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2018-11-20

2018インドネシアPartⅡ/先生たちの行動観察しました!

血液型的行動は先生方にもバッチリ表れました!


主催者プラノヲさんの計らいで、今回のイベントは全て血液型グループに別れて行って下さるという、本当にありがたい観察のチャンスをいただきました。

写真の奥から、O型(緑リボン)、AB型(黄色リボン)、B型(赤リボン)、A型(青リボン)の順で並んでいます。スタッフを兼ねている先生もいてメンバーが入れ替わるため人数は正確ではありませんが、各血液型のおよその分布は、O型14名、B型9名、A型8名、AB型4名ほどとなります。O型が一番多く、B型とA型は同じくらい、そしてAB型の順です。

さて、今回のイベントはペットボトルが主役。このペットボトルを利用して工作を作ろうということで、グループごとに2種類の課題で自由制作にとりかかりました。

O型グループは一致団結!ハートで埋め尽くした作品に!

こちらの写真はO型グループ。O型は人数が多いので2つのグループに分かれました。
こちらのグループはハートの形をたくさん作ってボトルにどんどん貼り付けています。どのグループより作業の取り掛かりが早いです。一人が直感的に行動を起こすと他のO型もすぐにそれに同調して一致団結します。もうひとつのO型グループも同じようなスピードでした。
普段は個性豊かで独自性を追求したがるO型ですが、グループでの作業や競争となると即座に団結できるのがO型チームなのです。




あれ?作業半ば頃になってきたら、なぜか輪の中にお菓子が出現~
私が半分冗談で「これは作品に使うのですか?」と聞きましたところ、「食べるんですよ~ハハハ~」と全員で大笑い。
とまあ、こんなところも、とってもO型さんらしいところです。




少し全体が見えにくいですが、ハートのボディーに羽をつけて蝶々になりました。
このO型グループ、最初は丁寧に作っていたのですが、だんだん他のグループが仕上がってきて時間が無いと感じたあたりから、一気に仕上げようとするあまり、少々最後が雑な感じでもったいない気が…。これはO型さんによくあることなのです。



見よ、A型ならではの作業の美しさ~

こちらはA型グループです。
2つ目のテーマでの作品ですが、何と、設計図が書かれています。他のグループはどこも試行錯誤で作品を仕上げている中、こんな段取りをしたのはA型さんたちだけでした。
しかも、作業場がいつもきれいに整っています。

ひとりがチョキチョキと折り紙を切ると、他の誰かがそのすりから片付けているという感じ。


他のグループは切り刻んだ折り紙が散らばっているのに、A型さんグループは作業が終わったとたんにゴミひとつ無い状態に!A型の仕事の美しさには脱帽ですね~

ただ、終了までに一番時間がかかっているのもA型でした。O型のように一番に仕上げようとして慌てるようなことはありません。こういう時のA型はマイペースにすら見えるほど自分の納得のいく手順で丁寧に進めます。これもA型グループの特徴ですね。

(写真は左がA型、右はB型の作業場です。)

打合せを全くしないでクリエイティブ度の高いモノが出来上がっちゃうB型



この観察が始まる前に、ホリィさん(B型)がこんな話をしてくれました。
ホ「B型は市川さんの言う通りホントに打合せしないですね~。私は従妹と妹の3人1組でバティックを作るコンテストに出ました。3人ともB型です。スタートして誰も何も言わずに自分の描きたい絵を布に3方から描き始めました。しばらくして私は言いました。"私たちは何を描こうとしてるんでしょう?"しかし、3人とも分かりません。だんだん時間が無くなりました。あと5分というところで、3人がそれぞれ勝手に描いた絵柄を見て、じゃあ、コレにしましょう。と、私がその中の一つに決めて、何とか一つの絵になるように工夫して完成させました。」
私「何を描こうか?という相談をまったくしなかったの?」
ホ「はい、まったくありませんでした」
それでも出来上がったものは、それらしくなったのだそうですから、何とも不思議。

そんな会話の後でのB型グループ観察です。
するとどうでしょう。ホリィさんの報告と同じ状況がここでも起こっています。
B型先生たちは、ひとりはボトルを四方八方から切り刻んでみたり、ひとりはボトルを潰してみたり…。それぞれが無言の中で勝手に試行錯誤を繰り返している様子です。「何作ろうか?」などという相談は一切行われておりません。他のグループはだんだん形になり始めていて、A型などは既に設計図が描かれているわけですから、何を作ろうとしているのかは一目瞭然。ところがB型グループだけは、上の写真のような状態で、何にも進んでおりません。さて、いったいどうなるのかしら?

と思いきや…。
いつの間にかこんな可愛いお魚さんが完成してしまいました。
グループのそれぞれが勝手にいろいろ作ってみる中で、その一人の作品がなかなか良く出来ている…そして最後の方で「あなたのそれにしよう!」ということになり、みんなで仕上げを手伝ったという経緯のようです。つまり、ホリィさんの経験と、まったく同じことが進行したというわけなのです。




そして面白いことに、作品としては一番クリエイティブ度が高いユニークな作品に仕上がっている気がするではありませんか!?

やはりAB型は中道を行く?

写真はAB型の創作作品です。
さてAB型は、どんな手順で作業を進めるのでしょうか?

これが実に面白いことに、A型とB型の各エッセンスを取り出したような作業手順だったのです。
まず、B型と違って全く話し合いがないということではなかったようです。
「何作る?」
「ちょっと作ってみるね」
「あ、そう。じゃあ、僕もアイディアあるからちょっと作ってみるね」
「ふんふん、なら、2つ作ってみて、よく出来た方を選んで出品しよう」
というような感じです。
AB型は4人いましたが、そのうちの2人がそれぞれ自分の作品を懸命に作り始めました。この時の2人は、すっかり自分の世界に入り込んで子どものように夢中~♪他の2人は「君たちに任せた!」とばかり、さっさと他のお手伝いに…。
そして結果、写真の彼の作品を出品することにしたというわけです。

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また、この作品作りで、プラノヲさんが1つの課題を出しました。それは、「ペットボトルを観察して思いついたワードを全て書き出して下さい!」というものです。
それにおいてもそれぞれの傾向が表れたのですが、まず、最もたくさんのワードを抽出したのはB型グループでした。「軽い」「透明」「音がする」「円柱」…etc。この、観たまんまを観察する能力というのはB型が得意とすることろで、これは右脳的思考によるものだと認識しています。またB型とは逆にAB型は、最もこれらワードの抽出が少なかったようです。こうした課題ではボギャブラリーが少なくなりがちなのはAB型にある傾向なのですが、おそらく複雑に考えすぎてしまうのではないかと予測します。分析が得意なAB型の一方にある弱点だとも言えます。
O型が面白かったのは、ボトルの観察とは関係のないワードが続出していたことです。「ハート」「愛」「可愛い」など、感情に付随するワードが多かったのもO型さんらしいです。


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いかがでしょうか?
それぞれの特徴が如実に表れていることが分るのではないでしょうか。これらの傾向は、子どもの観察でも、日本の数々の過去の観察においても、ほとんど同じ形で表れている内容です。
子どもも大人も同じ~♪国が違っても同じ~♪

そしてこうした現象を目のあたりにするたびに、「血液型体質、侮るなかれ!」と、私は心の中で呟いているのでした。
そして私は、考えざるを得ません。

例えばB型。そもそも「相談」とか「話し合い」とか、そうした集団行動では当たり前のことと考えられてきたことが、指導側の大人のB型先生でさえ、その感性を、実は持ち合わせていないというのが、この観察でも実証されているのです。だとすれば、現社会の多くのB型たちは、表面的にそのやり方に合わせているだけなのかもしれません。"合わせているだけ"の人生なんて、その本来の能力など、出せるはずもありません。
あるいは、このケースではたまたまB型が例にあがりましたが、他のタイプも、それぞれに仕方なく"合わせているだけ"の部分があるに違いないのです。

人間たちが、何れかの社会で、その枠に子どもを収めてしまおうとするならば、その子の本来の力はどれだけ削がれてしまうことか…。社会や集団としてまとまる必要があることも分かる。しかしだからといって、もしも真の能力の、その半分も出さずに生涯を終えていく人生が大多数となっているとしたら、それは個人の生命にとっても、社会にとっても、正しいことなのだろうか?

今回の旅には、実はもう一つの目的がありました。それは、エヴァさんの「インドネシアに幼稚園を作りたい!」という夢を実現させるための調査です。
私たちは、このイベントの後、ジョクジャカルタである学校を訪ねることになりました。そこで見た子どもたちの笑顔。その素晴らしい学校の原型とは!?
その報告は、後日掲載いたします。


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愛を込めて。

2018-06-26

【2018 FIFA World Cup】第2戦、血液型目線で選手を観察してみた

W杯!日本代表のサムライっぷりを応援しよう♪(第2節)


W杯、2戦目に対するのはセネガルでした。

(※セネガル=西アフリカ、サハラ砂漠西南端に位置する。共和制国家)

試合が日本時間で深夜0時からだったので、リアルタイムでTV観戦できる人は少なかったかもしれません。

実は、サッカー観戦をするのはずいぶん久しぶりで、前回観たのはいつだったのか、対戦相手はどこだったのか、思い出せないぐらいなのです。しかし久しぶりに腰を据えて観てみると、日本チームのプレーは格段に上達して洗練されているというのが、素人目にもよく分かります。久しぶりに観たからこそ、その歴然たる差を感じたのかもしれませんが、何というか、その進化ぶりを観れただけでも感無量という気分。

さて、スタートメンバーは第1戦目と同じ構成でした。

セネガル(2) × ジャパン(2) JFA,JP公式サイト参照
【スタートメンバー】
GK_川島 永嗣 (O)
DF_昌子 源 (AB)
DF_長友 佑都 (O)
DF_吉田 麻也 (O)
DF_酒井 宏樹 (A)
MF_柴崎 岳 (B)
MF_原口 元気 (O)
MF_香川 真司 (A) 
MF_乾 貴士 (A)  ※得点1(34分)
MF_長谷部 誠 (O)
FW_大迫 勇也 (O) 

【選手交代】
香川真司(A)➡本田圭佑(AB) ※得点1(78分)
原口元気(O)➡岡崎真司(O)
乾 貴士 (A)➡宇佐美貴史(B)

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試合経過
・試合開始後11分、ゴールぎわで川島がボールをガード、しかしそのボールを相手選手に跳ね返されて得点されてしまいます。川島選手、悔しそうです。
・日本チーム、長友が乾に渡して、乾が少し態勢を整えてシュートを決めます。前半34分で同点にしました。
・日本はこの勢いに乗って前半にあと1点入れられたら最高です。原口→柴崎→大迫とシュートの流れができましたが、大迫選手の足が間に合いませんでした。大迫選手、チャンスを逃して無念!
・同点のまま後半戦へ進みます。
・そして後半、71分でセネガルのムッサ・ヴァゲ選手に得点されました。セネガルチームがシュートの流れを形成しようとする中で日本チームも即座に防御を固めますが、こういうシチュエーションになった場合、彼らの手足の長さや足の速さを抑えきるのは少々難しそうです。残り時間20分というところで2対1に追い込まれました。
・ここで香川から本田に選手交代です。
・本田が入ってチームのちょっとガッカリなムードが変わるでしょうか…と、数分後、日本チームがゴールに迫り、揉み合いはじかれたボールを乾がゴール前のいいところへ送り込み、本田はそれに絶妙なタイミングを合わせてシュートを決めました。
・これで同点。残りおよそ10分、可能であるならあと1点追加して勝ちたいところでしたが、試合終了となりました。
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セネガルチームはやはりスピードが違います。風のようにササッと走ってきてボールを持っていかれる感じです。しかしセネガルチームは後半少々疲れが出ていた気配もありました。日本選手たちはしがみついてよく防御していたと思います。得点のチャンスを作りながら何度か逃しているので少し残念ですが、しかし全体的にはチームワークを常に乱さず攻撃モードで攻めていた印象でした。

長友選手がいつも的確な位置にいて良い態勢づくりをしているというのがシロウトの私にも分かります。彼のブレない落ち着きはチームのムードづくりに重要な役割を果たしているのではないでしょうか。経験値の高いO型の人というのは、その人がそこに居るだけで周囲に大きな安心感を与えます。

にわかサポーターなので上手く説明できませんが、B型の柴崎選手の動きは他の選手たちとちょっと違う、ある種の天才性を感じます。せめぎ合いで誰もが一瞬、ボールの行方が分からなくなっているような状況でも、柴崎選手は冷静にボールを把握して捉えているという場面が何度かありました。

本田選手はスタメンからは外れていますが、交代選手として1戦目も、今回の2戦目も、得点に貢しました。ボールのタイミングをつかむのが的確でとにかく巧いんですね。本田選手の場合スタミナが足りないところがあると聞いているので、スタメンでの起用よりこういう形の方がいいのかもしれません。AB型がある分野で高い技術を身に着けるとき、AB型的なセンスでそれがより高い精度で洗練され、そしてサラッと結果を出してしまったりするのですが、本田選手のシュートはまさにそんな感じです。

それにしても、スタミナが足りない…というのは、いかにもAB型らしいです。しかしこれは仕方のない面があります。たとえばO型の長友選手のようなタフさやスタミナを、AB型の本田選手に求めるのは無理があるのです。それぞれの機能と特性に合った鍛え方、使い方をするのが一番良いことで、今のところ西野監督の采配は成功しているようです。



次回、第3戦目に対するのはポーランドです。
(6月28日、日本時間23時キックオフ)


2018-06-25

【2018 FIFA World Cup】A型西野監督率いる"SAMURAI BLUE"

W杯!日本代表のサムライっぷりを応援しよう♪(第1節)


2018,FIFA(Federation Internationale de Football Association)サッカーワールドカップが開催中です。血液型を通してサムライ・ジャパンの活躍を追っていきたいと思います。

コロンビアとの初戦が行われたのは6月19日(火曜日)PM9時~。その日の夕方、私はいくつかの会合のために都内をウロウロしていたのですが、「この店、今日はめずらしく空いてるねえ」「今日はサッカー観るから早く帰っちゃったよ」などという会話が、行く先々で交わされておりました。

日頃サッカー好き人口が、日本にそんなに多いという実感はあまりないのですが、しかし21世紀以降の高視聴率歴代上位のそのほとんどが、FIFAワールドカップ観戦時だということなので、その日、東京の夜の街がガランとしても(渋谷以外!)、不思議ではないのかもしれませんね。今回のコロンビア戦も、瞬間最高視聴率は55.4%に達したのだそうです。
(過去W杯の視聴率)
・1998年W杯 クロアチア×日本(63.7%)
・2002年W杯 ロシア×日本(66.1%)
・2010年W杯 パラグアイ×日本(57.3%)

それにしても今大会、直前になって突然の監督解任劇なんかがあり、なにかと波乱含みで始まったわけで、選手たちも、決して完璧な状態で初戦に挑んだわけではなかったろうにと想像します。ところがそんな、誰もが「どうなることやら」と気がかりになったことで、勝利の女神が同情したのかしら?と思いたくなるくらい、試合開始後たった3分でコロンビア側のMFが退場、それが日本チームの得点につながり、しかもその後は10人対11人で試合を進めるという、日本側にしてみればなんともラッキーな展開となったのでした。
とにもかくにも、すったもんだの騒ぎの状況で初戦に勝ったことで、「え?勝ったの!?」と、サッカーにあまり興味のない人までも注目することとなり、今大会、なかなかの盛り上がりを見せてくれそうな気配。

以下は、日本代表の血液型リストです。

※選手のコメントはJFA,JPに紹介されている内容の一部を転載させていただきました。

チーム全体の血液型分布は、世界大会のような短期戦の場合、チームのムードを左右するので案外意味を持ちます。今大会は「O=10,A=7,B=3,AB=3」ですが、O型が少し多めにいることでチームの活力が強まりますから、なかなか良いバランスではないかと分析しています。

※対コロンビア戦は以下のメンバーで試合が展開しました。

コロンビア(1) × ジャパン(2)🏆 JFA,JP公式サイト参照
【スタートメンバー】
GK_川島 永嗣 (O)
DF_昌子 源 (AB)
DF_長友 佑都 (O)
DF_吉田 麻也 (O)
DF_酒井 宏樹 (A)
MF_柴崎 岳 (B)
MF_原口 元気 (O)
MF_香川 真司 (A) ※得点1(6分)
MF_乾 貴士 (A)
MF_長谷部 誠 (O)
FW_大迫 勇也 (O) ※得点1(73分)
【選手交代】
香川真司(A)➡本田圭佑(AB) ※アシスト(大迫の得点)
柴崎岳(B)➡山口蛍(A)
大迫勇也(O)➡岡崎真司(O)


2戦目のセネガル戦は次回の記事で更新します。
以下は今大会にまつわる追記のコラムです。
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日本サッカーのジレンマ
サッカーというゲームが日本に伝わったのはだいぶ昔のことでしょう。しかしサッカーというものが、日本の子どもたちの間に広く定着したのは1990年代で、まだ最近のことです。
学校の体育の授業や放課後なんかには、誰でも遊んだことのあるような馴染みやすいスポーツでもあったのですが、多くの学校は校庭のスペースを野球部やらテニス部やらが既に占めていて、サッカーまでの余裕はないのです。だから少年たちがサッカーに深く触れる機会が少なかったわけですが、そんなジレンマを打開するため、日本サッカー協会がプロリーグを設立したことで、一気に人気スポーツとなっていったという経緯があります。(日本サッカー協会/沿革)

とはいえ、日本のプロチームが、順風満帆にその道を突き進んできたというわけではないかもしれません。どんなことであれ、新しいことを始めるとなると、必要以上に世間の目は厳しいし、冷ややかだし、批判的なものなのです。馬鹿だ、チョンだ、弱っちいだとか、いろいろ言われながら頑張ってきたのではないかと思います。そういう紆余曲折を繰り返しながら、少しずつ層が厚くなり、技術レベルも上達し、FIFAの決定する世界ランクも、何と一度は9位に昇ったことさえあるのだとか。(日本代表FIFAランキング)

ところが最近、海外チームで活躍できるような選手も育っている一方で、サムライ日本としての成績は今一つのようです。まあ、このFIFAランキングというのは、ポイントのつけ方も複雑らしく、あくまで目安と考えればいいそうなのですが、それでも現在61位という位置づけは、選手もファンも、決して納得のいくレベルではないはずです。

そしてまた、サッカー後進国だった日本が世界レベルに進化するには、やはり欧州の指導者を呼ばねばダメだということで、これまでもサムライチームを率いてきた監督は、ほとんどが日本人ではなかったわけです。たしかに、試合の展開やサッカーセンスに関して言えばその通りなのですが、やはりそこには言葉の壁があり、しかも日本人特有の性質を理解する難しさなど、監督も選手も、そして協会も、双方にあったのではなかろうかと思います。

それでも過去歴代の、トルシエ氏も、ジーコ氏も、ザッケローニ氏も、そして今回の騒動のハリルホジッチ氏も、どの指導者たちも、日本と日本チームをとても愛してくれていたのだと、サッカーに精通していない私でさえ感じます。そして彼ら指導者が口を揃えて言っていたのは、「日本の選手とチームは着実に上達して優秀になっている。それなのに実力に応じた結果が出ていない」というものでした。だから彼らは尚更、指導者としてのプライドにかけて日本チームを何とか勝たせたいと思い、一生懸命になってきたのではないかとも思えるのです。

こうして、海の向こうからやってきた監督たちは、純粋にそのように思っているわけですが、"日本サッカー協会"っていうのは、全くもってニッポン的な組織でありますし、いろいろと事情も複雑になり、道理も、仕事の進め方も、監督たちとはさぞすれ違うことだろうと予測できるわけです。

"日本的A型気質"を再確認した監督解任劇
そんな背景の中でおこったのが、今回のワールドカップ出場権を勝ち取ったハリルホジッチ監督の、あまりに意表を突くような解任劇でした。これはもう、ハリルホジッチ本人だけではなく、誰の目にも「?」マークがいっぱいで、未だに不可解なくらいですが、マスコミや人々の勝手なウワサや憶測が飛び交うのを尻目に、コトは淡々と進められていたようです。後任に西野朗氏が就任することがすぐに発表され、協会はまるで何事もなかったかのごとくに、この件をさっさとリセットしてしまったというのが、私の正直な印象です。

さて、後任の西野朗監督の血液型はA型です。
こうした不可解な騒動の後始末を、シラっと収めるには、A型は最適任といえます。
A型はこんな時、余計なことは一切言わず、ひたすら寡黙にコトを進めていきます。ときとして周囲はその沈黙を、逆に不審がったり、恐れたり、独裁的だと捉えたりすることもあるのですが、A型的な感覚では、あちこちのほころびを取り繕っているうちに他のほころびが出てきて収拾がつかなくなるくらいなら、どう誤解されようがどう批判されようが、黙って行動するのが最もスピーディーだと考えるのです。実際その通りでもあります。

ただ、今回ふと思ったのは、それは確かにA型的な性質ではありますが、日本人のA型に、特に見受けられる特徴かもしれない、ということです。
なぜそういう思いに至ったかというと、今回の解任騒動の当事者ハリルホジッチ氏の血液型は解っていないのですが、彼の指導ぶりなどを聞いた限りでは、彼も高い確率でA型のような気がしています。そしてハリルホジッチさんは、最後の記者会見で次のように正直な気持ちを伝えました。
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「西野とのコミュニケーションは少なかったかもしれない。彼に意見を求めたが、あまり多くを語らない人だった。いつも『良かった』と言ってくれた。会長には解雇権があるので、解雇は問題ない。私がショックを受けたのは、前もって情報をくれなかったことだ。何の相談もなかった。西野にしても田嶋にしても、『ハリル、問題があるぞ』となぜ言ってくれなかったのか。一度も言われたことはなかった。私の得意分野である『最後の詰め』という仕事をさせてもらえなかった」(Wikipediaより
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これを読んで、ハリルホジッチさんに、私は同情したい気持ちになります。
ハリルホジッチさんが、多少頑固者で融通のきかないところはあっても、誠実に責任感と忠誠心で仕事を完遂させたいA型だったとしたら、それはほんとうに悔しかったに違いないのです。しかも彼には、今回のような、いかにも日本的な体質のやり方は全く理解できません。だから純朴に、まるでキツネにつままれたかのようなショックを受けたのでしょう。

ABO血液型は人類共通なので、どの国どの人種においてもABO遺伝子としての性質は同じなのですが、そこから派生する二次的性質には、その土地の文化歴史による特有のものが少なからずあるのも事実。今回の一連の出来事を眺めながら、それを日本の特異的な性質といったらよいのか、日本的A型の性質といったらよいのか、あるいはそういうのを総じてサムライ的な性質というべきなのか、正直、何とも判断がつかないところではあるのです。
とにもかくにも、A型西野監督は、その全てを背負っての出陣なんだろうと思います。A型が使命感のもとに崖っぷちに立たされたとき、開き直って本来の度胸と負けん気が顔を出します。西野監督は、なかなかの強さを見せてくれるのかもしれません。


2018-06-17

"オネエ系"タレントの血液型をリストアップしてみた

日本の"オネエ文化"を牽引してきたのはA型なのか?


現在、日本では、"オネエ系"と呼ばれるタレントやアーティストの活躍が目立ちます。

"オネエ系"とは造語でしょうが、みなさんもご存知のように、男性としてこの世に生を受けたものの、「ハートは女なのです」とか、「心身ともに女性に生まれ変わったのです」とか、「女性の装いと美を愛します」とか、「男ですけど男を愛します」とか…etc。まあ、とにかく、さまざまなパターンがあるようでして、以前は"ゲイ"とか、"ニューハーフ"とか、"オカマちゃん"とか、呼び分けようともしてみたのですが、どうも分け方が難しい。それにやはり、セクシュアリティのことはご本人のとてもナイーブなことですし、周囲で勝手に決めつけるのも失礼だわよね。と、そんな紆余曲折を繰り返す中…ならばむしろ、その辺をぜ~んぶひとくくりにしちゃった方が、当たり障りないんじゃない?ってことで生まれたカテゴリー(言葉)が、"オネエ系"なのだと思われます。

そして彼ら(彼女ら?)は、たんに目立っているだけでなく、アーティストとしてもその道を大へん極めている方が多くいらっしゃるのです。
そんなわけで、世の中にこれだけオネエ系人口が増加中なら、そろそろ血液型分布なんかを調べてみようかと、以下にリストアップをしてみました。


日本中のオネエ系人口を調べることは不可能なわけで、リストは主にTV出演している方たちです。つまり彼ら彼女らは、何らかのタレント性を売りにしており、そして公然とカミングアウトをした人たちということでもあります。
そしてリストを眺めると、なかなか興味深いことが見えてきて、「う~ん」と唸ってみたりしながら、少々困惑ぎみになったりもしました。

まず、数値上では一見A型が多いように見えますが、33名という母数では統計的に少ないので、現段階でA型が多いと言うことはできません。つまり、今の段階ではどの血液型だからオネエ系になりやすいというような偏りをいうことはできません。
そうではあるのですが、やはりA型リストに注目してしまいます。
三輪明宏からピーターまでの6名は、ずっと以前から女装男優やタレントとして知名度の高い面々。オネエ系のパイオニアたちはA型に勢ぞろいしています。それに加え、近年新たに出現して人気支持率を保ち続けているマツコ・デラックスやIKKOらもA型…。
もしかして日本のオネエ系の歴史って、A型がリードしてきたの?と言いたいくらいなのです。

●美意識の高さがオネエ系へ走らせる?
「A型男子は女装好き?」
そんなフレーズが頭に浮かびながら、いつだったか、友人のA型男性が化粧っ気のない私の顔をまじまじと見ながら、こう言ったのを思い出しました。
「オレがもし女だったら、完璧に化粧して徹底的に美を追求するね」
そこで私はつかさず切り返しました。
「別に女じゃなくたって、化粧なら今すぐできるわよ」
友人は笑っていましたが、まんざらでもない様子?

私が思うに、A型の場合、その完璧主義的な性質が、「美」を意識し、「美」に魅せられたりする中で、「女装」や「女性化」につながっていくことがあるのかもしれないなと。見方によっては一種のナルシストともいえるのですが、だって、あの三島由紀夫(A型)も、「完全美」を追求し過ぎての、あの身体、あの思想、あの行動だったと言えるのです。

●開き直ってカミングアウトするA型の強さ
もうひとつ、A型オネエ系について言及したいことがあります。
25年ほど前のことですが、20代の男子たちにアンケートをとりました。その中に「自分って"オカマ"かも?と思ったことがある」(Yes , No)という質問があり、Yesと答えたA型は何と、0%でした。
A型の性質というのは、白黒ハッキリさせたいところがあります。そしてこの頃の時代背景では、まだオネエ系を社会が受け入れていなかったというのが多分にありました。するとそういう社会通念の中でのA型の判断基準というのはとてもキッパリしてくるので、「0%」なんて極端な数値を打ち出してしまったわけです。
そしてまた、これは逆のパターンなのですが、「自分は"オネエ系"なのだ」と自ら認めた時、今度はA型は開き直り、キッパリと世間にカミングアウトしてしまう、ということなのです。

こうした事情が、リストにA型が目立っている理由ではなかろうかと、今のところ分析しているのです。
①完璧主義のA型男性は美意識が高く、それが女装を主とするオネエ系に向かう。
②白黒ハッキリさせたいA型は、社会に認めさせ己もケジメをつけるため、カミングアウトする。(A型の開き直り)

B型➡生まれながらの両生類?
また、他の血液型についてコメントするなら、B型のオネエ系の場合、いつものごとくA型とは対照的で、そもそもオネエ系だとか何だとか、自分のセクシュアリティについて深く考えたことがあまりなく、「気づいたら自然とそうだった」とか、「そもそも男でも女でもどちらもこだわっていない」など、ケジメの無い発言をしている人が目立っています。前出のA型の例で説明した同じアンケートでは、「オレってオカマかも~」にYesと答えたB型は、30%近くもいたのです。

O型➡戦って勝ち取ったセクシュアリティ
そしてO型のオネエ系を見ていると、小さい頃からずいぶん悩んだりいじめられたりしながら、自分と戦った末に思い切って性転換をした方などが目立ち、全身全霊で事にぶつかっていく、いかにもO型的な性質を垣間見る気がします。

AB型➡セクシュアリティもスイッチひとつで切り替えられそう?
そしてAB型オネエ系です。AB型の場合、B型とやや似てて、深刻さはあまり見られず、何となくそうなったという感じがあり、しかも、いつでも元の"男"に戻ることだって出来そうな気配。こう言ったら失礼かもしれないけれど、どこか趣味的な雰囲気もないではない、という感じです。


※このデータに関しては、今後も追加修正があると思われます。
また、修正すべきデータ、あるいは新データなど、お気づきの点があればお知らせ下さると大変ありがたく思います。


2018-04-02

映画「ウィンストンチャーチル/ヒトラーから世界を救った男」を血液型的に観てきました

チャーチルB型説を推す理由

写真はWikipediaより/本人の写真です
映画「ウィンストンチャーチル/ヒトラーから世界を救った男」(アカデミー主演男優賞受賞、メイクアップ賞受賞…/作品賞ノミネート…)が日本で上映されたので観てきました。

チャーチルの血液型について、ネット上でO型という情報もあるようですが、確かなことは判っていません。
能見正比古・俊賢は、両者とも、「B型だろう」と予測していましたが、歴史に疎い私も、映画で観るなら何とかついていけるかもしれないと思い、上映初日、早速映画館に足を運んだ次第です。それに今回、この映画はアカデミー賞主演男優賞受賞、作品賞ノミネートなど、欧米諸国で高く評価されていると聞き、それなりに実像に忠実に描かれている可能性が高いかもしれない、とも思いました。

さて、ウィンストン・チャーチルという男。
第二次世界大戦時に英国首相として君臨し、その名を世界中に轟かせた男であります。
戦後70年経った今現在、若い世代にとってはそれほど関心のない人物かもしれませんが、戦時中そして戦争の名残を知る人たちにとっては、マッカーサーと並んで、あのヒトラーを倒した男として、よく知られる人物であったのでした。

ゲイリー・オールドマンの演技に見る、いかにもB型的挙動
映画を観ての結論を言うと、チャーチルはB型ではないかと、私も2人の師匠と同じように思いました。
この映画では、第二次世界大戦最中、チャーチルが首相に任命されるところから間もない数週間に焦点を当てています。
ヒトラー率いる独国がヨーロッパ全土を征服するかの危機を目前に、英国議会は融和政策を推進しているチェンバレン首相の退任を図り、その後任にチャーチルを推します。
「誰を首相に任命するか?」「まさか、あの男に?」
既に65歳になっていたチャーチルは、軍歴、政治経験をそれなりに持つ人物でしたが、周囲からは「あいつか…」と危惧されるような、しかし「あいつしかいない…」と思われるような、誰もが認める異端児だったのです。

映画の中で、チャーチルが国王と会食をする場面がありますが、チャーチルが自身のことを「私は嫌われているのです」と言います。それに対して国王は「君が恐れさせているからではないのか」と問います。国王は、チャーチルが人を恐れさせる理由を、「何を言い出すか、何をしでかすか分からないからだ」といいます。
チャーチルがもしO型なら…政治家を目指すようなタイプのO型なら、周囲の信頼を得られるような足固めを、味方をたくさん作る為にもっと人間関係に神経をはらうような、堅実さがあるのではないかという気がします。

そしてチャーチルは、国民が貧困に陥っている戦時中だというのに、最高級の葉巻を手放さず、昼から高級ワインを飲んで昼寝をし、状況に合わせて己のスタイルを変えるようなことは決してしないマイペースぶり。そうかと思えば、やけに涙もろいところがあり、ふとした場面では温かい人情味を見せたりもします。

演技派俳優として評価の高いゲイリー・オールドマンが演じるチャーチルは、目つきやしぐさ、その挙動、全てにおいてよく研究され尽くしているに違いなく、その演技がリアルな印象を与えます。チャーチルが、やや背をまるめ、何やらせわしく早歩きをする癖なども、伝聞によればその通りで、そっくりだそうです。仕事に取り憑かれたB型男が、まさにそんな挙動になっているのを、たしか私も見かけたことがあるのです。

また映画にはもう1つ、B型を象徴するようなセリフがありました。
「彼は100のアイディアを持っている、そのほとんどはとんでもないアイディアだが…」
B型は、自分の興味関心のあることに対して、それへののめり込みようと型にとらわれない柔軟な思考で、「これはどうか」「あんなのはどうか」と、常に頭を忙しく働かせ、たくさんのアイディアを思いつくのです。

挙国一致内閣を掲げて悪者ヒトラーに徹底抗戦で望みたいチャーチルですが、議会はいまだ団結するに至らず揺れ動いていました。国の、国民の、未来が掛かっている瀬戸際で、さすがのチャーチルも苦悩しますが、地下鉄で市民の声を直接聞き、人々の気持ちを確認した彼は、やはり徹底抗戦すべきという確信に至ります。そして有名な「勝利宣言」演説で議会を集結。国民も政府も、そして国王も、チャーチルの決断に全てを託す…という場面で映画は終わります。

ここでチャーチルの経歴をもう一度見直してみます。
チャーチルは、子どもの頃から青年に至るまで、どうやら勉強はまるきし苦手で嫌いだったようです。その上病弱でスポーツもダメ。ところがそういう中で軍事訓練は大のお気に入りで、フェンシングや射撃は得意。あるいは文章を書くことを好んだようで、後に家計を助ける事情もあって数十冊もの本を出し、ノーベル文学賞を受賞するまでの文才ぶり。

小さい頃からチャーチルは、戦争の戦術や戦略を立てることに、強い興味を持っていたようです。そして実際に軍隊に入ると、まるで水を得た魚のように精力的に活動しますが、突拍子もない戦略で、隊を危機に陥れたりすることもしばしばあったようです。彼がB型だったと考えるなら、O型やA型の多い英国軍隊で、B型の発想や意図を理解してついていくことは難しかったに違いなく、それが失敗を招いていた要因でもありそうです。
また周囲からは、「彼は戦争をゲームとしてしか考えていない奴」というふうにも見られていたそうです。確かにそのように思えないでもありません。何かに興味関心を持ったB型は、仕事や義務の領域を遥かに超え、それに熱中し、のめり込み、傍から見れば、それはいかにも、"楽しんでいる"という状態に見えるからです。

そしてなぜ今、チャーチルなのか?
アカデミー賞にノミネートされたことで話題になったこの映画。しかし、「なぜ今頃、チャーチルなのだろう?」と、私は少し不思議に思いました。(その謎は解けませんが、まずは棚上げにして話を先に進めます)

現在、テロや核の脅威などはいまだ収まらず、"戦争"という言葉が巷やニュースにウロつくこともあるには違いないですが、実際の私たち庶民の思いはどうでしょう。今の20代、30代の若い人々に、「いざとなれば戦争だ!」などと、時代遅れも甚だしい、そんな心境になることが果たしてできるでしょうか?それは欧米諸国の若者たちにしても同じだと聞いています。世界中を見渡せば今も紛争中の地域はあります。けれど彼らも、紛争が終わることは望んていても更に広がることは望んでいないに違いありません。実際、第三次世界大戦などが万が一始まったとしたら、地球上の人間は全ておじゃん!全員地上から消えてしまいます。それは世界各国の最高軍部で何度もシミュレーション済みであり、だから決してやらない(やれない)のです。やるのだとしたら、「誰が何のために?」という、あまりに愚かな問いに答えねばなりません。だから間違ってどこかの小国がそれを始めようとしたら、それに応戦するほど愚策なことは無く…(おっと、話がそれましたが)
…とまあ、そういう時代に、私たちは生きています。

しかし、70年前までは違っていました。
自分たちの祖国を守るために、自由を手にするため、誰からも奪われないために、ひとりひとりの市民の中にも、「戦う」準備は常にできていたという時代です。
今の世代にいる私たちが、チャーチルの言動、チャーチルのしてきたことをまじまじと見るなら、彼はただの、”戦争ごっこ”に憑りつかれた”戦争好きな男”にしか映らないかもしれません。しかしそれが、ヨーロッパ諸国の革命と抗争に明け暮れた末に起こった、ナチスヒトラーのあの脅威、あるいはスターリン共産主義の激流に晒されそうになる、あの時代だったからこそ、チャーチルの奇才は活かされ、必要とされ、英雄となったのでしょう。(尤も、チャーチルが今の時代に生きていたら、違う形でその才能を活かしていたかもしれませんが)

しかもあの時代、英国議会に入閣できるのは貴族階級だけ。チャーチルはちゃきちゃきの貴族であり、英国国王を敬愛し、覇者大英帝国の誇りに生きるという、そういう素性の男でもありました。それに加えて彼は歯に衣を着せぬ人。自分の考えを正直すぎるぐらいズバズバと発言したり、本に書いたりしていたので、当時の同僚貴族たちでさえ苦々しく思っていたようです。今の私たちがそれを聞いたり読んだりすれば、あまりの暴言ぶりに唖然としてしまうに違いありません。
それなのに不思議です。
チャーチルの資料を集めて読んでみたり、昔の写真を眺めたりしていると、どこか憎めない…というか、親しみさえ湧いてくる気がします。映画のオールドマン演じるチャーチルを観ていても、貴族といえど貴族らしいツンとしたお高さは、チャーチルには感じられません。そういうものではなく、彼の場合、正直さ故の傲慢さ、飾らないが故の無邪気さ、という彼の素の性分の方がはるかに強いように思えました。

チャーチルは、非常に英国民に支持されました。支持…というより、とにかく人気があったのです。政策面だけで言うなら、チャーチルの無謀なアイディアや作戦に、被害を被った労働市民も数多くいたわけで、けして万人に高く評価されていたわけではなかったのでした。ところが、彼がラジオで演説したり、彼が人々の前に立ったりすると、人々は期待でいっぱいになり、親しみを込めて喝采するという、非常に大衆的人気を博した、摩訶不思議な存在であったようです。
こうして書きながら…ある政治家を思い出し、妙に重なるので思わずクスっと笑ってしまいました。1960年代あたりを覚えている人ならピンとくるかも…そう、あの人、田中角栄さん(以前記事を書きました)!
角栄氏はB型でした。
何だか、材料を集めれば集めるほど、チャーチルB型説が色濃くなっていくようですが。
…さて、みなさんはどう思うのでしょう?


※大衆に「ようよう」と手を挙げる2人のB型首相。

ずっと見てたら、岡本太郎さん(B型?)にも似てるような気がしてきました。(チャーチルはピカソにも褒められるほどの絵の才があったそうです)※岡本太郎さんの血液型については、1970年代に能見正比古が調査をしてB型という回答を得ていますが、現在O型という情報があります。いずれが正しいかは確定できておりません。

映画の見どころ、他にもあります!
今回のこの映画、もうひとつの見どころは、チャーチルのメイクアップです。
これには、何と素晴らしいことに、日本人のアーティスト辻一弘さんがアカデミー賞メイクアップ賞を受賞しました。オールド氏は、「彼が引き受けないなら私もこの役は引き受けない」とまで言ってオファーしたそうです。
辻さんの技術の凄さはずっと以前からハリウッドではよく知られていたらしく、周囲からすれば、「おお、やっと取ったね!」という感じもあったとか。そうとは知らずに驚いていたのは日本人だけだったかも…。
ほんとにすごいんですよ!


左上がゲイリー・オールドマン。この方が、辻さんにかかると下のようなチャーチルになってしまうんです。
映画ではチャーチルの顔をドアップにするシーンも頻繁にありますが、本当に自然な動きだし、知らなければメイクしているとは気づかないのではないでしょうか。
(辻さんの血液型も知りたくなりますね。それから、オールドマンさんの血液型も、ぜひ知りたいところです。)


私は早く観たかったので映画館に足を運びましたが、映画は広大な自然風景が出てくるわけでもなく、全てのスポットをチャーチルにあてて淡々と進みますので、DVDでも充分に鑑賞することができそうです。

更に、私にとって、個人的な関心どころもありました。
英国というのは、日本が極東なら極西に位置するとも言え、同じ島国でも日本とは正反対に位置するようなお国柄です。初めてロンドンを訪れた時、よく日本の人たちが言うインドなどのカルチャーショックとはちょっと違う、思想的、精神論的違いともいえるカルチャーショックを感じたのを覚えています。そのせいか、英国の情報というのは日本にあまり入ってこないのですね。せいぜい王室とシャーロックホームズ、それから最近ではハリーポッタぐらいでしょうか。とにかく彼らは、長く世界の覇権国家として君臨しただけのことはある、独特の感受性で世界を観ているところがあります。
この映画では、英国人のそんな不思議さも垣間見ることができるかもしれません。特に、当時の議会の進め方など、非常にユニークな雰囲気が漂っているのですが、それもまた、ちょっとした見どころかもしれません。


2018-02-20

平昌オリンピックを血液型であれこれ~フィギュアスケート

これだけB型が勢ぞろいするにはやっぱりワケがある?

それにしても、羽生結弦選手の再生大復活劇は快挙でした。こんなにも人々を喜ばせて、気持ち良くしてくれるとは…。きっとこういう人をスーパースターと呼ぶのでしょう。

そして並んでその存在感を示してくれたのは、宇野昌磨選手です。
フィギュアで日本人が2人並んで表彰台に立つのは史上初だそうですが、2人並んで血液型がB型だというのも、ちょっと珍しい現象かもしれません。

「フィギュアスケート界はB型が多いの?」
それはここ数年、ずっと私の頭の中をめぐっていた問いでした。
男子だけではありません。その活躍がまだ記憶に新しい浅田真央さんも、そして現在、期待の大きい宮原知子選手もやはりB型なのです。

ここで、過去現在のフィギュアスケート選手の血液型を整理してみます。
以下はこれまでに国際大会においてメダルを受賞した選手の表です。

●40名のうち血液型判明者は30名
O型=9名(30%)
A型=8名(26.7%)
B型=10名(33%)
AB型=3名(10%)

●オリンピック出場者
O型=5名(メダル1名)
A型=5名(メダル1名)
B型=8名(メダル4名)
AB型=2名(メダル0名)
不明者=1名

不明者が10名いますので正確な数値を打ち出すことはできませんが、日本人平均(O≒31%,A≒39%,B≒21%,AB≒9%)と比較すれば、A型が少なく、B型が多いというのは歴然としています。
そしてオリンピック出場者のみで見ると、21名のうち8名(約4割)がB型で、更にはメダル獲得者6名のうち4名がB型なのです。
現在、フィギュアスケーターがどのくらいいるのかは分かりませんが、現状を見る限り、少なくも上位に上がってくる選手たちは、明らかにB型が多いということが言えそうです。

なぜだろう?
まず血液型特性から言えるのは、心身ともにある持ち味の柔軟性があげられます。
体の柔らかさというのは、小さい頃から訓練すれば、ある程度はどの血液型もかなうと思うし、もちろん訓練しなければB型でも硬い人はたくさんいるわけですが、同じ訓練をした場合、B型の体質はだいぶ柔軟性を発揮させることが出来るようなのです。
分かり易く「柔軟性」という表現をしたのですが、もっとピッタリする表現をするなら「しなやかさ」です。

浅田真央さんや羽生選手の動きを観ていると、芯があるのかないのか、時にくねくねし過ぎるようにさえ見えます。実のところ、ダンスとしては”キメ”があった方がカッコ良く見えるので、その点では氷上のダンサーと呼ばれた高橋大輔さんや、女子なら安藤美姫さんなど、ステップやキメが効くA型の方に軍配が上がりそうです。

しかし、それでもこのB型の「しなやかさ」は、ただ者ではないのです。体がしなやかであることが、どれだけ彼らのジャンプや回転を助けていることか知れないからです。
近年のフィギュアスケート競技は、技術力が益々向上していますが、中でも競うのはジャンプの高さや回転数。氷の上で、反動をつけながらジャンプして回転、そして一本のプレートに全体重を乗せて着地するのです。高く飛ぶほど膝や足首に負荷がかかるのですから、B型の鍛えられた”しなやかさ”は、選手にとって強力な味方になっているに違いないのです。

強みは他にもあります。
B型は、難しいことに挑戦するのが好きな人たちです。
「そんな事は絶対無理だろう」と言われると、「ヨシ、ならやってやろうじゃないか」と、ムラムラと燃えてくるという、ある意味…、ここではまったく良い意味での、アマノジャク性を発揮するという性分があるのです。
今回、大怪我をした羽生選手は、図らずも実にB型らしい発言をしてくれました。
「逆境は嫌いじゃない」
そうなんです。彼は、壁が立ちはだかった時、それをどうやって乗り越えるかを工夫したり、挑戦したりするのを、楽しめる人なのです。
羽生選手がフリーを滑り終えた後、右足首をそっと両手で包み込む姿がありました。
「頑張ってくれてありがとう」
自分の足にそういったのだそうです。
今回の出場は不可能と危ぶまれた大怪我からの、奇跡のような復活。こうした怪我の回復の早さもB型体質にはあり得ることで、やはり心身ともに持ち合わせているしなやかさあってのことではないかと思えます。

それにもうひとりのヒーロー宇野選手も、たいへんB型らしい活躍でした。初のオリンピックで、転んでも「笑っちゃって」と、へこたれないあの度胸は見事なものです。その上、ユニークな発言も連発してくれて、周囲を沸かせてくれました。

記者:メダルを誰に見せたいですか?
宇野選手:誰にも見せたくないです。
記者:×△;*×・・?

B型スポーツ選手にはよくあるエピソードです。記者はたいてい、ある答えを期待しながら質問しているわけですが、B型の人は、それをことごとく外してくるのです。他の血液型だと、内心イヤだな、と思っても、記者の聞きたいことに合わせて答えてしまうのですが、そういうことに頓着しない(したくない?)B型は、記者の思い通りにはいきません。
私はB型のそういう正直さを見ると、「もっとやってやれ」と小気味がいいのですが…。そういう噛み合わなさで取材陣に疎まれ、悪く書かれたB型スポーツ選手も過去には結構いるのです。ところが宇野選手の場合は、きっと、彼の人柄でしょう。何だか無邪気な子どもが素直に発言しているかのようで、珍回答もむしろ好評だったようです。

少し、時間を戻してみようと思います。これまでにオリンピックメダルを手にしたB型フィギュアスケーターと言えば、もうひとり、記憶に新しい浅田真央さんがいます。彼女もまた、B型的なしなやかさを存分に発揮したアスリートであり、それだけでなく、日本中から愛された人でもあり、日本のフィギュアスケート界にひとつの時代を作った功労者でした。

それから女子フィギュア界では、忘れてならない重要なB型メダル獲得者がいます。私の世代なら記憶に残っている人も多いかもしれませんが、あの”伝説の人”伊藤みどりさんです。伊藤みどりさんは、女子選手として世界で初めて3回転アクセルを成功させたのです。
世界の”初めて物語”を作るのは、既成概念にとらわれないB型が何といっても得意ですが、彼女は、それまで女子には無理だと思われてきた難しい技をやり遂げただけでなく、回転するときのそのジャンプが、ものすごく高いことでも注目を集めていました。今でもあの高さまで飛ぶ選手はいないかもしれません。

伊藤みどりさんは145㎝という小さな身体で、スケートリンクをピョンピョン跳ね回るものだから、海外の報道陣からは「ウサギちゃんみたいで可愛い」と親しまれていました。
彼女の出現が、世界女子フィギュアの技術レベルを一段押し上げたと言っても、過言ではないのです。

伊藤みどりさんのオリンピックメダル獲得にもドラマがありました。
アルベールヒルオリンピックに出場した伊藤みどりさんは、調子が決して良いとはいえず、シングルでは4位、フリーの演技でも3回転アクセルを一度は失敗して大きく転倒してしまったのです。しかし彼女は諦めませんでした。後半のわずか残り1分で再度挑戦し、誰よりも高く舞い上がり、みごとに成功させました。それが日本女子フィギュア、史上初のメダルした。

転倒してもすぐに立ち直り、果敢に再挑戦する姿は、今大会の宇野選手も見せてくれましたが、B型のこの、失敗を引きずらない立ち直りの早さというのも、スポーツ競技では重要な資質となっています。

4タイプに見る女子フィギアスケート

フィギュアスケート界は、まるでB型の独壇場のようにも思えますが、ここまでフィギュアスケートが盛り上がるには、それなりの軌跡がありました。フィギュア―スケート界で日本選手たちが活躍するようになったのは、いつの頃だったのか…。
記録によれば、最初のスターは戦前まで遡るらしいのですが、私の記憶にあるのは渡部絵美さんという、1970年代にオリンピック出場を果たした選手でした。

フィギュアスケートとは、まさに、氷上のバレリーナ。当然のごとく、それはロシアやヨーロッパ諸国の手中にあり、日本人が世界の舞台に立てるなんて誰も想像していなかったのです。だから彼女の登場が、日本の人々を驚かせたのは言うまでもありません。
彼女の血液型はO型です。O型らしい、周りを明るくするような笑顔でクルクル踊る姿は、日本フィギュア界に、最初の明かりを灯したのでした。

そして渡部絵美さんの引退後を引き継ぐかのように現れたのが伊藤みどりさんでしたが、その後しばらく日本女子フィギュアスケート界は華やぎをなくしたように見えました。しかしそれは必要な潜伏期間。渡部絵美さんや伊藤みどりさんに憧れた少女たちが、徐々に育ち始めていたのです。2000年に入ると、次世代選手たちが次々と頭角を現し始めました。
現在の日本フィギュアスケート界の華やぎの、その口火を切ったのは荒川静香さん、O型でした。彼女は、2006年のトリノオリンピックで金メダルを獲得。オリンピックのフィギア史上においてアジア選手が金メダルを取るのは、彼女が初めてのことでした。

荒川静香さんの活躍した頃は、面白いことに4タイプの血液型選手が揃っていました。
O型の荒川静香さん筆頭に、村主章枝さんがAB型、そして少し後輩にはなりますが、安藤美姫さんA型、浅田真央さんB型です。しかも4人の演技は、血液型の特徴そのものがそれぞれ非常によく表れていたので、私にとっても素晴らしい観察の機会になったのです。

O型、荒川静香さんの演技は、大きくのびやかな演技で迫力がありました。
A型、安藤美姫さんの演技は、形をきめたキレがあり、優雅でもありました。
B型、浅田真央さんは、しなやかで流れるような美しさ、まさに氷の妖精という感じです。
そしてAB型、村主章枝さんの演技は、音楽によく調和した軽やかな滑りで、まるでダンスを楽しんでいるかのようでした。とまあ、こんな具合に…。

振り返れば、日本のフィギュアスケート界を進化させてきたのは、決してB型だけではなかったのでしょう。どの血液型も…、いえ、血液型によらず、多くのユニークな選手たちが、華やかな舞台裏でその身を削りながら、活躍してきたのでした。
しかしそうではあっても、今、B型たちが、自分の(B型的)能力を存分に出し切って、高度な技術にあくなき挑戦をしているのも事実なのです。

それでもB型が活躍する理由

フィギュアスケート界が、B型の活躍を歓迎している理由には、もうひとつプラスαがあるかもしれない、とも思っています。フィギュアスケートは、他のスポーツ競技と異なり、明確に順位を争うものではありません。選手たちは、60m×30mほどのスケートリンクの中で、およそ4~6分の間、滑り、回り、ジャンプし、音楽に乗ってダンスします。そして高い技を競い合うために、自分の最大の技量を出し切ろうとします。転倒するリスク、失敗するリスク、怪我をするリスクと常に隣り合わせにいます。そういうギリギリの、必死の自分になっている時は、選手たちの素の表情、素の姿を垣間見ることになり、その選手の一生懸命さの、生の姿を目のあたりにするのです。

そういう時、B型は、決して自分を着飾ろうとしません。
彼らはどんな場面でも、心を開放しておくことができるのです。
そして転んでもすぐ起き上がり、無心にまた挑戦しようとする。彼らの滑りや表情は、まるで無邪気な子どものようでもあり、観衆は、その姿を見るのがとても楽しくて気持ち良いのです。だから人々は、ワクワクして、彼らを応援したくなる。それはファンだけでなく、審査員だって同じではないかと思うのです。

伊藤みどり、浅田真央、羽生結弦、宇野昌磨…
彼らに共通する一番のことは、その無邪気なまでの取り組み方なのかもしれません。
人々は、彼らの飾らない無邪気さや無心さを愛し、挑戦する勇士に歓喜します。そしてB型は、人々の歓喜に歓喜し、その歓喜に共鳴し、素直に答えることができる人たちなのです。もちろんいろいろな重圧はあるでしょう。それでも、オリンピックという特別な世界舞台は、B型にとって、最高に愉快なショータイムとなり得るのです。
B型の、その才能と、人々の歓喜が共鳴したとき。
それはスーパースターが生まれる所以なり。
羽生選手は、まさにそんな場面を見せてくれたのでした。


2018-02-03

能見正比古の蔵書~彼の頭の中を覗いていみると

A型は歴史小説?B型の好むジャンルは?

その人の本棚を見ると、その人の価値観や興味の対象が分かる、というのは、よく言われることです。

そういうことで、改めて自分の本棚を眺めてみると、なるほどねえと、我ながら苦笑してしまいます。
純愛小説とか、そういうたぐいのものは一切無し!料理本とか趣味の本、女流作家の本もまるで無し!
あるのは……?ああ、これじゃあ、まるでオトコの本棚ですよね。つまり私がモテないのは、私の頭の中のせいなんだと、妙~に納得するのであります。

自分のことはさておき、話を本題に戻しますと、私の仕事場の本棚には、先代、先々代の、師匠の蔵書もたくさん残っています。
事務所移転の度に少しずつ整理(断捨離)をしてきたので、当初に比べると1/4ぐらいに減ってしまったのですが、それでも運よく?生き残った本たちが、仕事場の本棚でひしめき合っているわけです。
そこで年明け早々、たまには本棚の整理でもするかと思い立ち、縦に横にと雑然と並んでいた本たちを並べ替えることにしました。
能見正比古が読んでいた本ともなれば、新しい本でも1970年代。古い本だと昭和ひとケタ
発行で、横書き文字を右から読むというような、年代物になるわけです。この辺になると、言語もかなりクラシカルで、私には到底、スラスラ読むことなどもはや不可能ー。

ざっとタイトルだけ見ると、能見正比古の蔵書類は、実にさまざまなジャンルに広がっています。
人物伝、純文学、人文学、ロシア文学、ノンフィクション、事典類、科学系、SF、叙事詩…etc
B型らしいとも言えるのでしょうが、能見正比古の興味が、実に多方面に広がっていたというのを、彼が手にした本たちを眺めていてもよく分かります。
しかし、本を手に取りながら、題名と著者を見て、さてこの本はどこに分類しようかと、中味をチラチラと確認しているうちに、私は、その一見すると、分散しているかのように見える能見正比古の蔵書類から、ひとつの、確かな共通性を感じとったのです。

「やはり能見正比古は、人間について、ず~っと、ず~っと、研究してきたのだ!」

そうなんです。
そのジャンルがどうであれ、本棚にずらりと並んでいるこれらには、「人間とは何か?」と探求する、彼の大きな大きなテーマが、しかと横たわっているのです。
薄い本にも、分厚い本にも、専門書にも、少年少女向けの本にも、「人間」とか「温もり」とか、私は全ての本に、何かそういう肌合いを感じたのです。

能見正比古が、B型について書いているこんな部分があります。
「B型は、興味が次々と移り、無意味に分散し、飽きっぽいだけだと周りから見えるが、そのB型にとっての根底にあるテーマは、案外一貫していることも多いのだ」

能見正比古のテーマは、「人間とは何か」
ただただ、それに尽きたのに違いないのです。
(本を見ながらその想いに浸り、ちょっぴりウルウルしてしまいました。)

そしてまた、ちょっと面白いジャンルも再発見しました。
写真に写っている本類がそうですが、今でいうなら、オカルト系とでも言えましょうか。
『宇宙』とか『未来』とか、そういうタイトルがやたら目につきます。
中でもアダム・スキーの「宇宙からの訪問者」などは、宇宙人に直接出会ったと公言し、欧米諸国を騒然とさせた人物の手記です。
すると能見正比古は、人間の探求には、”宇宙”も想定内にあった…ということなのかもしれません。

せっかくですので、もうひとりの師匠、A型、能見俊賢の蔵書もご紹介。
これはもう、タイトルも著者も、表紙を見ただけで一貫しております。
あれもこれも…ほとんどが歴史小説、それ一辺倒です。
A型は歴史好きが多いですが、能見俊賢はそれを看板にできそうなほど。

それにしても能見俊賢の頭の中は、実にシンプルでスッキリ整理されていたのかもしれません。
確かに、能見俊賢という人物は、そういう方でもありました。
彼が私に、常に警告していたことがあります。
「余分な知識ばかり詰め込んで、決して頭でっかちになるな!」
この厳しいお言葉のおかげで、ギガ生意気な私が、メガ生意気ぐらいですんだのだと、思うたび感謝しています。

そして面白いことに、あれだけジャンルの広い能見正比古の蔵書には、歴史小説はほとんど見当たりませんでした。ここはA型とB型の、袖を分かつポイントなのかもしれないですね。
ところがですよ。これまた面白いことに、両者の好む本に、共通のジャンルがひとつだけあったのです。
それは、SF小説でした。
SF小説の本に関しては、どうやら2人は共有していたようです。
「ケン坊、これ面白かったぞ、読んでみろ」
「オヤジ、これ面白かったよ、読む?」
みたいな感じですね。

お2人は、血液型人間学の未来について、よく語り合ったと聞いています。
考えてみれば、科学者たちは未だに、血液型の真相の、”シ”の字もつかめていないわけですし、だとすればこの分野って、今のところSFのようなもの、とも言えるのですよね!

2018-01-06

赤穂浪士、大石内蔵助の血液型は何型か?

大石内蔵助の血液型は?俳優さんの演技で予測してみる


赤穂浪士といえば年の暮れの話題。年明け早々の記事としては、少々季節外れになってしまうのですが、昨年末にたまたま再放送や昔のビデオを観る機会があり、大石内蔵助の血液型が気になったのです。

血液型が判明していない人物について、血液型をあれこれ予測分析するのが得意でないので、当ててやろうなんて気概は全くないのですが、そういえば、大石内蔵助はいろいろな俳優さんが演じているんだなと思い、俳優さんの血液型の違いで、演じ方も違うんだろうなと思ったわけです。

「赤穂浪士」「忠臣蔵」をテーマにした作品は、数えきれないほどあります。
”忠臣蔵を愛してやまない”という漫画家・もりいくすおさんが、ファンサイトを作って下さっているので参考にさせて頂いたのですが、最近の作品はコミカルなものやパロディっぽいものも多いようです。
以前は、「師走といえば”忠臣蔵”!」「今度は嫌われ役の吉良を誰が演じるか!?」なんてことが話題になったものですが、21世紀になった頃から、あまり聞きませんね。
さすがにもう、時代遅れなんでしょうね。
ここではとりあえず、オーソドックスな作品に出演している大石内蔵助役を書き出してみました。

中村勘三郎(O)
三船敏郎(O)
北大子欣也(A)
松方弘樹(A)
里見浩太郎(A)
宇津井健(A)
萬屋錦之助(A)
長谷川一夫(A)
高倉健(B)
平幹二朗(B)
松本幸四郎 九代目(B)
高橋英樹(B)
緒形拳(B)
山村聰(A?AB?)

すると、どうやらA型が多いんですね。
「忠義の為に!」というのがテーマとなると、やはりA型が適役なのか、という気もしてきます。
しかし案外、B型の役者さんも多いんですね。
O型は意外に少なくて、AB型に至っては居ないのかもと思いきや、山村聰さんが、あるいはAB型かもしれません。(WikipediaではAB型となっています)

私はもちろん、リストにあげた俳優さんが出演している作品全部を観たわけではないのですが、彼らが演じる大石内蔵助がどんな感じかを想像してみることにします。

主君の仇を討つという忠義と悲壮感を演じるとしたら、やはりA型の右に出る者はないかもしれません。
そして武士としての所作や家老の貫禄を、いかにもカッコ良く決めるのも、A型の得意とするところ。
中でも私が、その演技にいたく感動したのは、里見浩太朗さんの忠臣蔵。
討ち入り前夜、浅野内匠頭の正室、瑤泉院(多岐川裕美)に挨拶に伺うシーンがあるのですが、そのセリフまわしと所作の美しさには、見入ってしまいました。
城を明け渡した後は、何の音沙汰もなく、久しぶりの面会という設定ですが、しかしスパイの存在に気付いた大石内蔵助は、瑤泉院に討ち入りについて明かすわけにはいきません。
内蔵助は、瑤泉院を前にして、丁寧に言葉を選び挨拶を述べます。その発せられたひとつひとつの言葉には、君主の奥方に対しての、誠の家臣たる敬いと真心が込められていて、しかしそうでありながら、決してひれ伏すことはなく、凛とした武士としての尊厳をみごとに保っているのです。
「何という清々しさ!」「おお、これが武士の振る舞い、武士の心か」と、武士道など、あまり分かっていない私にも、武士の何たるかを垣間見たような気になりました。
こういう、実に丁寧な演技というのも、A型の俳優ならではだろうなと思います。
長谷川一夫さんをはじめ、A型の俳優さんたちには皆、そうしたカリスマ性をかもし出す雰囲気や、演技のきめ細かさなどに共通したところがあるように感じます。

一方、案外多かったB型俳優陣。
所作の美しさやカッコ良さという点では、どうしてもA型に一歩ゆずる感じがするのですが、義理と人情を表現させたなら、こちらはB型の得意とするところなのです。
高倉健さんや緒形拳さんなんかは、まさにそういう役者さんたちですね。
実際、B型俳優さんの演じた忠臣蔵は、武士道的なカッコ良さより人情味に焦点をあてている作品が多いようです。
そもそもB型のカッコ良さというのは、”武士”とか”所作”とか、そういう形式ばったものではなく、その人らしさからくるカッコ良さです。
だから高倉健さんも緒形拳さんも、彼ららしいカッコ良さで大石内蔵助を演じていただろうと思います。

O型が少ないのには少々驚きでした。
中村勘三郎さんのエピソードでは、沈着冷静な大石内蔵助を演じてくれということで、涙はナシという設定だったそうなのですが、勘三郎さんは役になりきってしまったあまり、つい自然と涙が流れてしまったという場面があったのだそうです。
心を隠して粛々とコトを進める大石内蔵助を演じるのは、感情豊かなO型向きではないのかもしれないですね。

山村聰さんの大石内蔵助は、だいぶ柔らかい感じになったそうです。
他の役者さんが演じた大石内蔵助とは一種異なる雰囲気を見せたのだとすれば、山村聰さんは、AB型と考えていいのかもしれません。

もちろん、忠臣蔵は史実に基づいているとはいえ、だいぶ装飾が施されている面もありそうです。
それでも、こうしてそれぞれの血液型が演じた大石内蔵助を眺めてみたところ、どのタイプがしっくりくるかと思えば、やはり「A型」と予測するのが無難な線か、という気がしています。
まあ、私の世代では、大石内蔵助に対する固定観念をなかなか拭えないのは否めませんが。
しかし、人物像はともかくとしても、1年以上も世間の目をくらませながら、討ち入りを実現させたという点でも、A型と予測するのは妥当かもしれません。
討ち入りの計画は、慎重に、綿密に、具体的に、そして辛抱強く進められたに違いないでしょう。
それら4項目を合わせ持ち、実現させられるとしたら、A型だろうな、と思えるからです。


東京都港区泉岳寺・大石内蔵助の銅像
(Wikipediaより)
実物に似ているのだとすれば、A型らしい顔立ちに見えますが…。

2017-11-05

Terima Kashi ! インドネシア2017年 Vol.5

カリマンタン島で一番大きな街サマリンダでA型&B型の最強コンビに遭遇!

サマリンダはカリマンタン島で最も賑やかな街です。
市街の中心には巨大なイスラムの聖堂があり、大きなモール、カラフルで立派な家々が建ち並びます。
この市の中心には海のようにも見える大きな川(マカハム川)が流れています。

ここでのゼミはB型プラノオ(ニックネームしか分からない)さんとA型ヘレンさんの、2人の協力で行われました。
彼らはビジネスパートナーだそうで、するとA型×B型の最強コンビということになりますね!
AとB、お互いの力を分かち合った時、非常に優れたプロジェクトが成し遂げられることは、日本においてもたくさんの成功例があります。
B型プラノオさんは幼稚園から大学までのさまざまな先生方のために、ユニークなコミュニティを作っていて、楽しいイベントをいろいろ開催しているということです。

ゼミの前日に2人がホテルに訪ねて来ました。
エヴァさんはサマリンダでのゼミの準備を、彼らに全て委ねていたらしく、電話でやりとりしただけだったということで、この時初めて彼らと会うといいます。
ところがプラノオさんとエブァさん、さすがB型同士ですね~挨拶もそこそこに、直ぐに意気投合した様子。
さっそく大いに話が盛り上がり(会話の中身は全然分からないけどね)、瞬く間に、その場は笑いの渦が広がってゆきます。

プラノオさんは言います。
「明日はたくさんの先生方が来るよ。だから学校は休みだよ!」

サンガタやベンガロンのゼミの時もそうだったらしいのですが、ゼミに先生方がみーんな来てしまうので、学校が休みになっちゃうのだそうです。そしてここでも、やはり学校はお休みになっちゃったんですね…。(恐縮です)

さてそして、ゼミの当日です。
B型プラノオさんの司会で始まったゼミは、何だかとっても楽しい雰囲気♪
そのうちに、みんなでカワイイ歌なんかを歌い始めています。
「エー」とか、「ベー」とか、「オー」とか歌ってるから、たぶん血液型の歌のような気がするんだけど、そんな歌がインドネシアにあるの、、??
みんなで指文字なんか作って、大合唱なんですけど、これはいったい何だろう?

隣のホリさんを見ると、一緒に楽しそーに歌ってるけど…どうやら状況を通訳してくれそうには、ない…かも?(笑)
よく分からないけど、とっても楽しそ~。笑笑
とりあえず皆んなを真似て、私もやってみました。

後になってようやく教えてもらったのですが(また後になってか?)、プラノオさんは、前日にエヴァさんと話したあとで、即興で替え歌を作ったのだそうです。
歌はインドネシアの人なら誰でも知っている歌なのだそうで、そこに上手く血液型を差し替えたようです。
ナンタラカタラでエー(A)♬
ナンタラカタラでオー(O)♬
みたいな感じです。
そしてついでに指文字も加えました。
歌の効果は絶大で、会場は見事に1つになり、大いに盛り上がったというわけです。

B型さん、即興アイデア得意です。
プラノオさんは100パーセントB型性を発揮してらっしゃるような方でした。
ゼミの後、「各血液型に合わせたゲームを考えてみるよ!」と言っていたそうです。
せひ、お願いします。楽しみですね!

プラノオ(Pranowo)さんの活動はFacebookで見ることができます。

写真の方が「Pranowo Pranowo Pranowose」(←リンク先です)トレーナーのB型さんです。

先生と子供たちが楽しめる面白いゲームなど、遊びながら学べるものなどを開発・創造して提供したりしているようですね。

右からA型ヘレさん、隣がB型プラノオさんです。

A型ヘレさんは、急遽決定したこのゼミをたった2週間でアレンジしたそうです。そしてゼミはなかなか良い感じで”大成功!”市の文部省長もしっかり同席しました。さすが~A型の仕事は抜かりないですね。


2017-11-04

Terima Kashi ! インドネシア2017年 Vol.2

”挨拶抜き”で始まる、いかにもB型的再会


サンガタ空港にはイファンさんとコンラッドくん(ホリさんのご主人と3歳の息子)と、エヴァさん、そして現地の人らしい女性が迎えに来てくれていました。

"現地の人らしい女性”が笑顔で握手を求めてきます。
私もとりあえず、笑顔で握手。
(どなたでしょう?)
私はエヴァさんを探しますが…どこへ行ったのか?
どうやら、空港に知り合いがいたらしく、他の人と会話しています。
そしてイファンさんが一言。
「この方はスポンサーです」
…?スポンサーって…?

この旅のスケジュールさえ、何も知らない私は、全く意味がわかりません。
(エヴァさん、ちゃんと紹介して下さ~い!)
それに、私の気分としては、エヴァさんにハグしたいくらい、真っ先に挨拶をしたかったのに、当のご本人はあっちを向いています。
仕方なく、「エヴァさん」と声をかけて握手を求めると、エヴァさんが恥ずかしそうに、やっとこちらを振り向き、ようやく再会の印となりました。

B型の人が、挨拶が苦手、というのはよくあることです。
ガチっと正面を向き合って言葉を交わすのが、どうも照れくさいらしいのです。
恋人同士で、デートで待ち合わせても顔を見たとたんに意地悪なことを言ってみたり…。
せっかくのデートが台無しに、なんて話もよく聞くことです。

それにしても先ほど握手を交わした女性は、誰なのか?
事情が気になるAB型の私。
結局、その後の食事の際に、私がホリさんに根掘り葉掘り、経緯を聞き出して、やっとのことで状況を理解しました。

ここサンガタは、主に炭鉱で成り立っている市ですが、そしてKPCという大きな会社がその多くを担っているとのことです。
エヴァさんは、以前KPCに看護師として勤務していたことがあり、その繋がりで今回のゼミの一部を支援して下さったのだというのです。
サンガタの多くの市民はKPCで働く人々なので、市民の福祉事業も広範囲に支援しているのだとか。
空港で出迎えて下さった女性は、その部署の担当者でした。

後日、KPCにご挨拶に伺いました。

写真中央の男性は、福祉課?の課長さん。
こちらの方もB型さんです。(写真の課長さん。何だか不機嫌そうに写っていますが、私が話している最中なので、何を言っているか分からないからでしょうね。不愛想なムードがB型っぽいですね。でも実は、心優しい方なのです。)

彼が福祉事業に関連する写真集を見せてくれたのですが、それがとても素晴らしいものでした。
私が「いい写真ですね」と伝えると、全て自分が撮った写真だといいます。彼は作業現場に何日も泊まり込み、従業員たちと一緒に過ごしながら撮影したのだそうです。
さすがB型!凝り性ですね。どうみてもプロ並みの腕前。
光の入り方がとても優しくて、人々の笑顔が美しいです。課長さんの心も一緒に映し出された素敵な写真集です。
私が感動して見入っていたら、その写真集をプレゼントして下さいました。

まあ、とにかく、今回も何だかチグハグなムードで始まったこの旅行。
果たしてどうなることやら…。

(つづく)

2017-05-15

ある日魅力が再燃した 田中角栄さん

田中角栄B型「日本列島改造論」
コンビニの本棚でしばしば目にすることがあったのですが、そういえば昨年は、元首相の田中角栄氏が、再燃焼していたようです。

それで、田中角栄について、書こう書こうと思っていながら、結局失念していたのを今頃思い出しました。(だから今書きます)

それにしても、再燃したきっかけは何だったのだろう?
石原慎太郎氏が小説を書いたから?
没後20年だったから?
テレビも見ない新聞も見ないという、愚か者の私は、もはや世の中のブームには、ついていけないどころか知ろうとさえしないという、始末に負えない状態なわけですが、それでも街なかで、"田中角栄"という文字を見たり耳にしたりすると、ピクンと食指が動いてしまうのです。

田中角栄が総理として在籍していたのは1972年-1974年(政治活動は1947年~)。
現在の若い人たちは、彼が表舞台に立っていた姿をほとんど知らないのでしょう。
じゃあ、私は良く知っているぐらいの年齢なのか?といいますと…いや、そうでもないです。
小学校3年生か、4年生か…。
政治のことなんて、まるきり分からないし、興味の欠けらもありませんでした。

しかしそんな私でも、田中角栄の、甲高いけど、親しみ深い…あの声とか。漫才みたいなしゃべり方をする、あの口調とか。ヤアヤアと手をあげて現れる、あの姿とか。思い出すだけで、今にも目の前に現れそうなくらい、懐かしく感じるのです。

あの頃日本人は、みんな田中角栄が好きだった…というか、まあ、それはもちろん、全員が好きだったわけでもないのでしょうが、嫌いな人でさえ、興味深々だったには違いないのです。
日本中が、田中角栄のエネルギーに包まれていたような感じだったのです。
「ああ、この人なら日本も大丈夫だ」と、多くの人々に思わせていたような気がします。
だから、"親父"とか"父"というふうに、周囲から呼ばれていたのでしょう。
日本の政界において、100年に1人現れるかどうかという、スーパーヒーロー的な人気を博した、実に稀な政治家であり、総理大臣であったわけです。

さて、ここまで書いてきましたが、田中角栄の血液型は何型だと思うでしょうか。

はい、そう、「B型」でした。

親分タイプ(B型の場合"親方”というニュアンスになるのですが)のB型ってどんな感じだろう?と思ったら、田中角栄を想像するのが良いかもしれないのです。

ところが、総理就任2年目には金脈問題で総辞職。そして間もなく、ロッキード事件(汚職事件)が明るみになります。
問題が起こった当時は、毎日がそのニュースばかりでした。
「まったく、何でそんな事に…?」
子どもながらに、釈然としない不可解さが残りました。
そして不思議なことに、田中角栄を『罪人』という風には捉えなかったのも覚えています。
何というか、大人の社会の複雑な事情があるんだろうなと…。
「金まみれは悪」「賄賂は悪」と正論が叫ばれても、それがもちろん、良く無いというのは理解するけれど、もっと違う、裏の裏のカラクリがあるように、子どもながらに感じていたのです。
実際のところ、更に釈然としなかったのは、そんなに"悪い"ことをしたというのに、その後、脳梗塞で倒れても尚、"闇将軍"と呼ばれながら、長く政界に君臨していたのです。
私には政治の世界が、何が何だかさっぱり分かりませんでした。

結局、日本中、田中角栄を囲んでのお祭り気分は、ほんの一時で終わってしまいました。
今思い出しても、あの事件の騒ぎが収まっていくと、本当にそれは、まるで祭りが終わった後のように、みんなシュンとして、口数も少なく寂しげにそれぞれの家に帰っていくかのように、静かになってしまったようでした。

日本はその後、急速にバブル経済に向かって行くのですが、それは決して明るい道とは言えない、見せかけの上昇気流だったのは言うまでもありません。
そしてこの事件をきっかけに、私は、社会の"闇"のようなものを、肌で感じ始めていた気がします。
世の中で、でいろいろな事件や問題が起こっても、その報道されるニュースを鵜呑みにすることは、もはや出来なくなりました。
その陰にある真実は何だろう?
もう一人の私が、そう問いかけているのです。
こうした分析的な思考性は、AB型ならではのものかもしれないのですが…。

とにもかくにも、田中角栄という人は、表舞台で国民を喜ばせたのはほんの束の間であり、その後は陰の世界へ(?)、お隠れになったというわけなのです。
でもやはり、親方タイプ、オマツリタイプのB型は、表舞台に立った方がお似合いです。
陰に隠れてからというもの、田中角栄の良いところは、ちーっとも見えなくなってしまったのですから。

それにしても、なぜ今、田中角栄なのでしょう。
あれから40年。今思えば、ある意味、田中角栄にまつわる一連の出来事は、日本のひとつの節目だったのかもしれません。
そして今、新たな節目を迎えているのだとすれば、田中角栄のような親方が、今の日本に必要なのかもしれません。
しかし万一、今度そういう人物が出現したのなら、B型的な”脇の甘さ”を、周りはしっかりカバーしてあげなきゃならないですね。(血液型人間学の本を議員に送らなければ!)

補足するなら、血液型が判明しているB型歴代総理は、田中角栄、竹下登、野田佳彦、安倍晋三です。
こうして見ても、田中角栄ほどにB型カラーの強い人物は見当たらない気がします。
その”色”が濃い、ということは、その特性をいかんなく発揮している、ということでもあるのです。