2018-07-03

【2018 FIFA World Cup】決勝トーナメントの先に見えるもの

無念!ベルギーチームの迫力に抑え込まれた決勝トーナメント

日本時間、7月3日午前3時にキックオフ!
試合は後半、日本チームが立て続けに2点を先制します。
しかし、ベルギーチームがこのまま黙っているわけがありませんでした。その後は3点を返され、敗戦となってしまいました。
選手たち、どんなに悔しいことでしょう。しかしこの大会で、日本チームが確実に進化していることを、日本の人々に見せてくれたのは確かです。
日本選手たち、西野監督、ありがとうございました。そして心からお疲れ様です。

【2018 FIFA World Cup in Russia】観戦記録リンク
第一節 A型西野監督率いる"SAMURAI BLUE"
第二節 第2戦、血液型目線で選手を観察してみた
第三節 第3戦、親日国ポーランドの血液型分布は?


【試合結果】🏆ベルギー(3) × ジャパン(2) JFA,JP公式サイト参照
GK 川島 永嗣(O)
DF 昌子 源(AB)
DF 長友 佑都(O)
DF 酒井 宏樹(A)
DF 吉田 麻也(O)
MF 柴崎 岳(B)
MF 原口 元気(O)  48分1点
MF 香川 真司(A)
MF 乾 貴士(A)   52分1点
MF 長谷部 誠(O) 
FW 大迫 勇也(O)

柴崎(B)➡山口蛍(A)/原口(O)➡本田圭佑(AB)

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W杯を観戦しながら見えてきたのは日本全体の課題だった

試合後の西野監督のインタビューは、なかなか言葉が見つからない様子でした。そして、「何かまだ足りないのかな…」と、ポツンと言いました。

試合は、前回のポーランドとのゆるやかな流れとは打って変わって、スピードと勢いのある展開になりました。しかし日本が先制したことで、ベルギーの本気度は増大し、その後は誰のミスだとかそういうものではなく、迫力負けという感じだったという印象です。

選手たちのインタビューなどを聞いていると、日本チームのひとつの課題は、"受け身にならずに攻撃する"というようなところにあったらしいのですが、これについては観戦している私たち日本人の多くも、常に、少なからず思っていることかもしれません。
これはサッカーに限らないのです。「コンビネーションやチームプレイには優れているが、受け身と守りになりやすく、攻撃力に弱い」というのが、日本チームの常なる特徴となっているのです。

実際、私は4試合を映像で観戦しましたが、日本チームは、自分たちのペースで試合を作っていくというより、相手チームのリズムやペースに合わせながら試合を展開させているというのを強く感じました。周囲の空気を読むこと、相手に合わせて自分の出方を臨機応変に選択することが、日本人は非常に得意な人々なのです。

これを血液型的に分析した場合、この能力は、一見、A型的な要素なのだろうか?とも思うのですが、確かにA型は得意ではありますが、A的要素を持つAB型はもちろん、そしてO型も、それと同じような機能を持ち合わせています。なかでB型だけは、本来その要素をあまり持っていないはずなのですが、そのB型さえも、日本社会で成長する中で、B型なりの空気の読み方を会得してしまうので、集団行動をするときには、やはり同調する人々の中に埋没してしまう傾向にあるのです。

つまり日本人とは、その根源にあるものは未だ分からないのですが、とにかく、どの血液型も一丸となって、同調したり協調したりするのが非常に得意な、というか、ポジティブな言い方をすれば、世界の中で稀にみるほどそれに優れた人々なのです。これは、誇りにすべき日本人の特徴であり、決して失ってはいけないものです。しかしこうした勝負の場面では、それが足枷となり、大きな矛盾を抱えることになります。

ですから、「日本らしい試合とは何ですか?」と問われたら、「チーム力だ!」と答えたいところでしょうが、チームワークを保持しながら、尚且つ自らのリズムで試合を進めていくという本当の意味でのチーム力とは、かなり高度な、ある意味矛盾する要素を同時に扱わなければならないという難しさがあるのです。私は今回、こんなにも頑張って前へ進んでいる代表選手たちを見させてもらいながら、日本人全体が抱える、ひとつの大きな課題を確認したような気がしています。

サッカーでは、自分のプレーをすることを「パフォーマンスを見せる」という言い方をするようです。
それは自分の役割を熟知し、鍛錬し、演出するということであり、自分の個性をどう表現するかということでもあります。日本のサッカー選手たちは、世界へ出ていく中で、どうやらそれが不得意なことだと思い知らされ、そのことを強く意識してきたのだと思います。選手たちはそこのところを、日々一生懸命努力しているに違いありません。

しかしそれというのは、後から取り繕って身に付けられる性質ではないことを理解する必要があるのではないでしょうか。彼らがサッカー選手として成功するため,試合に勝つために、どんなに自分色を演出しようと頑張っても、日本社会が、日本人の集合的な意識が、そういうものを受け入れなければ、それは決して磨かれないのだということを、私たちは認識しなければなりません。

そもそも"個性(キャラクター)"というものに対しての理解が、日本社会にあまり根付いていないことは、最初の大きな問題です。ここでそれについて深く追求しませんが、簡単にいうと、個性を発揮するには自分のことを熟知しなければできません。そして自分の能力、自分らしさ、そういうものを自分自身が理解するようになっていくと、"自信"というものがごく自然と生まれてきます。自信があるないをよく言いますが、本当の自信というのは、信念や脳で植え付けるものではなく、自分の真実が分かってくれば、おのずと持ち合わせていくものなのです。するとその人は、揺るぎない、ブレない、その人なりのマンパワーを自然に発揮できるようになります。

西野監督の「何かがまだ足りいない…何だろう?」という問いに、私がもし答えるのだとしたら、こうしたマンパワーが、今一つ足りないのではなかろうか、と思った次第です。そしてこれは、サッカー選手だけに課せられた課題ではないはず。日本社会として日本人全体が、今後取り組まなければならない、大きなテーマではないだろうかと、今大会で選手たちに、まざまざと見せられたのだと、私は受け取りました。

とはいえ、2点を先制してからのベルギーチームの反撃の迫力は見ごたえがありました。
ふと思ったのは、後半10分の選手交代で、O型やB型のパワーを投入していたら、どうだったのかな?と、血液型考察的には、時間を戻して試してみたい衝動にかられます。BとOが抜けてAとABに交代したわけですから、チーム全体としては守りの態勢になってしまった感があります。もちろん血液型を知らないとできないことかもしれませんが、「こうなったらイチかバチかだ!」ぐらいの勢いでOとBの攻撃態勢を作れたとしたら、ひょっとするとひょっとする奇跡が起きたかもしれません…よね。しかし、そんな無謀なことをA型監督はあまりやりませんよね。O型の監督だったらやったかもしれないな…。などと、独り言をつぶやいておりました。

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【2018 FIFA World Cup in Russia】観戦記録
第一節 A型西野監督率いる"SAMURAI BLUE"
第二節 第2戦、血液型目線で選手を観察してみた
第三節 第3戦、親日国ポーランドの血液型分布は?


2018-07-01

【2018 FIFA World Cup】第3戦、親日国ポーランドの血液型分布は?

試合よりお互いの国民気質が気になってしまった第3戦

第3戦は6月28日に行われました。
スタメン選手の顔ぶれは大幅に変更された模様です。
【スタートメンバー】
GK_川島 永嗣 (O)
DF_酒井 高徳 (A)
DF_長友 佑都 (O)
DF_槙野 智章(O)DF_吉田 麻也 (O)
DF_酒井 宏樹 (A)
MF_柴崎 岳 (B)
MF_宇佐美 貴史 (B)
MF_山口 蛍 (A) 
FW_岡崎 慎司 (O) 
FW_武藤 嘉紀 (A) 

岡崎➡大迫/宇佐美➡乾/武藤➡長谷部



【試合結果】🏆ポーランド(1) × ジャパン(0) JFA,JP公式サイト参照

日本チームはポーランドに負けたのですが、一方のコロンビアと対戦したセネガルと日本が2位で並び同得点になったため、唯一フェアプレイポイントで上回る日本が決勝進出になったという経緯です。

3戦目のこの試合は、勝つかあるいは引き分けならば決勝進出。しかし日本がポーランドに負けた場合は…
①セネガルが勝つ➡日本は2位で出場決定
②コロンビアが勝っ➡日本はセネガルと同得点➡フェアプレイポイントの差で出場決定
③セネガル×コロンビアが引分け➡日本はコロンビアと並ぶが得失点で下回るので3位敗退
ということだったようです。

両試合は同時に行われていました。試合開始の時点ではどういう展開になるかは分からなかったことではありますが、サッカーの場合、こうした数々のパターンを想定しながら試合を進めるのでしょうか?「とてもデリケートな試合になるだろう」と、西野監督が試合前のインタビューで言っていたのはこういうことだったのですね。
とにかく、試合はなんだかゆる~く、スローペースで進んでいたような気がします。なにせ、2戦目のセネガルチームとのスピード感溢れる試合を、たった数日前に見たばかりだったので、「選手を大きく入れ替えたせい?」「ポーランドが動きが鈍くて、それに日本も合わせてるの?」「日本はひたすら守りを決めこんでるの?」などと、素人的憶測でブツブツ思いながら、動きの少ない両チームを眺めていたのでした。
前半は、何度もポーランドにゴールを攻められながら、川島GKはよく頑張って守ったのですが、後半、10分そこそこを経過したところで、とうとう1点を許してしまうことになります。
そして、ここからの試合の運びが、それがサッカー文化なんだと、サッカー通の人は言うようですが、なかなか意味深なものになったのでした。日本はとにかく、点を取らせないという守りの姿勢を更に強めたわけですが、「まだ残り30分もあるんだから、とにかくがむしゃらに1点頑張って入れようよ!」というのは、どうやらド素人な考え…? その上、ポーランドチームの方も積極的に2点目をとりに行くという雰囲気があまりない…?この時点では③のパターンです。
そうこうするうちに、残り15分ほどとなり、すると一方の「コロンビア×セネガル」の戦況に動きがありました。コロンビアが1点を得点したので、②のパターンに入ったわけです。すると日本選手たちは、もうボールを送るだけで試合を進める気がありません。ポーランドチームもそれを了解済みの様子で、自分たちの勝ちは決まり、3敗退場という最悪は逃れたわけだし、あとは日本チーム決勝進出のためにむしろ暗黙の協力をしようというような、紳士的な振る舞い?だったということのようです。

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ポーランドの血液型分布!
まあとにかく、次のステージに行けたことをヨシとしましょう。
それよりも、この試合を観ながら、ポーランドのことが気になったので血液型分布を確認してみました。

O型=35% A型=38% B型=19% AB型=8%

欧州国にしてはB型とAB型がちゃんといますし、日本(31%,38%,22%,9%)の分布と比べても、O型が少々多い分B型が少ないという感じで、血液型バランスの、よい国だったのですね。
そういえば、ポーランドとはどんな国だったか?聞いたことはあっても具体的なことは何も知らなかったのだと思い、ポーランドについて検索をしてみました。

※ポーランドについての概要➡Wikipedia
※ポーランドの人々は日本に感謝しているほどの親日国なのだそうです。➡MAG2NEWS「なぜポーランドの人々は日本に感謝し続けるのか」
戦争当時の混乱や悲惨さがどれほどか、今世代の私たちには想像できませんが、それにしてもそんな以前のことを、義理堅く今も感謝し続けて下さっているなんて、今となっては我々日本人の方こそ、お礼を言いたいぐらいですよね。こうした日本人の武勇伝は世界中のいろいろな国で耳にするのですが、当の日本人はあまり知らないことが多いものです。今の日本人にも、当時の日本人の心意気が残っていることを切に願います。
今回のサッカーの試合での、ポーランドチームの紳士的協力?は、こうした親日感情の良さも加わっているのかもしれません。それに私の知る限りですが、日本と血液型分布が似ている国は、なぜか友好的なことが多いようです。友好的というより、何となく相手国のことがわかるから気が合う…というような感じかもしれません。
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西野監督のA型らしさ全開!

西野監督については、以前の記事で少し触れました。
試合やイインタビューで西野監督の姿を拝見しながら、「A型らしい人だなあ」というのはずっと思っていました。振る舞いも、とてもダンディです。今回のポーランド戦で見せたリスクをできるだけ避ける慎重さも、A型的な決断のような気がします。その上更に、A型らしさを物語る記事を発見しました。


ダンディー西野監督の素顔「選手たちとのきめ細かすぎるつきあい方」(文春オンライン)

西野監督の情報収集は非常に細かい。とりわけ選手の情報については、コーチやトレーナーからこと細かく聞いている。選手の中には試合に出たいがゆえに、ちょっとした怪我や病気を隠そうとするケースがある。試合に影響しなければいいが、多くの場合は問題が起こり、選手の交代時間が早まったり、怪我が重症化したり、チームに影響が出てしまう。そのために選手を観察し、情報を仕入れ、ちょっとした変化すら見逃さない。

興味のある方は、全文を読んで下さるのがいいのですが、西野監督は、選手たちの挙動や会話によく耳を傾け、情報を集め、選手たちの状況を常に事細かに把握しているのだそうです。
監督や上司に立ったときのA型というのは、まさにこうしたやり方をするのです。優秀なA型上司は、それとない、気さくで穏やかな上司という印象を与えながら、部下の細かい情報を驚くほど細かく収集し、部下を把握しようとします。だから『人事のA』と我々は呼んでいるのです。

さて、次のステージは、ベルギーとの戦い。ベルギーの血液型分布は(O型=46%, A型=43%, B型=8%, AB型=3%)と、イギリスに近い血液型分布でO型色がやや強いようです。
試合は7月2日(日本時間は3日午前3時)となります。