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2017-05-14

意識と環境が細胞をコントロールしているという事実からわかるABO血液型遺伝子の働き

思考のすごい力

思考のすごい力/ブルース・リプトン著(西尾香苗訳)/PHP研究所

ABO血液型が、なぜ、どうして人間の性質にそこまで関係することになったのか?それを科学的(生物学的、生化学的にという意味。統計的には証明できている。)に納得されるよう説明することがなかなか出来ずにいたのです。そしていつまで経っても「たかが血液型なんかで…?」という反感が根強くあります。

人間は長い歴史の中で環境に適応して生き残ってきました。ABO血液型物質が、血液中だけでなく全身の細胞に存在しているなら、外界の情報を受け取りながらそれに適応反応し、何らかの形で行動にも影響を与える結果になったとしても何なら不思議ではないのです。

科学シロウトの私はそう考えますが…単純過ぎる?いやいや、専門家さんたちは難しく考え過ぎているんじゃないのかしら?実際、それぞれの血液型分布の偏る地域を見ると、その地域性が血液型の性質とよく一致する点が多く見つかるのです。もちろん能見正比古も著書の中で何度かその点に言及してきました。ところが、その辺については、ことごとく無視され続けてきたのです。

そんな白けた(わたしの気分的)状況に、息を吹き込んでくれたのがブルース・リプトン博士です。最先端細胞学博士のブルース・リプトン氏は、細胞が単なる物質的な生体反応の領域を超えた働きをしていることを突き止めてくれました。環境と意識は、細胞を通じて遺伝子のふるまいまで変えていくという事実。環境を受け取るのに重要な働きをするのは、細胞の内外にあるたんぱく質で、これらが情報を伝達したり、細胞核にある遺伝子にフィードバックしたりするといいます。

ABO物質は、細胞の表面に存在する糖鎖(たんぱく質の一種)。要するに、ABO物質はアンテナのようなもので、血液型による違いはアンテナの違いなのです。この本はABO血液型について触れているものではありませんが、ブルース・リプトン博士は本の中で自分の血液型について書いていました。A型だということです。


本書は、わたしたちの体が、外部にどのように反応し、どのようにコミュニケーションをとっているのか。これまでとはちがう思考で自分を見るきっかけにもなるかもしれません。

Thank you & Love


2017-02-11

私たちは単なる肉体ではないと認める時、血液型遺伝子の真実がやっ と解明されるかもしれない?






グレッグ・ブレイデン著
清水公美・翻訳
ダイアモンド社

DNAに書かれたメッセージとは?


私は個人的には、精神世界を信じてきた人間です。子どもの頃から、見えない(はずの)存在たちと、ご対面することもあったからです。そのせいか、密教ヨーガ、イエスや聖書、仏陀…、そういう教義に若い時から触れることもありました。

けれど、精神世界と「血液型人間学」を繋げて考えようとは、決して思っていませんでした。それは、全く関係ないと断定していたわけでなく、繋げようにも繋げ方が分からない、というのが正直なところだったのです。それに、近代社会において…つまりは世間が、そうした精神世界のものを怪しげに、あるいはあまりに面白半分に取り扱っていたというのも、仕事や研究とは遠ざけたいところがありました。事実、血液型の情報は、”血液型占い”という形で広がってしまったのです。

ただ、そういうと、まるで”占星術”や占星学者を否定しているかのように受け取る方もいるので、敢えて言うと、「それとこれは、あくまでも違う分野のことです」ということです。今の段階、つまり、「血液型人間学」という始めたばかりの、そして遺伝子自体に解っていないことが山ほどあるというのに、「お願いだからあちこちから茶々を入れないでおくれ!」というのが、能見正比古や俊賢、そして私の、切実な思いでありました。

ところが数年前、この本(ゴッド・コード/グレッグ・ブレイデン著)を手に取って読んだ時、私の頭は一瞬、お星さまだらけになりました。

おいおい、おやおや?何だか世界は、違う方向へ動き出しているのかしら?

これはやはりある種のショックであり、私の頭はしばし混乱していました。それがどういう感じかというと、たとえば、PCのOSを新しいのに変えるときのような、どこか捨てがたい郷愁と、何もかも刷新するんだというワクワクと、その両方が入り混じる感じでしょうか。

グレッグ博士は、DNAに書かれたコードはただの化学物質の羅列ではない、というのを突き止めたのでした。博士は、DNAに書かれた記号は化学物質を表すものでもあるが、言語でもあり、そこにはメッセージが含まれると言うのです。

そして、DNAコードの最初には、何と書いてあるのか・・・。

「神は永遠に私の中に」

と書いてあるのだと。

https://youtu.be/E6RQbQVelzE


なぜか分かりませんが…
そのくだりを読んだときには、なぜか涙が溢れて、何というか…「ああ私は、この時をずっと待っていたのだ」という気持ちになったのでした。

では、ABO遺伝子については?何て書かれてあるのでしょうか?

残念ながら、それはまだ明かされておりません。しかし、そう遠くない将来、人類は、もっと違う視点から遺伝子を見ることができるようになるのかもしれません。

ABO血液型の観察によって得られた行動特性は、今のところ、あくまでも肉体に根差した部分として取り扱っています。まずはその物質的な肉体の性質を知るということだけでも、大いに有用できるからです。それが人間の性質を知る手がかりであるというのには、変わりはありません。

そしていずれ、「肉体、意識、心、精神…」それら全てが、統合される日がやってくるのかもしれません。人類の未来を楽しみにいたしましょう。


2015-12-02

「ABO血液型がわかる科学」山元文一郎氏の本

生物学者の視点から、ABO血液型について書かれた本。
実は、生物学者とはいえ、ABO血液型に対しては誤解している人が多いのだけれど
さすがに専門が糖鎖に関する分子遺伝学ということで、ABO血液型遺伝子についても造詣が深い。

本書の結論から言えば、ABO遺伝子についてはまだまだ謎が多いが、興味深い面も多いとのこと。
ABO式血液型の発生順序にしても、当初の見解(A→O→B→AB)とは違うかもしれないとも言っていて、遺伝子研究もそう簡単ではなさそうだ。

また、血液型と性格の関係についても触れているが、今は明確な答えが出てはいないが、今後研究が進めば、いくつかの部分で関係性を示せるものは見つかるかもしれない、とも言っている。

もし、1つでも2つでも、性格との関係性を示せるものが見つかれば、それで充分だと思う。
おそらく、能見正比古が本に表したような複雑な人間の性格行動を、遺伝子からすべて見出すのは不可能かもしれない。

多くの学者たちが、充分に検討することもなく、血液型と気質の関係性に対して反対をしてきた中で、山元氏の誠実な見解はありがたい。

気質や行動性について云々は、フィールドワークなのだ。
これからも私たちと皆で、互いに観察しながら調べていけばいい。
それより、体と血液型の関係が、早く分かるようになって欲しい。
筋肉の違い、ホルモンバランスの違い、ストレスの違い、エネルギーの違い、etc
そういう事が解ってきたら、病気や痛みに対する対処法がもっともっと、改善するに違いないのだから。
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