液型の知識をぜひ、役立ててください。

2016-11-08

カリマンタン島(インドネシア)訪問~珍道中の記録 Part 4

2016,カリマンタンにて~血液型人間学のゼミを開催しました


今回のカリマンタン訪問では3か所でゼミをおこないました。始めに開催したのはサンガタという東カリマンタンの端にある市です。こちらでは市の大きなホールを使わせていただいたようで、260名ほども集まってくれました。聞きに来て下さった方々は、幼稚園の先生方やお母さまたちでした。


市庁舎のすぐ近くにある立派なホールです。写真に撮れませんでしたが、この日は日本の旗を掲げてくださっさんですよ。粋な計らいですね。歓迎して下さって、本当にありがたいです。




次に訪れたのはサマリンダというカリマンタンでは大きな市です。150名ほど集まって下さいました。



幼稚園の先生になるための勉強をしている学生さんたちの為、急遽、大学でもゼミをセッティングして下さいました。



みなさん、本当に熱心に聞いて下さいました。カリマンタンの皆様、本当に心から感謝を致します。
アフェさん、血液型人間学をこれからも伝えて下さい!もちろん私も応援します。
チームのイダさん、イセスさん、ダマリスさん、ありがとう。これからもよろしくね。
サンマリンダのエラさん、多大なご協力をありがとう。
ノラさん、ありがとうございます。
毎日あちこちへ車の運転をして下さったジャカさん、ありがとう。
バリグバパンのエラさん、ありがとう。
飛行機や宿泊先を提供して下さった社長さん、心から感謝します。

書ききれないほどたくさんの人々にお世話になりました。
ありがとう。
ありがとう。

TERIMAKASHI


追記;
日本では血液型のことを言うと、どうしてなのか…女性誌を中心に恋愛のことばかり目につくのですが、海外に紹介すると、皆さん関心を抱くのは、子育てが中心になっています。子どもたちに対するときに、すご~く役立つということに、日本の人々が気づかないのが残念です。

「血液型人間学」は日本で始まった、実に画期的な研究なのですが、日本の人々がその大切さや有用性を、よく理解していないという現実に、私は正直、ちょっぴり悲しい思いがあります。けれど、血液型というのは、そもそも日本人だけのためにあるわけでもなく、世界共通~人間はみな持っているのです。
だから私は、世界中、知りたいというとろ、聞きたいという人があるなら、地球の果てまで、これからも血液型人間学を伝えに行こうと思っています。


カリマンタン訪問記~おわり




カリマンタン島(インドネシア)訪問~珍道中の記録 Part 3

2016,カリマンタン~幼稚園訪問



カリマンタンはサンガタという市に到着して、いきなり市長に挨拶に行かされたかと思ったら、その日の午後には3箇所の幼稚園を訪問しました。

その後も含めると10カ所ほどの園を訪ねたのですが、どの園も、園長と先生方は厚く歓迎して下さり、しかも驚いたのは、皆さん血液型のバッジを胸に付けてくれているのです。
私が来ることになって、エファさんがわざわざ作ってくれたのだと思いますが、先生や園児たちが皆んなでそれを付けているのを見ると、研究者としては嬉しいかぎりで、こんな心のこもった歓迎はありません。そして、先生たちは皆さん声を揃えて言います。

「血液型のことをエファさんから教えてもらい、それからというもの子供たちと接するのが本当に楽しくなりました。それまでは疲れることが多かったのに、気持ちにゆとりが出来たんです」

何て素晴らしいのでしょう!!
私はちょっとウルウル〜

まあでも、そんな感激に浸る間も無く、次から次へとあちこち連れて行かれ、「さあ、何か話して下さい」って感じにいきなり振られ、事の全容をまだ理解していない私は、目の前にくり広げられている展開に、少々ポカンとしてしまっていたんですけどね。だから、今こうしてブログを書きながら改めて感激に浸っているところなのです。

園長先生方いわく、始めは皆さん、エファさんの血液型の話を信じなかったそうです。けれど、エファさんに何度も熱心に話されるうちに、だんだん理解するようになり、そして子供たちを観察すると、本当にその通りだと分かったのだと言います。

エファさん、スゴイです。

B型の人は、情熱を持ったことを人に伝え、理解させるのが上手なのです。まあ、上手...なんて表現は、的確ではないかもしれませんね。B型の純粋な情熱が、相手の心に伝わるのだと思います。
日本の皆さんのよく知っている、田中角栄さんや長島茂雄さんが、人の心を動かす素晴らしい説得術を持っていたことは語り継がれてきましたが、お二人ともB型です。

園児たちの様子はこちらです。子どもたち、どこの国へ行っても、本当にかわいいよ。今回は、皆と遊べなかったけど、次に来た時には一緒に遊んでね~

動画をちょっとだけご紹介します。
慌てて撮ったので、途中映像がひっくり返っていて、見づらくてスミマセン!




つづく




2016-11-06

カリマンタン島(インドネシア)訪問~珍道中の記録 Part 2


(写真はPikisiより)


エファさんは、そもそも看護士で、国際医療センターに勤務していました。ところが、今はその仕事を辞めてしまったのだと言います。なぜって、血液型人間学に心底、興味を持ってしまったので、その活動に専念するためです。

Wow! 何と素晴らしい!

彼女は何と、6年も前から、カリマンタンのあちこちの幼稚園に出向き、血液型を知っていると子供たちのしつけ教育にどれほど役立つかを熱心に語ってきたといいます。

インドネシアの人々は、8割ぐらいは自分の血液型を知っていますが、中には知らない人たちもいます。するとそこは看護士さんの強みで試験薬も手に入るため、血液型を調べてあげるのだそうです。これまで、およそ1500人ほど調べたといいます。

出向いた幼稚園の数は数え切れないほどだそうです。インドネシアは子供たちが、とにかくたくさんいるのです。だから幼稚園もたくさんあります。

彼女は、何と、売春宿にまで行って取材をしたのだとか。かつて能見正比古も、日本中、伝手があればどこまでも行き、血液型の取材を行いました。まるでカリマンタン島に、能見正比古が再来したみたいです。
私はこの事実を知り、感動、感激、驚きの、ごちゃ混ぜになったような気持です。まさか、そんな人が現れてくれるなんて!まるで夢のようです!

興味が向かった時のB型のパワーは、誰も真似ることができません。
凄いです。(私より、よっぽど仕事してるわ~~~)
彼女のパワフルさを、動画でちょっとご紹介しますね。





今回の旅行、実は私が強引に計画をしました。彼女は、旅費や経費などを今は出せないので、私が行くことを躊躇していたのです。しかし、私としては彼女に一度会って、状況を知る必要がありました。旅費はこちらで捻出するので安心するように伝え、一か月前にようやく合意して決まったことでした。

しかし私は、ここまで彼女が活発な活動をしていることを、全く知らなかったのです。今後の調査研究のための、事前の打ち合わせに行くぐらいの軽い気持ちでいたのでした。

ところが彼女としては、せっかく私が来るのだから、今後の彼女の活動のためにも、出来る限りこの機会を活用しなくてはならないと考えたようです。結局私はこの11日間の旅行で、3か所でゼミを行い、10か所の幼稚園と1か所の大学を訪問し、2つの市の役所を訪れ、市長や文部省長や、学長らに会いました。

当初から2か所でゼミを行うという話は聞いていましたが、私自身は彼女に会うのが目的だったので、もう少しのんびり旅行をイメージしていたのでした。しかし、まさかの展開になりました。
ものすご~~く、ハードスケジュール!まあしかし、もちろん有意義で充実した旅になりました。

実のところ、この、ハードスケジュールは密かに予測はしていました。2007年、インドネシアで翻訳本の出版PRのために初めてジャカルタを訪れた時も、8日間の滞在中、20か所ものところでゼミを行い、やはりその目まぐるしさにあっけに取られた記憶があります。その時の企画を担当したのは出版社の責任者、アンゴロ氏という男性の、やはりB型でした。そんな経験が以前にもあったので、インドネシアのやり方、B型のやり方を、少しは心得ていたのです。

いろいろと、日本とは、ずいぶん違います。そもそものお国柄の違いも無論ありますが、血液型の知識があると、その視点から人々の感性の違いを理解することが出来ます。国や文化、言葉の違うところに行く度に、血液型の驚くべき共通性を確認します。

カリマンタン島(インドネシア)訪問~珍道中の記録 Part1

インドネシアのカリマンタン島にて、血液型人間学のゼミを行いました。
その11日間の珍道中を、数回にわたってご報告いたします!


インドネシアでは、既にこれまで3冊の本を出版しています。
・タッチマイハート(翻訳本)/2007年
・4つのタイプのキャラクター(Holy&Ichikawa)/2010年
・血液型しつけ学(翻訳本)/2011年

インドネシアとの出会いは、日本に留学していたホリ(Holy)さんというインドネシア人女性が、私たちの本を読んで事務所に訪ねて来たのが始まりです。
ホリさんの血液型はB型です。
美しい女性なんですよ。ジャカルタの美人コンテストで準優勝をしたこともあるそうです。

啓蒙の為にインドネシアを訪ねるのは、今回で3回目になります。
ホームページでも簡単な紹介をしています。

今回、訪問するにあたっての経緯は…
カリマンタン島というところで私たちの本を読んで、大変興味を持った女性が居ると、ホリさんから聞いたからです。
その方は、エファ(Eva)さんというB型の女性で、看護士さんだそうで、いつか私を招いて一緒に血液型の調査をしたいのだといいます。
それなら一度お会いして、何ができるか相談しなければね、ということになったのです。

それにしても、海外で血液型に興味を持つのは、どうしてB型がこんなに多いのでしょうかね?


 

カリマンタン島は結構に大きい島です。インドネシア領とマレーシア領に分かれていますが、インドネシア領の分だけでも、60万K㎡あるそうで、日本の倍近くです。
まず最初、ジャカルタからカリマンタン島のバリクバパン市に飛び、更にサンガタ(sangata)というところに小型飛行機で行きました。
ここにエファさんが住んで居ます。

到着すると、エファさんが車で迎えに来ていました。
さて、いよいよご対面~!!
...あれ?ところが、握手を交わすだけで、何やら急いで車に乗り込まされました。
B型の人たちって照れ屋さんが多いのですよね。そのせいでしょうかね、ご挨拶はたいてい、テキトーになってしまうのです。
車を運転していたのはエファさんのお姉さんで、彼女もB型です。同行したホリさんもB型ですから、皆B型~車が走り出した途端、何だかんだ皆さんで話し始めているのですが、言葉が分からないしね。仕方ないので、私からホリさんに言いました。

「あのぅ、ちゃんとご挨拶していないのですけど、皆さんを紹介してくれますか?」
すると、「アハハ~そっか~」みたいな感じで、まあ一応、簡単な紹介をしてくれました。
そして続けてホリさんが言います。
「これから、政府に行き、えっと…何と言いますか…、一番上の人に会います」

私:「え?政府?…何で?」
ホリ:「分かりません、でもエファさんがそう言っています」
私:〇×☆彡●??

政府というからギョッとしましたが、つまり…日本で言えば市庁みたいな感じなのでしょうかね。それにしても到着して、いきなり市長さんに挨拶に行かされるとは思ってもいませんでした。それに私は、Tシャツとサンダル姿ですよ、慌てて上に羽織るものをスーツケースから探しました。

「Oh my gosh!」

まったく訳がわかりませんが、とにかく此処の流れに委ねるしかなさそうです。
はい、ですから訳のわからないまま、言われた通り、ご挨拶に行きました。

 
 

Sangataの市長さんもB型でした。
インドネシアはB型ばっかり?というわけではなく、一番多いのはO型です。
A型とB型は同じくらいです。そうなると人々のムードは、O型+B型パワーが優勢の感じになります。

インドネシアのおよその血液型分布
O型  41%
B型  27%
A型  26%
AB型 6%

エファさんは、今後私と研究調査をするにあたり、公的資金や諸々の支援を得ようとしているようです。その目論見があって私を市長らに会わせたんですね。予めの説明がないので、目がまんまるになってしまいました。
とにかく彼女の意気込みは、この最初のビックリ箱でバッチリ伝わってきました。そして彼女は既に仲間を集めて血液型啓蒙活動のチームを作っていました。
メンバーはエファさんを入れて女性4名。

イサスさん(B型)
ダマリスさん(B型)
イダさん(AB型)

B型いっぱい~
今回の旅行、いったい何が飛び出しどうなることやら、全く見当がつかなくなりましたが、とにもかくにも、こうして、カリマンタン島珍道中が始まりました。